【俺ガイル】いろは「せんぱ~い!遅いです~!」 (40)

いろは「私待ちくたびれましたよ」

八幡「あの…何で居るの?」

いろは「先輩の部屋って何か面白みないですよねぇ」

八幡「」(どうして人の話聞かないのこの子)

八幡「それで…何でお前が俺の部屋に居るんだ?」

いろは「…言わなきゃダメですか?」

八幡「流石に言わなきゃダメだろ」

いろは「わたし親とケンカしたんですけど」

いろは「結構派手に怒鳴りあったりしちゃったんで家に居るの気まずいじゃないですかぁ」

八幡「それで家出したのか?」

いろは「家出って言うほど大したことじゃないんですけどね」

八幡「じゃあそこの旅行鞄は何なの…修学旅行?」

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いろは「これは……その……アレです」

八幡「アレじゃ納得いかんだろ」

いろは「女の子のカバンの中身知りたがるとか何ですか!?彼氏面ですか!?気持ち悪いんで無理です!せめて3日ほどお泊りしてからにしてください!」

八幡「はぁ……で、何で喧嘩したんだ?晩飯に文句でも言ったのか?」

いろは「確かに言いましたけど。そんな低レベルな事でケンカなんかしませんよ…しかもケンカしたのお父さんですし」

八幡(言ったのかよ)

八幡「父ちゃんと何で喧嘩になったんだ?」

いろは「……あんまり言いたくないです」

八幡「いや、聞かんワケにはいかんだろ。そんでうちに居ることは親に報告してもらわないと警察沙汰になるんだが」

いろは「そうですよね…とりあえず友達の家に居るってお母さんに電話します…」

八幡「お、おう…俺は妹に報告してくるわ」

八幡(あの一色が俺の言うことに割と素直だったってことは親父とは結構な喧嘩したんだろう)

八幡(さて、どうしたもんか…泊めてくれとか言われてもハッキリ言って困るんだが…)

八幡「おい小町」

小町「あ、お兄ちゃん!あの人誰なの?」

八幡「誰かもわからんやつを家にあげたのかお前」

小町「そんなこと言ったってしょうがないじゃん!お兄ちゃんの友達だって言うし涙目で来たんだもん。追い返せるワケないじゃん」

八幡「涙目…」

小町「ところであの人誰なの?初めて見るんだけど」

八幡「あぁ、後輩だよ。生徒会会長の一色いろはだ」

小町「お兄ちゃん友達居ないのにどうして女の子の知り合い多いの」

八幡「俺が聞きたい。それに友達なら居るぞ戸塚とか」

小町「ふーん、それでどうして一色さんはウチに来たの?」

八幡「親父と喧嘩したんだとよ」

小町「そうなの?何で?」

八幡「さぁな、まだ聞いてないからわからん」

小町「親子喧嘩とかよくあるけどさ、もし家飛び出して来たとかなら捜索願いとか出されない?」

八幡「今母ちゃんに電話してるからそれは大丈夫だろ。多分」

小町「ま、騒動にならないんならいいんだけどさ!それにしても…」

八幡「あ?」

小町「家出先がお兄ちゃんだなんて何だか一色さんとお兄ちゃんってただならぬ関係なんじゃないかなぁ~って小町は推理してみたり!」

八幡「邪推だ。俺と一色にそんな事実は一切無い」(戸塚となら満更でもなかったり…)

八幡「まぁそういうことだから部屋戻るわ」

小町「はぁーい♪ごゆっくり~」

いろは「あ、先輩…」

八幡「母ちゃん何て言ってた?」

いろは「友達の家に居るって言ったら納得してくれました。お父さんにはお母さんから言っといてくれるみたいなんで、ひとまず安心です」

八幡「そうか」

八幡「コーヒー淹れて来たけど、飲むか?」

いろは「あ、いただきます」

八幡「それで…何があったんだ?涙目で来たって小町が言ってたんだが」

いろは「だから、お父さんとケンカして…」

八幡「いや、それさっき聞いたから」

いろは「…………」

いろは「言わなきゃ泊めてもらえなさそうですね…わかりました。言います」

八幡「さらっと泊めて貰う雰囲気だしてるけど話ても泊めるなんて言ってないんですけど」

いろは「前に先輩とデートしたじゃないですかぁ」

八幡「あぁ、あれか。それがどうかしたのか?」

いろは「あの時一緒にツーショットの写真撮ったの覚えてますか?」

八幡「あぁ」

いろは「その写真をお父さんに見られちゃったんですよね」

八幡「お前の親父そういうのうるさい系の人なのか?」

いろは「はい、すごく」

いろは「それで『この男は誰だ』とか『付き合ってるのか?』とか質問責めにあっちゃって…」

八幡「普通に否定しろよ」

いろは「したに決まってるじゃないですか」

八幡(ちょっと傷付いちゃったんですけど)

八幡「じゃあ問題無いだろ」

いろは「だから『こんな気持ち悪い人と付き合うワケないじゃん』って言ったんです」

八幡(どうしてこの子一々言葉を凶器に使うの?)

いろは「そしたら『付き合ってもないのに何でこんなに親しげなんだ』とか『節度を弁えろ』とか説教しだして」

八幡「お前ん家の親父めんどくせぇ…」

いろは「そこまでは私も黙って聞いてたんですよ」

八幡「まだ何か言われたのかよ…」(これだから娘溺愛親父ってのは)

いろは「やれ学校の成績が悪いとか門限を破るだとか言いたい放題言うんです」

八幡「それはお前が悪いんじゃね?」

いろは「門限過ぎるのは先輩が悪いんじゃないですか!」

八幡「え?何でだよ」

いろは「サッカー部のマネージャーに生徒会長の仕事もあるじゃないですか!」

八幡「あぁ、まぁそれはな…確かに」

いろは「とにかく!それで私もプッツン来ちゃって!荷物まとめて家飛び出して来たんです!」

八幡「なるほど…」

いろは「だから半分は先輩の責任なんです」

八幡「半分はやり過ぎだろ」

いろは「だから熱り冷めるまで泊めてください…」

八幡「いや…その問題の男の家に転がり込むとか火に油だろ」

八幡「だから女友達に相談すんのが1番…

いろは「同性の友達なんか居るわけないじゃないですか」

八幡「こんな強気なぼっち宣言見たことないんだけど」

いろは「だからお願いします」

八幡「ダメだろ……まずこんな時こそ葉山を頼るべきだろ。あと戸部とか」

いろは「でも、葉山先輩に迷惑かけられないですし…」

八幡「俺なら迷惑かけていいのかよ」

八幡「戸部は?」

いろは「戸部先輩は特にダメな理由もないんですけど……なんとなく無しです」

八幡「戸部んとこ行け」

いろは「男子って葉山先輩以外私のこと好きじゃないですかぁ」

八幡「じゃないですかぁとか言われても知らないんだけど」

いろは「だから私が男子の家に泊まるってライオンに生肉与えるくらい危険だと思うんですよ」

八幡「お前のその自信がライオンより怖いわ」

いろは「私も不本意ですけどそんな中で信用できる人って先輩くらいしか居ませんし…」

八幡「不本意とかわざわざ言うなよ」

いろは「だから…その…今晩だけでいいのでお願いします…」

八幡「そう言われてもマズいだろ…」

いろは「…………」

八幡「えっと……」(やべぇ…どうすれば…)

いろは「……わかりました」

八幡「へ?」

いろは「いきなり無茶言ってすみませんでした…帰ります」

八幡「…………その…悪いな」

いろは「いえ、私も流石にわがままが通用する事じゃないのはわかってたんです」

いろは「失礼しました」

八幡「」(なんだかモヤモヤする…)

八幡「」(でもどうしようもないだろ。無理なもんは無理なんだから)

小町「あの…一色さん?」

いろは「あ、先輩の妹さん…えっと…名前」

小町「小町です」

いろは「ごめんね小町ちゃん…迷惑かけちゃって私もう帰るから」

小町「えっと…泣いてるのってお兄ちゃんが何か…?」

いろは「ううん…違うの。先輩は悪くないよ」

小町「あの、よかったら私にも話してもらえないかなぁ…なんて」

小町「力になれるかはわかんないかもですけど」

いろは「ありがとう…でも…どっから話せばいいのかな…」

八幡「一色」

小町「あ、お兄ちゃん」

いろは「先輩…」

小町(何泣かしてんの!バカ!ボケなす!はちまん!)

八幡(痛い!蹴るな!こら!痛いって!)

小町(ごみいちゃんのくせに女の人泣かすとか10000光年早いし!)

八幡(10000光年は時間じゃなくて距離だろ!だから蹴るのやめろって!)

いろは「じゃあ…私そろそろ」

八幡「あのさ、なんつーか」

いろは「?」

八幡「小町の友達ってことなら…その…一晩くらい…いいんじゃね?」

八幡「どうだ?小町」

小町「なんだかわからないけどとりあえず小町はOKですよ」

いろは「本当にいいんですか?」

八幡「そのかわり親には連絡しろよ」

いろは「ありがとう…ございます」

小町「流れでOKって言ったけど、何をどうすればいいの?」

八幡「一色が今夜ウチに泊まるんだよ」

いろは「えっと…よろしくね」

小町「!!!!!!!!」

小町「お兄ちゃん……」

八幡「なんだよ」

小町「そんな関係だったなんて…大人の階段登り過ぎ」

いろは「………」

八幡「どんな勘違いしてんだよ。一色お前も何とか言え」

いろは「厄介になる立場なので嫌でもあんまり強く言えません、ごめんなさい」

八幡「その謙虚さ普段からでも出してもらえません?」

小町「じゃあ小町は晩御飯作るからお兄ちゃんは小町の部屋に布団運んどいて」

八幡「はいよ」

いろは「私は小町ちゃんを手伝いますね」

八幡「荷物」

いろは「はい?」

八幡「小町の部屋に運んどいてやるよ。重いだろ」

いろは「ありがとうございます」

いろはす好きだから最高だわ
続きはよ

いろはすー俺だー結婚してくれー

乙です

これくらいツンのいろはすが好き

いろは「えーっと何すればいいかな」

小町「そうですねぇ、肉じゃが作るんで…野菜の皮剥きお願いしてもいいですか?」

いろは「了解♪」

小町「あの、一色さん」

いろは「いろはでいいよ!」

小町「はい!いろはさんが家出した理由って小町にも教えてもらいたいんですけど」

小町「さっき玄関で聞きそびれちゃったので」

いろは「んーと、この前先輩とデートしたんだけど」

小町「デート!?お兄ちゃんが!?」

いろは「まぁ先輩の方は終始眠そうにしてたからどう認識してるのかわかんないけどね」

小町「お兄ちゃんにデートとなんかさせても気の利いたことできなさそうですもんね…」

いろは「うん、映画見るってなったときとか自分だけ別の映画見ようとしたり、卓球したらムキになって手加減してくれないし、昼ご飯に油ギトギトのラーメン屋連れて行かれたから」

小町「そのラーメンが美味しいからさらにムカつくんですよねぇ…ごみいちゃんは」

いろは「ホントだよ。しかもカフェで一緒に写真撮りましょって言ったら『ヤダよ、アイス溶けちゃうだろ』って嫌そうに…」

小町「なんだかんだ悪態をつきながら結局言うこと聞いてくれちゃうのが妹的にポイント高いんですよね…」

いろは「でもその写真が今回の事件の引き金なんだけどね…」

小町「一体何が?」

いろは「ウチのお父さんにその先輩とのツーショット写真見られちゃってさ…お父さんそういうのすごくうるさくて」

いろは「かなり説教されちゃったんだよね…嫌になっちゃうよ」

小町「小町その気持ちわかります~。ウチのお父さんもそんな感じなんで」

いろは「それでさ、学校の成績とか門限とか関係無いことまで持ち出してきて説教しだすしさ!」

小町「それで怒って家飛び出しちゃったんですか?」

いろは「んー……それもあるんだけど」

小町「?」

いろは「お父さん先輩の事『いい加減なヤツ』って言ったの」

いろは「それでブチっときちゃって……あんまり親に反抗したこととか無かったんだけど」

小町「そうだったんですか…」

いろは「たしかに先輩は目は死んでるし思考は斜め下だし気持ち悪い人だけど」

小町「ぐぅぅ…お兄ちゃん…小町反論したいけどぐぅの音も出ないよぅ…」

いろは「でもね…」

小町「?」

いろは「先輩は絶対にいい加減な人間なんかじゃないよ」

いろは「なのにお父さんったらさ、何にも知らないくせにテキトーな事言って」

小町「いろはさん…」

いろは「あ!ごめん……聞いてて気分悪いよね小町ちゃんのお兄ちゃんのこと悪く言ったことなんて」

小町「それは…まぁいいんですけど、実際ごみいちゃんだし」

いろは「え?」

小町「いろはさんのジャガイモ…皮剥き過ぎて一口サイズになっちゃってます」

いろは「わっ!ごめん!」

小町「……小町もお兄ちゃんのこと悪く言われたら腹が立ちますけど」

いろは「………」

小町「いろはさんはちゃんとわかってくれてるみたいなんで許します♪」

いろは「今の…先輩には内緒ね」

小町「イイですよね!秘密の共有って!口滑らないか~とか!」

いろは「小町ちゃん」

小町「はい!」

いろは「もしも先輩に喋ったらぶっ飛ばすからね♪」

小町「」(お兄ちゃん…小町はとんでもないモノを握ってしまいました…女の秘密です…)

このいろはすちょっと恐いなw
おつです

あぁ~いろはす可愛いんじゃ~

乙です

いろは「せんぱ~い!ごはんできましたよ~」

八幡「おう」

八幡「今日は肉じゃがか」

小町「…………」

八幡「ん?どうした小町」

小町「え!?何が?」

八幡「なんか若干挙動不審な気が」

小町「そ、そんなことないよぉ~、小町はいつも通り♪」

八幡「おい一色、お前小町のこといじめたりしてないだろうな」

いろは「いやですね!そんなことするわけないじゃないですか!」

いろは「一緒に料理するの楽しかったよね!小町ちゃん!」

小町「は、はい!楽しかったです」

八幡「そか」

八幡「まぁいいや、腹減ったから食っていいか?」

いろは「はい!いただきましょう!」

八幡「いただきます」

いろは「お味どうですか?」

八幡「ん?まぁ、いいんじゃね」

いろは「反応薄っす」

八幡「なんだこの妙に小さいじゃがいもは」

小町「うっわ…お兄ちゃん姑みたい」

八幡「コレは普通に目に付くだろ」

いろは「私が失敗しちゃったんですよぉ。でもちょっとドジっ子な所って後輩的にポイント高そうじゃないですかぁ~」

小町「それ小町のセリフですよぉ」

いろは「言ったもん勝ちだよぉ」

八幡「君たち仲良いね…」(あざといもん同士)

小町「まぁね」

いろは「小町ちゃん貰ってもいいですか?」

八幡「絶対にやらん」

小町「相変わらずシスコンだなぁお兄ちゃんは♪だから彼女できないんじゃん。後友達も」

八幡「なんでちょっと嬉しそうなんだよ」

いろは「ただでさえお釣り来るほど気持ち悪いのにシスコンとかマザコンとか無理です」

八幡「マザコンはおかしいだろ」

小町「気持ち悪いのとシスコンは否定しないんだ」

八幡「事実だしな」

小町「これは流石に引くわぁ…」

いろは「開き直るとか気持ち悪いんでやめてください」

八幡「開き直ってるんじゃなくて自分を肯定してんだよ。違うことは違うってちゃんと言ったろ」

いろは「はぁ…もういいです。ごちそうさまでした」

小町「いろはさんお風呂沸いてますよ。お先にどうぞ」

いろは「じゃあお言葉に甘えて」

八幡「………」

いろは「ん?なんですか?先輩」

八幡「いや、なんでも」

いろは「まさか何かヘンな想像してません!?すいません生理的に無理なんで自首してください」

八幡「そんなんでいちいち逮捕されてたら日本のシャバから男子中学生が居なくなっちゃうだろうが」

小町「お兄ちゃん、覗きとか最低だからやめてよね」

八幡「何もしてないのにこの言われよう。酷くね」

いろは「ふぅ~良いお湯でした」

八幡「………」

いろは「先輩」

八幡「何だよ」

いろは「覗いたりしてないですか?」

八幡「逆上せてんじゃねえぞ。戸塚なら覗くかもしれんがな」(なんなら一緒に流しっこしちゃうまである)

小町「ちゃんと見張ってたんで大丈夫ですよ!」

八幡「見張られてたのかよ…どんだけ信用されてないんだよ俺」

いろは「覗こうとしないのはそれはそれで何かムカつくんですけど」

八幡「もうツッコミ入れるのも面倒なんだけど」

小町「そうですよね~!こんなに可愛い女子がお風呂入ってるのに覗かないなんてそれでも健康な男子か!って思いますよね!」

八幡「おい、手のひら返してんじゃねぇ」

小町「じゃあ小町お風呂入ってくるね~♪」

八幡「ところで一色」

いろは「はい?」

八幡「明日学校どうすんだ?」

いろは「普通に行きますけど?」

八幡「制服とか教科書どうすんだよ」

いろは「ちゃんと持ってきてるんで心配いりませんよ~」

八幡「用意が良いのね」(通りで鞄がめちゃくちゃ重いワケだ)

いろは「泊めてもらうお礼に明日は私が一緒に学校に登校してあげます♪」

八幡「遠慮しとくわ」

いろは「え~!なんでですか!?

八幡「一緒に学校なんか行ったら何か変な噂にならねぇか?」

いろは「確かに…それはちょっと嫌ですね」

八幡「どの道俺自転車で行くし普通に行けば誰にも見られないだろ」

いろは「1人だけ自転車とかズルくないですか?私も乗せてください」

八幡「自転車の2人乗りは法律で禁止されてんだぞ」

いろは「それくらい知ってますよ」

八幡「生徒会長のセリフとは思えないんですけど」

いろは「ちょっと規則破るくらいの方が可愛いじゃないですか」

八幡「学校で規則作る側の人間がそれ言っちゃいかんだろ」

いろは「とにかく!明日は一緒に学校行ってください!」

八幡「はぁ……わかったよ。俺もう部屋戻るから後は小町とよろしくやっとけ」

いろは「あの、先輩」

八幡「なんだよ」

いろは「今日は、その…ありがとうございました」

八幡「…礼なら小町に言っとけ、あくまでお前は小町の友達としてウチに遊びに来たんだからな?俺は関与していない」

いろは「それでも…嬉しかったです」

いろは「いつも私のワガママちゃんと聞いてくれて、感謝してますからね♪」

八幡「!!!」

八幡「耳元で言うのやめろ…あざといから」

いろは「ふふふ!お休みなさい」

八幡「…お休み」

翌朝

八幡「お前ら隈できてるぞ、どうしたんだ?」

いろは「いやぁ…そのなんて言うか」

小町「恋バナ盛り上がっちゃって夜通し…みたいな?」

八幡「ハハ…随分とお楽しみでしたね」

小町「そんなことよりお兄ちゃん!」

八幡「あ?」

小町「シャキッとしてよね。そのだらけ切った目尻見てると小町不安だよ」

八幡「何をわけのわからんこと言ってんだ」

小町「だからね…なんというか…」

いろは「小町ちゃん♪」

小町「……………」

小町「えーと…小町はお先に学校行くから戸締りよろしくね」

八幡「おう」

小町「じゃ!いってきまーす!」


八幡「何がしたかったんだあいつは」

いろは「先輩、私達もそろそろ行きましょ」

八幡「そだな」

いろは「先輩とじゃ自転車の2人乗りも何か味気ないですね」

八幡「ごめんね葉山じゃなくて」

いろは「仕方ないから我慢します」

八幡「我慢できなくなったらいつでも降りてくれて構わんぞ」

いろは「そんなムキになって意地悪しないでくださいよ。男の嫉妬は醜いですよ」

いろは「たしかに葉山先輩じゃないのは残念ですけど」

八幡「でしょうね」

いろは「でも何か違うんですよね…」

八幡「違うって?何が」

いろは「葉山先輩はカッコいいし人気もあって優しいですけど…」

いろは「私が葉山先輩のこと好きな理由って何なのかって考えたら…付き合えたら他の女の子より優位に立ってる気がするとか…何かそんな感じなんですよね」

八幡「葉山にちょっかいだしてる女子なんてお前に限らず大体そんなもんだろ」

いろは「ですよね…」

いろは「でもそれって『本物』じゃないですよね」

八幡「!?」

いろは「少なくとも私が欲しい『本物』じゃないです」

八幡「それ言うのやめて…死んじゃう…俺死んじゃうよ」


八幡「ところで今日はどうすんだ?」(話題を変えねば)

いろは「どうするとは?」

八幡「親父さんと絶賛喧嘩中だろ」

八幡「今日も家出するつもりなのか?」

いろは「自転車止めてください」

八幡「ん?どうした?忘れもんか?」

いろは「降ります」

八幡「お、おう」(あれ?まさか俺いろはす怒らせた?)

いろは「ここからは歩きでゆっくり行きませんか?」

八幡「いいけど」

いろは「私、今日は家に帰ります」

八幡「そうか」

いろは「夕べ色々考えたんですけど」

八幡「?」

いろは「お父さんに写真見られてコイツと付き合ってるのかって聞かれた時に、きっと一緒に葉山先輩が写ってたら『そうだよ』って即答したんだろうなって。友達にも自慢できますし」

八幡「まぁそうだろうな」

いろは「でも一緒に写ってたのは先輩で…その…恥ずかしいって思っちゃって慌てて否定しちゃったんです。先輩と一緒に居たらバカにされそうっていうか…」

八幡「悪かったな」

いろは「それで考えたんです」

八幡「何をだよ」

いろは「周りを気にして嘘つくのはやめるって」

八幡「そんなの気にしなくても別にたいして悪いことじゃねーだろ」

いろは「だから私、今日お父さんにちゃんと言います」

八幡「……?」

いろは「一緒に写ってた人は私の尊敬してる大事な人で…」

いろは「私の大好きな先輩です…って」

八幡「は?」

いろは「先輩」

八幡「え…あの…」

いろは「好きです。私と付き合ってください!」

八幡「……………」

いろは「………ダメ…ですか?」

八幡「あの…」

八幡「いいけど…コレ何てエロゲ?」

いろは「やり直し」


終わり

ほらさっさと書くんだよ

もっといけるお前ならもっとやれる
だから続き書いて♡

そもそもガハマ厨は何でガハマが叩かれてるのかわかってる?
あの事故だって下手したら八幡が死んでてもおかしくないんだけどな。取り返しのつかない一歩手前の行為をやってんのがわなってる?
一年間の間何もせず、依頼は受けるが責任感はまるでなし、一見は優しい様に見えるけど自分に都合のいい時のだけ
その証拠に我が身が大事で文化祭後は八幡の事をみんなと一緒になって笑ってたんだしな
頭が悪いからという理由では済まされない事もやってるから嫌われても文句言えない

おいこっからだろ!?
頼むよいっちー

乙です。
だけど君ならまだまだ書けるはずだ

乙でした
プロローグでこんなに面白いのだから、
本編はもっと期待できるな

乙です

いろはすかわいいなあ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年01月18日 (水) 15:30:02   ID: d5IRFWza

オチが酷い

2 :  SS好きの774さん   2017年01月18日 (水) 22:34:59   ID: VNtbLM5P

最後ワロタw

3 :  SS好きの774さん   2017年01月19日 (木) 04:38:12   ID: EcTkIsrc

びっくりするくらい面白い
ていうか八幡が似てる

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