アルミン「すーぱーお兄ちゃんエレン」(10)

あるスレに感化されて建てた

書き溜めもしてない訳のわからん話だが怒らないでね

ー845年ー

大勢の人がそれから逃げる様に走っている。

その中を掻い潜るように逆走している二人の幼い男女がいた。

「待って○○○!!」

「早くしろ妹よ!母さんが危ない!」

前を走る少年を、妹と呼ばれた赤いマフラーを首に巻く少女が追い掛けている。

「あそこを曲がれば家だ!もう少しだ頑張れ!」

走りながら少女に対して励ましの声をかける。

そしてそのままの勢いで角を曲がった。

「くそっ!」

曲がった先には、大岩に潰された家。

近付くと少年の母親が下半身をその下敷きにされていた。

「今助ける!手伝え○○○!」

「うん!」

二人は母親を助ける為に家を持ち上げようとする。

「二人共逃げて!.........巨人が入ってきたんだろ!?いくら○○○でも巨人の相手なんか出来ない!」

二人は答えない。
無言で崩壊した家を持ち上げようしている。

「言う事を聞きなさい!私は二人の母親なのよ!」

叱りつけるように言うも、少女は嫌だと連呼するばかり。

少年からは何も言葉は返って来なかった。

暫しその状態が続く。

すると大きな足音と共に、15メートルはあると思われる巨人が三人に向かって歩いて来た。

「逃げなさい二人共!母さんは足が潰れてここから出られたとしても逃げられない。どうすればいいかは分かるだろ!?」

「これをどかして母さんを担いで逃げる!」

「どうして言う事を聞いてくれないの!」
掠れた声で大きく叫ぶ。

その間にも巨人が迫っていている。

「くそっくそっくそっ!」

「どけえ...!」

少年と少女は力を振り絞るが、家は微動だにしない。

「お願い...!動いて...!」
少女が懇願するように言った。

すると少年が、屋根の縁に掛けていた手を退けて立ち上がる。

はっとした様に二人が少年を見る。

「○○○...!ありがとう...!○○○を連れて逃げて!」

「○○○!だめ、助ける...!」
少女は首を振り、涙を流しながら言った。

少年が少女を見る。

「望んでくれ」
そう言うとえ?という顔をした。

「望む...ってなに、を?」
少女が言った。

「妹としてお兄ちゃんに望め。母さんを助ける事を」

「妹...として...」
呟くように言って俯く。

「時間がない、母さんが死ぬぞ」

そう言って少年が巨人を見ると、既に数十メートル先にその姿が見えた。

少女が意を決した様に顔を上げる

「お兄ちゃん」
少年の顔を見る。

「お願い。お母さんを助けて」

「お兄ちゃんに任せろ」
考えてすらいないかの様に即座に断言する。

すると少年は屋根の縁に手を掛ける。

片手でぐっと力を入れると、それを持ち上げた。

そのまま巨人に向かってその家を投げる。

一直線に飛んでいった家は巨人の頭に当たり、その動きを停止させた。

「すごいわね...お兄ちゃん」
呆れたように母親が言った。

少年は少女を見て頭を撫でる。

「ああ、俺は」
少年は二人を見る。


「お兄ちゃんだからな」



そう言った少年は、何故か空を飛んでいた。

勢いで建てたら全然面白くない気がしてきた

でも頑張るよ!


なんでか地の文満載になっちゃったけど次からは台本形式に近い形で進めて行きますよ

きたい

きたい

きたい

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