穂乃果「どうかした？」




絵里「…理事長のお金なの？」

穂乃果「うん！」


絵里「いまそんなに元気よく言うところじゃないから」

穂乃果「？」

絵里「理事長って、音ノ木坂学院の理事長よね？」


穂乃果「当たり前じゃん。それ以外にいる？」


絵里「…なんでちょっとバカにされてるのかわからないんだけど」

絵里「理事長とはどういう関係なの？」

穂乃果「学校の理事長で、ことりちゃんのお母さんだよ」

絵里「ええ」





穂乃果「それから私の性奴隷！」

ことり「」

絵里「は？」

絵里「ちょっと待ちなさい穂乃果。あなた、理事長と肉体関係を持っているの？」

穂乃果「だからそう言ったじゃん」



穂乃果「性奴隷だって」

絵里「ええと、穂乃果」

絵里「その関係はいつから始まったの？」



穂乃果「んーとね」

穂乃果「中学からかな」

ことり「」

絵里「」

穂乃果「ことりちゃんの家にお泊まりに行ったら、夜中ぐらいに理事長が襲ってきたんだよ」

絵里「」

穂乃果「それを返り討ちにした感じ？」

絵里「」

穂乃果「どうしたの絵里ちゃん？」

絵里「あ、いや、えっと」

絵里「なんでもないわ大丈夫よ」

穂乃果「？　そう？」

穂乃果「それから結構構ってたんだけどね」


穂乃果「…まさか廃校の話が出るなんて思わなかったから」





穂乃果「あの時は激しくしちゃったかな」

ことり「」

絵里「ほ、穂乃果？」

穂乃果「？」

絵里「ありがとう。もう謎は解けたから」


穂乃果「えっ、もういいの？」





穂乃果「まだテストの時やことりちゃんの留学の時の話もしてないのに？」

ことり「」

絵里「」

絵里「…そのことりがさっきからずっとそこにいるんだけど」

穂乃果「うん」

穂乃果「分かってるよ」

絵里「えっ」

穂乃果「ことりちゃんがいるから話してるんだよ」

穂乃果「全部冗談だし」

絵里「」


おわり

おまけ



穂乃果「実は冗談が嘘だったら？」

ことり「」



穂乃果「さっきから絶句してばかりのことりちゃんにキスしたいな」

穂乃果「親子丼とかいいよね」

ことり「！？」