翠「1が4つの日」 (12)


コンビニ


ウイーン

イラッシャイマセー



翠(...ふう、あったかいですね...)

翠(季節もすっかり冬となりましたね。コンビニが欠かせません)

翠(...さてと、今日は何にしましょうか。皆さんが来ていますから...少し変わったものでも、買っていきましょう)

翠(とはいえ、変わったものなんてそうそう...おや?)

『11月11日はポッキーの日!』

翠(ふむ......なるほど、ポッキーの日...)

翠(これは、必然かもしれませんね...よし)


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事務所


モバP「それで、こんなに買ってきちゃったか」

翠「ええ、せっかく宣伝されてましたから、ついつい...」

美由紀「しょうがないね!」

菜帆「うふふ、その気持ちわかります~♪」

のあ「......壮観ね」

モバP「こんなにあったら、しばらく買わないですむかなあ。...ゆっくり食えば、だけども」

菜帆「善処します~」

モバP「しかしそうか、そういえばポッキーの日だったんだなあ」

翠「Pさん、なぜポッキーの日なのですか?」

モバP「うん、11月11日だから...1が四つあるだろ。それがポッキーに見えるって話よ」

翠「でしたら、プリッツや小枝の日でもあるわけですね」

モバP「おお、確かにそうなるなあ。たぶん」ハハハ

菜帆「翠さん、それでプリッツなども一緒に買ってきたんですか~?」

翠「いえ、そういうわけでは...ただ、ポッキーばっかりではポッキーが寂しいでしょうと思いまして」

美由紀「みゆきはいっぱい食べられてうれしいよ!」キャッキャッ

翠「ふふ、ありがとうございます」

モバP「まあでも、いっぱい食べちゃうと体に悪いから気を付けるんだぞ」

美由紀「はーい!」


のあ「......P、聞きたいことがあるのだけど」

モバP「はい、なんですかのあさん?」

のあ「...ポッキーゲームとは、何なのかしら」

モバP「ぽ、ポッキーゲームですか...」

美由紀「ポッキーゲーム?」

翠「初めて聞きましたね...」

モバP「うーん、説明していいものか...しかしのあさん、どこでそれを?」

のあ「...風の噂よ」

菜帆「ポッキーゲームっていうくらいですから、食べることに関りがあるのでしょうか~」


美由紀「うーん...翠ちゃんわかる?」

翠「皆目見当がつきませんね...」

美由紀「んー...ゲームなんだから、きっと楽しいことじゃないかな!」

翠「ええ、きっとそうですね♪」

モバP「なるほどなるほど」

菜帆「美由紀ちゃん、どんな感じだと思いますか~?」

美由紀「んーと...じゃあ翠ちゃん、目をつぶってて!」

翠「ええ、はい」パチッ

美由紀「はい、あーん♪」

翠「」パクッ

美由紀「さて、これは何味でしょうか!」

翠「これは...プリッツサラダ味です!」

美由紀「せいかーい!」

翠「やりました♪」

モバP「はは、微笑ましいなあ」

のあ「...これでは、ないと」

モバP「うーん...まあこれも、ポッキーゲームって言っていいんじゃないかな」

美由紀「ほんとは違うの?」

モバP「まあ、一般的に言われてるのは違うかな」

翠「......やはり、気になります。どうか教えていただけないでしょうか」

モバP「うーん......まあ教えてもいいんだけど...」

のあ「...恥ずかしい?」

モバP「ええ、ちょっと恥ずかしいですね...うーん、じゃあ一番大人ののあさんにだけ」

のあ「......」

モバP「じゃあ、耳かしてくださいね。えっと...」ゴニョゴニョ


のあ「......」

モバP「......っていう感じです」

のあ「......」

菜帆「のあさん、どうですか~?」

のあ「......」

美由紀「の、のあちゃん大丈夫?」

のあ「......なるほど、難しい...」

菜帆「のあさん、照れてます~?」

のあ「......いや、それは気のせいよ...三人とも」

翠「は、はい」

のあ「...物事というのは、一つに定められるものではないわ...あらゆる物は常に形を変え、それを見る者もまた同じ...」

美由紀「えーと...どういうこと?」

菜帆「ん~、ポッキーゲームもいろいろ解釈がある、ってことでしょうか~?」

のあ「...そうとも、言うわね」

翠「なるほど...さすがのあさんです」

モバP(言えなかったかー)

翠「つまり、各々が考える数だけポッキーゲームがある、ということですね...ふむ」

美由紀「翠ちゃん、何か思いついた?」


翠「ゲームというからには...何か楽しい物であるはずです」

菜帆「楽しい物、ですか~」

翠「そうですね...楽しい、ユニークな...」ハッ

美由紀「何か思いついたの?」

翠「以前ゆかりちゃんが、色んな物事を組み合わせて全く新しく、楽しい何かを作っていたと言ってました」

のあ「新しい境地、か...成程」

翠「なので、同じように組み合わせればきっと素敵な物が出来上がるのではないかと」

モバP(うん?)

美由紀「組み合わせる...うーん、どうすればいいのかなあ」

菜帆「う~ん、どうしましょうか~?」

翠「幸い今日は四人とも集まっています。きっとより楽しい物が作り上げられるはずです...何か、各々で物を持ち寄ってみましょう」

美由紀「じゃあ...みゆきはこのかにぱん、かな?」


菜帆「あら、おいしそうですね~♪」

翠「ふふ、さすが美由紀ちゃんです」

のあ「...これを」

菜帆「これって、山椒ですか~?」

のあ「...マイベスト山椒よ」

菜帆「のあさん、蓋がはずれちゃだめですよ~?」

のあ「......心得ているわ」

菜帆「うふふ♪では私は、これですね~」スッ

美由紀「おまんじゅうだ!」

翠「これは、ぷにあまなお饅頭...」

菜帆「ちょっと食べてみます~?」

翠「いえ、今は遠慮しておきます...今は心奪われてはいけませんから」

モバP「翠は何を出すんだ?」

翠「私は...これです」トン

美由紀「こ、これって...」

翠「はい、お酢です」

菜帆「お酢ですか~」

翠「ええ、お酢です。お酢は健康に良いですからね」ニコッ

モバP「ははは、まあ確かにそうだな」

のあ「......ユニークね」

翠「ふふ、褒めていただいて恐縮です」

美由紀「翠ちゃん、多分褒めてはないよ!」

翠「そ、そうなのですか?...ともかく、これでそろいましたね」


モバP「かにぱん、お饅頭、山椒、お酢...そしてポッキー達か」

翠「......ふむ...」

美由紀「どう、翠ちゃん?」

翠「......なるほど、これはなかなか新しい.....」

美由紀「新しい?」

翠「斬新で、不思議で...そう、すなわち...」

のあ「......即ち」

翠「す、すなわち......えーと......くっ!」

美由紀「うーん、翠ちゃんできないかー」

翠「力及ばず、申し訳ございません...」

モバP「ははは、まあこれじゃあ厳しいよなあ」

菜帆「う~ん、それじゃあどうしましょうか~?」

モバP「まあそうだな...うん、難しく考えないでもいいんじゃないかな」


翠「むずかしく考えずに...」

美由紀「じゃあ...翠ちゃん、あーん!」

翠「はい。あー...」パクッ

美由紀「えへへ、おいしい?」

翠「はい、とってもおいしいです♪」

モバP「ほほう、これがポッキーゲームかな?」

美由紀「うん!」

翠「じゃあ、美由紀ちゃんも...はい♪」

美由紀「」パクッ

美由紀「おいしーい♪」

のあ「...成程、美由紀...自らの答えを見つけ出したようね」

菜帆「のあさ~ん♪」

のあ「......」

菜帆「もう、のあさんこっち向いてください~♪」

のあ「......菜帆、その手に持ってるものを」

菜帆「はい、あ~ん♪」スッ

のあ「...」パクッ

菜帆「うふふ~♪」スッ スッ

のあ「......」サクサクサクサク

モバP「のあさん、リスみたいになってますよ」ハハハ

のあ「...P、これは」

菜帆「はい、あ~ん♪」

のあ「...」パクッ

モバP「はは、まあ本来のとはだーいぶ違うけど...まあ、これはこれでいいや」ハハハ



短いけど終わりです。依頼出してきます。

おつ!

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