艦これ短編集【稀に安価】 (4)
始まりの日
「あんたが私の司令官ね」
それが私とあいつが出逢った時の言葉。垢抜けない顔で慣れない敬礼をするあいつは今でも忘れない。
どの鎮守府にも始まりがある。
私達のこの鎮守府もそうだ。私とあいつがこの鎮守府を始めた。
辛いことが山程あって、楽しい事もそれと同じくらいあった。
ねえ、あんたは私と出逢って幸せだった?
私は幸せよ?何でってそれは…今日だけ、今日だけ言ってあげる。
「あんたが好きだからに決まってるじゃない」
また私達は二人で始める。これからも辛い事があるかもしれないけど、隣には貴方が居るから大丈夫。
「幸せにしなさいよね」
私は笑ってそう言った
期待
はよお
まだ
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