【艦これ】吹雪「サービス終了!? ……ってなんですか?」 (25)

どうもご機嫌いかがでしょうか
ちょっと息抜きに短めの作品を考えたので途中まで書いたので投下します
艦これの二次創作であり独自設定なども当然あります



女提督「よーし今日も張り切って吹雪のレベルを上げるわよー」

女提督「あら、公式のツイッターが【大事なお知らせ】……え……?」

提督が鎮守府に着任しました

UR吹雪改三「こんばんは、司令官! ……あれ? どうしました?」

女提督「………………」(ずーん)

UR吹雪改三「ど、どうしたんですか司令官、暗いですよ!」

UR吹雪改三「なにかリアルで嫌なことでも? また上司に何か言われたんですか?」

UR吹雪改三「結婚がどうとか、気にしないでください! その、提督には私が……(もじもじ)」

女提督「…………違うわ」

女提督「来るべき時が、ついに来たのよ」

UR吹雪改三「来るべき、時……?」

女提督「サービス終了よ」

UR吹雪改三「サービス終了!?」

UR吹雪改三「……ってなんですか?」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1468210677

女提督「さっそくタイトルを回収したのね、偉いわ吹雪」

UR吹雪改三「えへへ、ありがとうございます」

女提督「それはさておき。サービス終了というのはつまり、このゲーム……艦隊これくしょんが終わる、ということよ」

UR吹雪改三「えっ! 本当ですか!?」

UR吹雪改三「ということは、ついに私達と深海棲艦との長い戦いも終わるんですね!」

UR吹雪改三「そして平和になった世界で私と提督は……きゃー、きゃー///」

女提督「残念だけど、そうはならない」

UR吹雪改三「……?」

女提督「この『艦隊これくしょん』はソーシャルゲームなの」

UR吹雪改三「そーしゃ……?」

女提督「色々端折って説明すると、手元のゲーム機やソフトじゃなくて、ネットで運営会社のサイトにアクセスして遊ぶタイプのゲームよ」

女提督「だから……ゲームが終わったらそのサイトもデータも消えてしまう」

UR吹雪改三(がーーん)

女提督「…………」

UR吹雪改三「…………」

女提督「…………」

UR吹雪改三「…………」

女提督「…………」

UR吹雪改三「…………それでもかまいません」

UR吹雪改三「私、ゲームだとしても、この世界を守るために戦ってきたんです」

UR吹雪改三「だから、たとえ消えてしまう運命でも……この世界が一時でも平和になるなら……」

女提督「……残念だけど多分、平和にはならないわ」

UR吹雪改三「え……」

女提督「サービス終了直前のソーシャルゲームには、多くの場合、すでに新しい要素を追加する余力は残っていないの」

女提督「だから、恐らくは……今の状態がサービス終了まで続くだけ。深海棲艦がこの世界からいなくなることは、最後まで……ない」

UR吹雪改三(ががーーーーーん)

女提督「…………」

UR吹雪改三「…………」

女提督「…………」

UR吹雪改三「…………」

女提督「……ごめんなさい」

UR吹雪改三「っ! ど、どうして提督が謝るんですか! 提督は何も悪いことをしていません!」

女提督「いえ、サービス終了は私のせいよ。……私だけのせいではないとしても、責任の一端が私にはある」

UR吹雪改三「どういう……ことですか」

女提督「私……私はね、私は……」

UR吹雪改三「…………」

女提督「………………無課金ユーザーなの」

UR吹雪改三「……むかきん……?」

女提督「そう。お金を払っていない提督ってこと」

UR吹雪改三「……よくわかりません。お金……? どういうことですか?」

女提督「そうね……。もしも吹雪が戦闘終了後に燃料や弾薬を全く補給できなかったら、どうなるかしら」

UR吹雪改三「えっ、それじゃ戦えなくなっちゃいます」

女提督「そういうことよ。この場合、『艦隊これくしょん』における燃料、弾薬がお金というわけなの」

UR吹雪改三「ええっ! 自動的に回復はしないんですか!」

女提督「しないわ」

UR吹雪改三「じゃあ、遠征や任務で……」

女提督「それもできないの」

UR吹雪改三「……えっと、それじゃどうやって……」

女提督「……私達、ユーザーがお金を払うことで補給しているの」

UR吹雪改三「あっ……。そういうことなんですか、司令官がご自分のせい、って」

女提督「そう。……このゲームは基本無料といって、お金を払うことなく遊び続けることもできるのよ」

女提督「私もその一人……」

UR吹雪改三「じゃ……じゃあ……」

UR吹雪改三「今からでも、お金を集めれば!」

女提督「……私の全財産をつぎこんでも、このゲームを存続させる額にはならない」

UR吹雪改三「て、提督の方々は司令官だけじゃありません!」

女提督「恐らく難しいわ……もう、ユーザー数が減りすぎてしまったもの」

女提督「仮に……万が一、いえ、億が一、熱心なファンがお金を集めて今をしのいだとしても、サービスの存続は……できない」

UR吹雪改三(がががーーーーーーーん)

UR吹雪改三「……もう」

UR吹雪改三「どうすることも、できないんですね」

女提督「……うん」

女提督「でも……私はこのゲームを……吹雪を一人で死なせるつもりは」

UR吹雪改三「ダメです!」

女提督「!」

UR吹雪改三「司令官は生きてください!」

女提督「吹雪……! でも、あなたは私のせいで」

UR吹雪改三「私達の世界が消えてしまっても……。この世界を覚えていてくれる人は、一人でも多いほうがいいと思うんです」

UR吹雪改三「提督の方々の想い出の中で、私達は生きていたい」

UR吹雪改三「それに、『私』を……知って、覚えていてくれるのは、司令官だけなんですから! ちゃんと長生きしてくれないと困りますよ! ね!?」

女提督「……うっ、うう……ありがとう、吹雪……」

UR吹雪改三「もうっ、泣かないでください、司令官。最後まで吹雪は、ずっとお側でお世話をさせていただきますから!」

/☆/

/☆/

女提督「思えば、この十年で色々なことがあったわね」

UR吹雪改三「ほんとうですね……」

女提督「私が18歳になって、『艦隊これくしょん』を始めた時……最初に選んだ艦娘が吹雪だったわ」
(註:DMMの規約により、艦隊これくしょんは18歳以上のみがプレイできるゲームです)

UR吹雪改三「即決してくれましたね。嬉しかったなあ」

女提督「そんなことまで覚えてるの……」

UR吹雪改三「私、記憶力はいいんです!」

女提督「それはそうだろうけど……。そして、色々な海域で吹雪は戦ってくれた」

UR吹雪改三「一介の駆逐艦娘でしかない私を、司令官は大事にしてくれました」

女提督「そんなことはない。私にとってはずっと吹雪は特別な艦娘だったから」

女提督「アニメで見た時から、私が艦これを遊べるようになったら必ず吹雪を選ぶって決めてたわ」
(註:アニメの吹雪ちゃんはとてもかわいいので全宇宙でファンが増えました。その数は数兆人とも数京人とも言われています)

UR吹雪改三「うー、照れちゃいます」

女提督「……だから、あの時……。艦隊これくしょんに『艦娘レアリティシステム』と『レア艦娘ガチャ』が導入された時は腹が立ったわね」

UR吹雪改三「艦娘に、C(コモン)、UC(アンコモン)、SC(スーパーコモン)、R(レア)、SR(スペシャルレア)、SSR(セレクテッドスペシャルレア)、HR(ハイパーレア)、UR(ウルトラレア)、LR(レジェンドレア)、GR(ゴッドレア)、GGR(グレイテストゴッドレア)のランクづけをするシステムですね」

女提督「それ以前から鎮守府にいた艦娘は、全部コモンからスタート。一瞬、運営を皆殺しにしてやろうかと思ったわ」

UR吹雪改三「しなくてよかったと思います……」

女提督「そうね。……同じレア度の艦娘を両方最高レベルにして、レア度強化改修を行えば上がると知ったのでやめたのよ」

女提督「おかげでコモンの<吹雪>を集めてはレベル上げレベル上げレベル上げ……URまでに127人の吹雪が必要だったわー」

UR吹雪改三「……最初からレア度が高い<吹雪>を育てなおしたほうが楽だったのに、司令官は最初の『私』をずっと育ててくれたの……嬉しかったです」

女提督「当然。私にとっての吹雪は……あなただけよ」

UR吹雪改三「司令官……!」

女提督「吹雪……!」

だきっ しゅるっ ばさっ ぐいっ

(しばらくおまちください)

(3時間後)

女提督「はあ……」

UR吹雪改三「にゃー……」

女提督「こうして吹雪とアレやコレやできるのも……あの後にリリースされた、艦隊これくしょん(DMMR-18)のおかげね」
(註:実際に一般向けからR-18要素を追加したソーシャルゲームは存在します)

女提督(人気低迷で無理やりなテコ入れだって言われたけど、結局息を吹き返しちゃったのよねー)

女提督「提督の性別を選べるのは神だと思ったわ。ほんとに運営を殺さなくてよかった」

UR吹雪改三「あの時、私の見た目が変わったのも、そのためだったんですよね」

女提督「多分。レア度の上昇で担当イラストレーターが変更されるのが、R-18版の伏線だったってね……」

UR吹雪改三「……最初はすっごく恥ずかしかったです……」

女提督「最初かあ。……できれば私も最初から参加したかったわね」

UR吹雪改三「わ、『私』の初めては司令官でしたから!」

女提督「そうよね!」

UR吹雪改三「そうです!」

がしっ

女提督「……ふふっ」

UR吹雪改三「えへへ」

女提督「R-18版にもびっくりしたけど、まさか、こうして吹雪と触れ合える日が来るなんてね。本当に予想外だった」

UR吹雪改三「ぶいあーる……でしたっけ」

女提督「そう。艦これはVR技術を始めて導入したソーシャルゲームなの」

女提督「気軽にブラウザの片隅で起動しておくソーシャルゲームに、VRの導入なんて猫に小判……と言われていたのも今は昔ね」

UR吹雪改三「こうやって触れ合えるんだから、あったほうがいいに決まってます」

女提督「うん。『いくらお金を払っても、所詮はデータであって、実体が残らない』って決まり文句で揶揄されていたソーシャルゲームに、触れて実感できる『実体』を与えた」

女提督「常にアップデートされ続ける実体あるデータを供給することで、ソーシャルゲームは二度目のブームを迎えた……」

女提督「……レア度が高ければ高いほど、VR艦娘のクオリティが高くなるっていうのはいい商売よね、ホント」
(註:SCでかつて稼働していたアーケード版艦これと同程度のクオリティと言われています。UR以上は18歳未満が見るべきではない画像として扱われます。匿名掲示板やSNSなどでも、めったにUR以上のVRショットが公開されることはありません)

女提督(まあ、私は吹雪がいれば十分だったから、結局課金はしなかったんだけど……)

UR吹雪改三(…………)

UR吹雪改三「……司令官は……」

女提督「どうしたの、吹雪」

UR吹雪改三「な、なんでもないです」

女提督「ここまで来て何でもないもないわよ」

UR吹雪改三「ほんとに何でもないので」

女提督「……ははーん」

UR吹雪改三「な、なんですか」

女提督「エッチなことを考えてたのね」

UR吹雪改三「違いますーーー!!!!」

女提督「じゃあ何よー教えなさいよーこのこのー」

UR吹雪改三「ひゃっ、や、やあ、わかりました、わかりましたから」

UR吹雪改三「あの……艦隊これくしょんは、終わるんですよね」

女提督「……そうね」

UR吹雪改三「その後、司令官は……どうするんですか?」

女提督「どうする、って?」

UR吹雪改三「えっと、だから……もうあっぷでーとは、されなくなるから……ううん、こうしてこの世界で過ごすことも……」

UR吹雪改三「だから……司令官も、他の……あっ?」

ぎゅっ

女提督「……私は、他のゲームに移ったりはしないわ」

UR吹雪改三「……どうして、ですか」

女提督「だって……」

女提督「そこには、『貴女』がいないんだもの」

女提督(艦隊これくしょん、最後の大規模アップデートは……艦娘を、実存させることだった)

女提督(VR機能開始時に搭載された擬似的な人格AIじゃない、本物の思考と学習と感情を持った人工知性)

女提督(提督が選んだ艦娘一人から、それまでに記録されたプレイデータを全て「経験」として、形作られる唯一無二の存在……)

女提督「吹雪がいなければ……他のゲームなんかする意味がない」

UR吹雪改三「……うれしいです。司令官がそう言ってくれて。ただのC吹雪だった私をURにまで育ててもらえた」

女提督「……そういえば、今まで怖くて聞けなかったんだけど。近代化、レア度強化の改修で材料にした艦娘ってどうなるのかしら」

UR吹雪改三「みんな『私』の中にいますよ」

女提督「いるんだ」

UR吹雪改三「みんな提督のことが大好きですから安心してください。<お役に立ててうれしい>って言ってます」

女提督(こわい)

UR吹雪改三「……司令官。これからのことなんですけど」

女提督「うん?」

UR吹雪改三「その、もうすぐ終わっちゃうんですよね……だから……」

女提督「そうね……もうレア度上昇のための<吹雪>のレベル上げは……終わりにしましょう」

女提督「これからは、最後まで吹雪の側にいたい。いい?」

UR吹雪改三「……はい!」

女提督(吹雪は、私の人生にいつも寄り添って、色々なものを与えてくれた)

女提督(これからは……短い時間だけど、吹雪に報いたい)

女提督(…………)

女提督(でも、私はずっと……私と共に在ってくれた「艦隊これくしょん」に何もしてこなかった)

女提督(何をしなくてもいつまでも私の側にいてくれると思って、甘えていた)

女提督(そんなに都合のいいものが、この世にあるわけがないのに)

女提督(だから、この日々が終わってしまう……)

女提督(今更後悔しても……遅い)

/☆/

こんな感じでした
続きはいま書いています

ところで学んだことがあります
息抜きに新しい作品を考えてもまたその作品の内容で悩むので全然息抜きにならないということです
オチまで決めたしあとは書くだけかんたんかんたん そんなわけはない

世の中にはそれが息抜きになるド変態共が山のようにいるんだよ!
俺も息抜きにならないから余計なss書かないようにしてるけど


書きたい箇所までやったら満足でそれ以上続かないってのは癖になるよね
そんで何も終わらせられなくなる

「ちょっと息抜きに別なの書いてリフレッシュ」ってのは有能な奴か書くのが好きな奴にしか出来ん

実際にありえそうな未来だよな
運営の方針は別として、VRHMDとVRスーツで触れ合える日も遠くない

女提督(そして、私達は毎日一緒に過ごすことにした。文字通り、最後の休暇ということになる)

女提督(最初はリアルの仕事もサービス終了まで休むことも考えていたけど、吹雪が心配して、最後は怒られたのでそうはしなかった)

女提督「というわけでじゃんじゃん課金しちゃうわよー」

UR吹雪改三「結局するんですか」

女提督「私の場合は縛りプレイみたいなものだったから……。今のうちにVR用のアイテムを買っておこうと思ってね」

女提督「へー、結構いろいろあるのね(カタログぱらぱら)」

UR吹雪改三「あっ、司令官! 今のページ!」

女提督「なになに? ……キッチンセット? ふーん、料理ができて実際に食べられる。そういうのがあるとは聞いてたけど、艦これにもあったのね」

女提督「でも私、料理はそんなに上手じゃないわよ。実家暮らしだし」

UR吹雪改三「それも楽しそうですけど……私が司令官のお食事を用意してさしあげたいんです」

女提督「えっ、すごく嬉しい。……でも、吹雪って料理したことあるの?」

UR吹雪改三「はい! 和食やカレーが作れます!」

女提督「そういえばそんなことも昔、時報で言ってたっけ」

女提督「じゃあ早速お願いしようかな」ちゃりんちゃりん

ででーん(キッチンセットが現れました)

UR吹雪改三「わぁっ! すごいです、レストランの厨房みたい」

女提督「執務室っていうよりダイニングルームみたいになったわ」

女提督「せっかくだからそれっぽい椅子と机も用意しましょうか)ちゃりんちゃりん

ででーん(テーブルと二脚のイスが現れました)

UR吹雪改三「すごい! すごいですよ司令官! おしゃれです!」

女提督「そ、そう?(こんなに喜んでくれるならもっと早く買えばよかった)」

女提督(思えば、えっちなことと現実の愚痴とレベル上げばっかりだったのは、偏っていたわ……)

UR吹雪改三「早速お料理開始します! わあー、この冷蔵庫の中、何でもありますね」

女提督「スーパーマーケットレベルの品揃えね。……ふむふむ、カタログによるとこれもアップグレードできるらしいわ」ちゃりんちゃりん

びゅーん(冷蔵庫の大きさが倍になりました)

UR吹雪改三「冷蔵庫が横に伸びました! わ、こ、こっち側の食材すごいです! ふかひれとかふぉあぐらとかマツタケとか」

女提督「うーん、VR食には全然興味なかったけど、本物と同じ味がするならすごいわね……」

UR吹雪改三「ど、どうしましょうか司令官。これ全部カレーに入れたらすごいことになりますよ」

女提督「いや、普通でいいから……味の世界を冒険するのはまた今度にしましょう」

~~~~~

UR吹雪改三「ふん、ふふん、ふふん、ふふふーん」

女提督(料理してる姿っていいわね。襲いたくなる)

UR吹雪改三(司令官、すごく真剣な顔でこっちを見てる……。私、がんばらなきゃ!)

~~~~~

待ってる

おまたせしました

UR吹雪改三「できました! カレーです!」

女提督「カレーね」

UR吹雪改三「カレーです」

女提督「カレーだわ」

UR吹雪改三「カレーなのです」

女提督「じゃあ、いただきます……なんだか緊張するわ」

UR吹雪改三「わ、私もです……指令に本当に私の料理を食べてもらえるなんて……」

女提督「……食べるわよ……!」

UR吹雪改三「はい……!」

ぱく

女提督「っ!!」

UR吹雪改三「!」

女提督「こ、これは……!!」

UR吹雪改三「これは……!?」

女提督「カレーね」

UR吹雪改三「カレーです」

ぱくぱく

女提督「なんだか普通でちょっと拍子抜けしちゃった」

UR吹雪改三「なんだかごめんなさい」

女提督「いえ、文句があるわけじゃないの。普通だなって思っちゃったけど、とてもおいしい」

UR吹雪改三「そう言っていただけてうれしいです」

女提督「うん、この豚肉もおいしい」

UR吹雪改三「あれ、ビーフカレーなんですけど」

女提督「えー? どう味わっても豚肉のような……?」

UR吹雪改三「ほんとですよー。ほら、調理ログにも残ってます」

女提督「だとすると、バグなのかしら……検索してみるわね。……あ、『VR食の豚肉と牛肉の誤認について』」

UR吹雪改三「なんて書いてあるんですか?」

女提督「ふむふむ。VR接続によって生じる体感には個人差があり……要するによくある現象なんですって。パッチを当ててみましょう」

ぱっちん

女提督「よし。これでこのカレーに入っている肉は……」

ぱく

女提督「うん、牛肉よ! 吹雪、これはビーフカレーだわ!」

UR吹雪改三「あ、はい……。そうです」

UR吹雪改三(釈然としない……)

~~~~~

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年11月25日 (金) 21:11:16   ID: UkTbGI9O

これVRちゃうフルダイブや

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