※キャラ崩壊注意
穂乃香「きゃあ!ぱっつん星人」
忍「誰がぱっつん星人か」
穂乃香「私もとうとうぱっつんにされてしまうんですね…ごめんなさいぴにゃこら太…」
忍「なんか罪悪感湧くからやめてよ」
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穂乃香「唐突に変なこと言い出したのそっちじゃないですか」
忍「まあそうだけどさ」
穂乃香「というか急に何故ぱっつんなんですか、性癖?」
忍「ないから」
穂乃香「じゃあ趣味?」
忍「もっと無いから」
穂乃香「お揃いね私達、ああ幸せ?」
忍「ぐさぁー!」
穂乃香「ぴにゃこら太ー!!」
忍「まったく…コレだよコレ」
穂乃香「ああっ!それは大人気音楽ゲームアプリアイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ通称デレステじゃないですか!!」
忍「露骨な説明は良いから」
忍「で、穂乃香ちゃんのでやらせてもらってたんだけどさ」
穂乃香「忍ちゃんまだガラケーですもんね」
忍「アタシとしては穂乃香ちゃんがこんな高度な機械使えるとは思ってなかったけどね」
穂乃香「失礼な、私だって普通に使えますよ」
忍「ふーん、何か困ったりしてないの?」
穂乃香「しいて言えば、文字が打てないことくらいです」
忍「それほとんどの機能ドブに捨ててないかな」
忍「設定もアタシ任せにするし…」
穂乃香「人間それぞれ得意分野というものがありますから」
忍「いや別に得意ではないけど」
穂乃香「なら適材適所ですか」
忍「穂乃香ちゃんの適所はどこなのさ」
穂乃香「忍ちゃんの隣ですね、キリッ」
忍「あ、そう」
穂乃香「もっと何か反応下さいよ」
忍「で、そのデレステなんだけど」
穂乃香「私が自分で入れたデレステがどうかしましたか?」
忍「……いや組んでるユニットがさ」
穂乃香「私が自分で入れたデレステで組んでるユニットが何か?」
忍「その接頭語イラッと来るから止めて」
穂乃香「はい」
忍「あった、これだこれ」
ttp://i.imgur.com/EHhCGVq.jpg
穂乃香「ああ私考案のぱっつんズですね」
忍「先人達は遥か昔に踏破した道だろうけどね」
忍「しかもアタシセンターだし」
穂乃香「良いじゃないですか、私の趣味です」
忍「ならアタシもSRにするくらいのこだわりを見せてよ」
忍「しかもこれだけじゃないじゃん」
ttp://i.imgur.com/XgJDRSr.jpg
忍「派生ユニットまで作ってんじゃないよ」
穂乃香「我ながらなかなかのネーミングセンスですよこれは」
忍「ドヤ顔で名付けたのが目に浮かぶね」
穂乃香「ちなみに、こちらはロングヘアーを意識的に取り入れてみました」
忍「ならなんでアタシセンターなの」
穂乃香「趣味です」
忍「万能だねそれ」
忍「で、これだよ」
ttp://i.imgur.com/dIulUVQ.jpg
忍「名前付け飽きんの早いよ」
穂乃香「ユニット考えるので目一杯でしたので」
忍「これは髪結んでんのがコンセプト?」
穂乃香「そうですね」
忍「アタシ結んでないんだけど」
穂乃香「趣味ですから」
忍「いつまでも通用すると思うな?」
「挙げ句の果てにはコレ?」
ttp://i.imgur.com/pqO3Tio.jpg
忍「コンセプトすら瓦解し始めてるじゃん」
穂乃香「ぱっと見ぱっつんにも見えなくもないかな?って子を集めました」
忍「そこらへん曖昧だよね、どこからがぱっつんなのかとか」
穂乃香「その点、忍ちゃんはパーフェクトぱっつんですけどね」
忍「何その称号」
穂乃香「私の好みということです」
忍「やっぱ好きなんじゃんぱっつん」
穂乃香「自分がなるのと好きなのは違うんですよ」
穂乃香「ほら、ハーレム物とかって人気ありますけどいざ自分がなるとすると尻込みするでしょう?あれと同じです」
忍「例えが俗過ぎて返事に困る」
穂乃香「ちなみに私は忍ちゃんハーレムならどんとこいですよ」
忍「物理的に無理だから」
ココーダケーノハーナシー
忍「あーやっぱり良いなぁデレステ」
穂乃香「ところで忍ちゃん、さっき私が踊ってる時チラチラ胸見てましたよね」
忍「はい?」
穂乃香「嘘つけ、絶対見てましたゾ」
忍「いや何も言ってないんだけど」
穂乃香「証拠があるんですよ証拠が」
穂乃香「くらえ!」
ttp://i.imgur.com/zY9xZf9.jpg
穂乃香「ホラホラ!もはや逃れることは出来ませんよ!」
忍「この曲踊らせてすら無いんですが」
穂乃香「ちなみにこんなのもあります」
ttp://i.imgur.com/9Q3uMA9.jpg
忍「あ、こっちはいい感じかも」
穂乃香「でしょう?」
忍「いや、つか画面の中のアタシじゃん」
穂乃香「画面の中だと素直なのにどうして外ではこんなにツンツンなんでしょうか…」
忍「胸に手当てて考えてみなよ」
穂乃香「………あっ、ゴメンなさい」
忍「何を察した、何を謝った」
穂乃香「いえ、やはりデレステのモデルは忠実なんだなぁ…と」
忍「分かった、分かったから皆まで言わなくていい」
穂乃香「私は忍ちゃんの好きですけどね」
忍「喜んでいいのか非常に複雑だよ」
――――――――――
――――――
――――
穂乃香「時に忍ちゃん、今の携帯に変えてからどれくらいですか?」
忍「えー…多分、2年とかそこら?」
穂乃香「じゃあ本体料金が払い終わる頃ですね、せっかくなので携帯変えましょう」
忍「何唐突に」
穂乃香「今の携帯ってこまめに変えた方が安く済むんですよ」
穂乃香「もちろんMNPとか店舗割とか利用した場合は更にお得!」
忍「回し者みたいだよ」
穂乃香「さーらーに、今ならデレステもお付けしてなんとこのお値段!」
忍「基本無料じゃん」
穂乃香「そういえばアプリ登録代行するだけで稼げる仕事とかあるらしいですよ、ボロい商売ですね」
忍「ストップ、マジでストップ」
穂乃香「というわけで携帯を変えましょう」
忍「んーまあ確かに変えるには良い時期かも」
忍「せっかくだからスマホにしたいし」
穂乃香「よしきた!」
忍「何そのキャラ」
穂乃香「こんなこともあろうかと、忍ちゃんのご両親から同意書と本人書類の写しを預かってあります!」
忍「ちょっと待って、いつの間にそんなうちの両親と仲良くなってんの」
穂乃香「ユニット組んだ直後くらいからですけど」
忍「予想以上に前だった」
穂乃香「やっぱり単身上京した忍ちゃんが心配だったんでしょうね、プロデューサーさんが逐一連絡してたようですよ?」
忍「あー…まあそれはそうだよね」
穂乃香「その後連絡役に私が志願しまして」
忍「初耳なんだけど」
穂乃香「言いませんでしたし」
穂乃香「で、忍ちゃんの近況を報告するうちに懇意にさせて頂きまして」
忍「うわ、なんか恥ずかし…」
穂乃香「その折りに忍ちゃんの写真などを頂きまして」
忍「おい、おい綾瀬」
穂乃香「可愛かったですねぇ、幼稚園に入りたての忍ちゃん」
忍「待ってよ、どんだけ貰ってんのさ」
忍「幼稚園のって物置の奥の方にしまってたと思うんだけど」
穂乃香「引っ張り出してもらいました」
忍「なんなのその執着心」
穂乃香「近況と写真で等価交換、イーブンってとこですね」
忍「アタシが全面的に恥ずかしいだけじゃん」
穂乃香「嫌なら自分で連絡すればいいのでは?」
忍「……ぐぬぬ」
――――――――――
穂乃香「久々に2人でお出かけですね」
忍「うわー外あっついなー」
穂乃香「鍵閉めました?」
忍「うん、大丈夫」
穂乃香「ガスコンロ止めました?」
忍「今日は使ってないから平気」
穂乃香「蛇口閉めました?」
忍「……多分」
穂乃香「窓の鍵閉めました?」
忍「閉めてから言うの止めてくれないかな」
忍「それにしても穂乃香ちゃんには驚かされるわ」
穂乃香「はて?何かしましたっけ」
忍「いや、スマホのことにこんなに詳しいと思わなかったし」
穂乃香「必要に迫られれば真面目に調べますよ」
忍「必要に迫られたんだ?」
穂乃香「前の携帯は写真で容量がいっぱいになったので」
忍「あ、うん分かった、緑一色だ」
穂乃香「それに9割がた亜子ちゃんの受け売りですし」
忍「調べてすらいないのか」
忍「後はいつの間にかうちの両親と仲良くなってるし」
穂乃香「必要に駆られればなりますよ」
忍「そんな必要性皆無だったと思うけど」
穂乃香「私の中のロリ忍ちゃん見たい欲に駆られまして」
忍「捨てちゃいなよそんな欲」
穂乃香「そんなことしたら私の自我が崩壊してしまいますよ!」
忍「どんだけウェイト重いのさその欲は」
忍「そういやアタシ穂乃香ちゃんのご両親って知らないな、何してる人なの?」
穂乃香「実は父は黒こら太で…」
忍「流石に冗談が過ぎると思うよ」
穂乃香「というのは冗談で、普通のサラリーマンです」
忍「穂乃香ちゃんの親が普通…普通ねぇ」
穂乃香「時々ぴにゃあって鳴きますけど」
忍「そんなにアイツにしたいのか」
穂乃香「母はうさこら太でして」
忍「何か知らない奴が出てきたよ」
忍「というかそれノルマなの?」
穂乃香「というのは冗談で、普通の専業主婦です」
忍「普通同士の両親からどうしてこんなはっちゃけた娘が生まれたんだろうね?」
穂乃香「コウノトリさんが間違えたんじゃないですか?」
忍「自分でそこまで言うか」
穂乃香「冗談です、2人とも大好きですよ」
忍「そういうことすんなり言えるのは、ちょっと羨ましいけどさー」
穂乃香「そして、その2人から生まれたのが」
忍「ぴにゃこら太って?」
穂乃香「いえ、私です」
忍「ボケにノッた途端乗り換えるの止めよ?」
穂乃香「私自身がぴにゃこら太になることだ…」
忍「いや、そういうノリ方されても困るんだけど」
―――――――――
穂乃香「着きました」
忍「相変わらずでっかいビルだなぁ」
穂乃香「映画館とかも入ってますからね」
忍「穂乃香ちゃんは映画とか見るの?」
穂乃香「最近は、チャップリンを少々」
忍「何か色々間違ってる気がしなくもないよ」
穂乃香「あ、5階押してください」
忍「はいよー」
忍「さっきキャリアのお店あったけどそこで買わないの?」
穂乃香「キャリアのお店は価格が統一されているため、店独自の割引を利かせられないんです」
穂乃香「その代わり、ポイントで充電器や、周辺機器をサービスしたりするみたいですね」
忍「へー、よく出来てるんだね」
穂乃香「と、この亜子ちゃんメモに書いてあります」
忍「そんなこったろうと思ったよ」
チーン
穂乃香「これが直営店ですか」
忍「えっ来たこと無かったの」
穂乃香「些細なことです」
忍「どうしよう、頼もしいのに頼りない」
店員「~~~といった感じになります」
忍「確かに今より安い…」
穂乃香「機種は選べるんですか?」
店員「ここにあるのならどれでも構いませんよ、ただ容量で月額も変わってきますが」
忍「どうせなら大きい方がいいよね?」
穂乃香「そうですね、ぴにゃこら太をいつでも何枚でも撮るためにも」
忍「そいつを撮る気はないから」
忍「こっちの方が性能良いのかな…あーでもあっちの方がカバーの種類が多いのか」
穂乃香「どれとどれで悩んでるんですか?」
忍「あっちの赤いのとこっちの」
穂乃香「こっちですね」
忍「色で選んだよね」
穂乃香「まあぴにゃ色ですし」
忍「自分のスマホがその色なんだから良いじゃん」
穂乃香「お揃いとか良いと思いません?」
忍「別に嫌ではないけどさ」
穂乃香「お揃いね私達お揃いね」
忍「それはもういいから」
忍「…よし、決めた。これにする」
穂乃香「やっぱりぴにゃの魅力には敵いませんでしたね」
店員「こちらになさいますか?でしたら色をお選び頂けますが」
忍「赤で」
穂乃香「あっれー?」
心豊かさんはクラウド保存覚えようよ
店員「はい、では以上で手続きは終了となります」
忍「ありがとうございましたー」
穂乃香「ありがとうございました」
店員「あの…ところで」
穂乃香「はい?」
店員「工藤忍さんと綾瀬穂乃香さんですよね?僕大ファンなんです!」
忍「あ、これはどうも」
穂乃香「いつも応援ありがとうございます」
店員「あの…それでですね、厚かましいのを承知の上でお願いしたいんですが…」
忍「えっと、サインくらいなら」
店員「是非とも僕にぐさぁー!してください!!!」
忍「は?」
―――――――――――
穂乃香「訓練されたファンの方でしたね」
忍「訓練されたとかそういう次元なのアレ」
穂乃香「まあ喜んでましたし、よしとしましょう」
忍「どうせならサインとかの方がアイドルらしくて良かったよ…」
忍「それにしても穂乃香ちゃんは余所の人には礼儀正しいね」
穂乃香「別に皆にではありませんよ」
穂乃香「それに、ファンは大事にしたいですし」
忍「何かアイドルっぽくて悔しい」
穂乃香「悔しがる所なんですか」
忍「アタシにも少しくらいその礼儀を向けてくれればなぁ」
穂乃香「私と忍ちゃんの仲じゃないですか」
忍「親しき仲にもなんとやらって言葉があってね?」
穂乃香「思う仲には垣をせよ、とも言いますね」
忍「アタシより知ってるじゃん」
穂乃香「私としては、思う仲のつづり諍い、だとか、思う仲は涼しい、なんて言葉の方を大事にしたいですけどね」
忍「分かった分かった、アタシの負け」
―――――――――――――――――
忍「新しい携帯ってなんかワクワクするね」
穂乃香「カバーは今度買いに行く感じですか?」
忍「うん、せっかくだから色々調べて可愛いの見つける」
穂乃香「その時はお供しましょう」
忍「どっちでもいいけどね」
穂乃香「そこは一緒に来て!とか言って下さいよ」
忍「一緒に来て!」
穂乃香「考えておきます」
忍「そぉい!」
穂乃香「あだっ」
忍「うん、設定完了かな」
穂乃香「それじゃそろそろお暇しますね」
忍「あれ?早いじゃん。いつもは帰れって言ってもいるくせに」
穂乃香「たまにはこんな日もありますよ」
穂乃香「あ、それから電話帳とかちゃんと確認しといた方が良いと思いますよ」
忍「え、何で?」
穂乃香「転送ミスとかで消えてると困りますから」
穂乃香「家族の連絡先とか、ね?」
忍「……………」
穂乃香「それじゃ、お邪魔しました」
ガチャ
バタン
忍「………」
ススッ
『自宅』
スッ
プルルルル……
ガチャ
穂乃香「あ、言い忘れてました、晩ごはんはハンバーグがいいです」
タダイマルスニシテオリマス
忍「台無しだよ」
おわる
このSSはフィクションなので実際の携帯の購入とは異なる部分がございます
ご購入の際には各自でお調べください
よければこちらもどうぞ
穂乃香「ぴにゃこら太を嫌ってしまいました…」
おつおつ
やっぱりポンコツ穂乃香ちゃんの人でしたか。
見事な画像芸でした
ぽんぽんネタ出てきてめっちゃおもしろかったです。 おつかれー!
ぱっつんユニに奈緒が居ないのが誠に遺憾であったが面白かったので不問とする
最初ぱっつんがぱんつに見えた
乙
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