渋谷凛 「プロデューサー、何読んでるの?」 (30)

P 「これ?346プロダクションアイドル名鑑。うちに届いたからチェックしてるんだ」


凛 「今度出るって言ってた本?」


P 「そう。・・・しかしこうしてプロフィール見てると結構新しい発見があるな」


凛 「プロデュースの参考になるかもね」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1467249916

P 「・・・へー、美波はラクロスが趣味なんだ。知らなかったなぁ」


凛 「え、それ知らなかったんだ・・・結構推してたと思うんだけど」


P 「違う違う、知らなかったのはラクロスのルールだよ」


凛 「それって今言うことじゃないよね」


P 「いやいや、こういう機会だからこそ気づけたんだよ、『そういえば知らなかったな』って」


凛 「そういうものなのかな・・・」

P 「でも何となく予想はつくよな。アレだろ、あの棒みたいなやつで殴り合うんだろ」


凛 「・・・多分そんなにバイオレンスな競技じゃないと思うよ」


P 「そうでもないだろ、ちゃんと防御するための面みたいなの付いてるし」


凛 「あれ多分ただの網だよ」


P 「そうなのか・・・まあ、ラクロスのことはおいといて続きを読もう」

P 「へー、巴の趣味って将棋なのか」


凛 「あと演歌も好きなんだってさ。渋いよね」


P 「いやー知らなかったわ・・・将棋のルール」


凛 「え、それもなんだ・・・」


P 「確かマス目の入った板の上に駒を並べるんだろ」


凛 「うん、それは合ってる」

P 「そっからどうすんの?それとも早く並べたほうが勝ち?」


凛 「もうちょっと落ち着いて!・・・簡単に説明すると、王将っていうコマを早く取ったほうが勝ちだよ」


P 「それだったら2秒で済むな、殴り飛ばしてさっさと奪ってしまえばいいんだから」


凛 「だからそんなバイオレンスな競技じゃないよ!」


P 「じゃあどうやって奪うんだよ?」


凛 「まず駒を動かして・・・もういいよ、将棋を一から教えるってけっこう大変そうだし」


P 「分かった、じゃあまた続きを読むか」

P 「姫川友紀・・・もちろん趣味は野球観戦だな」


凛 「さすがにそれは知ってるよね」


P 「知らなかったわ・・・」


凛 「え、野球のルール?さすがに友紀の趣味を知らないってことはないよね?」


P 「・・・野球って何なんだろう」


凛 「そこから!?」

P 「いやー、ずっと気になってたんだよ。『野球観戦』って言われても何を観戦してるのか分からないんだもの」


凛 「え、待って本当に知らない?」


P 「おう」


凛 「さすがに見たことあるでしょ?バットを持って球を打ってるところくらい」


P 「・・・バット?」


凛 「ごめん、木の棒だね木の棒」

P 「あぁ、それなら見たことあるわ」


P 「ほら棒を構えて・・・水着姿で目隠しして・・・」


凛 「・・・たぶんそれスイカ割りだよね?」


P 「台の上に乗った球を弾いて他の球にぶつけて穴に入れてた」


凛 「なんか思ってたのと違った!」


P 「それが野球なんだよな?」


凛 「違う違う!え、何それ?目隠し水着ビリヤード?」


凛 「・・・うん、説明はもういいから続き読もう」


P 「何だよ、謎残したまま置いてくなよ!」


凛 「・・・たぶん私の抱えてる謎のほうがずっと大きいと思うけどね」

凛 「プロフィールは色々あるしさ、趣味以外のところももっと見ていこうよ」


P 「それもそうだな・・・雫はバスト105か、改めて数字で見ると大きさを実感できるな」


P 「きらりは・・・身長186もあるのか、こっちも別の意味で大きいな」


凛 「凄いよね本当」


P 「驚いたよ、きらりって背が高かったのか」

凛 「・・・え?」


P 「いや、きらりって背が高いんだなって」


凛 「『改めて見ると』とか『思った以上に』じゃなくて?背が高いこと自体に驚いたってこと?」


P 「知らなかったわー」


凛 「さすがにそれはおかしいよね!一目見たら分かるよ普通!」

P 「だってさ、あいつよく杏と一緒にいるじゃん?」


凛 「まあいるけど」


P 「杏ってちっこいじゃん?」


凛 「小柄だよね」


P 「だから身長の基準がぐちゃぐちゃになるんだよ」


凛 「それはおかしいよ!むしろ身長差がより際立つ組み合わせだよ本来は」

凛 「それは百歩譲るにしてもさ、普通くらいの身長のアイドルと並んだ時でも明らかに一人だけ飛び抜けてるよね」


P 「あれはまぁ・・・遠近法みたいなもんだろ」


凛 「多分違うよ!だいたい、プロデューサーはきらりの身長はどれくらいだと思ってたの?」


P 「まぁ・・・158cmくらい」


凛 「普通だよね!何なら私よりも低いよそれだと!」

P 「お前より低いのは当たり前じゃん、お前身長2m10だろ?」


凛 「違うよ!?・・・プロデューサーってさ、どんなセカイが見えてるの?」


P 「何いきなり飛鳥みたいなこと言い出してんだよ」


凛 「反逆したくもなるよこんな状況になったら」


P 「じゃ、いっそエクステでも付けてみるか?」


凛 「なんでエクステ知ってて野球を知らないの?偏りすごくないかな!」

P 「こうしてみると、結構新しい発見があるもんだな」


凛 「私もある意味新しい発見したよ・・・あ、そういえば私のプロフィールは見た?」


P 「お前の?・・・・・・おう、これか」


P 「・・・へー、そうだったのか」


凛 「今度は何?」


P 「いやー、お前がうちの事務所に所属してたなんて知らなかったわ」


凛 「・・・・・・・・・えっ?」

以上です。ありがとうございました

えっ???

えっ





えっ

P「へーっ、俺ってプロデューサーだったのか」

ちひろ「えっ」

んー、つまらん

え?ちひろさんって天使だったの?

P「えっ未央ってユニット組んでたの?」

死ねゴミクズ

P「>>22がゴミクズなのはしってた」

妻だと思ってた可能性もあるだろ!

まゆ「あ゛?」

凛「おん゛?」

オォン!

うーんこの

若年性痴呆Pとアイドルの葛藤を描いた問題作

ガイジじゃねえか

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