ワルトリ×物語シリーズ 暦ネイバー其の貳 (13)
前回の見てくださった方、アドバイスありがとうございます!思ったよりも多くの方からのレスポンスがもらえて嬉しかったです!
ワルトリの略し方は自分の周りで多いだけなのでもしかしたら、自分が思っていたより狭いはやりなのかもしれません。
それでは前置きが長くなりましたが、第二話です。
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「この生活も早3ヶ月かぁ。」
「そういえばそうだったな、羽川。」
そう、今は六月。
僕は3ヶ月前の或る夜、
とても美しい金髪の吸血鬼を助けた。
その吸血鬼は瀕死でたまたま通りかかった僕に涙を流しながら、助けを求めた。
「うぬの血をよこせ。」
彼女の言葉には逆らい難い圧力があった。
その頃、僕はB級に上がったものの、
チームを作らず、たった1人で活動していた。
そもそも当時の僕にはボーダーの中にも居場所は無く、
友達も1人もいない有様だった。
そんな時、僕は2年生の終業式の日に、つまり事件当日なのだが、始めて会話を交わした少女、
羽川翼から聞いた話を思い返していた。
彼女曰く、この街に美しい吸血鬼が舞い降りた。
どうやら彼女の話は本当だったみたいだな、なんて考えながら、
僕はその吸血鬼を助けた。
結果として僕にはその決断が正しかったのかはわからない。
しかし四肢をもがれていた彼女はなんとか回復し、僕は、
吸血鬼になった。
期待
しかしその時点で僕らの恩人である羽川はあることに気づいた。
そう、吸血鬼に備わる身体強化によって、
僕らのトリオン器官も強化されていると言うことだった。
正直なんのことかさっぱりだった僕だったが、
いつ彼女を襲った連中に出くわさないとも限らなかったので、
木戸司令にことの顛末を話し、
鬼怒田さんにそれを立証してもらい、
彼女をボーダーの隊員としてもらうべく、その日のうちに行動を開始した。
その結果、彼女はボーダー隊員となった。
もちろん、多少の制約はあるものの基本的に無害と認定された彼女はなんと、3日でC級を抜け出した。
いや、早過ぎだろ。
てかどんなペースでランク戦したんだよ、
とツッコミできるスピードだったが、
それによりC級のランク戦ブースの一室が壊れた、
と聞いたいた時は本当にドン引いた。
本人曰く、かなり手加減していたらしい。
そんな経緯を経て、その時B級だった(今もであるが)僕は彼女と、
そして彼女のボーダー入りに一役買ったことでボーダーに雇われた羽川をチームメンバー阿良々木隊を結成した。
もっともその一ヶ月後にふらりと僕の隊に入隊した扇ちゃんの話もなかなか刺激的だったが、今はよく思い出せないから先に進もう。
そんなこんなで結成された阿良々木隊だったが、、、
「先輩!肉くださいよ、肉!」
「月火ちゃんはさ!料理得意なんだな!!」
なんか、知らない間に友達の巣窟になっていた。
なんと、僕に友達がいないのを案じた羽川の紹介で、
僕には友達ができた。
「おい、阿良々木。この前相談した件なんだが。」
「あぁ、例の件な。正直僕は役に立つかわかんねぇぜ?」
「それでもやっぱ今んとこ、パーフェクトオールラウンダーはお前とレイジさんだけだからなぁ。」
僕は最近知ったのだが、
アタッカーとしてマスターランクの荒船には、
僕や玉狛のレイジさんのようなパーフェクトオールラウンダーになり、
その理論を一般化してパーフェクトオールラウンダーを量産化すると言う夢があるらしい。
そのための相談を僕は受けているのだ。
「正直今はシューターやガンナーは上位が固まっててポイント取りにくいから、
スナイパーから始めるべきだと、僕は思うぜ。」
「そっか、考えてみるよ。」
お好み焼きを焼く鉄板で焼肉を囲みながら夜はふけていった。
「じゃあな、阿良々木。またアドバイス、頼むな。」
「おぅ、荒船。任しとけ!」
「じゃーねー!月火ちゃん!」
「あれ?米谷先輩、もう帰ってしまうんですか?」
「まぁな。また遊びに来てやるよ、扇ちゃん。」
そんなこんなで平和な一日は幕を閉じたのだった。
1000まで使えるんだからそんな次々建てないで使えよ勿体無い
んで使わないんならちゃんと前スレ依頼出せ
今回はこれで終わりです。次回は物語サイドになります。読んで頂きありがとうございました!
わかりました!気をつけます。
乙です
続き待ってます
名前の誤字直そうな
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