小梅「幸子ちゃんは結局…」輝子「どっちと結婚するんだ…?」 (29)

キャラ崩壊あり

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幸子「…えっ?」

小梅「私…?」

輝子「それとも、私…?」

幸子「……」

幸子「えぇ…?」

幸子「な、何を言い出すんですか、いきなり!?」

輝子「……?」

小梅「……?」

幸子「いや、そこできょとんとした顔しないで下さい!」

幸子「というか、冗談ですよね? ね!?」

小梅「冗、談…?」

幸子「冗談じゃないですねこの反応!!」

幸子「え? ちょ、もしかして、ずっとボクの事をそんな目で見ていたんですか!?」

輝子「そ、そうだが…」

小梅「き、気づかなかったの…?」

幸子「いえ、あの…」

輝子「ど、どうした…?」

幸子「ボクたち! 全員! 女の子ですから!!」

輝子「……?」

小梅「……?」

幸子「だから、なんでそこできょとんとした顔するんですか!?」

輝子「そ、そんなの、些細な問題だぞ…?」

幸子「全っ然些細な問題じゃないですから!」

小梅「ほ、本当は、結婚できる年になるまで、この話はしないつもりだったんだけど…」

輝子「や、やっぱり、こういうのは早めにハッキリさせた方が良いからな…」

幸子「前提として、女の子同士では結婚できないですからね!?」

小梅「幸子ちゃん? ノルウェー、良いところだった…?」

幸子「な、なんですか、急に? まあ、良い国でしたよ。オーロラも綺麗でしたし! 当然、ボクのカワイさには敵わな――」

輝子「の、ノルウェーは、同性婚が合法…」

幸子「このまま話を逸らしたかった!!」

輝子「そ、それで。幸子ちゃんは、どっちが良いんだ…?」

小梅「大丈夫…。どっちを選んでも、恨みっこ無し、だから…」

幸子「ま、待って! いきなりユニットメンバーに求婚されたボクの気持ちになってみて下さいよ!!」

幸子「そ、そもそも、ボクは――」

??『『待って下さい!』』

美穂「話は全部!」

まゆ「聞かせてもらいましたよ!」

幸子「み、美穂さん、まゆさん! た、助け――」

美穂「幸子ちゃんと結婚するのは私たちだよ!」

幸子「」

輝子「ら、ライバル出現だな、小梅ちゃん…」

小梅「ど、どうしよう…? あ、あの子に頼んで――」

幸子「何をさせるつもりなんですか!? 登場早々、まゆさんが涙目になっているので止めてあげて下さい!!」

美穂「大丈夫、まゆちゃん?」

まゆ「は、はい。まゆは大丈夫ですよ…?」

幸子「…それで、美穂さんとまゆさん? きっとボクの聞き違いだったと思うので、もう一度用件を教えて頂けませんか?」

美穂「幸子ちゃんと結婚するのは!」

まゆ「まゆたちです!」

幸子「……」

幸子「えぇ…?」

幸子「あの、ボクは急用を思い出したので、これで――」

輝子「ま、まゆさん、『たち』…?」

小梅「け、結婚は、一人としかできないん、だよ…?」

幸子「そもそも日本じゃあ女の子同士で結婚はできないですからね!?」

美穂「幸子ちゃん、ノルウェーは良いところだった?」

幸子「その下りはもうやりましたから!!」

幸子「大体、まゆさんはプロデューサーさんが好きだったんじゃあないんですか?」

まゆ「その件に関しては問題ないですよ?」

小梅「どういうこと、なのかな…?」

美穂「私とまゆちゃんとで約束したんです!」

輝子「や、約束…?」

まゆ「はい。まゆが幸子ちゃんをお嫁さんに貰って」

美穂「私が幸子ちゃんのお嫁さんになるんです!」

幸子「突っ込み待ちなんですよね、それ!?」

美穂「つ、突っ込みだなんて、そんな…///」

まゆ「幸子ちゃん、まさか付いて――」

幸子「ないですからね!? 二人とも暑さでやられてしまったんですか!?」

幸子「というか、なんなんですか、その雑すぎる計画は!? 輝子さんと小梅さんも何か言ってあげて下さい!!」

輝子「そ、そうか…。それで、まゆさんがプロデューサーのお嫁さんになれば…!」

小梅「か、完璧な計画、だね…!」

幸子「全員しっかりして下さいよ!!?」

まゆ「うふ…。まゆがプロデューサーさんのお嫁さんになって、幸子ちゃんがまゆのお嫁さん…。幸せな家庭を築きましょうね、幸子ちゃん…?」

幸子「正気になって下さい、まゆさん! 冷静に考えなくても色々と破綻してますから!!」

輝子「そ、そうだ…! 問題があるぞ、その計画は…!」

幸子「輝子さん! 正気に戻っ――」

輝子「美穂さんは、まゆさんにプロデューサーを取られても良いのか…?」

幸子「輝子さん!?」

美穂「大丈夫だよ! 私がプロデューサーさんの愛人になって」

まゆ「代わりにまゆも幸子ちゃんの愛人になりますから」

幸子「人物相関図どうなるんですか、それ!?」

小梅「そ、その手があった…!」

幸子「ないですからね!!?」

小梅「輝子ちゃん…。私、幸子ちゃんのお嫁さんの方が良いな…」

輝子「じゃあ、わ、私が幸子ちゃんをお嫁さんに貰うということで…。か、解決だな…」

幸子「してない! 何も! 解決! してませんから!!」

輝子「残った問題は、ノルウェー語…」

幸子「今までの会話から問題しか残ってないですからね!?」


まゆ「そうですね…。他にも、大きな問題が一つ残っています」

美穂「幸子ちゃん? 幸子ちゃんは、私たちと輝子ちゃんたち、どっちと結婚するのかな?」

幸子「あ…。そこの重婚はできないという認識なんですね…」

輝子「と、当然、私たちだよな…?」

まゆ「まゆたちですよね?」

幸子「もう帰りたい…」

小梅「幸子ちゃんとは、三人で共に激しい夜を過ごしたんだよ…?」

幸子「ホラー映画鑑賞会の事じゃないですかね、それ!?」

まゆ「まゆと幸子ちゃんは、もうケーキ入刀で初めての共同作業も経験済みですよ?」

幸子「一緒にケーキ作った話!!」

輝子「そ、それなら、私と幸子ちゃんは、一緒にキノコに霧吹きした仲だ…!」

幸子「どんな仲ですか!?」

美穂「幸子ちゃんは借り物競走で『将来のお嫁さん』を要求された時、私の方を見てくれたんだよ!」

幸子「友達! 要求されたのは友達ですから!! 記憶を捏造しないで下さい!!」


小梅「私と結婚すれば、ホラー映画が観放題…」

輝子「お、おまけに、キノコもいっぱい付いてくる…。フヒ…」

幸子「ボクのメリットほぼゼロですよね!?」

美穂「私と結婚したら、お仕事で疲れた時も、いっぱい甘えさせてあげるよ?」

まゆ「そうしたら、まゆは美味しいお料理を沢山作ってあげますね」

幸子「お二人はちょっと魅力的な提案をしないで下さい!!」


美穂「幸子ちゃん?」

小梅「さ、幸子ちゃんは誰と…」

輝子「結婚するんだ…?」

幸子「あ、あの…。ボクは…」

まゆ「『ボクは』…?」

幸子「ぼ、ボクはプロデューサーさんと…! プロデューサーさんと――」


幸子「結婚するんですから!!」

ガバッ

幸子「…あれ? こ、ここは…、ベッド? ゆ、夢…?」

幸子「な、なーんだ、夢ですか! そ、そうですよね! いくらボクがカワイくても、同性の女の子からあそこまで詰め寄られることなんてないですよね! フフーン!」

幸子「全く、奇妙な夢でした!」

幸子「しかし、見覚えの無い部屋ですね…、って、ボク裸じゃないですか!?」

幸子「なんだか頭も痛いし…。一体、気を失う前に何が? ま、まさか、犯罪に巻き込まれて――」

紗枝「幸子はん…?」

幸子「…え? 紗枝さん? な、なんで紗枝さんも裸でベッドに…?」

紗枝「なんや、幸子はんは相変わらずいけずやなぁ」

幸子「」

紗枝「しかしほんま、ベッドの中での幸子はんも、えらくカワえかったなぁ」

幸子「」

幸子「えぇ…?」

おわり。
なんか最近はずっと真面目なやつを書いていたから、反動で勢いだけのクソみたいSSを書きたかった。
オチが思いつかなかったから、紗枝はんにも追加で犠牲になってもらった。ほんとうにすまん。

はんなりどすぇ

えぇ…(困惑)
おつ

あら^~

ええやん
乙!


紗枝はんがレズなのか、ノンケの紗枝を目覚めさせる程幸子が魔性の女なのか

あら^~いいですわゾ^~
おつ

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