ゆるい話。のんびり投下していきます。次レスからどうぞ
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――鎮守府廊下――
不知火「…困りましたね」
不知火(まさか、直前になって出撃命令が取り消されるとは。おかげで暇になりました)
不知火「街に行くのも遅いですし、夕食までもまだ時間があります……仕方がないですね、部屋で本でも読みましょう」
ヴェールヌイ「あれ?不知火じゃないか」
不知火「はい?ああヴェールヌイですか。どうしたのですか」
ヴェールヌイ「私は今日、休養日だったんだが、不知火こそ出撃だったんじゃないか?」
不知火「それが突然中止になってしまって、ちょっと暇になっているところです」
不知火「では、ヴェールヌイ。私はこれで…」
ヴェールヌイ「その呼び方」
不知火「はい?」
ヴェールヌイ「ヴェールヌイじゃなくて、できれば響って言ってくれないかな」
不知火「はあ、かまいませんが」(やはり気にしているところがあるのでしょうか)
ヴェールヌイ「作者が書くのが面倒くさいそうだ」
不知火「何を言っているのですか」
不知火「では、不知火はこれで…」
響「そういえば不知火」
不知火「なんですか」
響「今日の夕食はハンバーグだそうだよ」
不知火「そうですか、珍しいですね。では、不知火はこ…」
響「あと不知火」
不知火「……なんですか」
響「赤城さんがこの前体重計に乗って嘆いていたよ」
不知火「食べ過ぎです。では、また…」
響「不知火、不知火」
不知火「……私で暇をつぶしていませんか」
響「うん」
不知火「正直ですね」
響「今日は第六駆逐隊の皆も遠征でいないんだ」
不知火「だからといって不知火で時間をつぶさないでください」
響「さっき暇って言ったじゃないか」
不知火「今は暇ですがこれから予定があるのです」
響「たとえば?」
不知火「部屋で本を読み、その後、夕食をいただく予定です」
響「暇じゃないか」
不知火「暇じゃないです」
とりあえずここまで。続きは今日の夕方ぐらいから。そんなに長い話にはならないと思います
長くてもいいのよ?(雷)
暇だな
次女同士か
ありやな
暇つぶしの的となった不知火ちゃん
続きいきます
>>9時間すごい
不知火「じゃあ、響はいつも暇なとき何をしているのですか?」
響「私は暁たちと秘密の場所で過ごすんだ」
不知火「秘密の場所?」
響「……あっ、しまった。これは4人の秘密だった」
不知火「はあそうなのですか。大丈夫ですよ、人には言いませんから」
響「仕方がない。不知火には私についてきてもらおう」
不知火「どうして、そうなるのですか」
響「秘密の場所を知ったものは、契りを交わすか、消されるかしないとダメなんだよ」
不知火「消されるって…、そんなことできるはずが」
響「来てくれなかったら、鎮守府の掲示板に不知火の持つ恋愛小説のタイトルを一つずつ貼り出して…」
不知火「行きましょう」
――鎮守府裏――
響「ここが入口だよ」
不知火「……ただの茂みにしか見えないのですが…」
響「ここに穴が開いているんだ」
不知火「ああ、確かに……小さくないですか」
響「じゃあ、行くよ」
不知火「あっ、待ってください」
不知火(くっ……狭い)
響「大丈夫かい?」
不知火「いったい不知火をどこへ連れていくつもり…」
響「ああ、あんまり頭をあげると…」
ゴンッ!
不知火「ぬいっ!」
響「頭ぶつけるよ」
不知火「先に言ってください」ズキズキ
低学年と高学年の子が一緒に遊んでるのを見るような微笑ましさを感じる
響「着いたよ」
不知火「やっとですか…。へえ、藪の中にこんな空間が」
響「なかなか広いだろ?」
不知火「なるほど、秘密基地ですか」
響「そう。これが私たちの秘密基地『スパシーバサンダーボルトレディ秘密基地』だよ」
不知火「名称何とかならなかったのですか」
響「今じゃ誰もこの名じゃ呼ばないよ」
不知火「長すぎますから」
一旦休憩。また夜書きます
夜だよ
じゃけん深夜にまた来ましょうね~
再開します
響「じゃあ不知火にも契りを交わしてもらおうか」
不知火「具体的に何をするのですか?」
響「このノートに名前を書いて、拇印を押せばいいんだよ」
不知火「それでいいのですか…、ってこのノート見知った名前がないのですが」
響「そのノートには名前ではなくコードネームで書かないといけないんだ」
不知火「なるほど…この『rady』っていうのは?」
響「暁だね」
不知火「スペルが違いますよ。…『ハラショー、かみなり、なのです』…これがそれぞれ響、雷、電ですか。あれ?他にも名前がありますが」
響「それは、暁がうっかり口を滑らしてしまったときに、同じように連れてきた人が残したものだよ」
不知火「全然秘密じゃないじゃないですか」
不知火「ええーと他の名前は…『ぼのぼの、ぽいぽい、ぶっきー』…この辺りは誰か想像がつきますね」
不知火「『クラムチャウダー、551』…これは?」
響「陽炎と黒潮だね」
不知火「あの二人も…。あと、『ながもん』……なにしているのですかあの人」
響「長門さんは、4人でいるところに突然現れたね」
不知火「本当に何しているのですか」
響「じゃあ名前を記そうか」
不知火「コードネームですか。どうしましょう…」
響「『ぬいぬい』でいいじゃないか」
不知火「ぬっ…なんですかそれは」
響「陽炎とか黒潮が言ってたよ」
不知火(まったく)
響「そういえば、不知火が恋愛小説を読んでいるって言ったのも2人だったかな」
不知火(後でおしおきです)
不知火「まあ、他に思いつく名前もないのでそれでいいです。指で印をつけて…これでいいですか」
響「よし、これでぬいぬいも私たちの仲間だ」
不知火「…それで、ここでどうするのですか?」
響「いつもは雑談とかをするよ」
不知火「それ自室で出来ませんか」
響「特別感があっていいんだ。あとその辺りに生っている木の実を食べたり…」
不知火「食べませんよ」
響「まだ何も言ってないじゃないか」
響「他には…そうだ、漫画とかも読むんだ。読むかい?」
不知火「漫画ですか。普段は読みませんが…いかにもな少女漫画ですね。どれ……」
~~30分後~~
不知火「……」フンフン
響(読みふけってる)
響「よかったら貸そうか?」
不知火「いいのですか!」
響「大丈夫、つづきも…ほら」
不知火「ありがとうございます」キラキラ
不知火「しかし、よくここまでの秘密基地を作りましたね」
響「最初は暁だったかな。テレビか何かに影響されて。そこから場所を探して、物を持ち込んで、意外と大変だったよ」
不知火「少し意外です。そのような提案にはやんわりと否定するのかと思っていました」
響「まあ姉妹との時間を大切にしたいっていうのはあるかな」
不知火「大切に?」
響「私たちはこんな見た目でも軍人……戦場にでることもある。明日どうなるかはわからない。だから一緒に楽しめるこの時が大切なんだよ」
不知火「……なるほど」
響「それにもう2度と会えないと思っていたけど、また会えた。こんな奇跡、楽しまないと勿体ないだろ」
不知火「……」
不知火(……響は確か先の大戦で、姉妹たちを全員先に亡くしたのよね。その思いが今もあるのですね。不知火も…)
響「どうかしたかい?」
不知火「いえ…、私達って思ったより似ているのかもしれません」
響「?それは不知火も姉妹たちが大切ってことかい?」
不知火「大切……ええ、大切です」ニコッ
響「おー、不知火もそんな優しい顔をするんだね」
不知火「意外ですか?」
響「意外だね」
不知火「心外です」クスッ
響「フフ」
響「さて、そろそろ戻ろうか」
不知火「はい、そうしましょう」
響「じゃあ行こうか」
不知火(そうだ、ここを通るんだった…)
不知火「頭が痛い…」ズキズキ
響「また、頭をぶつけるとは」
不知火「響今日はありがとうございます。また、来てもよろしいですか?」
響「Конечно(もちろん)。今度は暁たちも一緒にね」
不知火「では、不知火の方も陽炎や黒潮たちと一緒で」
響「じゃあバイバイ、ぬいぬい」
不知火「できればその呼び方、外では控えてください」
――陽炎と不知火の部屋――
陽炎「ただいま~いやー疲れたわ」
不知火「おかえり、陽炎」
陽炎「ただいま不知火。あれ?漫画読んでいるの珍しいわね」
不知火「響から借りました」
陽炎「てことは…あの秘密基地に行ったのね」
不知火「ええ、そうです」
陽炎「だったらコードネームを記したはずね、なににしたの?」
不知火「ああそのことなのですが、陽炎」
陽炎「うん、なに?」
不知火「だれが『ぬいぬい』ですか」
陽炎「げっ」
不知火「不知火をそんな呼び方しているとは」
陽炎「い、いやかわいげがある方がいいでしょ」
不知火「あと、恋愛小説のこともばらしたとか」
陽炎「うっ…それはその~」
不知火「どうやらお仕置きが必要なようですね」
陽炎「まって!何するつもり!」
不知火「心配しないでください。デコピンだから」
陽炎「戦艦の眼光で言われても!」
不知火「大丈夫です。一瞬で楽にしてあげます」
陽炎「楽にするとか言わないで!」
不知火「覚悟はいいですか」
時津風「ねえ、これ借りていくね」
不知火「ええ、どう…、って時津風なぜここに」
時津風「開いてたから。じゃあ借りていくね」
不知火「!マンガ…。待ってまだ途中です。返しなさい」
時津風「やだよーとれるもんならとってみなよ」タタタ
不知火「あっ、こら!時津風、待ちなさい!待って!」ドタバタ
陽炎「……助かった」
おわり
以上で終わりです。あと、おまけを書こうかと思います。とりあえず風呂入ってきます
では、おまけいきます
乙
そしておまけ期待
~~秘密基地の原点~~
提督「長門言っておきたいことがあるんだが」
長門「うん、なんだ」
提督「駆逐艦と仲良くしようとするのはいいんだが、ほどほどにしろよ」
長門「ぐっ…それは」
提督「特に暁たちの秘密基地は、せっかくの秘密の場所なんだ。見守るぐらいにしておけ」
長門「あれ、知っているのか」
提督「もともとあれは俺が子供の時に作ったものなんだよ。あの頃は鎮守府もなかったからこの辺りに自由にこれたしな。
まさか、また使われるとは思わなかったが」
長門「なるほど…なんとも素敵な話じゃないか」
提督(エロい本処分しといてよかった)
――ある時、ない時――
不知火「クラムチャウダーは陽炎の得意料理と分かるんですが、551ってなんですか」
黒潮「せやなー。じゃあ、ある時、ない時ってウチに言うてくれへん」
不知火「?ある時」
黒潮「アハハハハハハハハハハ!!」
不知火「!?な、ない時」
黒潮「うそやん……そんなん、うそやん………」ズーン
不知火「あ、ある時」
黒潮・龍驤「アハハハハハハハハハハハ!」
黒潮「……こういうことや」キラーン
不知火「どういうことですか」
~~お口チャックができない~~
暁「昨日は秘密基地でね……あっ!」
暁「これ?これは秘密基地に運ぶ……あっ、今のなし!」
暁「なんでクッキー焼いてるかって?えっとねえ、基地でみんなで食べるため……はっ、じゃ、じゃなくてえ」
響「もう、別に秘密にしなくていいんじゃないかな」
暁「だ、だめよ。それじゃ秘密基地じゃないじゃない」
~~本屋にて~~
――ショッピングモール――
陽炎「いやーみんなで買い物に来たけど、こうも広いと大変ね」
不知火「ええ、はぐれない様に目を離せませんし…おや、あそこに本屋がありますね。ちょっといいですか」
陽炎「あっ、あたしも行くわ」
――本屋――
不知火「何を買うのですが」
陽炎「ちょっと、料理本をね。流石にクラムチャウダーしか作れないのはどうかと思うから」
不知火「むしろなぜそれしか作れないのですか」
陽炎「あんたは小説?じゃあ後でね」
不知火「はい」
不知火(お目当ての小説はありましたね。ではレジへ…おや、あれは…)
不知火(やはり!この前の漫画の新刊)
不知火「……」
不知火「……」スーー
不知火「……」ガシッ
不知火「……」スー
黒潮「」ニヤニヤ
不知火「」ビクッ
黒潮「いやー、不知火もそういうの読むんやな」
不知火「っうう~~//」
黒潮「え、ちょっと待って。その手はなんなん」
不知火「おしおきです」
黒潮「いや、ちょ、タンマタンマ!」
黒潮「ギャーーー」
完
これでおまけも終わりです
響と不知火がいっぱい来てかわいかったので、その勢いだけで書きました
誤字とか矛盾とかあったらすいません
ここまで読んでくださった方ありがとうございます
依頼出してきます
おつおつ
おつーかわいかった
おつぬい
乙
暁もうかつなレディかわいい
551とか地元ネタ過ぎてワラタ
乙
551美味しいよな
乙
何年か前にラジオの関西公録の放送聞いて知った
乙
癒された
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