安価とコンマでVRRPG (79)
耳を澄ませば聞こえてくるはずだ。
生が死の、死が生の、平仄を合わせる音が・・・
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1464387788
誰かが言った。
このゲームは出来過ぎていると。
全てにおいて現実により近いものだと。
人はそのゲームを異世界と呼んだ。
君もまたそのゲームに魅せられたプレイヤーだ。
そのゲームでは生きる事ができる。
そして死ぬ事もできる。
その瀬戸際を歩く者にだって成る事ができる。
君は――生と死と境のどれを選ぶ?
1.生 2.死 3.境
安価↓1
伍分経過自動判定
1-3生
4-6死
7-0境
このレスのコンマ
君は生を選んだ。
それもまた悪くない。
生きる事とは即ち力である。
その力がある限り君は何にだってなれるだろう。
そう、何にだって。
*目を覚ますと其処には眠る前と別の世界が広がっていた。
*目の前には噴水が、周りには商店が、共に活きている。
*強い風が君の髪を靡かせる。
*其処は現実と差異のない正しく異世界と呼べる場所だった。
*君は目的通りのギルドと呼ばれる労働斡旋所を目指した。
*親切にも噴水の傍には地図が記された看板がある。
*それを見ると君の目指すギルドはすぐ近くにあった。
*君は《安価》と呼ばれる場所を目指して歩みを進める。
1.冒険ギルド
2.商業ギルド
3.建築ギルド
4.鍛冶ギルド
5.生産ギルド
安価↓1
3
*地図の通り建築ギルドはすぐ其処に見つかった。
*しかし、いざ胸を躍らせて扉を開いてみると・・・
*其処には殆ど人のいない。
*君は首を傾げながらも迷わず建築ギルドの受付へ向かった。
*そこには麗しい美少女――ではなく、
*壮年の男性が、暇そうに帳面に小難しい事を書いていた。
*君はここが本当に建築ギルドなのか聞かずにはいられなかった。
*すると男性は思いのほか見た目に似合わず丁寧な口調で答えてくれた。
受付務「ここは建築ギルドで間違いないですよ。」
*君は尚更、人が少ない事に疑問を抱いた。
*それを察してか男性は悲しそうな顔をして笑った。
受付務「人気無いんですよ・・・建築士って・・・」
受付務「みんな冒険者だったり生産職だったり自由の幅が利く職が良いみたいで」
受付務「ただひたすら細かい設計図を書いてそれを組み立てるだけの建築職なんて」
受付務「今の若い衆は中々選んでくれないんですよねぇ」
受付務「偶に物珍しさでギルドを覗きにきてくれる人なら居ますが・・・」
*君は男性に用件を伝えた。
1.家が欲しい
2.働かせて欲しい
3.その他
安価↓1
2
*男性は目を丸くした。
受付務「は・・・働きたいのですか!?」
*君はコクリと頷く。
受付務「これは失礼いたしました・・・少々予想外の展開でして驚いてしまいました」
*男性の顔には笑顔が浮かぶ。
受付務「改めまして私の名前はフラットと申します」
受付務「早速ですが貴方の名前と性別と特技を此方の用紙に記入してください」
*君は言われるままに用紙に自身の事を記入する。
性別↓1 名前↓3 特技↓5
女
女
シャーリィ
ksk
計算に強い
革細工
*君は丁寧な字で自身の特徴を書いた。
*そしてその用紙を男性―以下フラット―に渡す。
受付務「いやぁ・・・まさか女性の方が当ギルド一人目の建築者・・・」
受付務「それはまだか・・・に成る事になるとは・・・」
受付務「NPC歴1年足らずですが人生何があるかわからないものですね」
*君はフラットが感極まって発したメタ発言を聞かなかったことにする。
*それとこれとは別として君は聞き捨て成らない事を聞いてしまった。
シャーリィ「当ギルド一人目の建築者って・・・」
なんだこの過疎ギルドは…
で、できてまだ3日くらいのギルドとか
少々離席してました。
誰かいます?
いないこともない
いません
受付務「そうなんですよ」
受付務「実はこの施設創設以来誰も建築士になる人が居なくて・・・」
受付務「もう何というか、このギルドというか私の存在意義を考える日々でしたよ」
受付務「あそこで会議中のアインズさんだって昔から居た老舗(NPC)の建築士ですし」
受付務「あの恰幅の良いウートさんも昔から居る人だし・・・」
受付務「あそこに居る・・・のは・・・誰だろう?」
*フラットの愚痴にも近いそれは暫く続いた。
受付務「・・・ハッ!?」
受付務「私とした事が喜びのあまり取り乱してしまいました」
受付務「えっと・・・念の為聞きますが気が変わったりしてませんよね?」
*君は少々呆れながらも頷く。
受付務「それは良かった・・・」
受付務「では他のギルドでも行っている事ですが」
受付務「貴方の能力を調べたいと思います」
受付務「此方のカードに血を一滴垂らしてください」
受付務「・・・あ、怖がらなくてもいいですよ」
受付務「この針で指先をチクっと刺すだけですから」
受付務「えっと・・・このカードに現れたグラフが貴方の能力値です」
心 技 体 を(<=>)括弧内の記号を使い(例)の様に記入してください。
(例)心<技<体
安価↓1
心<技=体
メンタルに難あり?
受付務「えっと・・・貴方の能力はこの様になります」
シャーリィの能力
運動能力=4
器用能力=4
精神能力=2
心<技<体の場合
運動能力=6
器用能力=3
精神能力=1
受付務「バランスの良い能力ですね!」
バランスが良いとは
受付務「では早速ですが仕事を・・・の前に研修期間を小一時間程取らせてもらいます」
受付務「当然だと思いますが貴方は貴方は建築関連の知識等はありませんよね?」
*君はコクリと頷く。
受付務「だと思いました」
受付務「通常のゲームなら簡単に能力を習得する事ができますが」
受付務「ここでは実際に体を使って働いて貰うので貴方には相応の知識が必要です」
受付務「当然一時間程度じゃ身に付くのは難しいですがその辺は此方で脳を調節・・・いえ何でもありません」
受付務「兎に角、貴方には学んでもらう事が幾つかあります」
*ふらっとは一気に説明していった。
受付務「まずは木造の建築物の設計図の作り方とと作成手順について・・・」
受付務「次は材料の調達からそれらの加工方法もしくは加工依頼の出し方について・・・」
受付務「後は・・・」
シャーリィ「ポカーン・・・」
受付務「少々詰め込みすぎましたかね?」
受付務「それではどの程度の知識を蓄える事ができたかテストさせてもらいます」
*君が危うく昇天しそうになるのもつかぬ間、フラットは先程ご教授してくれた工程を問題方式で復唱する。
テストの結果
コンマ↓1 1桁使用
1~0までで高い程君は建築の知識を身に着けた。
ちーん
あ
受付務「まぁ、及第点ですかね」
受付務「最初にしては上出来です」
受付務「家屋などの大きな依頼は受けられませんが」
受付務「インテリアやアンティークの制作程度でしたら任せられそうです」
*君は建築スキルLv4を手に入れた。
ゾロ目ボーナス
受付務「・・・おや?どうやらランダムスキルが得られてる様ですね」
シャーリィ「ランダムスキル?」
受付務「カードを御自分の目でご覧になって下さい」
シャーリィの能力
運動能力=4
器用能力=4
精神能力=2
シャーリィのスキル
建築スキルLv4
木工スキルLv4
*君のカードには建築スキルの下に木工スキルと記されたスキルが確かにあった。
受付務「それはレアなスキルではありませんが・・・」
*一瞬浮かれた君にフラットがすぐに水を差す。
受付務「時間を掛ければ誰でも覚える事ができるスキルですが最初から覚えているのは珍しいですね」
ウート「やったね!建築が捗るよ!」
受付務「・・・まあそういう事です」
受付務「依頼は何時でも受けてもいいですし」
受付務「取り合えずこの世界に着たばかりであるのなら町を散策してみて下さい」
受付務「ふとした表紙に何かアイディアが浮かぶかもです」
*君はフラットにお礼を言う
受付務「お礼なんていいですよ」
受付務「私は職務を全うしたまでです」
*君は・・・
1.ギルドの外に出てみる事にした
2.ギルド内で早速依頼を受けてみる事にした
安価↓1
1
*ギルドを出ると真夏の特有の日差しが君に照りつけた。
*額の汗が頬を伝う。
*君は肌荒れの事を心配しながら地図のある噴水の場所へと戻った。
*辺りからは賑わいの声が尽きない。
*地図の看板の元へと辿り着くと、タイミングが良かったのか悪かったのか、先客が居た。
*その人はどうやらどこへ行けば悩んでいるようで地図を凄い形相で睨み付けている。先客 偶男奇女。
*君はその脇からひょいと地図を覗いた。
*そこには先程の五つのギルドに加えて様々な場所が記されている。
*学校なんかもあるらしい。
*君も何処へ行こうか悩んでいる内に凄い形相になった。
1.別のギルドへ行ってみる。
2.商店街へ向かう。
3.怪しい路地へ向かう。
4.学校へ行ってみる。
5.その他
安価↓1
2
誤爆した恥ずかしい><
シャーリィ「商店街へ行ってみようかな・・・」
*君がそう呟くと先程から看板を睨み付けている男性も反応した。
男性「商店街か・・・」
*その呟きを聞き取る間も無く、君は向かって東に位置する商店街へと歩みを進める。
道中イベント
1-3お金を拾う
4-5ナンパに遭う
6-7道に迷う
8-9変わったお店を見つける
0-O事故る
コンマ↓1
あ
皆さん私の投下速度遅いですか?
遅いのなら言ってください。何とかします。
特別遅いとも思わんし無理してエタられても困るしこのままで良いよ
遅すぎなけりゃいい
速さ引き換えに半端な雑進行されても嫌だ
戻りました。
了解です。その様にします。
誰か居ますか?
いるよー
居ましたら再開します。
おらぬ
*商店街へ向かう途中、変わったお店を見つけた。
*どうやら其処は骨董屋らしい。
*君はフラットの言葉を思い出しながらそのお店に入ってみる事にした。
*カランコロン。
*どうやらドアを引くと音が鳴る工夫が成されている様だ。メモメモ。
*その音に反応してか直ぐに店主らしき人物がやってきた。
*店主は店のレトロな雰囲気に似合わず意外と若い女性だった。
店主「・・・・・・」
*ボソリと店主が何か言う。君に聞き取れない声で。
*すると店主は何を思ってか拡声器を取り出した。
店主「いらっしゃいませ」
*君はずっこけそうになる
*君はここがどういうお店なのかを聞いた。
店主「ここはマジックアイテムショップです」
シャーリィ「マジックアイテムショップ?」
店主「魔法の力が備わった不思議な道具をお売りしています」
*そういう店の様だ。
*君は初期所持金を確認しながら店を物色する。
シャーリィ「この剣は何ですか?」
店主「振ると音が出ます」
シャーリィ「・・・それだけ?」
店主「はい」
シャーリィ「・・・じゃあこの杖は何ですか?」
店主「振ると空から隕石が落ちてきます」
シャーリィ「・・・それだけ?」
店主「はい」
*どうやら大した物は置いてないらしい。
シャーリィ「・・・じゃあこの壷は何ですか?」
店主「それは私が昨晩漬けて置いた漬物です」
シャーリィ「この眼鏡は?」
店主「相手の服が透けて見える眼鏡です」
シャーリィ「このよくわからない物は?」
店主「魔道マッサージです」
シャーリィ「こっちの壷は?」
店主「割ると爆発する鬱憤晴らしの壷です」
*本当に大した物が置いてない。
1.買えそうなものを買ってみる
2.店を出る
3.店主に質問
安価↓1
魔導マッサージを買ってみる
シャーリィ「大した物が無いなんて凄いですね」
*大した物しか置いていないのではなく大した物が無い。
*即ちこの店は凄いお店だという事だ。
店主「・・・褒めても何も出ませんよ」
シャーリィ「それじゃあこの魔道マッサージを下さい」
店主「3400円になります」
シャーリィ「結構高いな・・・」
*君は魔道マッサージを購入した。
1.買えそうなものを買ってみる
2.店を出る
3.店主に質問
安価↓1
2
*君は店主に目礼してから店を出た。
*購入した者はインベントリと呼ばれる一次元空間に収納されるので、
*荷物を持つことなく君は行動する事ができる。
*そんなこんなで君は商店街へと向かった。
男性「おや・・・こんな所に変わったお店が・・・」
*途中誰かとすれ違った気がした。
*商店街に着くと様々なお店が並んでいた。
*八百屋から魚屋・・・精肉店から文房具店・・・鍛冶屋から建築加工店・・・
*本当に様々なお店があった。
*君は目を輝かせて商品を見て回る。
*とりあえず仕事に必要な道具を買い揃え、インベントリに突っ込んでおく。
*ふと小腹が空いたので君は蛙の串焼きを買い食べた。
いい感じにファンタジーしてるね
*蛙肉とは意外と旨い食べ物だった。
*油が少なくサッパリしていてとても美味しい。
*その後も君は買い歩き食べ歩き、食を堪能した。
1.良店を探す
2.商店街を出る
3.その他
安価↓1
1
お昼ごはん食べたので再開します。
*先程のマジックアイテムショップの様なお店は無いだろうか?
*そう思い立ったが吉。君は良さそうなお店を探す事にした。
*・・・
*コンマ03 ファンブル
*結果から述べると君の良店捜索は徒労に終わった。
*そうそう良いお店など見つからないのである。
*疲れたのでベンチでへたり込んでいると、体格の良い男たちが話しかけてきた。
男A「姉ちゃん暇なら俺たちと遊ばない」
男B「大人の遊びをさ・・・」
1.蹴飛ばす
2.丁重に断る
3.逃げる
4.その他
安価↓1
2
2
・・・ ←が入った場合同レスでコンマ判定です。
5以下ファンブル
60以下失敗
61以上成功
00クリティカルです
シャーリィ「お断りします」
男A「断れる立場なのかなぁ?」
男B「おらこっちこいよ」
シャーリィ「止めてください!!」
*君は男たちに絡まれた。
*君を助けに来るものは・・・・・・
*・・・
*居た
男性「おい、やめろよ。嫌がってるだろ」
男A「んだぁ?こいつ・・・」
男B「正義ぶってんのか?あん?」
*君を助け船を出した男性は先程看板を睨み付けていた男性だ。
男性「今すぐその手を離せ・・・さもなくば斬る」
男A「あん?このゲームでの死は即ちリアルでの死だぞ?お前に人殺しができるのか?」
男性「手首が無くても死にはしないだろう」
男B「おい・・・こいつマジだぞ」
男A「チッ・・・ずらかるぞ」
*男たちは逃げていった
男性「大丈夫かい」
シャーリィ「・・・え?」
男性「腕・・・掴まれただろう?」
*男性はシャーリィに気を掛けている様だ。
1.大丈夫です!
2.キュン
3.その他
安価↓1
3 見つけた…私の運命の人…
シャーリィ「見つけた・・・私の運命の人・・・」
男性「へ?」
シャ-リィ「名前・・・何ていうんですか?」
アデル「アデル・・・だけど」
シャーリィ「アデル・・・私の運命の人・・・」
*君は恋に落ちた様だ。
*一方アデルはというと・・・
*・・・
*コンマ97
アデル「ドキドキドキドキドキドキドキドキ」
*シャーリィに接近されてかなりドキドキしている様だ。
*印象は悪くないらしい。
シャーリィ「・・・恋人とか居ますか?」
アデル「・・・年齢=恋人居ない歴だけど・・・」ドキドキ
シャーリィ「童貞ですか?」
アデル「な!?」
シャーリィ「私は処女です童貞じゃなくても構いません付き合いませんか?」
*君はかつて無いほど積極的になっている。
アデル「と、友達からで・・・」ドキドキ
1.シュン(残念
2.キュン(可愛い
3.その他
安価↓1
2
シャーリィ「可愛い」キュン
アデル「な、な、な!?」ドキドキドキ
*シャーリィとアデルはフレンドになった
シャーリィ「今度住所とか教えてください」
アデル「う、うん」ドキドキドキドキドキ
*地図の看板の元へと戻ってきた。
*アデルとは電話番号のみを交換して別れた。
シャーリィ「アデル可愛いよアデル・・・」
1.建築ギルドへ向かう
2.別のギルドへ行ってみる。
3.商店街へ向かう。
4.怪しい路地へ向かう。
5.学校へ行ってみる。
6.その他
安価↓1
6 賭博場
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