幸子「三人で!」小梅「え、映画…」輝子「見たぞ。」 (13)

はじめにデレマスのSSです。作者独自の解釈や地の文があります。
またホラー要素を含みますのでご注意下さい。それでは、よろしくお願いします。

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某ビル内映画館

~~

幸子「はぁ…もう、小梅さんオススメの映画が恋愛モノなワケなかったですね…」ズーン

小梅「ご、ごめんね。幸子ちゃん、どうしても三人で見たかったの…」

輝子「フヒ…わ、私はみんなと見れればなんでも楽しいと思う。」

幸子「ぅ……そ、そうですね! ボクも悪い気はしなかったですよ!」

小梅「そ、そう…? それじゃ、この後もう一本見たかった映画が…」ワクワク

幸子「え、それは…」

輝子「! そ、その前にご飯食べないか? ちょうどお昼だしな…」

幸子「いいですね! そうしましょう、映画はその後で!」

小梅「そうだね…映画は逃げないし、幸子ちゃんも逃げないよね…?」

幸子「ひぇ…も、勿論ですよ?」

輝子「き、決まりだな。ここに来る前に、調べてたいいお店があるんだ。」

幸子「輝子さん流石です! ボクも……(ゴロゴロ…)う…ぁ」

幸子「(お、お腹が急に…あぅ)」

小梅「? さ、幸子ちゃん、大丈夫…?」

輝子「…! あ、結構人気あるお店みたいだし、さ、先に予約入れに行くぞ。」

幸子「! そうして下さい…あ、後でボクも合流しますので、お先に…」

小梅「無理、しないでね…辛かったらいつでも連絡してね。」

幸子「え、ええ。ありがとうございます…」

~~

幸子「(はぁ……お待たせしちゃいましたね…あ、お店の名前聞くの忘れてました…)」

輝子「…親友、大丈夫か?」

小梅「あ…幸子ちゃん、元気になった?」

幸子「み、皆さん、待っててくださったんですね…!」ヴーヴー…

幸子「(? 携帯が…ま、今はいいでしょう…)」

小梅「うん…やっぱり、一緒に行きたかったから、待ってたよ。」

輝子「フヒ…ここより上に上がったところにお店があるんだ。」

幸子「早速向かいましょう! 輝子さんのオススメなら間違いないですね!」

~~

幸子「ふぅ…結構上りましたねぇ。そろそろですか?」

輝子「ああ。もう少し上にあるんだ。だからそろそろだぞ。」

小梅「そう、心配しないで。間違いなく目的の……に向かってるよ。」

幸子「は、はい(小梅さん、いつもより声が小さいですね…聞き取れませんでした)」

~~

幸子「あ、あのお店ですか? 茸と春野菜のコンソメスープがオススメみたいですよ。」

輝子「……きのこ? いや、違うぞ。まだ上の方にあるんだ。」

小梅「輝子ちゃんの言うとおりだよ。ま、まだ目的の……じゃないね…」

幸子「…そ、そうですか。すみません、ボクの早とちりでしたね」ヴーヴー…

幸子「(輝子さん、きのこに見向きすら…あ、また携帯…? 着いた後で確認しましょう)」

~~

幸子「あ、あの! もうかなり上りましたけど…ま、まだ掛かりそうですか?」

小梅「……幸子ちゃん、疑ってる? 輝子ちゃんが連れてってくれてるのに…疑ってるの?」

幸子「ぁ、いえ…そんなこと、ないですよ(小梅さん、怒らせてしまいましたかね…はぁ…)」

輝子「だったら、大丈夫だ。も、もうすぐつくぞ…フヒヒッ…」

~~

幸子「こんなに…こ、ここの映画館のビルって高かったですか…?」

小梅「…この上。」

輝子「そう、この上。だから、先に上がっていいぞ。」

幸子「いや、そ、その。輝子さんが案内してくれないと分からないですよ…?」

輝子「……そうだな。」トコトコ

小梅「幸子ちゃん、お願い…早く。もうすぐなんだよ?」

幸子「(いや、おかしい…もう何十階と上がっているのに、それにお店なんてもう…)」

トコトコ…

アハハハハ……!

―ヒヒヒヒ…フフフッ!

ヒャハヒャハハヒィッ…!

ピタ…

幸子「!! こ、小梅さ」クルッ

ホラm@sだあああ

小梅「なんで? 何でナンデ? なんで! 上れアガレ! あがれ!」

輝子「とまるな、トマルナ…止まるな、ススメすすめ、進め…」ブツブツ…


幸子「ひっ…ああっ!」ゾォッ…

クルッ、ドン!

小梅「…痛いいたい、幸子ちゃんイタイ、イたいよ…」

幸子「ゆ、許して…! ごめ、ごめんなさい…!」タッタタッタッ…

―ヒャハヒャッヒャァッ…!

フヒッ、ヒヒヒヒッ、ヘヒャハハッ…!

幸子「はっ、はっ。はひ…上った時、こんな階段じゃなかったはず…」

幸子「そんな、なんで…人も誰もいな…い。た、助けて…!」タッタッタ!

アハハッ、ウフフフ、エヘヘッ…!

―パアァァ……

幸子「あ、光が…! あれが出口ですね! 助かっ」コケッ

幸子「ぁ……」コテン

輝子「逃がさない。」小梅「おわ、り。」ズオォ…

幸子「……!」ギュッ……

あの子「」スーッ…ギロッ!

輝子「! 邪魔、じゃま!」グオッ! 小梅「あ、ひ、ひぇ…!」ビクッ!

あの子「」サッ、ヒュッ!

輝…「…そ、んな…―…――」サ―…ッ

あの子「」ユビ、クイクイッ

小梅「! ぐ、ぐゥ…あァッ!」バッッ!

あの子「~~」スッ、シュッ!

…梅「あ―…? …―」スー…ッ

~~~~
~~

幸子「こ、ここは…」パチッ

ザワザワ…ガヤガヤ…

幸子「も、元に戻れた…?」キョロキョロ

―ポンポン

幸子「ひぇ…ご、ごめんなさぃ…」チョロ…

小梅「え、あ、幸子ちゃん…い、いた。」

輝子「親友、大丈夫か? 何かあったのか?」

幸子「あ…小梅さん、輝子さん…ほ、本物の…うぁ…うえぇ…!」グス、ポロポロ…

小梅「ご、ごめ…びっくりさせちゃった…の? ごめんね?」ナデナデ

輝子「お、おおう…心配で戻って来たけど正解だったな…」

~~

幸子「何度も連絡を入れた…? え、あ…(着信履歴が…)」

小梅「ふふ、幸子ちゃんに何かあってからじゃ遅いって、ね。輝子ちゃん。」

輝子「そ、そのだな…トモダチなんだ、今心配しないで、いつするんりゃ…」

輝子「……(誤魔化せたかな?)」幸子「(あ、噛みましたね…)」小梅「(噛んだ…かわいい…)」

幸子「いえ…ありがとうございました…でも、お二人にはご迷惑をお掛けしましたね……」ショボン

輝子「そ、そんなことないぞ! フヒ…大丈夫だ、親友。元気づけにご飯食べ行こう。」

小梅「幸子ちゃん元気、出してね…か、カワイイ幸子ちゃんが見たいな。」

幸子「! カワイイボクと一緒に元気になれるなんて皆さん幸せですね!」

幸子「いつでも元気にいますので! その代わり…―」

~~


P「ああ~映画自体久し振りに見たけど、今回のは良作だったなぁ…ん?」

瑞樹「! あら、偶然ね。この後は、食事でもいくつもりかしら?」

P「え、ええ。まぁ、そうで―」

瑞樹「わかるわ。実はよさげな雰囲気のお店を見つけたの、よければどう?」

P「…は、はい。では、ご一緒してもよろしいですか?」

瑞樹「ここより上にそのお店があるのよ。そう上にあるの…直にわかるわ。」

P「なるほど…あ、向こうに階段がありますね。それじゃ、いきましょうか。」

瑞樹「ええ、わかるわ。」

~~

おわり

すみません、最後sage忘れてしまいましたが以上です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

以下、以前投稿したデレマスのSSです、よければお読みください。

武内P「神崎さんが幼くなった?」ちひろ「はい……」

武内P「神崎さんが幼くなった?」ちひろ「はい……」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451512506/)

武内P「二宮さんがエナドリを?」ちひろ「あ、あのですね…」

武内P「二宮さんがエナドリを?」ちひろ「あ、あのですね…」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1463066571/)

乙。
仮面みたいな表情のわかるわさんがわらわら沸いてくるんでしょ?こわすぎるわ

どういうことなの…おつ

おつ
まぁPなら平気だろ(適当)

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