ハンジ「エレンをもっと研究したい!!」 (70)


※原作ネタバレ有り

※キャラ崩壊有るかも


今書き途中のスレがあるんですが、ちょっとネタをド忘れしたんで息抜きに


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1370753659


エルヴィン「………」


リヴァイ「…何だいきなり」


ハンジ「いきなりじゃないよ! ずっと言ってるでしょ!」


リヴァイ「昨日失敗したばかりだろうが…」


ハンジ「それは分かってるよ、でも昨日の一瞬だけでも考え直したい部分がいくつもあった…」

ハンジ「もっと詳しく実験が出来れば或いは…」


リヴァイ「今回の作戦が破綻しかねないような無茶はしないって言ったのはお前だ」


ハンジ「確かにそうは言ったけど…、一晩考えて思ったんだ」

ハンジ「今回の作戦をこのまま遂行して果たして大丈夫なのかって」


エルヴィン「…どういうことだ?」


ハンジ「今回の壁外調査の目的は…大きな声では言えないけれど、兵団の中にいる巨人側の人間をおびき寄せることだ」

ハンジ「もし捕獲が出来れば有力な情報を引き出せるかもしれない」


エルヴィン「………」


ハンジ「だけどエレンは初めて巨人化した時でさえ、力尽きるまでに20体の巨人を殺したらしいから…」


リヴァイ「それは俺もエルヴィンも聞いてる…」


ハンジ「今回おびき寄せる相手は巨人の力を熟知している可能性がある…、エレンが慣れない巨人状態で20体も殺せたのなら…」


エルヴィン「今回の敵はそれを遥かに上回る可能性がある…ということか」


ハンジ「そう! 巨人一体相手に何人かでやっと対抗できる状態で相手にするのは危険だよ」


エルヴィン「犠牲は覚悟しているが…そうだな…」


リヴァイ「いざとなったら俺が相手する…それでいいだろ…」

IFなら期待


ハンジ「それがダメなんだよ! リヴァイは今兵団の要だ…万が一でも失うわけにはいかない」


リヴァイ「俺がやられるってのか?」ギロ


ハンジ「絶対大丈夫って保証はどこにもないからね」


リヴァイ「………」チッ


ハンジ「そこでエレンの巨人の研究をしたい! 他の巨人とは違う何かを持ってる筈なんだ!!」バンッ


リヴァイ「あいつは目的がないと巨人化できないんだろ?」


エルヴィン「今回の調査を中止するには、上を納得させる説明もいるな…」フゥ


ハンジ「そこだよ…、だから何とか名目…実験の目的とかを考えたいんだけど…」


エルヴィン「意見を集めるには頭数がいるな」


リヴァイ「エルド達を呼ぶか」


エルド「リヴァイ班到着しました!」


リヴァイ「こんな時間に悪いな…文句はこいつに言え」


グンタ「いえそんな…、それで…用とは?」


ハンジ「一緒にエレンの実験の内容を考えて欲しいんだ!」


ペトラ「え…、また実験を…? 昨日はしばらくしないって…」


リヴァイ「そのつもりだったらしいがな、文句はこいつに言え」


ハンジ「私じゃやってみたいことがありすぎてね…みんなの意見を聞こうと思って」ウズウズ


リヴァイ(建て前じゃなくて本音じゃねぇか)


オルオ(緊張して喋れん…)


エルド「しかし我々は…」


リヴァイ「………」


ハンジ「…ここは無礼講でいこうか、好きなことを言って構わないよ」


グンタ「…我々は実験には反対です…! あまりに不確定な力を過信するのは如何なものかと…」


オルオ(俺もそう言おうと思ってた、先を越されたぜ)


ペトラ「実験時のリスクも高すぎます…、それにまた巨人化できなければ、エレンは無闇に痛みを…」


オルオ(俺も思ってた、あいつはどうでもいいがな)


エルド「まずは今回の壁外調査に細心の注意をはらうべきでは…」


オルオ(俺の考え通りだ、まったく真似しやがって)

流石オルオルさん!


ハンジ「確かに…そうかもしれないね」

ハンジ「でも、犠牲を懸けるだけの価値はある…、これで何か重要なことが解れば…今後の犠牲を格段に減らせる可能性さえも」


オルオ(買いかぶり過ぎだろ…あいつにそんな力があるとは到底考えられん)


リヴァイ「…まぁな」


オルオ「そうだ! お前らに悪いと思い黙ってたが! 実験は必要だ!」


ペトラ(オルオうざい…)

これはベルトルトさんのほうがマシなぐらいwwwwww


エルド「しかし内容と言われましても…、我々は巨人にそこまで精通してる訳ではありません」


グンタ「やはりハンジ分隊長が決めるのが最良かと…」


ハンジ「うん…まぁそう考えるのが当然だね、だけど未知の物を相手にする場合…時には柔軟な発想が必要になる」

ハンジ「私みたいに四六時中巨人のことを考えてる人間より…君達の方が閃く可能性は高いんだ」


ペトラ「巨人の力が何に役に立つのか…というようなことでしょうか?」


ハンジ「うん、そういった点も含めてお願いするよ」


〜1時間後〜

エルド「う〜ん…」


グンタ「………」(頭を)ガリガリ


ハンジ「何か浮かんだかい?」


ペトラ「…何も浮かびません」


ハンジ「そっか…、リヴァイもイライラしてきてるし今日はおひらきかなぁ」


ペトラ(それより団長が1ミリも動かなくて怖いです)


オルオ「仕方ないでしょう…これはまた次の機会に——」


エルヴィン「ある童話に…」


一同「!?」


エルヴィン「人魚という生物の話が書いてあった」


ハンジ「人魚…? なにそれ?」


エルヴィン「海に住む、上半身が人で下半身が魚でできている生物らしい」


リヴァイ「なんだそりゃ? 気持ち悪い」

エルド「海…とは?」


エルヴィン「塩が混ざった水だ、この世界の大半を覆っているという」


グンタ「そんなものが…」


オルオ「俺は知ってたがな」フン


ペトラ(…うざい)


エルヴィン「人魚は身体のどこかを損傷しても、時間が経てば再生するらしい」


ハンジ「なっ…」


エルヴィン「腕が切り落とされようが時間と共にすぐに再生し、首を完全に落とされない限り死なない…と書かれていた」


ハンジ「死ぬ条件は僅かに違うけど…」ドキドキ


リヴァイ「まるで巨人じゃねぇか」


エルド「しかし…なぜ突然そのような話を?」


エルヴィン「興味深い内容があった…、どうやらその人魚の肉を食えば…」


グンタ「肉を…?」


ペトラ「も、もちろん下半身の方ですよね…?」


リヴァイ「そこはどうでもいい」


ハンジ「エルヴィン…続きを」ドキドキ


エルヴィン「人魚の肉を食えば…食した人間は不老不死…、歳もとらず死なない体になるらしい」

神話が元ネタが多いから何か関係はありそう……


ハンジ「それだ!!!」バァン!


エルド「うっ…」


ペトラ「まさか…」


ハンジ「巨人の肉を食えばもしかすれば不老不死に!? これは…これは本当ならすごい発見だ!!」


リヴァイ「馬鹿げちゃいるが…、上の連中が飛びつきそうな話だな」


ハンジ「やっぱりその辺の巨人じゃなくて、エレンみたいな特殊な巨人が絶対いいよね!?」


グンタ「お、落ち着いて下さい分隊長」


ハンジ「こんなの落ち着いちゃいられないよ!! あぁ燃えてきた!」ゾクゾクゾクッ

ハンジ「こうしちゃいられない!! すぐに実験の構想をしないと…じゃあまた後でね!」ダッ


エルド「……行ってしまった…」

グンタ「大変なことになるぞ…」

ペトラ「いやぁ…」

オルオ「めんどくさいことになったな…」


リヴァイ「…お前最初から言いたかったんなら言えよ」

エルヴィン「………ふっ」ニヤリ


とりあえず一旦この辺で中断します


思いつきのやっつけですがレス感謝です

エレン食うのか
ミカサが食いつきそうな話題だな

食いつく(物理)
サシャなら躊躇わず食べそうな気がしないでもないwwwwww

いきなりスプラッタ

巨人を食えたら食料問題は解決するよね
うなじを斬り落とさなきゃ死なないから鮮度は落ちない、傷はすぐ再生するから量も減らない

腹の中であの水蒸気が発生したらと思うと恐ろしいぞ

>>21
エレンをどっかに拘束して死なない程度に肉を削いでいくんすかね…
エロ…いや、グロい…

あと絶対腹壊す


〜2日後〜


エレン「実験…ですか?」


リヴァイ「あぁ…、前回は失敗したがやはり巨人の生態は解るほどいい」

リヴァイ「場合によっちゃ今度の壁外調査は中止だ…」


エレン「そ、そんな…」

エレン(そんなに今回の実験は重要なのか!? 一体何をするつもりなんだ…)


リヴァイ班「………」ハァ




ハンジ「みんな集まったみたいだね」


エレン「ハンジさん…って」


ミカサ・アルミン「………」


エレン「な…なんでお前らが…」


ハンジ「彼に今回の実験に協力してもらおうと思ったんだけどね…」


ミカサ「………」ジトー


ハンジ「彼女に見つかっちゃって…あんまり恨まれたくないなー…なんて(なんか怖いし)」


リヴァイ「どうでもいい…やるなら早くやるぞ」


アルミン(協力って言ったって何も聞いてないんだけど…)


ミカサ(エレンは私が守る)


ハンジ「じゃあ…始めようか!」


ハンジ「エレンにしてもらうことは前回と変わらないよ」

ハンジ「巨人化してもらえば後は私達でするから」


エレン「えっと…1ついいですか?」


リヴァイ「早くしろ」


ハンジ「なんだい?」


エレン「今回はその…涸れ井戸の中じゃなくていいんですか?」


ハンジ「そうだよ、井戸の中じゃ"巨人化できなかった時の対応"ができないからね」

ハンジ「今日は巨人化できるまではエレンにも少し無茶をしてもらうよ」


エレン「は、はい…」


ペトラ「ごめんね…」スッ


アルミン「えっ?」


ハンジ「エレンは準備できたみたいだね、みんなはいいかい?」


リヴァイ「いつでもいい…」


一同「準備できています!」


ハンジ「よし! エレン!」


エレン「はい!」グァッ

オオォォォ…

エレン「えっ」ゾクッ

エレン「………っ」バッ


ハンジ「…どうしたんだいエレン?」


エレン「い…いえ…」

エレン(なんか凄い威圧感というか殺気が…、オレが理性を保てなかった時の為か…?)


リヴァイ「無駄な時間はない…早くしろ」


エレン「は、はい!」ガリッ!


エレン「………ってぇぇ!」


ハンジ「巨人化できないか…やっぱり目的が弱いかな?」

ハンジ「ペトラ!」サッ


ペトラ「っ! …はい!」バッ

バシィッ!

アルミン「いっ……!!」


エレン「なっ! …一体何を!?」


ハンジ「前回で明確な目的が無いと巨人化できないことはわかった…」メガネクイッ

ハンジ「なら目的を作ればいいんだよエレン!」


エレン「はぁ!?」


ハンジ「今回は巨人化に失敗する度に君の大事な友人(アルミン)を痛めつけることにしたんだ」

ハンジ「怪我や痕を考慮して痛める位置はお尻に平手打ち限定したから安心して」


ミカサ(エレンの大事な人ならなぜ私が選ばれなかったのか…この人の目は節穴…)

ペトラさんに叩かれたいです


エレン「何を言ってるのかわかりま——」

バシィッ!


アルミン「うぁああ!」


エレン「何で!?」


リヴァイ「時間がないと言っただろ、お前がもたつくのも対象だ」


ハンジ「それはリヴァイの案だけどね」


エレン「そんな…ックソ!」ガリッ!

エレン「いってぇぇぇ!」

バシィッ!


アルミン「ああぁあ!!」


エレン「くそぉぉぉ!」


ハンジ「まだ弱いのかな…? 布が邪魔で悲壮感が足りないのかも…」


アルミン(僕が何したっていうんだ!?)ジンジン


ハンジ「さぁエレン! 友人が馬に乗れなくなっちゃうよ!」


エレン「…ハァハァ」ズキンズキン


リヴァイ「遅い…やれペトラ」

パァン!


アルミン「……っ!!!」



エルド「地獄絵図だな…」


グンタ「かなりアホらしいけどな…」


オルオ(アルミン…か…)



アルミン(何で…何で僕がこんな目に…、女の人の前でお尻丸出しって…死にたい)


ミカサ「アルミン頑張って、エレンはもっと辛い」


エレン「うぉぉおお!!」ガリッ! …カッ

ドォッ!


ハンジ「…きたっ!!」


リヴァイ「………」パシッ ギュィィィイ ザシュッ


ミカサ「!?」ガバッ


エレン巨(できたっ! …ってはぁ!?)


リヴァイ「傷が再生したら人間に戻す…大人しくしてろ」ダンッ


ハンジ「よし! 注文通り小指だね」

ハンジ「後はコレを…そのまま焼くか切り分けるか…」

ハンジ「一部切り取って焼こう、給仕班火の準備は?」


給仕班「できてます!」


ハンジ「よし! なら早速火を通そう」

エレンを食べたい。性的にも。

>>33
・・・アッカーマン貴様は・・・


ブワァァァァァ…


ハンジ「あ……」


給仕班「ハンジ分隊長! 肉が蒸発してしまいました!」


ハンジ「…こっちも蒸発したところだよ…」

ハンジ「興奮して迂闊だった…、巨人は蒸発しちゃうんだったね」


リヴァイ「…じゃあどうする? 即生で食うのか?」


ペトラ「う…っ」


ハンジ「生肉は衛生面が厳しいね…、やっぱり無茶だったのか…」ハァー


エルヴィン「1つだけ方法がある」ザッ


リヴァイ「エルヴィン?」

どうしよう直火焼きしか思い浮かばない

刺身にするしかないのか
あっちは生食文化ってあるのかな?


エルヴィン「前回の実験の話は聞いている」


ハンジ「でも…前回はエレンが巨人化できなくて終わっただけだけど…」


エルヴィン「前回エレンはいくら手を噛み切っても巨人化できなかった」

エルヴィン「そしてその後"傷が痛み"ティースプーンを拾おうとして巨人化した…」


ハンジ「……! まさか…?」


エルヴィン「そうだ、"巨人化という行動自体が関わった時のみ傷が再生する"という可能性がある」

エルヴィン「つまり…巨人化していないエレンから直接切り取り、肉を食べ終わった後に巨人化し傷を治せばいい…」

ぐあああ

KOEEEEEE!!!

マジキチ


ハンジ「…それはあまりにも…非人道的なんじゃないかな」


エルヴィン「不老不死とはそんなにアマいものではない…多少の犠牲は覚悟しなければならないだろう…」


リヴァイ「まぁ…死にはしないわけだしな」


ペトラ(私人肉とか絶対無理…むり…)フラッ


オルオ「大丈夫かペトラ!」


ペトラ(オルオもムリ…)


リヴァイ「だがアイツが大人しく応じるとは思えねぇぞ」

リヴァイ「俺なら絶対にお断りだからな」


ハンジ「それは…2〜3人で取り押さえれば簡単だと思うけど…、勿論理由は話さず誘導してからだけど」

ハンジ「巨人化されたらちょっと困るけど…そこは捕獲後説明するとか」



ミカサ「…そんなの許さない」ゴゴゴゴ


ミカサ「…と話していた」


アルミン「そ…そんな」ジンジン


エレン「なんだってんだ…不老不死? 意味が分からん…」


ミカサ「とにかく私はエレンを傷つけることは許せない」

ミカサ「ここは気付かれる前に逃げ出すべき」


アルミン「…今回ばかりは…ミカサの言うことが正しいかもしれない」ジンジン

アルミン「何だかみんなおかしくなってる気がするんだ」


エレン(あれ…? でもオレ、歯…生えなかったっけ?)

エレン「なぁ…もしかしたら説得できるかもしれな——」


ミカサ「こうしてはいられない…行こうエレン」ガシッ


エレン「おいっ離せよっ!」

パシッギュィィィイ…


飯を買いに行かないといけないんで一旦落ち

ついでに展開をなんとなく考えときます

考えながら書いてるのか、頑張れ

エルビンだった

>>45
息抜きのつもりがなぜこっちでネタを考えてるのか…


再開します


グンタ「大変です!! 今エレン達が逃げ出したと…」


エルヴィン「感づかれたか…」


ハンジ「まぁ私もさすがに逃げるかなぁ…」ポリポリ


リヴァイ「ちっ…、手間がやける…」


ハンジ「エレンだけならまだしも…ミカサがいるとなるときついね」


エルヴィン「彼女はいずれ調査兵団を背負える実力者だ、大きな負傷を受けさせるわけにはいかない」


リヴァイ「取り押さえればいい話だ…、ヤツは俺が相手する」


ハンジ「多分3人は壁の中に戻っただろうから、捜せばすぐに見つかると思うよ」


エルヴィン「我々も戻った方がよいようだな」


〜憲兵団寮〜


アルミン「…というわけで、匿ってほしいんだ」


アニ「…事情は分かったけど…、何で私なの? アンタ達と仲良かった覚えはないけど」


アルミン「その…、同期で僕ら3人と接点があって憲兵団に入ったのがアニだけだから…」

アルミン「憲兵団が一番緩いからさ…、バレる可能性が最も低いんだ」


アニ「せっかく憲兵団に入った私が、バレたら異動になりかねない厄介事を引き受けると思う?」

アニ「それにここは相部屋だから、バレないのも無理…他をあたりな」


ミカサ「同居人にはしばらく別の部屋に移ってもらう、エレンの安全の為には仕方のないこと」

ミカサ「断られたら痛い目にあってもらうことになる」


アルミン「これはまぁミカサの冗談だけど、このままじゃエレンが危ないんだ! 頼むよアニ!」


アニ「あんたさ…私がそんな良い人に見えるの?」


アルミン「良い人か…、それは…その言い方は僕はあまり好きじゃないんだ」

アルミン「だってそれて…、自分にとって都合の良い人のことをそう呼んでるだけのような気がするから」


アニ「………」


アルミン「すべての人にとって都合の良い人なんていないと思う」

アルミン「誰かの役に立っても他の誰かにとっては悪い人になっているかもしれないし…」


アルミン「だから…、アニがこの話に乗ってくれなかったら…」

アルミン「アニは僕にとって悪い人になるね…」


アニ「………」

アニ「…しばらくこの部屋に置いとくだけだよ、バレたら脅されてたことにするから」


エレン「あ、ありがとうなアニ!」


アルミン「…ふーっ」


アニ「…ちょっと出てくる、その間にヒッチを説得しといてね…」


ミカサ「………」ギロ


アニ「別にチクりに言ったりしないよ」ギィ


ライナー「そいつは本当かアニ…!」


アニ「あぁ、今日から私の部屋に匿う」


ベルトルト「………!」


ライナー「これはチャンスだ…! それも最大のな…」

ライナー「ミカサさえ抑えてしまえば脅威もない、なんとしても調査兵団より先にエレンを確保しないとな…」


アニ「でもミカサはあまり周りを信用してない…、もしバレれば取り返しはつかないけど…」


ライナー「ミカサとエレンを離すには…、やはりエレンを説得しないとどうしようもないか」ギリ


ベルトルト「………」


ライナー「くそっ! なかなか方法が浮かばん…」


アニ「どうする? しばらく様子を見るかい?」


ライナー「その方がいいかもな…」


ベルトルト(女の子と屋根の下だって!? ただのラブコメじゃないか!!)


ライナー「しかし調査兵団のことを考えると早いことがいいのは確かだろう」


ベルトルト(しかもハーレム!? アルミンだってそっちみたいなもんだし、実質1対3じゃないか!!)


アニ「巨人化の可能性があるからさらうより説得の方がいいんじゃない?」


ベルトルト(ミカサはアレだけどアニは多分ぷにぷにしてるぞ! なんてムカつくんだエレン!!)


ライナー「アルベルトは何か意見はないか?」


ベルトルト「エレンを(ボコボコにして)気絶させて、さらうのが一番現実的じゃないかな…できるだけ早く」


今回はこの辺で寝落ち


息抜きじゃなくなってきた

なんかどんどん話がこんがらがってきたな。
アルベルト

ベルサイユさん…

ベルベリトェ…


仕事中に大体ラストまで思いつきました

この時間は人いなさそうだけど途中のスレの方も考えたいんでサクサクいきたい


ライナー「なら…今日の深夜が得策か、本当なら明け方にしたいんだが…」


ベルトルト「ライナー…やるんだな!? 今…! ここで!」


ライナー「お前オレの話を聞いてたのか!?」


アニ「夜じゃいざという時危ないんじゃない? 明け方じゃダメなの?」


ライナー「早朝じゃ警備が厳しい…、やはり巨人が活動しない夜が一番緩んでるだろ」


アニ「…分かった」


ライナー「よし…、深夜に勝負を決めるぞ!」


ベルトルト「これで故郷に帰れる…!」


ヒッチ「…チッ!(何だアイツら!)」

ヒッチ(部屋に戻ったらいきなり居て、今日からしばらく部屋を移動しろ!?)

ヒッチ(3人がかりで脅しやがって…! 憲兵団に入れなかった落ちこぼれのくせに!!! マジむかつく!!)


ヒッチ「追われてるとか言ってたから上官にチクリたいけど、上官に手柄横取りされたくないしぃ」


調査兵団「おい! いたか!?」


調査兵団「こっちにはいない! 街の民家に紛れ込んでるのか?」


ヒッチ「………」

ヒッチ「すいませぇ〜ん、どうされたんですか?」タタッ


エレン「…アニどこ行ったんだろうな」


アルミン「アニは心配ないよ…たぶん、それよりさっきの子の方が…正直信用できないかな」


ミカサ「やはり指の一本でも折って深刻さを体に刻んでおくべきだったと思う」


アルミン「それじゃあ罪ができちゃうだろ! 一応僕らは正当な理由で逃亡したんだ」

アルミン「だからここでほとぼりが冷めるのを待って、また調査兵団に戻ろうって話にまとまっただろ?」


ミカサ「それは…その通り」


アルミン「だから罪を犯しちゃったら弁明の余地がなくなっちゃうんだよ」


ミカサ「分かった…ごめん」


アルミン「わ…分かってくれたなら謝らなくていいよ!」

アルミン「それよりここが気付かれた時の為に逃げ道を考えて置かないと——」

ドンドン!(ノック)


エレン・ミカサ・アルミン「…っ!?」


ハンネス「おい! エレン! 居るのか!?」ドンドン


エレン「ハンネスさん!?」

ガチャ

ハンネス「エレン…お前、どうしたんだ?」


エレン「ハンネスさんだってどうして…」


ハンネス「調査兵団に入ったはずのお前らがこんなとこで慌てて走ってやがるんだ…」

ハンネス「嫌でも心配するさ」


エレン「ハンネスさん…」


ハンネス「…で? 何があったんだお前ら?」


アルミン「実は…」


ハンネス「そうか…エレンの巨人の力の実験か…」


アルミン「今日実行しようとした実験が余りにひどかったから…」


ミカサ「エレンを連れて逃げた」


ハンネス「大変だったなお前ら…、大丈夫だ!」

ハンネス「お前らが戻る時に俺も口添えしてやる!」


ハンネス「それよりお前ら…、飯とかはどうするつもりだ?」


アルミン「必死でそこまで考えてなくて…」


ハンネス「良かったら駐屯兵団に来い…、お前らを隠す場所があるし、隊長だから食糧もそこそこ出せる」


エレン「ハンネスさん…ありがとう」グイ


ハンネス「よせよせ、俺だって実験とはいえ人の肉を切るなんて許せないんだよ」


アルミン(………え?)


ハンネス「そうと決まればさっさと行くぞ! 見つかったら厄介だからな」


ミカサ「出ても大丈夫?」


ハンネス「変装すりゃあいい!」


アルミン「………」


ハンネス「ほらどうしたアルミン? 早く行くぞ」


アルミン「……てない…」


ハンネス「ん? 何だ?」


アルミン「…言ってないんだ…、実験があったという事実は逃げた理由として話したけど…」

アルミン「実験の内容は守秘義務だ…、僕達は…ハンネスさんに話してない…」


ハンネス「………」


アルミン「何で…何でハンネスさんは肉を切るって知って…」


ミカサ「…っエレン!!」


エレン「……っ!!」ババッ

そんなんで不老不死になれるならミカサあたりはもうなってるんじゃない?
怪我したときにペロペロしたのなんて一度二度じゃないだろ

食った後巨人化してなきゃセーフじゃね


バァン!

エルヴィン「確保しろ」


エレン「なっ…!!」ガッ


アルミン「うっ…!」ダン


ミカサ「エレン!!」


リヴァイ「お前の相手は俺だ」ダッ






リヴァイ「…手間かけさせやがって」グリグリ


ミカサ「……エレン…!」ズズ


ハンジ「………、行こうかエレン」


エレン「…はい」


ミカサ「エレン!! …エレンっ!!」ジタバタ


リヴァイ「騒ぐな」ミシミシ


ミカサ「うぅ…、エレン…」ズキン



エルヴィン「…さて、リヴァイ、足を離してやれ」


リヴァイ「………」ス…


ミカサ「フーッ…フーッ!」ギロ


エルヴィン「先にハンジ達のところに戻っていてくれ」


リヴァイ「おい…大丈夫なんだろうな」


エルヴィン「私の心配なら無用だ」


〜旧調査兵団本部〜


ハンジ「ごめんねエレン…、こんなことになって」


エレン「………」


ハンジ「麻酔を打つから痛みは最大限軽減されるはずだよ」


エレン「麻酔って…、痛みを軽減できるんですか!? それを活用できれば戦闘も…」


ハンジ「これは…分かり易く言うと痺れさせて痛みを麻痺させるタイプだからね」

ハンジ「眠気も強くなるし戦闘には向かないよ」カチャカチャ


エレン「…そうですか」


ハンジ「こんな状況になっても兵達のことを考えられるなんてね」

ハンジ「1人の兵士として素直に尊敬するよ」カチッ

パァン


エルド「ハンジ分隊長! エレンのことについて、何やら話があると憲兵団と駐屯兵団からの呼び出しです…」


ハンジ「エレンに一度でも逃げられてしまったからね…」

ハンジ「恐らくそのことに対する追及かな」


エレン「すいません…」


ハンジ「いや…仕方ないよ、リヴァイ! 後のこと頼んでもいいかい?」


リヴァイ「あぁ…」


ペトラ「本当に…やるんですか?」


リヴァイ「エルヴィンが上にも説明したんだ、今更やめるわけにいかねぇだろ」


エルヴィン「今から始めるのか?」ザッ

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