ラディッツ「GANTZ?」(59)

---俺はカカロット達にやられたはず---

俺は何故か、真ん中に黒い玉がある部屋にいた。

部屋には地球人が多数。

「また変なの来たよ」

金髪の男が言う。
黙れ、戦闘力5のゴミめ。

「あなたは?」
眼鏡の男が聞いてきた。

俺は答える。
「俺はラディッツ。戦闘民族サイヤ人だ。」

いまのガンツをどうにかしたいなら悟空連れてこい


>>2

とりあえずラディッツで行きます。

俺がそう言うと地球人どもは一斉に笑いだした。

「何がおかしい!?」

「だってここは地球ですよ?それともあなた宇宙人とでも言うんですか?」

「だからそうだと言ってるだろう!」

そう言うと地球人どもは再び笑いだした。

カチンと来た俺は窓に向けてエネルギー波を放った・・・はずだった。


書き溜め無しなんで遅くなります。

「なんだと・・?」

窓に傷一つ付いていない。
手ごたえはあった。
放った音もした。
なのに何故だ。

「ダブルサンデー!」
俺は再びエネルギー弾を放つ。

---だが結果は同じ事だった。

「無駄ですよ。この部屋から出ることは出来ないみたいです。」

呆然としている俺に眼鏡が声をかけてきた。

「今の光は・・」

眼鏡がそう言いかけた所でジジジジと音がした。

見渡すと、部屋の隅で光線のような物から人の足が二本ずつ出てくる所だった。

「また新しい奴か・・・」

金髪の男がそう呟いた。


暫く見ているとその光線から二人の男が現れた。

一人は高身長で戦闘力7、
もう一人は普通の地球人で戦闘力4だった。

両方とも息を激しく上下させている。
これだから地球人は・・・

「キミ達も・・死にかけたの?」

眼鏡の男が聞く。

そいつらは答えず息を切らしたまま。

「やっぱり君達も死にかけたんだ・・」

眼鏡の男は一人で呟く。

「ハァ・・ハァ・・何かしんねーけど助かったろ、ホラ・・」

「ホラッっておまえなァ・・」

まだ死んだ事に気づいていないらしい。
バカな奴等だ。

俺は一室の廊下へ出る。
地球人といては落ち着けないからだ。


俺は死んだ。
実の弟達に殺されて。

その事実を噛みしめながら俺は苦笑した。
皮肉な物だ。唯一の肉親に殺されるなどと。
そしてそれを、ベジータとナッパが見たらまた笑い物だろうと。

そして今の状況を再確認する。
現段階で、この部屋から出る事は出来ない。
ここは天国ではない。
そして、あの黒い玉が何かを司っているという事。

「おいおいおいおい!!」
そう物思いに耽っていると部屋の方から声がした。

俺は腕を組みながら部屋へと向かった。


そこには裸の女が横たわっていた。
新しい死人が来たらしい。
部屋に沈黙が走る。

部屋の隅に居た男がスッと立ち上がった。

「おまえら来んなよ」

そう言って男は、裸の女を俺がさっきまでいた廊下へと連れていった。

やろうとしている事は想像がつく。
野蛮人め。

「きゃあああ!!」

俺の予想通り、その後すぐに叫び声がした。
高身長の男はその声を聞き、そっちへ向かっていった。
まあ結果は突っ組み合いだろう。

そう思った俺が、静観を決め込もうと腰を下ろした時だった。


見て下さっている方、すみません。

眠気がひどいので一旦落ちます。

そろそろ起きたか?


待っていて下さった方ありがとうございます。

私用が終わったんで再開します。


[あーた~~ら し~~い
[あ~さがきた きぼーうの
[あーさーが
[そ~れ いっちに~さん!!]

馬鹿にした様な音楽が部屋に響き渡った。
地球人どもはテレビとやらの撮影だと思っているらしい。

黒い玉を警戒しながら見つめ続けていると、玉の表面に文字が浮かび上がった。

[てめぇ達の命は、無くなりました。
[新しい命をどう使おうと私の勝手です。
[という理屈なわけだす。]

地球人どもはまた笑いだした。
よく笑う奴等だ。
だがその中に一人だけ違う見方をする奴が居た。

「この文章ってさ、なんか超バカバカしーけどさ
「真面目に受け取るとすんげー怖い文章じゃねー?」

今まで隅の方に座り込んでいたガキが言った。
的を得た意見に部屋に沈黙が走る。



沈黙の後、いきなり玉の表示が変わった。

[てめえ達は今からこの方をヤッつけに行って下ちい]
[ねぎ星人]
[特徴 つよい くさい]
[好きなもの ねぎ 友情]
[口ぐせ ねぎだけでじゅうぶんですよ!!]

ねぎ星人とやらは知らないが、サイバイマンみたいなツラをしている。
とりあえず今からこいつと戦うのだろう。

ガンッ!!

突然、玉が三方に開いた。
中には銃とケース、そして裸の男。
眠っているのか分からないが、目を閉じている。
そして、それらのケースの中に俺の物を見つけた。
[泣き虫らでぃつ]
クソッタレめ!!

>>11
ありがとうございます。

そのケースの中には戦闘服のような物が入っていた。
俺はこんな物に頼る気はないが。

「おい、畑中ァ~~ッ」
声を発した男の視線の先には、さっきの野蛮人が下半身だけで走り回っていた。

次々と消えていく地球人共。
残るのは地球人三人と犬、そして俺になった。

残りで次に消え始めたのは俺だった。
体がバラバラになっているような感覚。
そして目線の先には地球の風景が広がっていた。

ここで戦いが始まるようだ。

いちいち途中のレスに反応して俺アピール挟まれると萎える

>>14
気に障ったならすみません。
次から質問だけ答えます。

俺はまず、地球人共の様子を見ることにした。

確認すべき事は二つ。
本当にこのまま帰れるのかという事。
そしてねぎ星人とやらの戦闘力はどのくらいなのかという事。

俺は一つ目を確認するために空に上がり、帰ろうとする男を見始める。

男に目を光らせていると、いきなり男の頭が爆発した。
やはり簡単には帰してくれないらしい。
次はねぎ星人を探さなければ・・・

しばらく空を飛行していると地球人どもがねぎ星人を取り囲んでいるのを見つけた。
ねぎ星人は戦闘力6。
ゴミのような戦闘力だ。


「コイツ刃物持ってるぞ!!」
「撃て!!」
「わァッ」

地球人四人が一斉に銃を向けたその時、
「やめろオオ!!!」

高身長の男の声が聞こえた。
しかし四人は聞こえなかったのか、引き金を引いたようだ。

バンッ

「ねぎあげます・・」
ねぎ星人は助けを乞うが意味は無さそうだ。
どんどんねぎ星人の手足は吹き飛び、胴体と頭だけになった。

>>12

泣き虫ワロタ


俺は地上に降り立ち、遠くから様子を見る。

地球人同士で揉めているようだ。
馬鹿馬鹿しい、と再び空に上がろうとした時だった。

ピッピッピッ・・・

スカウターが反応を示した。
そこには殺されたねぎ星人より数倍も大きなねぎ星人が立っていた。
戦闘力120。
多少強いかもしれないが俺の敵ではない。
一瞬で地球人四人がやられ、残るは高身長の男だけとなった。

その男もやられそうになった時だった。

パンッパンッパンッ・・

九発の銃声が響いた。


ラディッツは泣き虫じゃなくてよわむしだった・・orz
脳内補完お願いします・・

倒れ込むねぎ星人。
だがしかし、弾丸の威力で死んだ訳ではなかった。

すぐに立ち上がり高身長の男に襲いかかる。
攻撃を避け続ける一方の男。
だが足を踏み外し、坂から転げ落ちていってしまった。

この場に残るは俺だけ。
しかしねぎ星人は俺に気づかず、違う方に走り出していってしまった。
空から走り出したを見る。
そこには地球人の男女。

星人と地球人の、追いかけっこが始まったようだ。


×空から走り出したを見る
○空から走り出した方を見る
です。

一旦落ちます。

もっと熱くなれよ”!!!!

再開します。

「ん?・・」

スカウターが壊れているのだろうか?
男の方の戦闘力が130になっている。
不審に思い、俺はねぎ星人を見る。

戦闘力120。変化はない。
そこで俺はある事に気づいた。

男があの戦闘服のような物を着ているという事に。
そして戦闘力があそこまであがるという事は、あの戦闘服は見かけ倒しではないらしいという事に。
俺は思わずニヤリと笑う。

「オオオッ!!」

目線を再び声のした方に向けるとあの男が宙を跳んでいた。

「なんだあの跳躍力は!?」


まるで空を飛んでいるような跳躍。
地球の一般人に空を飛ぶ能力ないはず。

「これもあの服の力か・・」

あの服があれば、ナッパ、いや、ベジータにだって勝てる!!
俺はあの服の力を信じ始めていた。

再び戦いに目を向けると地上では腕を切られた高身長の男が倒れ、
戦闘服を着た男がねぎ星人に殴りかかっていた。

ピッピッピッ・・・

スカウターが再び反応を示す。
男の姿は筋肉で膨れ上がり、戦闘力は200に上がっていた。

一方的にねぎ星人を殴り続ける男。


ねぎ星人が許して貰おうと謝り始め、
男が手を止めた時だった。

プシュッ

気の抜けるような銃声と共に、
何もない空間から三角形の網のような物が放たれた。

その網はキュンキュンと音を立て、ねぎ星人を縛り付けた。

バチッバチッ・・

再び、何も無い空間から網を放った主が現れた。

「あいつは・・」

現れたのは一人だけ姿が見あたらなかったガキだった。

ガキはベジータみたいなツラをして、ねぎ星人を一瞥する。


ガキは男に銃を渡した。
男は銃をねぎ星人に向けたが撃つ事をしない。
あろう事かガキと揉め始めた。

ギョオッ・・
ジジジジジジ・・・

結局引き金を引いたのはガキだった。

音を立て、俺がここへ来たときの様にねぎ星人は消えていった。

戦いは終わったらしい。

二人の地球人が消えていく。
またあの部屋に戻るのだろう。
死んでいるように見えた高身長の男も消えていった。

そして俺の体も徐々に消えていく。
ひとまず休むことが出来そうだ。

「やっぱアンタも生きてたか」

ガキの言葉を無視して、俺は部屋の隅に座る。

「まあいいや・・ガンツが採点始めるぜ」

「はァ?ガンツ?」

「うんガンツ」

その後の話を聞いた所だと、
以前からこの黒い玉はガンツという名前だったらしい。

ガンツの表面を見ると、そこには、

[それぢわちいてんをはじぬる]

と浮かび上がっていた。
誤字ばかりで分かりづらいが、
ガキの言う通り、採点をするということなのだろう。

[犬]
[0てん]
[やるきなさすぎ、ベロ出しすぎ、しっぽふりすぎ]

[巨乳]
[0てん]
[ちちでかすぎ、ぱんツはかづにうろつきすぎ]

[かとうちゃ(笑)]
[0てん]
[おおかとうちゃ(笑) 死にかけるとわなにごとぢゃ]

[西くん]
[3てん]
[total 90てん]
[あと10てんでおわり]

[くろの]
[0てん]
[巨乳見てちんこたちすぎ]


目まぐるしく画面が変わってゆく。
次に表示されるのは俺だろう。

[よわむしらでぃつ]
[0てん]
[とおくから見すぎ、イタすぎ]

ガンツもよわむしと言うのか・・・
俺は弱虫じゃない!!
そしてイタすぎとはどういう事だ?
怪我一つしていないが・・

俺の採点の後、ガンツの表示は消えた。

「ちょっと待てよ・・・
こっちは聞きたいこと山ほどあるんだけどな」

採点を終え、帰ろうとするガキを戦闘服の男が止める。


「質問に答える前に・・アンタ何者?」

ガキの視線がいきなり俺に向く。

「ここに来たばっかの時、なんか撃ってたろ?
こいつら来てうやむやになったけど」

鋭いガキだ。
ちょっと黙らせるか・・

「馴れ馴れしく話しかけるな!」

俺は言葉と共にガキを睨みつける。

「さっき空も飛んでたよな?
スーツも着てる様子無いしマジで宇宙人?」

このガキ、物怖じしない・・
この俺が地球人に馬鹿にされているだと!?


バキィッ!!

俺は思わず立ち上がり、ガキを殴りつけていた。
恐怖を感じていたのだろう。
ベジータやフリーザと同じ目をしたガキに。

「俺は戦闘民族、サイヤ人だ!
二度とふざけた口を叩くんじゃない!」

「おい!大丈夫か!?」

ガキに駆け寄る地球人ども。

自分より小さな相手を殴り、怒鳴りつける。
こんな事、戦闘民族がやる事じゃないのは分かっている。

やっぱり俺は、
ベジータ達の言う通り、
何時まで経っても弱虫のままかもしれない・・・

なかなか興味深い…

[てめえ達は今からこの方をヤッつけに行って下ちい]
[ふりーざ星人]
[特徴 ものすごくつよい ざんにん]
[好きなもの しんりゃく さつりく]
[口ぐせ はじめてですよ…ここまでわたしをコケにしてくれたおバカさんたちは!!]

しえん

なかなか面白いな

しえん!


再開します。

現実から目を逸らすように、俺はドアに向け、くるりと踵を返す。
後ろからガキの蔑む視線を感じる。

非難されるのには慣れている。
ベジータ達と共に辺境の星を侵略する時など、いつも向けられる罵声、そして断末魔のおかげだ。
ベジータとナッパはその声に心が躍るらしい。
俺は共感出来そうに無いが・・・

ドアを開け外に出ると、地球特有の風が俺の体を襲う。
風に吹かれながら、寝床を探すため、俺は空に上がる。
しばらく空を飛び、良さげな裏山を見つけた俺は、そこで一晩を過ごす事にした。

地上に降り立ち、たき火を焚く。
夕食を取るため、俺は獲物を探すことにした。


ピッピッピッ・・・

山の中を歩いているとスカウターが反応を示した。
その方向には・・巨大な猪。
戦闘力8。
大した事は無さそうだ。

ザッ. . .

俺はわざと足音を立て、こっちに注意を向ける。
俺に気付き、唸り声を上げ突進してくる猪。
スッと横に移動して、牙を掴み、そして、

「ずあっっっ!!」

薙ぎ倒す。
豪快な音を上げ、吹っ飛ぶ猪。
巨大な獣は、一瞬で意識を失った。


パチパチッ. . .

焚き火の音だけが、山の中に響き渡る。
先程まで獰猛だった猪は、今は骨だけの姿になり、俺の腹に消えていた。

静かな場所で心を落ち着かせると戦いの日々が嘘のように思える。
事実を消すことが出来るわけではないが・・

---とにかく今は眠りたい---

火が弱くなるのと共に俺の視界もぼんやりしていった。

小鳥のさえずりと日の光で俺は目を開けた。
久しぶりにぐっすりと心を休める事が出来た気がする。
余程、今までの日々が肉体を酷使していたかが分かる。
それが本来のサイヤ人としての生き方なのかもしれないが・・・

眠い目をこすりながら、俺は身支度を整えた。
とは言っても行く場所などは無いが。

寝転がり、空を見つめる。
やる事が無いなど、いかに中身の無い生活を送ってきたかが良く分かる。

ボーッとしているうちに、気がついたら俺は再び眠っていた。

太陽は空高く上がっている。
もう少し寝ようとした時、俺はハッとなった。

吹く風と気温が違う。

まさか丸一日寝て終えたのか!?
だらけた生活に俺は唖然とした。
これも今までの日々からは、想像も付かない事だからだ。

何をしようかと考えているとベジータ達の事が頭に浮かんだ。
通信もしてないが、どうせ俺は死んだと思われているだろう。
結果、その通りだしな・・・

続きまだー

再開します。

俺は通信をしない事に決めた。
コソコソと二人の出方を伺ってられるか!

スカッとするため、久しぶりに修行に打ち込む事にした。
修行場所は、あの忌々しき場所だ。

裏山からその場所は、それ程遠くはなく、五分程度で着いた。

---荒野---

俺がカカロットとナメック星人と戦った場所。
そして、俺とカカロットが死んだ場所。

ブルッ. .

体を貫かれる感覚が戻った気がして、俺は思わず震える。
冷静になればなる程、自分の弱さが目立つ。

「俺はどうすればいいんだぁぁっ!!」

ズオオオォッ! !

ドオォォン! ! . . .

「ハァ・・ハァ・・」

また思わず攻撃してしまった。
どうすれば強くなれる?
全く先が・・見えない・・

あれから、放心状態のまま夜を迎えた。
どうしていいか分からないまま。

ゾワッ。

そんな俺をいきなり寒気が襲う。
なぜだか分からない。
だがそれは次の戦いの予告のような気がした。


ひとまず寝落ちします。

再開は五時から九時ぐらいの間だと思います。

それと気になってる方がいるかもしれませんが、
ラディッツの戦闘力は、公式本準拠の1500としています。

それを踏まえてこのssをよろしくお願いします。


遅くなりましたが再開します。

寒気の少し後だった。
体が動かない。
戦いの中で、相手の超能力などで動きを封じられた事はあった。
だが、これはそういう類ではない。

どうしようかと考えていたその時だった。

ジジジジ. . .

体が消えていく。
俺の悪い予想は当たりそうだ。

俺は案の定、この前と同じ部屋に来ていた。

「よォ、宇宙人サン。久しぶりだな」

ガキは既に部屋におり、こちらに声をかけてくる。

ss本文中にいちいち自コメ入れるなよ…

1日1レスか
ナメてるなこいつ
書く気ないだろ

ゆっくりなのは別にいいけど

面白いからゆっくりしていいてどんどん書いてね
支援!


「痛かったぜ、ココ。」

ガキは俺が返事をせずにいるのを見かねて、殴られた頬を指さす。
皮肉っぽくニヤけた面に腹が立つ。

手を出すな、ラディッツ!
悪いのは自分なのだから。

「まァいいや。
  また殴られたらたまンねぇーし。」

ガキはそういって部屋の隅に座り込んだ。
俺も反対側に座ろうとした時だった。

ジジジジ. . .

次々と前回のメンバーが転送されてくる。
地球人の男二人、女一人、そして犬。
次の戦いのゴングは後少しで鳴りそうだ。


人が増えたのは良かったが、俺に休む暇は無く、地球人どもに質問責めにされた。
すこしでも正体を聞き出し、仲間に引き入れようというのだろう。

「名前は?」

「・・ラディッツだ。」

「ラディッツさん。
 あなたホントに宇宙人なんですか?」

「・・信じないだろうが、
 俺はサイヤ人という戦闘民族だ。」

その他にも様々な質問がされたが、俺は軽くあしらいながら答える。
想像もしていなかった。
侵略しようとしていた星の奴等とこんな風に会話するなんて。
本当はガキともこんな風に会話出来るんだろうか?


女がニコニコしながら次の質問をしてこようとした時、

ジジジジ. . .

この部屋へ来るときの音。
新しい来訪者が来たようだ。
陰を見る限りでは四人。

「はァ?」

新しく来た四人の男は極めて妥当な反応を示した。
四人の男は、どいつも奇抜な格好をしていた。
髪の色が金色の奴や、金と黒を混ぜた奴。
特に金と黒の髪の奴は我が強そうな面をしていた。

「おい!ココは何処だ?」

金と黒の髪の男がこっちを見ながら言う。
やはり予想通りの態度を取って来やがったか。


男が次の言葉を言いかけた時だった。

ジジジジ. . .

また四人ここへ来た。
今日は忙しすぎる。
これではかなりの大所帯だ。

来たのは整った顔の男、霊の様な女、そして年寄りの女と小さなガキだった。
粋がっている四人は言葉を言うのを邪魔された事で、
腹が立ったのか、不満そうな顔をしている。

「さっきも言ったけどドコだよここっ!
 誰か説明しろっ!」

金と黒の髪の男が再び言う。
だが再び誰も答えない。
男は次に何か言いかけたが止めて、四人揃って地球人の女の胸元を見つめている。
下衆どもがっ!


皆バラバラに好きな事をやり、小さなガキも泣き始めた時、
高身長の男が重々しく口を開いた。

「ここにいる全員が生きて家に帰るために、
 できるだけ情報をみんなに伝えたい」

「なっ!? やめろっ!バカかっ!」

救いの手を差し伸べようとする男とそれを止めるガキ。
だがガキの言葉は男には流される。

「これから全員武器を持って、
 違う場所に移動することに鳴ると思う」

「何だそりゃ? 意味わかんねーぞコラ」

「俺だってよくはわかってねーんだ。
でもムリヤリにでも、そうなっちまうんだよ」


「ゲームかなんかか? tv番組の。」

「いや!
 ゲームでもtvでもない。」

「んで、どーなんだよ。」

「宇宙人・・らしきヤツを・・
 つかまえなきゃならんらしい。」

自分の知っている限りの事を言っただろう男に向けられる笑い。
見た限り誰も信じてはいなそうだ。
男がため息をついたその時。

[あーたーらしいあーさがきた・・]

[てめえ達の命は無くなりました。・・]




あの音楽と共に、gantzに前回と同じ文字が浮かび上がる。
そして画面が変わり、倒すべき敵が表示された。

[てめえ達は今から
 この方をヤッつけに行ってくだちい]

[田中星人]

[特徴
 つよい ちわやか とり]

[好きなもの
 とり からス]

[口ぐせ
ハァー ハァー ハァー]


まるで機械のような風貌。
底なし沼のような光の無い目は何を考えているか分からない。

ガシャン!

gantzの扉が開く。
全員が銃やら戦闘服やらに取り付く姿を見ながら、俺は部屋の隅に腰を下ろす。
この前、戦闘服を着ていた男は今回戦闘服を忘れてしまったらしい。
どうする気なのかは知らないが・・・

皆それぞれ装備をした所で事件が起きた。
粋がっている男四人の内の一人がガキに銃を撃ってしまった。
流れる沈黙。
それを受けたガキは・・

・・・容赦無く引き金を引いた。


バンッ!!

弾け飛ぶ脳や顔の器官。
響きわたる叫び声。
まるで地獄絵図。

ガキはその真ん中で血を浴びながら目を見開き、冷徹な表情で立っていた。

俺はその姿に思わずベジータを重ねる。
あいつもよく、血だまりに立っていたな・・

「よく聞けバカども。
 俺に銃向けた奴はソッコー殺す。
 いいか?
 俺に銃向けたらソッコー殺すからな。
 ちっちゃい脳みそによく記憶しとけ」

そのバカどもは何も言い返せず、唇を噛みしめ、ただ立ち尽くしていた。

これは面白い

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