ガ・ゾウム「え、ギラ・ズール?」 (13)

ズサ「うん、俺達に代わってネオ・ジオンの主力機にそいつがなるらしい」

ガ・ゾウム「おいおいちょっと待てよ。折角ギラ・ドーガのやつらが減ってきて、出番かと思ったのによ」

ズサ「仕方がないだろ。俺達ももう旧式だ」

ガ・ゾウム「くう……」

ギラ・ズール「……どうも」

ガ・ゾウム「え?」

ズサ「あれ?」

ガ・ゾウム「ギラ・ドーガじゃん。なにやってんの?」

ズサ「あれ、なんか痩せた?」

ギラ・ズール「いや、僕がギラ・ズールです」

ガ・ゾウム「は?」

ズサ「お前が?」

ギラ・ズール「はい」

ガ・ゾウム「お前が新型なの?」

ギラ・ズール「新型って言うか、まあ……」

ズサ「ギラ・ドーガとあんま変わってなくね?」

ガ・ゾウム「つーか弱くなってない? ハイパーナックルバスター一発で落とせそうだ」

ギラ・ズール「う……」

下っ端整備士「はあ?またこんな古い機体持ってきやがって。仕事増えるだろうが! 共通規格にしろっての!」

しえん

意外と面白いぞ続けた前

この酉は久しぶりに見た

ギラ・ズール「いやぁ、まあ、僕新型っていうか、ギラ・ドーガのパーツ流用した改修機みたいなもんで……」

ズサ「え?」

ガ・ゾウム「は?」

ギラ・ズール「うう……」

ガ・ゾウム「いや、お前……変形とかできる?」

ギラ・ズール「いえ……」

ズサ「固定武装とかは?」

ギラ・ズール「ないです。基本的に状況に応じて使い分けをするので」

ガ・ゾウム「汎用機ってわけか……」

ギラ・ズール「そうです」

ガ・ゾウム「あのさ、ギラ・ドーガと何が違うの?」

ギラ・ズール「え?」

ズサ「それ思った。ギラ・ドーガでいいだろ」

ギラ・ズール「いやまあ……」

ガ・ゾウム「お前ハイパーナックルバスター撃てる?」

ギラ・ズール「ランゲ・ブルーノ砲なら……バックパック要りますけど」

ズサ「うーん、なんかパッとしないなお前」

ギラ・ズール「そうですかね……」

ズサ「だけど、汎用機ってことはお前一機で様々な状況に対応できるってことだな? それはある意味売りか……」

ギラ・ズール「そ、そうなんですよ! だから僕がネオ・ジオンの主力機に……!」

ガ・ゾウム「あのさ」

ギラ・ズール「はい」

ガ・ゾウム「俺達そんな様々な状況で戦うことある?」

ギラ・ズール「はい?」

ガ・ゾウム「いやさ、ネオ・ジオンの基地が地球圏の至るところや、地球にもあるならお前を共通の主力機にするのはわかるよ」

ギラ・ズール「はぁ……」

ガ・ゾウム「でも現状、ネオ・ジオンの基地は今、ここくらいなわけで、俺達はここの周りで戦うくらいしかしないわけで」

ズサ「あー……」

ギラ・ズール「き、きっと、勢力拡大後を見据えての判断ですよ」

ガ・ゾウム「いや、まず勢力を拡大するための戦力がいるだろ」

中断

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