さやか「ユキアネサ、召喚」(42)
qb「もの凄かったね、変身したまどかは」
ほむら「……」
qb「彼女なら最強の魔法少女になるだろうとは予測していたけど、まさかあのワルプルギスの夜を倒すとはね……」
ほむら「……その結果どうなるかも、見越した上だったの?」
qb「彼女は最強の魔法少女として最大の敵を倒してしまったんだ。当然後は最悪の魔女になるしかない。
遅かれ早かれ、結末は同じだよ」
qb「さて、後は君たち人類の問題だ。僕らのエネルギー回収ノルマは概ね達成出来たしね」
ほむら「……」スタ
qb「また、時間を繰り返すのかい?」
ほむら「……どうして、それを……!」
qb「寧ろ気が付かれないとでも思っていたのかい、暁美ほむら?それは僕らを馬鹿にしすぎなんじゃないかな?
今までの君の理路整然とした奇行や鹿目まどかに対する常軌を逸した執着、相反した僕らインキュベータへの憎悪と、僕らへの理解……
そして何より僕らこの宇宙のインキュベータとの不契約から、君が別の時空から来たという事は推して知るべしというものだろう」
ほむら「……ふん、今日は随分とおしゃべりなのね。でもそれが――」
qb「ありがとう、暁美ほむら」ニコッ
ほむら「……!」
qb「君がまどかを、最高のエネルギーに醸成してくれたんだ」
ほむら「なっ……なんですって……!?」
qb「時間遡行者、暁美ほむら」
qb「数多の平行世界を横断し、君が望む結末を求めてこの一か月を繰り返してきたんだね」
qb「すべては鹿目まどかを救うために」
qb「疑問だったんだ。どうしてただの平凡な少女に過ぎない彼女があれほどの「素質」を持っていたのか」
qb「魔法少女としての「素質」はね、背負い込んだ因果の量で決まるんだ。つまり一国の王女や、救世主足り得る人物であればあるだけ、
強力な魔力を持つことができるという仕組みとなっている」
qb「つまり平凡な人生を与えられた筈の鹿目まどかにはあれほどの力は持ちえないんだよ」
qb「歴史を超越した何かしらの働きがなくてはね」
qb「実際なら、極めて穏やかな波を繰り返しながら鹿目まどかの一生は流れていっただろうが、
しかし彼女の波を狂わせる事態が起こった」
qb「それを引き起こした副流こそ、暁美ほむら、君だったというわけだ」
qb「ねぇほむら、まどかは君が時間を繰り返すたびに強力な魔女になったんじゃないかな?」
ほむら「――!」
qb「どうやら、図星のようだね」
qb「だからこそ、暁美ほむら。僕らインキュベータは君に感謝しなければならない」
qb「ありがとう。その調子で他の宇宙のインキュベータも救ってあげてね」
④
私は走った。
ピシャピシャと、泥水を跳ねながら。
ただひたすらに走った。
そうするしかなかった。だって……だって……!
どうして、こんなことになってしまったのだろう。
私はただ、まどかを救いたかっただけなのに。
走って、走って、走った。
この迷路の出口を探して、私は走り続けた。
ほむら「あっ――」
そして何かに躓き、転んでしまう。
ほむら「うぅ……」
体が重たくて、うまく立ち上がれない。服がびっしょりと濡れているから?体が冷え切っているから?
違う。
立ち上がって、どうすれば良いのか分からないから。
自分が背負うと決めた物の重みを、私は、知らなかった。
歩き続けると決めた道がどれだけ険しいのか、考えていなかった。
――どうして。
――どうして私はこんなにも馬鹿なのだろう。
何もかもがすべて、遅かったんだ。
ほむら「うぅ……あぁ……」
声にならない叫びを、押し殺した。私には、そんな権利なんてない。
歩き続けなければならない。
探し続けなければならない。
それ以外に、どうしたらいいのか分からないのだから。
ほむら「……」ゴシゴシ
倒れたまま、濡れた袖で涙を拭った。
――まどかをまた、苦しめることになる……!
分かっていても、止められない。繰り返すせば繰り返すだけ、彼女の因果を増やしてしまうのだとしても。
だとしても、今ここであきらめることなんて出来ない。
私の路はもう、それしかないから。
面白そうだから④
ほむら「……――」
ガチャッ
立ち上がろうとして、手元の何かを掴んだ。
丸っぽくて、掴むところがある……なんだろう。
立ち上がりながら、それを引き上げた。
ほむら「……剣」
それは、美樹さやかの剣。
どうしてこんなものが此処に……表で彼女が戦った時に処理しないまま、今日のこの時まで残っていたのか。
本当にどうしようもない人だ。
彼女とは碌な思いでがない。何処の世界でも。一度だけ彼女と友人的な立ち位置になれたことがあったけれど、でも彼女との関係はいつも険悪だ。
彼女は私のことが嫌いだっただろう。
――私だって、大嫌いだ。
――上辺だけの正義。空虚な正義。弱いくせに、何も知らない癖に調子に乗るあいつなんか……大嫌いだ。
――そして彼女は、はっきりとしゃべろうとしない私のことが大嫌いだろう。陰気な私のことなんて大嫌いだ。
――もしも、こんな私を裁く人がいれば、それは彼女だ。巴さんでも、佐倉さんでもない……。
まどかの親友であり、優しい幼馴染である、彼女だけだ。
ほむら「……」シュゥゥゥ
わたしはその剣を、徐に、自分の盾の中へと収納した。
カシャッ
割と前にvipで書いてた人か
ほむら「――」バッ
視力を上げ、カレンダーを見る。退院日と、そして編入日に花丸が付いている。
ほむら「……また、此処から始まるのね」
改めて言うまでもないことだ。自分が繰り返したのだから。
ほむら「……」
私はベッドから立ち上がった――
ガシャンッ
ほむら「!?」
何かが窓を突き破って侵入してきた。人?いや、違う。それは私がいたベッドの場所に突き刺さっている。
剣?いや、それにしては大きすぎる。暗くてよく見えないけれど、でも月光をよく反射するそれは剣のようなフォルムをして、どことなく冷気を放っていた。
ほむら「――!!」
此処じゃ危ない。私は魔法少女に変身し、時間を停止させて、窓から飛び降りた。その瞬間に周囲を見渡したが、特別人影は見えない。
そうして魔力の温存の為に、断続的に時間を停止させて、ひたすら逃亡した。今の私には武器もない。盾に入れていた美樹さやかの剣も、しっかりと消えている。
舌打ちして、私は近隣のヤクザの隠れ家や自衛隊基地へと急いだ。
「……ふふっ」
ほむら「こんなことをしている場合じゃないのに……!」
こののっぴきならない状況に私は嘆いた。何処から嗅ぎつけたのか、私にgpsでも付けているのかという風に
正体不明の襲撃者は私を追跡してくる。武器の調達もままならない。そして何より、今こうしている間にもあいつが
まどかに接触しようとしているのではと考えると気が気でない。早く、どうにかしないと……!
ほむら「……こうなったら」
こいつも、敵だ。まどかには絶対に近寄らせない。
私は自衛隊の演習場に降りた。ここで、このイレギュラーを排除する。ヤクザから得た物しかないけれど、
それでも十分だろう。
ほむら「……」
スタッ
ほむら「!!」カシャッ
暗闇の中、私はその影が降り立った瞬間、時間を停止させて、用意していたハンドガンで発砲し、また、時間を動かした。
パキン
ほむら「……!」
突然、それの周囲に壁が出現し、それが弾丸を食い止めた。
相手は魔法少女。分かっていたけれど、できればそうあってほしくなかった。魔法少女同士の戦いは、普通に魔女と戦うよりも面倒くさい。
ましてや、相当の手練れなのだろう。あんなわずかな時間で周到な防御を繰り出せるのだから。
厄介だ。こっちは戦力が万全じゃない。……また、追いかけっこをするか?してどうするつもりだ?今にもまどかは……まどかは……!
いけない、冷静にならないと――そう考えて居る間に後ろから――何かが突き刺さった――!?
「駄目だよほむらぁ……殺し合いの途中で余所見しちゃぁ……」
油断した……まさか……これほどの力の持ち主だなんて……!!
それにいてもこの声、何処かで聞いたことが――
ほむら「あ……貴方は……!!」
美樹、さやか。
さやか「こんなんじゃ駄目だよほむら、楽しめないよ……ねぇ、もっとさ、もっと殺しあおうよぉ!!」
厨二入りまーす
ほむら「はぁ……はぁ……」
私は走った。ひたすらに走った。
ほむら「くっ……!」シュゥゥゥン
魔法少女の体で本当に良かった。でなければ、今頃――
さやか『今、楽にしてあげるからねぇ!!』
美樹さやかに、殺されていた。
明らかにこの世界の美樹さやかはおかしい。まさに狂人だ。漫画とか小説に出てくる殺人鬼そのものだ。
どうしてこうなってしまった……?私の所為か?これも、私が時間を繰り返したことによる一つの副作用なのか……?
ほむら「まどか……」
まどかが危ない……もしかしたら、まどかはもうこの世には……だとすれば私はどうして時間を繰り返したりしたのだろう……。
ほむら「会いたいよぉ……まどかぁ……」
まどか「誰っ!?」
ヒュゥゥゥゥ……
まどか「気の所為、かな……?」パタンッ
ほむら「……」
まどかが無事なら、それでいい。
さやかさん…
怠惰と眠気の力と想い!
二つが一つになれば!!
絶対無敵!素敵に睡眠!!!
astral finish!!
へっへへーん(寝言)
さやかちゃん…
ブレイブルースレは貴重だからみんな見よう(提案)
まどか「昨日の夜、誰かがわたしの部屋を覗いているような気がしたんだ」
仁美「それは怖いですわね。世の中何かと物騒ですから」
まどか「仁美ちゃんも、そういうことあるの?」
仁美「いえ、私は何も」
さやか「そもそも、仁美の家じゃ母屋と門戸が離れすぎているじゃない。侵入して、仁美の部屋を覗ける位置に着くまでに
家の人とかに見つかって追い出されるでしょ」
まどか「仁美ちゃんの御家は大きいもんねー」
さやか「だからこそ皆、外でじっくりと仁美を拝しているというわけだ」
仁美「そんな……拝しているだなんて……」
まどか「あ、そうだ仁美ちゃん!ママが、直接告白する勇気のない人は駄目だってさ」
仁美「……そんなに、割り切れたら良いのですが……」
さやか「まどかのお母さんはやっぱり、かっこいいね。憧れるよ」
まどか「ウェヒヒ!あ、でも、さやかちゃんもかっこいいよ?」
さやか「そう?ありがとう、まどか」
放課後
仁美「それじゃぁ私はそろそろ」
まどか「あ、今日は日本舞踊だっけ?」
仁美「いいえ、お茶の御稽古ですわ」
さやか「いつもいつも大変だね」
仁美「本当に……いつまでやらせるのか……」
まどか「さやかちゃんはこの後どうするの?」
さやか「……」
まどか「さやかちゃん?」
さやか「――ん?あぁごめんねまどか、ちょっとぼぉっとしてた」
まどか「大丈夫?具合悪いとか?」
さやか「いや、心配ないよ」
さやか「――寧ろ、心地良いからさ」ボソッ
さやか「……」ゴソゴソ
ブブブブッ
さやか「ごめんねまどか、先に帰っててくれないかな?」
まどか「え?どうしたの?」
さやか「お母さんからメール。ちょっと買ってきて欲しい物があるみたいでさ」
まどか「御遣い?良いよ、わたしも付き合うよ?」
さやか「いや、ごめんね。急ぎの物みたいだから、一緒に帰ることも出来そうにない。今日は此処でお別れだ」
まどか「そっか……あ、ごめんね、急いでいるだよね」
さやか「うん……ごめんね、まどか。この埋め合わせは今度するから。それじゃぁまた明日!」
まどか「そんなの良いよ。また明日ね」
さやか「少し強引だったかな……ふふっ、でも仕方ないよね……」
さやか「ねぇ?ほーむらっ」
変わらない、何も。私のすることは変わらない。
qb「はぁはぁ!」タッタッタッタッ
私はただ、この忌々しい悪魔をまどかから遠ざけるだけ。
qb「うぐっ!?」ブチュッ
……絶対に、こいつをまどかには近づけない……!
qb『たすけて……』
qb『たすけて……僕を助けて……まどか……!』
まどか「えっ……?」
さやか「ふふっ……あははははっ!」タッタッタッタッタッ
さやか「会いたい……会いたいよほむらぁ……会って……くくく……」タッタッタッタッ
さやか「楽しもうよぉ……殺し合いを……!」タッタッタッタッ
さやか「――来い、ユキアネサ!」
\✝/
さやか「ふふっ――あはははははははははっ!!」
qb『僕を……たすけ――』ズザァー
グサッ
ほむら「……!!」
さやか「ふふっ。会いたかったよほむらぁ……昨日は何処に行っちゃったのさ……寂しかったなぁ、置いてかれちゃって」
ほむら「美樹さやか……」
さやか「ねぇほむらぁ……ほらぁ早くさぁ……あたしと、殺し合おうよぉ!!」
さやか「霧槍・尖晶斬」
ほむら「くっ!」
私は時間を停止させた。静止した美樹さやかはまるでスケートボードに乗るかのように、巨大な剣に乗っている。その左手に握られているのは、鞘に納まった、
見たことのない刀。私は彼女の軌道から逸れて、時間を停止を解いた。
さやか「――おっとっ」ズガガガガガッ
彼女は乗っていた剣を消して、抜刀し、刃を地面に刺してそれをブレーキにして制止した。
ほむら「美樹さやか――貴方はどうして――」
さやか「あはは――飛翔剣!」
今度は巨大な剣。それが私に発射される。
ほむら「どうして私に攻撃してくるの!?」
彼女が魔法少女になったことなんて何度もあった。予期しないイレギュラーが発生してくることも皆無ではなかった。
だが一人の人間が、これほどまでに狂ったのは初めてだ。何故?どうして?理由が欲しい。理由を聞いて――ワルプルギスの夜に対抗してほしい。
彼女はこれまでにない強力な力を持っている。解かる。今の彼女なら巴マミや佐倉杏子にも遅れを取らない。どんな魔女にも勝ってしまうだろう。
――私には得難かった力を、彼女は持っている……!
ほむら「美樹さやか、話をしましょう」ピチャッ
さやか「話?そんなことしても楽しくないよ、ほむら?ほら、あんたもそろそろ本気で来てよ。あたしばっかりじゃ楽しめないよ!」
ほむら「……えぇ、良いわ。貴方がそれをしたいというのなら幾らでも付き合ってあげる。でもその前に質問に答えて――」
ほむら「貴方にとって、鹿目まどかとは何?」
さやか「――!」
美樹さやかに、わずかだけれど、動揺が走った。
さやか「――まどかは、あたしの親友だよ」カチリッ
ほむら「……そう」
言うが早いか、美樹さやかは駆け出した。――だが、私には時間が――!?
ほむら「……!?」
声が出ない。当然だ、私はいつのまにか氷漬けにされていたのだから。
ほむら「……?!!?」
今回は疑問する前に気が付いた――目の前の、獰猛な笑みを浮かべる美樹さやかの顔が全てを物語っていた。
これが美樹さやかの力なんだ。彼女は氷を操る。大気中の水分さえも自分の力にしてしまう……こんな湿気の多いところで彼女と出会ったのが、そもそもの間違いだった。
これほどの氷を解かす魔力が、自分にあるのかどうかくらい、分かる……。
――私は、時間停止を解いた。
さやか「貰ったぁ!!」
しえ
さやか「……」
ズッ
さやか「誰だ?」クルッ
「あっ……あうぅ……」
さやか「……」
さやか「まどか、見ていたの?」
まどか「……うん」
さやか「そっか。怪我とかしていない?」
まどか「あ、うん……大丈夫だよ、わたしは……」
さやか「それは良かった」
まどか「……――あ、あのね、さやかちゃん!」
さやか「?――! まどか、こっちに!」
まどか「ふえ?」
髭玉「イッー!」
まどか「えっ……えっ……!?」
さやか「はぁ!!」
髭玉「――」バシュッ
さやか「まどか、あたしから離れちゃ駄目だよ」
まどか「え、あ、う、うんっ!」
さやか「手」
まどか「あ、はいっ」ギュッ
さやか「逃げよう」ダッ
まどか「さ、さやかちゃん!こ、これどうなってるの!?凄く、気持ち悪いよ……」
さやか「大丈夫だよまどか。あんたには絶対に触れさせやしない」
髭玉「イッー!」
髭棘「アァッ」
髭蝶「ハァッ!」
さやか「失せろ、障害――凍牙氷刃!!」
\\\\\\\\\
/////////
オサレ系
まどか「すごい……!」
さやか「ほらまどか、こっちに!」
まどか「う、うん!」
さやか「……」タッタッタッタッ
まどか「あ、景色が……ねぇさやかちゃん、わたしたち、元の場所に戻ったのかな!?」
さやか「だろうね――」
マミ「貴女たち、怪我はない?」
まどか「えっ?」
さやか「……貴様は」ギリッ
マミ「(えっ……貴様……?)わたしは巴マミ。あなたたちも見滝原中学校の生徒でしょう?わたしは三年生」
まどか「は、はい!わたし、鹿目まどかって言います!二年生です!」
マミ「そうなの。よろしくね、鹿目さん」
まどか「あ、はい!よろしくお願いします!」
マミ「ふふっ。そう畏まらなくても良いのよ?わたしのことはマミでいいわ。それで、あなたは?」
さやか「……」
まどか「さやかちゃん!ともえさ……ええと、マミさんが訊いてるよ!」
さやか「……美樹さやか」ギロッ
巴マミ「……!」ゾクッ
まどか「さやかちゃん……!?」
さやか「巴マミ。貴様は魔女を追って此処に来たのだろう?ならば、早く追うと良い。それほど遠くへは行っていないはずだ」
マミ「そ、そうね……でも、あなたたちは」
さやか「失せろ、この屑が」
まどか「……さやかちゃん」
さやか「ん?どうしたの、まどか」
まどか「……わたし、怒ってるよ」
さやか「それは怖いね。良かったら理由を聞かせてもらいたいのだけど」
まどか「茶化さないで」
さやか「茶化してなんかいないよ。うーん、まどかはどうしたら機嫌を直してくれるかなぁ」
まどか「……マミさんに、ちゃんと謝ろう?今なら許してくれるかもしんれいから。わたしも一緒に謝るから!」
まどか「……さやかちゃんおかしいよ。マミさん、悪そうな人には見えなかったのに、どうしてあんな態度を」
さやか「まどか」
まどか「さやかちゃんらしくなかった……なんか別の人みたいだったよ……」
さやか「まどか」
まどか「……さやかちゃん、一体どうしちゃったの?」
さやか「まどか。よく聞いてね」
まどか「……何?」
さやか「奴には金輪際、関わらない方が良い」パシンッ
まどか「……」ポロポロ
さやか「……まどか」
まどか「……マミさん凄い悲しそうな顔してたのに……悪い人じゃないって、わたしでも分かるのにどうして……」
さやか「聞いて、まどか。奴はまどかが思っているような人間じゃ」
まどか「もう知らない!」ダッ
さやか「まどか!?」
まどか「……」タッタッタッタッタッ
さやか「まどか……」
さやか「まどか……仕方がないんだよ……だって悪いのは全部あいつだから……」
さやか「……どこまであたしの邪魔をするんだ、あの障害……!」
さやか「……全部……全部あの屑が悪いんだ……!」
(◇)
さやか死亡フラグ?
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません