智絵里「あーしんど……マジこんちきしてー」モバP「!?」 (15)

モバマスSSです。初投稿です。
わけわからないキャラと世界観になってるのでわーって感じで気軽に読んでください。

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P「ど、どうしたんだ智絵里そんな言葉使いして!?」

智絵里「プ、プロデューサーさん!?」

P「グレたのかこらぁー!反抗期なんてパパは許さないぞぉ!」

智絵里「違うんです、これは、あの………」

P「ひぃぃーん!マイエンジェル智絵里がグレたぁー!もう駄目だーおしまいだー! こんなにショックなのはちひろさんに『あれぇ?ゴミが落ちてると思ったらプロデューサーさんでしたかぁ♪クソ邪魔♪』って言われて以来だー!」

智絵里「あ、あわわわわ………」

P「今夜はヤケスタドリしてやる!ヤケエナドリもだ!しかも特別ショップじゃなくて通常ショップで買ってやる!」

智絵里「え、えーい、ちょっぷです!」


グワラゴワガキーン(ちょっぷの音)


P「ぱぴこっ!」

智絵里「き、聞いて下さい!あの、演技の練習をしてただけなんです!」

P「エリンギの練習?」

智絵里「そうです、エリンギの練習をしてて、こう、にょきにょきーってなんでやねん!」


グワラゴワゴワガキーン(ちょっぷの音)


P「ぶるぼんっ!!」

智絵里「もうっ!エリンギじゃなくて演技ですっ!」

P「あーいいよーかわいいよー智絵里ー。それで演技がどうしたって?」

智絵里「明日のお芝居で、京都のヤンキーを演じなきゃいけないんですけど、どうしたらわからなくて……」

P「京都のヤンキー?またえらいニッチな役だなー」

智絵里「ううっ…せっかくこんな駆け出し新米アイドルの私に頂いたお仕事なのに、これじゃあ演出家さんに怒られちゃいますぅ…」

P「あぁどうしよう、ウチの天使が困ってる……こんな時に京言葉に詳しいアイドルがいてくれたらっ……」


??「ふふふ~話は聞かせてもらいましたえ~」

P「こ、この声は!」

??「うちでよければ、お手伝いさせてもらいまひょか~」

智絵里「あ、あなたは京都が生んだ伝説のアイドル、小早川紗枝!」

P「こ、小早川紗枝だってええええええええ!?」

P「小早川紗枝と言えば、第5回~12回シンデレラガール総選挙で7年連続シンデレラガールを獲得!

  さらにハンナリデミー賞主演こんちき賞受賞! 和傘が似合うアイドル第1位!小早川の名字が似合うアイドル第1位!
  一緒に嵐山の祭に行きたいアイドル第1位!その他もろもろ第1位の伝説のアイドルじゃないか!」

伝説の紗枝「いややわぁ。そんな大げさどすぅ。ふふふ~。」


しゃなりしゃなりはんなりーん


智絵里「ひ、ひぃん、品が良すぎて動くだけでしゃなりしゃなり効果音がなってます~」

P「お、おいおい…うそだろ……さっきまで寝転がってた奈良の大仏がこっち向いて土下座してやがる……。なんて高貴なアイドルなんだ…」

紗枝「智絵里はん、うちでよろしかったら京都のやんきーの演技教えたろか?」

智絵里「ほ、ほんとですか!? でも私、まだ駆け出しのアイドルで人気なんて全然だし、そんな伝説のアイドルに教えてもらう資格なんて…」

紗枝「選挙の順位とかそんなん関係あらへんよ。あいどるに上も下もあらしまへん」


しゃなりしゃなりこんちきちーん


P「ううっまぶしい、流石伝説のアイドル言うことが違う!おしっこ漏れちまったぜ!」

智絵里「そ、それじゃあよろしくお願いします!」

紗枝「ふふ、ええよ~。ほな練習してみまひょかー。まずはうちのあとにりぴーとあふたみーしておくれやす~」

智絵里「は、はい!がんばりますー!」

紗枝「もっと笑顔なんて誰でもできるもんっぽく!」

智絵里「ガンバリマス!」

紗枝「よし、ほないきますえー」

紗枝『世露醜(よろしゅう)~!』

智絵里『世露醜(よろしゅう)~!』

紗枝『うち小早川紗枝言いますー!今後とも武舞厨気(ぶぶづけ)ー!』

智絵里『うち緒方智絵里言いますー!今後とも武舞厨気(ぶぶづけ)ー!』

紗枝『うちが"はんなり"してるうちに、はよ帰り?』

智絵里『うちが"はんなり"してるうちに、はよ帰り?』

紗枝『ほらじゃんぷしてみぃ?まだぽっけに八つ橋あるやろ?』

智絵里『ほらじゃんぷしてみぃ?まだぽっけに八つ橋あるやろ?』

紗枝『やるんどすかこらー!どすうぅぅぅん!?』

智絵里『やるんどすかこらー!どすうぅぅぅん!?』

紗枝『ええぇぇ!どすええぇぇぇぇん!?』

智絵里『ええぇぇ!どすええぇぇぇぇん!?』

紗枝『巨乳消滅しろ』

智絵里『巨乳くたばれ』


紗枝「ふふふ~、ええ感じどすな~」

智絵里「あ、ありがとうございます!」

P「す、凄い迫力だ……おしっこちびり過ぎて垂れ流し状態だからパンパース買ってこなきゃ……」

紗枝「ほな次は、実際のせりふの練習をしてみまひょかー?」

智絵里「セリフ、ですか?」

紗枝「そうどすー。お芝居やから、せりふありますやろ~?」

智絵里「………セリフ、ないんです」

紗枝「え?」

智絵里「こ、今回のお芝居は全編アドリブの舞台なので、セリフが無いんです……」

P「マジンガー?」

智絵里「まじんがーです」

P「なんちゅうニッチな舞台なんだ……ちなみになんていう舞台なんだ?」

智絵里「『るろうに佐藤心』です」

P「へーそう………」

紗枝「ほな今日1日みっちり練習して、自然に京やんきー言葉が出るように智絵里はんに京女の魂を教えたります~」

智絵里「い、いいんですか!?」

紗枝「ふふふ、ええよ~。けどうちは"すぱるた"どすえー」

P「あの伝説のアイドル小早川紗枝のスパルタ指導………ごくりっ。じゅるじゅる」

智絵里「けど私なんかのためにそんな……。私なんて半径10km内の四つ葉のクローバーをすべて察知できるくらいで、何の長所も無いFランクアイドルだし失敗ばっかりで……」

紗枝「えーい黙らっしゃい!ついんてーるの右側を掴んでほっぺを軽くぱしーん!!」


ツインテールノミギガワヲツカンデホッペヲカルクパシーン!!


智絵里「ひゃん!」

紗枝「卑屈になったらあきまへん。一人でも応援してくれるふぁんがいる限り全力で舞う、それがあいどるーいうもんどすえー。」

智絵里「さ、紗枝ちゃん様……」

P「そうだぞ智絵里!例え失敗しても、智絵里がわたわたしてる姿が最高のご褒美になるファンだっているんだぞ!」

紗枝「えーい黙らっしゃい!番傘の鋭利な部分で頸動脈をすぱーん!!」


バンガサノエイリナブブンデケイドウミャクヲスパーン!!


P「ねるそんっ!」

智絵里「わかりました……私、精一杯頑張って立派な京都のヤンキーの魂を手に入れてみます!」

紗枝「よう言いはった智絵里はん!ほなまずは京風千本のっくどすー。」

智絵里「よろしくお願いしますー!」

紗枝「そりゃー」

智絵里「わー」

紗枝「ほりゃー」

智絵里「とー」

P「……………」


――――――――


―――――


―――


――

そんなこんなで舞台当日。

舞台は主役を演じる佐藤心の独特なアドリブで順調に進み、盛り上がりも最高潮になってきた。

そしていよいよ伝説のアイドル小早川紗枝との特訓で覚醒した智絵里の出番がやってくる。


心「はぁ~疲れたー。ちょっと京都で休憩していこっと☆」

心「ん?向こうから京都のヤンキーっぽい人が歩いてきたぞ?」

智絵里「姉ちゃん何見てはりますねんこらあぁぁぁううううぅん!?なめとんのかわれええぇぇええん!!?なんでやねええーーーーん!!」

心「え、え、な、、え?」

智絵里「我、京都の支配者、血得利なるぞ?頭が高いどすえ?」

心「え、智絵里ちゃん?ちょっと芝居がクレイジー過ぎない…?」

血得利「えええええぇぇ!どすええぇぇぇぇん!?やるんどすかこらー!どすうぅぅぅん!?」

心「いやああぁーー!何この子情緒不安定過ぎるーーー!!」

血得利「どすどすどすうぅぅぅん!?」

偶然客席にいた世界的映画監督「アノコ、オモシロイネ!イッツクレイジー!」



―――――――こうして智絵里の活躍により、舞台は無事大成功に終わった。



そして偶然この舞台を見ていた世界的映画監督によって智絵里は世界的コメディ映画に出演することになるのだが、それはまた別のお話である。



おわり

と、言うわけでおしまいです。おそらく最初で最後の投稿となりますがありがとうございましたー。

なにこれすげぇ勢いだ……乙


まるで意味がわからんぞ!?

ヘーイ

半角カタカナの使い方いいね 乙

意味不明だけど悪くないと思います

最初で最後に相応しい爆発力だ
なんと恐ろしくも意味不明で面白い

ノリで笑うのこらえてたらなぜかるろうに佐藤心で吹き出した

感動した お腹すいた
おつ

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