服部「小学生は楽でええな~?」コナン「ああ!?」 (72)

コナン「お前それ本気で言ってんのか?」

服部「当たり前や、小学生の生活なんて高校生に比べればどんだけ快適か。」

コナン「快適だと?」

服部「簡単な計算や、ひらがな書いてるだけなんやろ?」

コナン「・・・ああ、そうだよ。」

服部「ほれ、やっぱり。」

コナン「だがお前はあの地獄を理解してねえみてえだな。」

服部「?」

コナン「お前も小学生になってみりゃわかるぜ。」

服部「せやけどわしは高校生やからな~。ああ~あの時代に戻りたいわ~。」

コナン「ほ~う。」

服部「何や?」

コナン「別に。」

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コナン「もしもし、博士?」

阿笠「おお、どうしたバーーーローー。」

コナン「例の機械、ちょっと使わせてほしいんだけど。」

阿笠「おお、あれか。いいぞ~。」

コナン「サンキュー!」

阿笠「誰に使うんじゃ?」

コナン「な~に、西の某高校生探偵だよ。」

阿笠「誰なんじゃ~、教えてくれ~。」

コナン「まあ、すぐにわかるさ。」

服部「お~い工藤!何やっとねん、飯が冷めてまうぞ~!」

蘭「ちょっと、またコナン君のこと工藤って呼んでる。」

服部「いやいや、悪いな~。」

コナン「大丈夫、もう慣れたよ。」

和葉「ごめんな、コナン君。」

コナン「いいよ~、さあ、早く食べよう!」

蘭「そういえばコナン君の学校、明日参観日なんだよ。」

服部「ほおお!参観日やと!つまりこの坊主が真面目に小学生してるところが拝めるっちゅう訳か!?」

和葉「確かに、普段は小学生らしいことしてへんもんな。」

服部「いつも阿笠博士とキャンプしかしてへんからな。」

コナン「いや、そんなことは・・・。」

服部「冗談や。この程度のボケが捌かれへんと、大阪ではやっていかれへんで?」

蘭「ちょっと、コナン君をからかわないでよ。」

服部「ああ、スマンスマン。」

コナン(そろそろか・・・。)

プルルルルル!

蘭「はい、もしもし?あら、阿笠博士。どうしたんですか?え?服部君に?」

服部「何や?」

阿笠「おお、服部君、実は君に頼みたいことがあってな。」

服部「俺に?」

阿笠「ああ、何分急を要するんじゃが、バーーーローーには頼みづらいんじゃよ。」

服部「ふ~ん、別にええけど。」

阿笠「そうか!じゃあすぐに来てくれんかのう?」

服部「今すぐにか!?」

阿笠「そうじゃ!」

服部「ちょっと今から阿笠博士のとこ行ってくるわ。」

和葉「ええ~、今から~?」

服部「何か急用らしいねん。」

コナン「僕も行くよ!」

服部「ああ、お前は来んでええ。俺一人で十分や。」

コナン「そう・・・。」

服部(ったく、飯食ってる時になんやねん・・・。)

服部「おい、来たで!どこや!」

ココジャー

服部「ん?どこや?」

ココジャヨー

服部「声がするのは・・・トイレ!?」

阿笠「すまん服部君!紙が無いんじゃ!取ってきてくれんかのう?」

服部「はあ!?そんなんあのちっこい姉ちゃんに頼んだらええやないか!」

阿笠「哀君は今地下室にいるんじゃよ!しばらく出てこん!」

服部「・・・・・・。」

阿笠「ふう~。ありがとう。」

服部「こんなことのために俺を呼んだんか?」

阿笠「そっ、そうじゃよ。バーーーローーにばれると・・・ほら・・・な?」

服部「・・・帰るわ。」

阿笠「気を付けて帰るんじゃぞ。しらない人に声かけられてもついていかんようにな。」

服部「あほか、子供ちゃうぞ!」

阿笠「ふふふ・・・。」

服部「ただいま・・・。」

和葉「おかえり、博士どうしたん?」

服部「んん、まあたいしたことなかったわ。」

蘭「でも、何があったか教えてくれない?」

服部「知らんでええ。」

蘭「でも・・・。」

服部「ええから。」

和葉「ちょっと平次。」

服部「うるさいな!ウンコしとったら紙が無かった!ただそれだけや!」

蘭「う・・・。」

和葉「ちょっと何言うてんのよ!」

平次「じゃかあしい!しつこく聞いた己が悪いんじゃ!」

平次「ところで、あの坊主はどこ行ったんや?」

蘭「ああ、コナン君だったら・・・。」

コナン「平次兄ちゃん!」

平次「おお、どこおったんや?」

コナン「へへ~、これ取りに行ってたんだ!」

和葉「この箱、この香り・・・、ケーキ?」

蘭「そう!最近美味しいって有名なの!」

和葉「でもよう手に入れたね~。限定商品なんちゃうの?」

蘭「お父さんが事件を解決して、そのお礼だって。」

服部「あのおっさんもたまには役に立つんやな。」

蘭「それで、種類はどれでもいいから、コナン君に選ばせてあげようと思って。」

コナン「さっき店まで行ってきたんだ!」

和葉「なあ、早く食べよう!」

蘭「うん!」

コナン「へへへ、平次兄ちゃんにぴったりのものを選んだんだよ!」

服部「俺に?」

コナン「うん!」

服部「何やろ?」

和葉「楽しみやわ~。」

蘭「じゃあ開けるよ・・・。あっ。」

和葉「どうしたん・・・。あっ。」

服部「?」

コナン「どうしたの?チョコレートは嫌いだっけ?」

和葉「そんなことはないけど・・・、さっきなあ。」

蘭「うん・・・。」

コナン「さっき?」

服部「おう、阿笠博士の件な、あれウンコやってん。」

和葉「ちょっ。」

コナン「糞みたいな用件だったってこと?」

蘭「コナン君!そんな言葉遣いどこで覚えたの!」

コナン「おじさんが言ってたんだよ、最近糞みたいな依頼ばっかりだって・・・。」

蘭「お父さんったら・・・。」

服部「みたいっていうか、まんま糞やったで。」

コナン「どういうこと?」

服部「つまりな・・・。」

和葉「もうやめて!」

和葉「そんな糞とかウンコとか言わんといて!」

蘭「和葉ちゃん・・・。」

和葉「はっ。」

服部「すまん・・・。」

和葉「私、ケーキはいいわ。ごめんね蘭ちゃん、コナン君。」

蘭「いいよ。私も・・・ケーキはいいや。」

コナン「別にいいよ。ケーキはまた別のを買ってくるから。」

服部「・・・。」

コナン「ケーキは僕と平次兄ちゃんで食べるから。」

服部「なっ!?」

服部「お前!何を!」

コナン「だから安心して。」

蘭「ありがと。後でお父さんにも食べさせるからね。」

コナン「うん。」

服部「くそ・・・。」

コナン「お前が悪いんだぞ。」

服部「せやかて、工藤・・・。」

コナン「ほらもっと食えよ。」

服部「うっぷ、もう無理や・・・。」

コナン「だらしねえ。」

服部「お前は全然食うとらんやないか。」

コナン「小学生と高校生の体じゃ、容量が違うだろ。」

服部「・・・・・・俺、もう寝るわ。」

コナン「俺も。残りはおっちゃんの口の中にでも放り込んどくか。」

~翌朝~

蘭「コナン君、平次君、朝だよ~。」

コナン「はあ~い。」

平次「ん?何や今の違和感?」

コナン「ほら、起きろよ。」

平次「あ、ああ。」

蘭「今日の授業参観楽しみだな~。」

コナン「確か体育の授業だったっけ~。」

和葉「二人とも何するか教えて~。」

服部(二人?はは~保護者の人と一緒に何かすんねやな~。)

コナン「うんとね、内緒!」

蘭「ええ~、教えてよ~。」

平次「そうや、教えたれや。」

和葉「じゃあ平次君教えてや。」

平次「は?わしが知るかいな。」

和葉「何で?だって平次君・・・。」



和葉「コナン君と同じクラスやろ?」

平次「・・・はあ?」

蘭「そうそう、教えて。」

平次「いや、何言うとんねん。和葉、わしらは高校生やろ?」

和葉「私は高校生やけど、平次君は小学生やろ。」

平次「!?」

和葉「それとあかんで、年上の人を呼び捨てにしたら。」

コナン「そうだよ服部、いつもみたいに呼びなよ。」

平次「いつもみたい?」

コナン「和葉姉ちゃん・・・って!」

平次「はああああああ!?」

和葉「なんなん今更?」

平次「何で俺がこいつをお姉ちゃんって呼ばなあかんねん!」

和葉「ちょっとこいつって何?お姉ちゃん悲しいわ。」

蘭「だめだよ、平次君。」

コナン「いってきま~す!」

蘭・和葉「いってらっしゃ~い!」

服部「おい、工藤。」

コナン「何だよ?」

服部「これはどういうことや。」

コナン「何がだよ?」

服部「何で俺がお前と一緒に小学校に行かなあかんのやと聞いてんのや!」

コナン「ああ、それはな・・・。」

コナン「お前が小学生の時代に戻りたいって言ったからだよwwwwwwwwww」

服部「なっ、あれは冗談で・・・。」

コナン「悪い、俺ボケ捌くの苦手だからさ、本気にしちまったわwwwwww」

服部「こいつ・・・。でもどうやって・・・。」

阿笠「わしじゃよ・・・。」

服部「阿笠博士!」

コナン「博士がすでに作っていたのさ・・・ある機械をな・・・。」

服部「機械?」

阿笠「周りからの認識をいじる機械じゃよ。」

服部「なんやて!?」

コナン「それでお前を小学生にしてやったのさwwwwwwww」

服部「キチガイが・・・。」

コナン「まあ、いいじゃねえか、楽なんだろ?小学生はwwwwwwwwww」

服部「そんなん小学生の姿やったらの話やろ!」

コナン「朝から何度も怒鳴るなよ・・・。ほれあいつらだ。」

歩美「おはよう!コナン君!平次君!」

元太「おっす!」

光彦「おはようございます!」

コナン「おはよう!」

平次「お、おはよう。」

歩美「今日の授業参観楽しみだね!」

コナン「そうだなwwwwwwwwww」

服部(そういえば、今日は何するんや?)

服部「おい、ちっこい姉ちゃん、今日の授業参観は何するんや?」

哀「・・・教えない。」

服部「え?」

哀「人のこと小さいとか言う人に教えてあげる情報は無いわ。」

服部「なっ。」

光彦「だめですよ、平次君。みんなよりちょっと背が高いからって、そんなこと言っちゃいけませんよ。」

元太「そうだぞ!」

平次「くっ・・・、ごめんなさい。」

哀「わかればいいのよ。」

服部「なあ、工藤の奴を説得して、この問題どうにかならんかなあ?」

哀「問題?」

服部「俺が小学生扱いされとるっちゅう問題や。」

哀「小学生を小学生扱いするのは当然じゃない。」

服部「いや、俺は高校生やし。」

哀「何言ってるの?」

コナン「やめとけ服部、お前の状態を正しく理解してるのは、俺と博士だけだ。」

哀「?」

コナン「気にすんな。さあ、そろそろ学校だぜ。」

これは期待

先生「みんなおはよう!」

歩美「おはようほざいます!」

服部(どうせここで引き返すことに・・・。)

先生「平次君、どうしたの?気分悪いの?」

平次(あかん・・・これはホンマもんのやつや・・・。)

コナン「大丈夫だよ!なあ服部wwwwwwww」

平次「ああ・・・。」

~教室にて~

服部(そういえば、工藤はどうやって俺に機械を?)

コナン「おい、1時間目算数だってよwwwwwwwwww」

服部「おい工藤、そのしょうもない機械はいつ使ったんや。」

コナン「あああれか、お前がケーキ食ってる時さ。」

服部「何やて!?」

コナン「あの機械は拡散型でな、蘭たちにも当たるといけねえから、お前が一人の時を狙わせてもらったぜ。」

服部「しかし、あいつらが部屋から出たんは偶然やろ?」

コナン「いや、そもそも博士から電話がかかってきた時から計画は始まっていたのさ・・・。」

コナン「まず博士に電話してもらい、服部を呼んでもらう。その間にケーキを取ってくると言って、俺はフル充電しておいたスケボーで急いで博士の家まで先回り。そこで機械を受け取り、ケーキ屋まで行き、そして帰ってきた。」

服部「じゃあチョコレートケーキを選んだんも・・・。」

コナン「ああ、博士からはウンコ関連の用件だと聞いていたんでな。迷わずウンコ色のケーキを選んだぜ。」

服部「糞ったれが・・・。」

コナン「ウンコ色のケーキを見て、デリカシーの無いお前がウンコと言いまくるのはわかっていた。そうすれば蘭たちは部屋から出る。」

服部「何でそんなまわりくどい真似を・・・。」

コナン「面白いからに決まってんだろうがwwwwwwww」

服部「なんちゅうやっちゃ・・・。」

コナン「まあ落ち着け、小学生ならではの楽しみもあるんだぜ?」

服部「いらんわ!」

バーーーローーが変化すんのかな?
だとしたらメール欄にsagaだ

支援するぞ

服部の一人称は俺やて何べん言うたら分かるんじゃボケ
けったいな関西弁使いよってからに

~1時間目 算数~

先生「じゃあ、この問題解ける人!」

みんな「はい!はい!」

先生「じゃあ歩美ちゃん!」

歩美「5たす3は8!」

先生「よくできました!」

服部「・・・・・・。」

コナン「どうだ服部、楽なんだろ?」

服部「ああ・・・、退屈すぎるわ・・・。」

コナン「まだまだこれからだぜ。」

先生「これは解けるかな~?」

みんな「・・・・・・。」

先生「やっぱり難しいか~。」

コナン「先生!平次君は解けるそうです!」

先生「あら、そうなの?」

服部(これくらい余裕やろ・・・。)

先生「すごい!さすが平次君ね!」

コナン「すげえな、服部!」

服部「こんなことで褒められても嬉しゅうないわ。」

服部「っていうか今時間は?」

コナン「おいおい、まだ10分しか経ってねえだろうが。」

服部「っな!10分やと!?」

コナン「ふん、この時間は苦痛だろ?そりゃそうだ、高校生探偵が小学生の授業を受けてるんだから。」

服部「くうう・・・。」

コナン「俺も慣れるまでは1ヶ月かかったよ。」

~2時間目 国語~

先生「さあみんな、今日は漢字テストをするわよ。」

コナン「ははは、こんなもんだ、1年生なんてのは。」

服部「簡単すぎるやろ。」

先生「平次君、書き直し。」

服部「なんでや!ちゃんと書けてるやろ!」

先生「とめやはらいは綺麗に書きなさい。」

服部「そんなんできんでも・・・。」

先生「だめ!今のうちから綺麗に書く習慣をつけておかないと、大きくなってから色々困るのよ!」

服部「へいへい。」

~3時間目 生活~

先生「さて、春といえば何を思い浮かべる?」

歩美「桜!」

元太「うな重!」

光彦「それは花見の時の食べ物ですよ。春は関係ありません。」

コナン「バカだな、おめえは。」

服部「~~~~~~~!!!」

コナン「どうした服部?ウンコか?」

服部「ちゃうわ!あまりの低レベルにイラついてんねん!」

コナン「おいおい抑えろよ。どうにもならねえって。」

~4時間目 図工~

先生「さあみんな、外に出て、好きな絵を描いてね!」

みんな「は~い!」

服部「おい、工藤。」

コナン「何だ?」

服部「その認識を変える機械は、いつになったら効果が切れるんや?」

コナン「ああ、大体今日の深夜に切れると思う。」

服部「そうか、なら今日を乗り切ればいいんやな。」

コナン「乗り切れたらな。」

服部「どういう意味や?」

コナン「お前、今日の午後の授業、何か知ってるか?」

服部「確か音楽と体育やろ?」

コナン「そう、そして授業参観は・・・両方の授業で行われる!」

服部「何やて!?」

コナン「せいぜい恥をさらすがいいさ!」

服部「一体何が起きるんや・・・。」

~5時間目 体育~

コナン「ついに来たな・・・。授業参観・・・。」

服部「・・・・・・。」

先生「は~い!今日はみんな頑張ろうね!」

みんな「は~い!」

服部(何を頑張るんや!?)

コナン「ふふふ、サッカーだよ。」

服部「はあ!?そんなもん公園でやれや!」

歩美「何言ってるの?そんなのみてくれないよ!」

服部「え?」

光彦「僕の両親は忙しくて、僕が外で遊んでるところなんかわざわざ見ませんよ。」

服部「そうなんか?」

コナン「そう、これは子供たちがイキイキと遊んでる姿を保護者達に見せることが目的なんだ。」

服部「でも、サッカーをやりたくないやつもおるやろう?」

コナン「いねえよ。」

服部「いやいるやろ・・・。」

コナン「問題無い。なぜなら、今日はゲストが来るからな・・・。」

服部「ゲスト?」

キャアアアアアア!!

児童「比護選手だ~!握手して~!」

服部「なっ!?」

コナン「前に事件を解決したからな。コネがあるのさ。」

服部「だからって、お金がかかるやろ。」

コナン「大丈夫だ。おっちゃんからヨーコちゃん、そしてヨーコちゃんから比護選手に頼んでもらったんだ。」

服部「そういえば前に熱愛報道があったな。」

コナン「灰原もあの様子だ。」

灰原「♪♪♪」

服部「えらい上機嫌やな。」

コナン「比護選手にいいとこ見せようとはりきってるんだろうぜ。」

コナン「そういえば、お前サッカーやったことあんのか?」

服部「当たり前やろ!」

コナン「まあ、高校生だし、本気でいってもいいよな?」

服部「ああ、ええで!」

コナン(言ったな?)

服部「いや、俺・・・キーパーかい!」

光彦「一番背が高いんですから、当たり前でしょ。」

服部「いやでも・・・。」

光彦「適材適所です。」

服部「ようそんな言葉知っとるな。」

和葉「平次君!頑張れ~!」

服部(かあ~~~!!)

ピーーーー!

コナン「さあ行くぞ!」

蘭「ふふふ・・・。」

和葉「どうしたん、蘭ちゃん?」

蘭「サッカーしてるコナン君、楽しそうだな~って。」

和葉「いつも事件ばっかりで、参ってそうやのにな~。」

蘭「サッカーしてる時はいつもあんな感じだよ。まるで・・・。」

和葉「彼氏みたいに?」

蘭「!!あんな推理バカ、彼氏なんかじゃないわよ!」

和葉「別に誰かはいってへんけどな~!」

蘭「もうっ!和葉ちゃんはどうなの?」

和葉「えっ?私は・・・。」

蘭「いい相手がいないの?」

和葉「私も蘭ちゃんみたいな幼馴染がおったらな~。」

蘭「平次君は?」

和葉「まだ小学生やで?」

蘭「でも・・・背は高いよ?」

和葉「せやけど・・・。」

コナン「うおおおおおお!」

服部「えらい気合い入っとるな。」

コナン(服部・・・お前、本気でいいんだよな?)

服部「小学生のシュートなんて簡単に止められるわ。」

コナン(体育の授業でやるのは2度目になるな・・・。)

コナン「うおおお!」

服部「おい工藤!今何やった!?それキック力増強シューズやないか!」

コナン「くらえ!!」

服部「お前今完全にくらえ言うたな!ゴール狙えや!」

ドーーーーーン!!

服部「ぐはあっ!」

コナン「服部ーーーーーーーー!」

~保健室~

服部「・・・んん・・・。」

和葉「あっ、気が付いた!」

服部「おお、和葉・・・。」

和葉「また呼び捨てにして・・・。」

服部「ああそうか、俺小学生にされとんねや。」

和葉「どうしたん?まだ寝ぼけてるん?」

服部「寝ぼけてへんわ。」

和葉「大丈夫なら、授業に戻ろう!今は音楽の授業やで!」

服部「いや、もうちょっと寝てるわ!」

和葉「そう・・・なら仕方ないな。平次君の歌聞きたかったなあ・・・。」

服部(そんな顔すんなや・・・。)

コナン「服部・・・。」

和葉「コナン君!」

コナン「ごめんなさい。僕が思いっきり蹴ったから・・・。」

和葉「ううん。コナン君は悪くないよ。ちょっと運が悪かっただけやから。」

コナン「そう?」

服部(んなわけないやろ。絶対わざとや。)

コナン「ねえ、二人だけで話したいことがあるから、ちょっと出て行ってくれる?」

和葉「あっ、うん。」

服部「なんや話したいことって・・・。」

コナン「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

服部「!?」

コナン「いやあ、最高だったぜ!」

服部「はあ!?」

コナン「体育の授業で本気を出せるなんてよお!」

服部「お前なあ・・・。」

コナン「俺が狂ってると思ったか?ありがとうwwwwwwwwww」

~放課後~

服部(今日は散々な日やった・・・。)

上級生「おいお前、ちょっと来いよ。」

服部「ああ、なんやねん?」

上級生「色黒ノッポ。気持ち悪いんだよ。そのしゃべり方も。」

服部「ああ!?」

コナン「お前ら何やってんだ?」

上級生「ひい!」

コナン「俺の同級生に手を出すなって言ったよな?」

上級生「・・・・・・。」

コナン「今度変な真似してみろ・・・。その時は・・・強めでいくぞ。」

上級生「うわあああ!」

コナン「まったく。」

服部「逃げ足速いな~。」

コナン「あいつらはめんどくさいガキだよ。」

服部「何かすごく怯えとったけど、何したんや?」

コナン「ちょっと超次元サッカーを見せてやっただけさ。」

服部「あ~、なるほど。」

~夜~

蘭「そろそろお風呂沸いたかな~。」

コナン(来た!)

コナン「おい服部、お前和葉ちゃんと一緒に入れ。」

服部「お前、何を!?」

コナン「お前は今小学生だ。小学生が年頃の女と一緒に風呂に入って、どこかおかしいところがあるか?」

服部「おかしいやろ!」

コナン「自分の欲に忠実になれよ!」

服部「お前頭おかしいわ!」

コナン「しゃあねえな・・・。」

コナン「ねえ!蘭姉ちゃんと和葉姉ちゃん!一緒に入ろう?」

服部「!?」

蘭「うん、いいよ。」

和葉「コナン君と一緒にお風呂入るの初めてやねえ。」

服部「ちょっと待たんかい!」

コナン「どうしたのwwwwwwwwwwwwww」

服部(工藤・・・!!)

コナン(どうする服部?お前がやらなきゃ俺がやるぜ?)

服部「ぐううう!!」

和葉「どうしたん?」

服部「おおおおお俺が和葉・・・姉ちゃんと一緒に入る!」

和葉「え?」

コナン(言ったwwwwwwwwwwwwwwwwww)

蘭「どうするコナン君?」

コナン「う~ん、別にいいよ~。」

和葉「そう、じゃあ一緒に入ろうか。」

服部(あああああ!)

コナン「せっかくだし、一番風呂どうぞ~!」

和葉「そう、じゃあいただくわ。」

服部「・・・・・!!!」

コナン(計画通りだ!!!)

コナン(服部の野郎!どうなっちまうか見ものだぜ!)

コナン(だが服部、俺は一つお前に嘘をついた。機械の効果の切れる時間だ。)

コナン(あれは24時間で効き目が無くなるんだ。そう、つまり、後10分だ!)

コナン(wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww)

服部(落ち着け、何か別のことを考えるんや!)

服部(そういえば工藤、何でわざわざあんな面倒なことを?)

服部(俺が寝てからやればええ話やのに。)

服部(寝てる時間やとあかんかった?)

服部(もしあの時間でないとあかんのやとしたら・・・。)

和葉「平次君、ほら早く脱いで!」

平次(まずい!頭が働かん!)

和葉「ほら、体洗ってあげるから。」

服部「ええわ!」

和葉「遠慮せんと!」

服部「うわあああ!」

服部(あかん!思考が・・・!!!)

服部(あかん・・・まるで風俗やんけ!)

和葉「次前洗うからこっち向いて。」

服部(アホ!)

和葉「ちょっと平次君?」

服部(見せられるか!)

和葉「力づくでいくで!」

平次「わああ!」



コナン(そろそろか・・・。)

イヤアアアアアアアア!!!!

蘭「!?」

コナン「和葉姉ちゃん!?」

バシイイイイイイン!!!

蘭「どうしたの!?」

コナン「・・・これは!?」

蘭「服部君・・・。」



そこには哀れな姿で横たわっていた服部の姿があった。



コナン「服部・・・・・・バーロー・・・・・・。」



おしまい

まともだったな(錯乱)

なかなかよかった

おつ!


コナンSSは概してキチガイものが多いが、ここはスパイス程度に抑えられてて程良い加減

ワロタ

程よいキチガイさが心地よかった

近年稀に見る良好なキチガイ濃度

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