卯月「ひさしぶりですね凛ちゃん」 (18)

凛「・・・そうだねもう3年たつかな」

卯月「私が辞めてからそんなになるんですね」


このSSにはキャラ崩壊、オリジナル設定が含まれます
許容できない方は御清覧を控えることをお勧めします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1451760722

卯月「トライアドプリムス、最近はテレビで見ない日がありません、やっぱり凛ちゃんはすごいです」

凛「私だけの力じゃないよ、加蓮と奈緒が一緒だから・・・」

卯月「凛ちゃんはトライアドプリムスが大好きなんですね」

凛「・・・」

卯月「未央ちゃんもお芝居のお仕事順調なようですね」

凛「うん、今は日曜劇場の主演やってるよ」

卯月「私も毎週録画して観てますよ」

卯月「凛ちゃんも未央ちゃんも自分のやりたいこと見つけて結果を出してるんですね、私、尊敬しちゃいます」

凛「・・・」

凛「・・・卯月、346プロに戻ってくるつもりは無いの?」

凛「みんな卯月が居なくなって寂しがってる、それにもう常務だって何も言ってこないよ」

凛「・・・私は卯月と・・・もう一度ニュージェネレーションで歌いたい!」

卯月「・・・ごめんなさい、私はもう戻ることはできません」

凛「・・・そう・・・だよね・・・」

卯月「はい、今のプロダクションには拾ってもらった恩もありますし」

凛「この間のライブ、観たよ」

卯月「2階の3塁側の前ブロックですよね」

凛「・・・気づいたんだ」

卯月「私が凛ちゃんのことわからない訳ないじゃないですか」

卯月「ちゃんと凛ちゃんに向かって手振ったんですよ」

卯月「連絡してくれればもっといい席用意したのに」

凛「私なんかより卯月の方がすごいじゃん、1人で東京ドーム埋めちゃうんだから」

卯月「私はまだ何がやりたいのかわかってないんです、ただ諦められなくて・・・諦めたくなくて必死になって頑張っただけなんです」

凛「デビュー数年で東京ドームでソロで単独ライブやるようなアイドルがそんなこと言ってもイヤミにしか聞こえないよ」

卯月「・・・あのライブのあとギリギリまで楽屋で待ってたんですよ、凛ちゃんが会いに来てくれるんじゃないかって、お話したいこともたくさんあったし」

凛「・・・私は途中で帰っちゃったから・・・」

卯月「凛ちゃん酷いです、でもやっと顔が見られたので許しちゃいます」

卯月「ここならきっと逢えると思ってました」

凛「・・・卯月は私になにを言いたかったの?」

卯月「凛ちゃん、私は自分の居場所を見つけました、凛ちゃんや未央ちゃんみたいに、もう元居た場所に帰りたく無くなるような居場所を・・・ですからもう心配しなくて大丈夫ですよ」

凛「わ、私はそんなこと考えたことない!!」

卯月「でも、帰ってこなかったじゃないですか」

凛「だって卯月が大丈夫って言ったから!ずっと待っててくれるって信じてたから!」

卯月「私は待ってても時間は待ってくれないんです」

卯月「だから凛ちゃんはトライアドプリムスを始めたんですよね、今は今しかありませんから」

凛「・・・」

卯月「時間が過ぎれば魔法が解けて、なんにも持ってないみすぼらしい子はお城から追い出されます」

卯月「私にはなんにもありませんから」

凛「そんなことない!!卯月になにもないなんて・・・」

凛「・・・卯月、なんで笑わないの?」

卯月「?、こうですか?」

凛「ちがう、卯月はそんな笑い方しない・・・」

凛「アンタは卯月なんかじゃない!!」

卯月「私は島村卯月です」

卯月「笑顔なんて、アイドルなら誰にでもできますよ」

卯月「凛ちゃんや未央ちゃんだってステージの上やテレビの向こうでキラキラした笑顔を振りまいてるじゃないですか」

凛「卯月の笑顔はそんなんじゃない、もっと心の底から楽しくなるような眩しい笑顔なんだ!」

凛「アンタが卯月なら卯月の笑顔はどこにいったの?」

凛「ここで私が見た笑顔はどこにいったの?」

凛「私が憧れた卯月はどこにいるの!?」

卯月「・・・凛ちゃんが憧れた女の子は・・・もういないのかもしれません」

卯月「頑張ってるうちに笑い方を忘れちゃったのかもしれませんね」

卯月「でももういいんです、今の私に会いに来てくれる人がたくさん居るんですから」

卯月「たくさんの人の元気になれるなら、それがアイドル島村卯月なんです」

凛「・・・卯月は全部捨てちゃうんだね、シンデレラプロジェクトも、ニュージェネレーションも、笑顔も、私も・・・」

卯月「はい、今の私には必要ないものですから」

凛「・・・私は違う、私はワガママだからさ、欲しいものは全部持ってたいんだ」

凛「待っててよ、直にアンタをそこから引きずりおろしてアンタから卯月を取り返す」

卯月「うふふ・・・私は待ちませんよ、置いてきぼりは寂しいですから」

凛「じゃあ待たなくたっていい、すぐに追いついてやるから」



凛「見ててよ」

卯月「はい、勝負です凛ちゃん!」

以上です
卯月の目からハイライト奪ったついでにラスボスになってもらいました

御清覧ありがとうございました

おっつおっつ

961プロの島村卯月だな

おつおつ

凛はまず今の卯月を認めるとこからだな。
たったこれだけの描写なのに
再起卯月は日高舞にも通じるものを感じる…

おつ
この卯月は強い

まだプロローグやんけ
終わったなんてうせやろ…?

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom