コミケになど目もくれず、なんJと100エーカーの森がにわかに熱くなっている。
そう、例年正月に開催されているプーさんのホームランダービーの季節が今年もやってきたのだ。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1451373808
もうそんな季節か
くまのプーさんのホームランダービー!とは、Yahooきっずディズニー主催のホームランコンテストだ。
全国から集まった猛者投手たちを相手に、たった一頭の打者が全てホームランで打ち返すという過酷なイベントである。
そして、挑む打者は我らがプニキこと、100エーカーの森のボス『くまのプーさん』(登録名プー)だ!
彼がわずか一頭で、なみいる全ての投手をなぎ払っていく。
このイベントは2012年になんJ、及びふたば☆ちゃんねるの有志により開催されたのが起源とされている。
現在では多数のプレイヤーがこのイベントに参加しているが、特になんJに生息するやきう民が最も熱心であるとされる。
圧倒的な実力を持つプニキではあるが、このホームランダービーの異常な難易度にプレイヤーたちは常に阻まれ続けている。
まず、ストライクもファウルも、ヒットさえも同じく無価値と評価される厳し過ぎる採点基準だ。
ホームラン以外は全て同等に失敗扱いである。
Yahooきっずで行われるゲームとしては常軌を逸した難易度なのだ。
さらにはYahooきっずのゲームであるにも関わらず、漢字に一切の読み仮名が振られていないのもポイントだ。
多くのなんJ民は漢字が読めないため、この時点で挫折する者が多数あふれてしまったからだ。
(一部の淫夢民が淫夢語を解するのみで、なんJ民の大多数は野球用語と「草」以外の漢字が読めない)
いかにプニキの実力をもってしても、この異様極まる難易度のホームランダービーを完全制覇できる者はほとんど存在しない。
草
そんな過酷なホームランダービーを征し、敵軍ロビカスたちを蹴散らすべく、キャンプ入りしたプニキに取材班はせまった。
プニキはすでに最終調整に入っており、コンディションは万全だと言わんばかりに豪快なフルスイングで快音を響かせていた。
あまりの迫真のスイングにたじろぐ取材班。集中しているのか、プニキは我々に気付きもしないほどであった。
勇気を振り絞り声をかけた取材班に、プニキは笑顔でインタビューに答えてくれた。
記者「調子はどうですか?」
プニキ「とても順調だよ。いい感じだ。来年の正月もいつも通りいける」
記者「なるほど。では来年のホームランダービーもホームランを期待して良いのでしょうか?」
プニキ「ああ、全弾ホームランだよ!」
頼りになる笑顔でそう自信を見せてくれた。
記者「注目している投手はいますか?」
プニキ「もちろんロビカスだ。奴は殺す。必ず殺す」
記者「ロビン投手に対する攻略策などはありますか?」
プニキ「ロビカスは殺す。全弾ホームランを叩きこんで殺す」
その鬼の形相のプニキに、我々取材班はそれ以上声をかけられなかった。
もうそこら中芝まみれや
期待
この雰囲気はマズイと考えた取材班は話題を変えることにした。
記者「虫歯の方は、もう良いのですか?」
プニキ「ああ、すっかり良くなっているよ」
また笑顔に戻ったプニキに取材班は安堵した。
プニキはロンドン動物園時代に虫歯を患い、長い間苦しめられてきたが、どうやらもう完治している模様。
万全の態勢である。
その後も取材班のいくつかの質問にも自信を見せるプニキ。
やはりコンディションは完璧のようだ!
これは来年のホームランダービーも期待できよう。
記者「最後に相手投手陣、畜生軍に何かコメントはありますか?」
プニキ「ロビカス殺す」
記者「・・・。」
最後まで畜生軍エース、ロビン投手への宣戦布告をするプニキに、我々も盛大な応援で応えたい。
プーさんのホームランダービーは、いつものURLから誰でもプレイ可能だ。
新規参加者は大歓迎だし、我々も正月には例年のごとく参加したい。
今年も我らがプニキが、ロビカスをぶっ殺すぞ!!
(記者・AAミルン)
終わります
ロビカス殺す
ハランデエエ
乙
あれは難易度高すぎ
初めて知ってやってきた
ふむ…くそが
プニキのせいで名前が知れまくって親と不仲になったリアルロビカスかわいそう
そもそもプーさんの世界はロビンの想像上の世界だから
想像主が最強なのは当然
創造主に立ち向かうプニキかっこよすぎ
より正確には創造主の息子、ね
ロビンの父親が話して聞かせてそれをロビンが膨らまして妄想世界として作り上げたんだっけ
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