輿水幸子「しっかりとボクの魅力を引き出してくださいね!」 (55)

SSR仁奈ちゃんが俺の事務所に所属した記念SS

輿水ちゃんがカワイイのでいちゃいちゃします。

輿水幸子「ちゃんとボクの魅力を引き出してくださいね!」の続きになります。
輿水幸子「ちゃんとボクの魅力を引き出してくださいね!」 - SSまとめ速報
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のんびり投下

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1451145192

~前回のあらすじ~



幸子がカワイかったので俺の父性が暴走した……

最初はただ、幸子にパパと呼ばれたかっただけだというのに……

ソファに転がる幸子、荒い息、解けたリボン、赤らんだ顔。

ドアを開ける千川、硬直する千川、どこかに電話をかける千川……

千川ァ!!

ちひろ「………」スマホミミニアテー

モバP「…確かに、俺の父性が暴走しかけてたのは事実です。」

モバP「しかし、ブラウスに手を掛けた辺りで、正気に戻っていたんです……」

モバP「未遂ですよ!未遂!」

モバP「そもそもですね、幸子は中学生ですよ?JCですよ?まともな大人が手を出すはずが無いじゃないですか。」

モバP「万が一にも、妊娠させてしまったら、母子ともに危険な状態になる可能性があるわけです……」

モバP「そんなリスクを負わせるような行為を、この俺が行うとでも思いますか?」

モバP「幸子を誰よりも愛しているこの俺が…?」

モバP「ありえません!俺は待てる方のプロデューサーなんです!幸子の体が、大人のソレになるまでちゃんと待ちます!」

モバP「アレがソレしてそうなってから、ちゃんと責任を取らさせて頂く所存です。腹ァ掻っ捌いてでも詫びて見せます!」


モバP「でありますからして、何卒、……何卒今回だけは見逃してくださらんか……?」

ちひろ「………」

幸子(何か今ボク、プロポーズされてませんでした?)




ちひろ「………」ピッ

ちひろ「………チッ…」スタスタ ガチャッ バタンッ

モバP「舌打ち!?ちょっと、ちひろさん!?」

幸子(あれ?気のせいでしたかね?)

モバP「………………行ったか?」

幸子「……へっ!?」ビクン

幸子「……あっ……そ、そのようですね。」

モバP「くっ……くくく……」フルフル

モバP「ハァーーッハッハァッ!チッヒめ!俺の幸子への愛に恐れおののき、逃げ出しおったわ!!」

モバP「今時、担当アイドルといちゃこらしないプロデューサーなんているものかよ!」

モバP「周りのPが、乳首乳首言ってる中で、俺はいくらかまともな方だっつーの!」

幸子「いっそ清々しいくらいに駄目人間ですね…」

モバP「はっはっは!そんなに褒めるなよ…照れちゃうじゃないか……」

幸子「全くもって褒めてないです……」

モバP「まあ、大課金峠(蔑称)のことなんて…今はどうでもいいか!」

モバP「演技レッスンの続きといこうじゃないか輿水ァ!」

モバP「幸子の新たな魅力を再発見しちゃおうぜ!」

幸子「それは構いませんが……もう暴走しないですよね?」

モバP「………おう、約束してやんよ。」

幸子「プロデューサーさんの約束ほど信用できないものも、そうは無いですね……」

幸子「まあ、そもそも?カワイイボクを目の前にして、正気が保てる人のほうが少ないんですけどね!」

幸子「ああ、こうまで周りを狂わせてしまうなんて……カワイイって罪……」ウットリ

モバP「……俺もだけど、幸子もテンションおかしいな……スタドリでも飲んだ?」

幸子「……まぁ……色々ありまして……プロデューサーさんは気付いてないのかも知れないですけど……///」ボソボソ

モバP「んん……?よくわからないですね……」

幸子「……///」

モバP「まぁ何でもいいや、ちゃっちゃと読んでいこうか!」

モバP「台本も作ってきたから、幸子なりにアレンジを加えて読んでいってくれ!」

幸子「プロデューサーさん実は暇なんじゃ……?」

幸子「まぁいいです!更にカワイく呼んじゃいますよ!」





お兄様(良家のお嬢様っぽく)




ただいま帰りました!カワイイボクが帰りましたよ!

お父様とお母様は……まだ帰っていないようですね……ふーん……


……? ああ、お兄様……いたんですか。今日も影が薄いですねぇ……

ああ、慌てなくってもいいんですよ? もう写真撮りましたから。今更無駄です。

こんなところで、お一人で何を…? ああ、言わなくても大丈夫ですよ。

…え?違う?何が違うと言うんです……? 違うというなら…お兄様は、ボクの部屋で何をしていたというんです?

ふふ……ナニをしていたんでしょうねぇ…?ボクの兄であるという以外には、何の取り柄もないお兄様?

そして、これからは……ボクだけのお兄様ですね? ふふふ……

ああ、可愛そうなお兄様。妹であるボクに、全てを奪われてしまいましたね。きっと皆、ボクの方を信用しますよね。

カワイイ妹に、淫らな衝動を抱いた兄……そんなことになったらもう……ふふ、お兄様の居場所はありませんね?

もう、お兄様はボクの顔色を伺いながら生きていくしかありませんね……

勝手に家を出て行くことはモチロン……結婚なんて、出来るはずありませんね?……ふふっ…うふふっ……

さあ、お兄様……ボクだけのお兄様……ナニから始めましょう?

焦らなくても、時間はたっぷりとありますからね……フフーン♪






幸子「って、なんですかこの台本!」ペシッ

モバP「 カワイイ妹に弱みを握られたお兄様 ―序章― だな。」

幸子「タイトルを聞いてるんじゃないです!」

モバP「第1章でお兄様は完堕ちするんだけど、最終章で洗脳から抜け出し、恋人と駆け落ちするも…追ってきた妹に刺されるっていう」

幸子「あらすじを聞いてる訳でもありません!カワイイボクになんてものを読ませているんですか!」

モバP「いやぁ……最近、いじめてばっかりだったから、そろそろ初期のSっぽい幸子が見たかったというか…」

モバP「趣味です。」

幸子「やっぱりプロデューサーさんの趣味じゃないですか!ボクの魅力を引き出すんじゃなかったんですか!?」

モバP「いやいや、分かってないな輿水………」ハァーー

モバP「幸子に蔑ずまれたいっていうファンは、大勢いるんだぞ!」ドン!

モバP「つまり今の台本こそが!幸子の魅力を全力で引き出していたんだ!」

幸子「えぇ……あれでですか……?」

モバP「普段から言っている通り、幸子にはまだまだ様々な可能性がある!」

モバP「確かに、幸子は苛めたい……」

モバP「…縛り付けてひたすらくすぐりたい。なんて言ってたファン人の気持ちもよく分かる。」

モバP「俺もそれ自体は否定するつもりはない。笑いすぎて涙目の幸子は、間違いなく超カワイイからな…」

モバP「だがな…逆に!縛られて身動きできない状態で幸子ちゃんに罵られたい…そんなファンもいるんだ。」

モバP「実際、さっきの演技中…兄を追い詰める幸子の顔ときたら……ゾクゾクしたよ……!」ブルッ

モバP「だからこそ、彼らの需要を無視する訳にはいかない!」

モバP「相反する魅力を兼ね備えた究極のアイドル……それこそが輿水幸子に求められるモノ……!」

幸子「……それがボクの魅力……!」

モバP「そうだ! …お前は、どんな場所でも輝ける!」

幸子「つまり……どんな場所でもボクの魅力は隠すことができないと…そういうことですね!…それなら仕方が無いです!」

幸子「そう!仕方が無いんですね!ボクはカワイイですから!」ドヤァ!

モバP「その通りだ!幸子はカワイイ!」


幸子「色々なシチュエーションでボクを愛でたいというなら、望むところです!」フフーン!

幸子「ファンの皆さんの声に、応えて見せましょう!」

幸子「それが、カワイく生まれてしまったボクの……宿命(さだめ)なのですから!!」バァーン!!



モバP「おお…眩しい……今こそ幸子は、アイドルとして輝きだしたっ!」

幸子「さあ、次です!ボクのカワイイをもっと引き出してください!」

モバP「ああ……ああ!行け幸子!行くんだ!次のお題はコレだっ!!」





お兄さん(幼馴染っぽく)



こんにちは、お兄さん!

そう、ボクです! お久しぶりですね!

今、帰りですか? フフーン!カワイイボクが一緒に帰ってあげてもいいんですよ!

どうせ、家の方向も同じですしね!お兄さんは本当に幸運な人ですよ!

こんなにカワイイボクを、小さな頃から見続けられたんですからね!周りに自慢してもいいんですよ?

…それにしても、本当に久しぶりに会いましたね。 昔はいつも一緒だったんですけど…

それもこれも、最近お兄さんがボクの家に遊びに来てくれないからですよ?前は、気付いたらボクの部屋に居るくらいだったのに…

この年で、女の子の家に遊びに行くのは恥ずかしい?そもそも勉強で忙しい?知ったこっちゃないです!

お兄さんは、もっと身の程を知ったほうがいいです!この先、ボクよりもカワイイ女の子に出会える確立なんてゼロなんですから!

もっとボクを優先するべきです!お兄さんの一番にするべきですよ!

え、また今度? …ってまたそれですか!? いい加減に……ちょっと!聞いてますか!? もう!!





幸子「どうですか!?今回は、自信がありますよ!」ドヤァ…

幸子「プロデューサーさんも、ボクの魅力にメロメロですね!?」フフーン

モバP「………」

幸子「言葉も出ないようですね……!流石はボク……我ながら恐ろしい……!」

モバP「確かに素晴らしい……だが、なんか違うな。」

幸子「なっ!」

モバP「なんて言ったらいいんだろうな……あざとい?」

幸子「んなぁっ!?」

モバP「どこぞの、にゃーにゃー言ってる前川さん並のあざとさだな…」

幸子「んにゃぁっ!?」

モバP「確かにカワイイが……なんか違うんだよなぁ……なんだろ、この感覚……」

モバP「さっきも何となく感じてはいたんだけど……わからん。」

幸子「うぅ……プロデューサーさんのお眼鏡にはかなわなかったようですね……」

幸子「本当に、自信あったんですけど……」

モバP「いや、カワイかったんだよ……俺の求めているものと違うというか……」

幸子「…やっぱり、罵られないと興奮できない体質なんじゃないですかね?」

モバP「いや、興奮はしたんだけど……」

幸子「してるんですか!だったらいいじゃないですか!」

幸子「素直に褒めてくれれば良かったんです!まったく…!」プンスカ

モバP「なんだろうな…俺がお兄さんって年じゃないからか…?」

幸子「えぇ…? うーん……ボクの中でのお兄さんは、高校生くらいのイメージでしたけど……」

モバP「ナンダトォ!?」ガタッ

幸子「ヒッ…! …何です?いきなり……ビックリするじゃないですか!」

モバP「お前……俺以外の奴をイメージして演技してたのか!?」

幸子「……ハイ?」


モバP「妄想したのか……俺以外のヤツで……」

幸子「いや……」

モバP「お前が妄想するのは、俺だと思ってた…」

幸子「やめてくださいよ!何なんですか、妄想って!」

モバP「うう……俺に対して呼んで欲しい呼び方を考えてきたってのに……あんまりだぁ…」メソメソ

幸子「あぁもう!うっとおしいです!こんなことで泣かないでくださいよ!」

モバP「だって……」ヒック

幸子「大丈夫ですよ!ちゃんとプロデューサーさんを見ながら演技してましたから!」

モバP「つまり?」

幸子「プロデューサーさんが高校生くらいのイメージで演技してたんです!」

モバP「ということは?」

幸子「プロデューサーさんがお兄さんです!」

モバP「結論」

幸子「ボクはプロデューサーさんしか見てません!」

モバP「っしゃぁ!!!言質取ったぁ!!!」

幸子「もういいですから次です!次!」





 ―その後も―

学生服幸子「先生!いくらカワイイからって、授業中にボクばかり当てるのやめてください!」

モバP「あ^~性職者になるんじゃ^~」


 ―いくつかの―

割烹着幸子「旦那様!お食事の用意が出来ましたよ!白米と、味噌汁と……今日のおかずもカワイイボクです!」

モバP「むしろ幸子が主食じゃないか!いただきます!」


 ―呼び方を―

犬耳幸子「ご主人様!お散歩!お散歩行きましょう!あと、頭なでなでしてください!」

モバP「首輪!リード!あと……ビニール袋ぉ……飼い主の嗜みってやつだね!」


 ―試した―

幸子「きくうしさまー!」

モバP「さっさとお空の上に行け幸子ぉ!」





―――――――――――――――――――――――――



幸子「つ、疲れました……」ゼェゼェ

モバP「即興であれだけの演技を……幸子、恐ろしい子ッ!」シロメ

幸子「それで……どうでしたか?プロデューサーさん!」

モバP「…へ?」

幸子「へ?じゃなくて!魅力ですよ!ボクの魅力!」

幸子「まあ、充分すぎるほどに引き出されちゃってましたけどね!」フフーン!

幸子「むしろ、引き出すまでもありませんでしたね!溢れ出ちゃってますから!」フフフーン!

幸子「それで……プロデューサーさんもボクにメロメロになっちゃいました?なりましたよね!?」

モバP「………んー?」

幸子「なんですかその反応!カワイイボクがここまでしたんです!プロデューサーさんも、ボクしか目に入りませんよね!ねぇ!?」

モバP「いや………さっきも言ったけど…正直、何かが違うんだよなぁ……」

幸子「えええええ!?」

モバP「うーん……ずっと考えてはいたんだが、いまいち分からない…」

モバP「色々と呼ばれてみても、何かスッキリしないものがある……何だコレ?」

幸子「そんな……頑張ったのに……ボク、頑張ったんですよ……?」

モバP「いや!どれも、素晴らしくカワイかった!圧巻の演技だったよ!」

モバP「…だがな…後一歩……何かが……」

幸子「ぐぐぐ……納得いきません!」

幸子「ボクは完璧でした!プロデューサーさんが余所見でもしてたんじゃないんですか!?」

モバP「そんなバカな…」

幸子「とにかく、おさらいです!」

モバP「うーん…」

幸子「とりあえず、今までの演技を振り返りますよ!ホラ!」

モバP「ええと、最初は……パパ呼びからだったか。」

幸子「パパ!カワイイボクですよー!」

モバP「ああ^~ …今にしてみれば、これが一番キタな……」

モバP「素晴らしかった……思わず理性を手放すほどに……」

モバP「次は……ええと?」

幸子「お兄様!です!」

幸子「……本当に余所見してた訳じゃないですよね?」ジトー

モバP「いやいや!すっごい聞いてたよ!」

モバP「むしろ、幸子しか見て無かったよ!」

幸子「まあ、二人きりでしたからね。」

モバP「ええと、パパ呼び程のインパクトは無かったけどシチュエーションはかなり好きだな。」

モバP「まあ、台本書いたの俺だしね!当然だね!…お嬢様幸子すっごい好き!」

幸子「実際、ボクはお嬢様みたいなものですけどね!なにせ、カワイイですから!」

幸子「みんながボクをちやほやします!」

モバP「甘やかされて育ったわけだな。」

幸子「ムッ!プロデューサーさんは、実の娘に弱みを握られて、監禁されたい欲求があるんですよね!」

幸子「どういう育ち方をしたらこんな変態になるんですか!やっぱり、ボクに出会っちゃったからですか!?歪んじゃったんですか!?」

幸子「ボクがカワイイ所為でご迷惑をおかけしましたね! でもボクに余り近づかないでください! ど変態!」

モバP「ストレートな罵倒もいいんだけどなぁ……なんか違うんだよなぁ……」

幸子「なんなんですか!もう!」


モバP「ええと…次が……何だっけ?」

幸子「まったく……また忘れたんですか?」

幸子「近所のお兄さんですよ。お兄さん!って。カワイイ年下の幼馴染みたいな感じです。」

幸子「その年でそれだけ物忘れが多いと、ボクが大人になる頃にはお爺ちゃんになっちゃってるんじゃないですか?」

モバP「あっはっは、たかだか2年や4年でそんなに変わる訳が……!」ハッ



モバP「………幸子………今、何て言った?」

幸子「ち、違いますよ!?早く大人にして欲しいとか、そういう意味じゃなくてですね!」アタフタ

モバP「いやいや……その年で、それだけ物忘れが多いと……?」

幸子「……ボクが大人になる頃には………お爺ちゃん?」

モバP「………」ピクッ

幸子「え。まさか……」

モバP「いや、違う……かなり近いが……」

幸子「そ、そうですか…」ホッ

モバP「お爺ちゃん……違う……違う……」ブツブツ

モバP「お爺さん……?いや、しかし……いや……」ブツブツ

幸子(うわぁ……)





モバP「ハッ!!?」ペカーン

モバP「………幸子」

幸子「…はい。」

モバP「…おじいちゃんだ。」

幸子「………お爺ちゃん?さっきと同じじゃ」

モバP「違う!リピートアフターミー!おじいちゃん!」

幸子「あ、え、と………お、おじいちゃん?」

モバP「もう一回!元気良く!」

幸子「おじいちゃーん!!」







う、う、おおおおおおおおお

モバP「おおおおあああおおおおお!!!」

幸子「」ビクッ



モバP「おおおおお!!!」PCキドウー

モバP「おああああおお!!!!」カタカタカタッターーン

幸子「………?」

モバP「おおおおおおお」プリンタウイイイイン

幸子「だ、大丈夫ですか……?」

モバP「おあおあおあお?」サシダシー

幸子「ええ……?」

モバP「さっさと受け取って読むんだよ幸子おぉァ!!!」

幸子「は、はいっ!」ビクッ

幸子「……もう!大きな声はやめてって、いつも言ってるのに……」ブツブツ

幸子「えーと?おじいちゃん?」ペラッ






おじいちゃん(年末に帰省してきた孫娘が生意気だった感じで)




さあ、カワイイボクが実家に帰ってきましたよー!おじいちゃーん!いませんかー!

ん、ああ。いましたね。こんにちは!カワイイ孫娘が会いに来ました!

お久しぶりですね!明けましておめでとうございます!!

え?まだ明けてない? …何を言ってるんですか?

まったく……ボクのおじいちゃんなのに、理解が遅くて困りますね!

いいですか?ボクはカワイイです。そして、そんなにカワイイボクに会えた人はとても幸せものです!

お正月よりもハッピーです!つまり、ボクに出会った朝が元旦!ボクに出会えた日が元日になるんです!

おじいちゃんは幸せ者ですね!毎年、人より早くお正月を迎えられるんですから! フフーン!

え?…それなら、正月の餅つきをする?手伝え!?

嫌ですよ!アレ……なんでしたっけ?とにかく、重いじゃないですか!

去年もフラフラになっちゃいましたし……結局おじいちゃんに手伝ってもらいましたし……

え?幸子は去年よりも美人さんになった…?だから大丈夫……?

ふ、フフーン!当然ですね!ボクのカワイイは、とどまるところを知りませんから!

あ、でも準備がまだですよね!?もち米を炊いたりしますもんね!?

その間に………え?もう炊いてある?ええ!?

この流れは予想してたって……ちょっと!ボクにコレ……ああ、杵ですか。

杵を持たせないで……お、おもっ……重い……おっとっとぁ!?

んっ……もう!支えるのが遅いです!まったくおじいちゃんはいつも意地悪ですね!

ほらっ!一緒につきますよ!ちゃんと合わせて下さいね!?

いきます……! …せーのっ……ぺったん!






―――――――――――――――――――――――――


その時……モバPの脳内を駆け巡る脳内物質っ………!

β-エンドルフィン………!

タウリン………!プロムヘキシン………!リゾチウム………!

キトサン………!インドメタシン………!ポイントアップ………!



モバP「くく……くくく……はははっ……!」

モバP「素晴らしい……!俺は、コレを求めていたんだ……!」

モバP「幸子は嫁でも娘でもなく、孫だったんだ……」

モバP「孫娘に欲情する変態なんているはずもないから、俺が暴走する心配も無いっ!」

モバP「やっぱ、中学生に手を出すとかイカれてるよ。ただカワイがるだけでいいんだよ。」

モバP「孫娘幸子万歳!おじいちゃん万歳!」

幸子「…お爺ちゃんとおじいちゃんって同じですよね……」

モバP「全っ……然っ!違うっっ!」

モバP「お爺ちゃんに比べ、おじいちゃんのほうが5割増しでカワイイ!」

モバP「あと、お爺ちゃんっ子って……言わなくない?」

幸子「いや、知りませんけど……」

幸子「…それにしても、孫ですか。」

モバP「ああ、孫だ。」

モバP「幸子の魅力は、孫でこそ純粋に、パーフェクトに引き出される…」

そもそも、孫とは一般的に可愛いものである。それは何故か?

…実の子供と比べると、責任が薄いからである。

基本的にが、孫の対応は親がするものであり、祖父母はただただ愛でるだけでいい。

ひたすらに甘やかし、普段は管理されているであろうお菓子を与え、こっそりお小遣いも与え。

悪いことをしたら叱り、撫でて、可愛がって、愛でる。

同居でない場合は、孫と会える時間は、普段とは違う特別な時間だ。存分に可愛がれる。

同居なら、じっくりと孫の成長を見守ることができる。

どう転んでも可愛い。それが孫である。

(Pの勝手な主張です)



モバP「つまり、ただでさえ可愛い{孫}という要素に、幸子のカワイイが加わることで、その魅力は乗算される。」

モバP「100万カワイイ+100万カワイイで200万カワイイ!」

モバP「シチュエーション(久々の帰省)が加わり、200万×2の400万カワイイ!」

モバP「そして、お正月補正で3倍のブーストがかかり……」

モバP「400万×3の1200万カワイイだ! …12倍だぞ!12倍!」

幸子「よくわかりません。」

モバP「とにかく!孫幸子すっごいカワイイ!超愛でたい!」

モバP「俺の孫娘、幸子!ホラ!お小遣い!お小遣いやるぞ」つ10000

モバP「ああ、生のままだとまずいか!ティッシュで封筒作らなきゃ!」

モバP「それと、お菓子!…確か菜々さんが隠し持ってたな……」ガサゴソ

モバP「ほら!クッソ甘い寒天の羊羹!俺は赤いのが好き!食べろ!な!」

幸子「……」

モバP「あとは……なんだ?事務所じゃ餅はつけない……何か無いか?」

幸子「……さい……」

モバP「愛でたい……愛でたい……あっ!飲み物が無いじゃないか!チェリオでいい?」

幸子「いい加減にしてくださいよ!!」

モバP「」ビクッ

幸子「さっきから、何ですか!ボクを孫扱いして!そんなにボクを可愛がりたいんですか!」

モバP「可愛がりたいです!」

幸子「それなら、他も何かあるでしょう!なんでよりによって、孫なんですか!」

幸子「そもそも、プロデューサーさんがボクのおじいちゃんになれる訳ないじゃないですか!」

モバP「………え?なれるよ?」キョトン

幸子「……え?」

モバP「幸子のご両親のどちらかと、養子縁組すればいいんだろ?」マジキチスマイル

幸子「」

モバP「それだけで、血のつながりは無いが、俺は幸子の義祖父だよ。簡単じゃないか。」ニッコリ




幸子(やばいです……!)

モバP「あ、でも養子縁組のシステムよく知らないな……まあ、何とかなるだろ。」

幸子(ボクがカワイイばっかりに、プロデューサーさんが正気を失っています……!)

モバP「役所……の前にご両親に挨拶か。」

幸子(ボクのカワイさが悪いんですから、ボクが責任を取らないと……!)

モバP「あ、先にネットで調べよう!」

モバP「流石は、カワイイ幸子のおじいちゃん!現代文明にも精通してますね!」フフーン

幸子「ぷ、プロデューサーさん!」

モバP「おじいちゃん、だろ?どうしたんだ幸子?」

幸子「えーと……えーと……あ!実は、ボクおばあちゃんっ子なんですよ!ごめんなさい!」



モバP「え…」

幸子(やったか!?)



モバP「まじかぁ……性転換手術っていくらだ?」ケンサクー

幸子「駄目みたいですね!」

幸子("パパ"の時も正気を失ってましたが、今度は桁が違いますね……)

幸子(プロデューサーさんの中で色々と完結しちゃってる所為で、ボクの入る余地が……)

幸子(ん?……"パパ"のとき……?)

幸子「!」ピコーン


モバP「性転換…性転換……結構するな……貯金いくらあったっけか」


幸子「プロデューサーさん!」

モバP「だからおじいちゃんと呼べと……なんだい幸子?」

幸子「そんなめんどくさい方法を取らなくても、ボクにおじいちゃん!と呼ばれる方法があるんですよ!」バーン

モバP「マ ジ で ! ?」

幸子「しかも!時間が経つにつれて、呼び方も変わります!」

モバP「ほう……具体的には?」

幸子「ある程度は自由ですけど……あなた、パパ、お父さん、おじいちゃん、おじいさん…そんな所ですかね!」

モバP「最っ高じゃないか!!教えてください!なんでもしまむら!」ドゲザ

幸子「ん?…じゃあ、こっちの仮眠室に来てください……」




モバP「よっしゃ!いったらぁ!」

モバP「あ、課金って要る?必要なら、モバコイン買ってくるけど……」

幸子「大丈夫です……ボクも覚悟を決めました……///」

モバP「…?……よく分からんが、楽しみだなー!」ウキウキ




―――――――――――――――――――――――――


――――――――――――――――――――


―――――――――――――――



チュンチュン…

モバP「ハッ!」ガバッ

モバP「夢か……よかったぁ……」

モバP「てっきり孫娘に手を出すイカれた奴に成り果てたのかと……」

モバP「さー、養子縁組の書類もらいにいくかなー」

ちひろ「………」

モバP「おっと、性転換が先か!俺としたことが!」HAHAHA


ちひろ「………現実逃避は、もういいでしょう。」

モバP「…ハイ。」


モバP「……幸子は? …どこですか?」キョロキョロ

ちひろ「なんか、プロデューサーさんにお味噌汁を作ってあげるって言いながら出て行きました。」

ちひろ「カワイイお嫁さんができましたねぇ……」

モバP「正気じゃなかった……なんて言い訳が…」

ちひろ「通用しません。」

モバP「ですよねぇ……」



モバP「よっし!」パンッ

モバP「俺も男です!覚悟は決めました!なんでもしますよ!」

ちひろ「…ん?」


モバP「隠すにしても、公表するにしても、ご両親には謝りに行かなきゃいけませんね。」

モバP「ついでに養子縁組の話もするとして……」

モバP「ああ、でも逮捕される可能性もあるのか……幸子の身内から犯罪者はまずいな……」ブツブツ

ちひろ「モバPさん?その前にやることがあるんじゃ?」

モバP「え?…ああ、幸子への謝罪ですか…そうですよね…気が重いですが……」

ちひろ「いえいえ、まずはコレを…」スッ

モバP「それは……ちひろさんのスマホ?」

ちひろ「ええ、このレコーダーアプリを起動して……っと」ピッ


………そもそもですね、幸子は中学生ですよ?JCですよ?まともな大人が手を出すはずが無いじゃないですか。


モバP「これは……昨日の俺の……?」


万が一にも、妊娠させてしまったら、母子ともに危険な状態になる可能性があるわけです……


ちひろ「はい♪実は、録音してたんですよ。」


そんなリスクを負わせるような行為を、この俺が行うとでも思いますか?

幸子を誰よりも愛しているこの俺が…?


ちひろ「行っちゃいましたねぇ…」

モバP「はい。 ……ん?確かこの後……っ!」

ちひろ「思い出しました?」



ありえません!俺は待てる方のプロデューサーなんです!幸子の体が、大人のソレになるまでちゃんと待ちます!!

アレがソレしてそうなってから、ちゃんと責任を取らさせて頂く所存です。



腹 ァ 掻 っ 捌 い て で も 詫 び て 見 せ ま す !

モバP「」ガクブル

ちひろ「えーと…」ゴソゴソ

ちひろ「ああ、ありました。どうぞ?」スッ

モバP「短刀(ドス)……!」

ちひろ「はい。昨日、あの後調達しました♪」

ちひろ「きっと、死ぬほど痛いでしょうね!でも、大丈夫!」

ちひろ「課金額に応じて、介錯人が選べますよ!」


~0モバコイン~

介錯しません! 地獄の苦しみを長時間味わい、じっくりと謝罪ができます!

流れていく血液、冷えていく体……それでも意識はなかなか消えてくれません。

そういう趣味の奇特な方はこちらを選ぶでしょうね!


モバP「ああ……」



~10000モバコイン~

介錯人―脇山珠美―

剣道を嗜む彼女。しかしながら、真剣の扱いの経験はありません。

人を斬る事へのためらい…しかし、彼の腹部を襲う激痛から開放してあげたい…

覚悟を決めるも、手は震える… 急がなくてはと思う反面、体は動いてくれない…

やっとの思いで振り下ろすも、初めての真剣。斬れるはずもなく…

彼の懇願するような目つきが、呪いに変わる頃。

彼女もまた、壊れるでしょう。


モバP「彼女達をそんな目には……」





~100000モバコイン~

介錯人ー浜口あやめー

普段は可愛らしい彼女。

しかしながら、その心に宿る忍の魂は本物です。

主君の命とあらば、速やかに任務を果たす事でしょう…

あなたが苦しむのは一瞬です。

でも、彼女の苦しみは一生続きます。

人の、それも想い人の命を奪う。彼を助ける為とはいえ…

私には、想像も付きません。


モバP「苦しめと……言うんですね。」




~10000000モバコイン~

介錯人―宮本武蔵―

現代に蘇った剣豪ッッ!!

彼の前で、腹を切る必要など無いッッ!!

首が…落ちたことすら…

気付かせませんッッ!!



モバP「あ、違う。ただの金の亡者だ。」


ちひろ「どうします?あの世にお金は持っていけませんよ?」

モバP「……お願いします。」

ちひろ「はいっ♪じゃあ、こちらの書類にサインを……はいはいっ!OKです!」

モバP「それで……宮本武蔵はどちらです?」ワクワク

ちひろ「何をワクワクしてるんですか……いる訳無いでしょう。」

モバP「はぁ!?俺の一千万は!?」

ちひろ「だから……プロデューサーさんの首は、もう落ちたんです。」

モバP「はい?」

ちひろ「哀れプロデューサーさんは真っ二つ。自分が死んだことにも気付いてません。」

ちひろ「そこへ取り出したるは、コレ!スタミナドリンク!」テッテレー

モバP「ちょ、ちょっと…」

ちひろ「こちらを、傷口に掛けてあげればハイ元通り!一件落着です!」

ちひろ「そもそも、現代社会でハラキリー!グサーッ!…なんて、出来るわけが無いでしょう?」

モバP「」ヘナヘナ

ちひろ「あらら、腰が抜けちゃいました?」

モバP「しゅ、趣味が悪すぎる……」

ちひろ「プロデューサーさんには、いい薬じゃないんですかね。」クスクス

モバP「なんだったんですか!介錯のくだりとか!俺、途中まで選ばないつもりだったんですよ!」

ちひろ「へぇ、それはどうしてですか?」

モバP「いや、だって…幸子に、取り返しのつかないことしちゃいましたし…」




ちひろ「え、してませんよ?」



モバP「」

ちひろ「幸子ちゃん、本当にカワイイですよねぇ…一緒のベッドで寝たから、責任とってもらうって言ってました。」クスクス

モバP「」ヘナヘナ

ちひろ「あらあら」





バーーーン!

幸子「カワイイボクが帰りましたよ!」

幸子「プロデューサーさん!お味噌汁作りますから……って、なんで床に座り込んでるんですか?」

モバP「ははは……」

ちひろ「ふふふ……」


幸子「え、なんですかこの雰囲気……」

モバP「いや、ちょっとな…寝起きドッキリをくらって…」

ちひろ「ちょっと意地悪しちゃいましたね。ごめんなさいね、幸子ちゃん。」

幸子「いや、謝られても……まあ、なんでもいいですけどね!」

幸子「プロデューサーさんはもう、カワイイボクの虜ですからね!」

幸子「もう、逃れることはできないでしょう!何故なら!」バン!

幸子「プロデューサーさんに引き出されたことによって!」ババン!

幸子「ボクの魅力は!溢れ出ちゃってますからね!」デーーン!!

幸子「ああ、やっぱりボクってカワイイ……」ウットリ


終わり☆


排出率アップ中に幸子を引けなかった悲しみが、俺にハラキリをさせました。

Pの貯金は、すべてちひろさんが回収する定めなのです。

依頼出してきます。お付き合いくださり、ありがとうございました。

幸子はいつでもカワイイよ!

>>1氏、ターキーと鶏肉を間違える

荒らしその1「ターキーは鶏肉の丸焼きじゃなくて七面鳥の肉なんだが・・・・」

信者(荒らしその2)「じゃあターキーは鳥じゃ無いのか?
ターキーは鳥なんだから鶏肉でいいんだよ
いちいちターキー肉って言うのか?
鳥なんだから鶏肉だろ?自分が世界共通のルールだとかでも勘違いしてんのかよ」

鶏肉(とりにく、けいにく)とは、キジ科のニワトリの食肉のこと。
Wikipedia「鶏肉」より一部抜粋

信者「 慌ててウィキペディア先生に頼る知的障害者ちゃんマジワンパターンw
んな明確な区別はねえよご苦労様。
とりあえず鏡見てから自分の書き込み声に出して読んでみな、それでも自分の言動の異常性と矛盾が分からないならママに聞いて来いよw」

こんな可愛い信者が見れるのはこのスレだけ!
ハート「チェイス、そこのチキンを取ってくれ」  【仮面ライダードライブSS】
ハート「チェイス、そこのチキンを取ってくれ」  【仮面ライダードライブSS】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1450628050/)

乙なんだなぁ……
幸子は可愛いなぁ……

乙だ
素晴らしかった

このちひろは今まで見た中でもかなりのちひろっぷりだ

おつ

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