もばますっ! (55)

第一話 惑星ウサミン

「ウサミン星の最後。ウサミン星人は別の惑星に攻められ、落とされる」

「ウサミン星は生き残りを残そうと最後の姫を船に乗せて発進させた」

父「ナナ…とうさんたちの分まで生きるんだぞ」

ナナ「いや! 私はお父さんたちと!」

「ナナの抵抗虚しく、船は出発する」

P「その最後の生き残りが我が社のウサミンこと阿部菜々だ」

光「菜々さん…壮絶な人生を…」

菜々「いや!? 違いますよ!?」

P「そして敵が目の前に…ウサミンのことか…ウサミンのことかーっ!」

光「そして超ウサミン星人へと覚醒…」

菜々「しません!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1450346591

第二話 ~幸子はやっぱりかわいい~


幸子「んー、やっぱりボクはいつ見ても可愛いですねえ。ねえ小梅さん。そう思いませんか?」

小梅「私も…そう、思う。でも、私は…幸子ちゃんを…いつも見れてるわけじゃない…だから」

小梅「あの子に…見ててもらうね?」

幸子「いーいいいいいいですよ! そ、そんな当たり前のことですから!」

小梅「で、でも…」

幸子「だ、大丈夫ですから! も、もう仕事なんで行ってきますね。あ、あの子はいいですからね! わかりました!?」

小梅「わ、わかった…」

幸子「な、ならいいんです。行ってきます」

小梅「行ってらっしゃい…ふふ、やっぱり幸子ちゃん可愛い…」

第三話 ~緊張をほぐすために・・・~


輝子「スーハー」

P「LIVE前はいつも深呼吸してるな。やっぱ緊張するよな」

輝子「ふひ、親友。私には…キノコがあるから。これを吸うと、落ち着ける」

輝子「この腕に仕込んでるやつは…ヘブン…間違えた。ヘルに行くために必要」

輝子「そろそろ本番…行ってくるね」

P「あ、ああ」

ゴートゥーヘーール!!

P「…俺は知ってはいけない事実を知ってしまったかもしれない」ガタガタガタ

第四話 ~法螺貝の力~


ぶおー

P「海に向けて法螺貝吹いてると風情あるな」

芳乃「風情を大切にすることは良きことでしてー。もう少し頑張りませー」

ぶおー ぶおー

P「なんか芳乃がやってると海が割れて神様でも出てきそうな…」

ザパーン

P「!?」

芳乃「どうしましてー?」

P「え!? 今海が割れ、あれ!? 戻ってる!?」

芳乃「そんなことあるわけないのでしてー」

P「おっかしいな…疲れてんのかな」ブツブツ

芳乃「…フフッ」

ぶおー

第五話 ~大人になるため~


P「もっと大人になりたい?」

ありす「はいっ!」

P「まだ早いと思うんだがな…」

千枝「私たちアイドルですからっ! 色んな演技できるようになりたいんです!」

P「熱心なのはえらいことだな。んー…じゃあ事務所のお姉さんの真似すればいいんじゃないか?」

ありす「なるほど。一理ありますね」

千枝「わかりました!」

〜次の日〜

ありす「ふっ、今日の僕は本当に昨日の僕と同一と言えるのだろうか」

千枝「ナーッハッハッハ! この魔王たる我に不可能なことなどない!」

P「…人選も俺がするべきだったか」

大体こんな感じで少しずつ更新するつもり

一日一回更新出来たらいいなあ・・・(多分無理)

いつもの

http://i.imgur.com/I5yWwYa.jpg

>>7 サンクス


第二話改 ~幸子はやっぱりカワイイ~


幸子「んー、やっぱりボクはいつ見ても可愛いですねえ! ねえ小梅さん。そう思いませんか?」

小梅「私も…そう、思う。でも、私は…幸子ちゃんを…いつも見れてるわけじゃない…だから」

小梅「あの子に…見ててもらうね?」

幸子「いーいいいいいいですよ! そ、そんな当たり前のことですから!」

小梅「で、でも…」

幸子「だ、大丈夫ですから! も、もう仕事なんで行ってきますね。あ、あの子はいいですからね! わかりました!?」

小梅「わ、わかった…」

幸子「な、ならいいんです。行ってきます」

小梅「行ってらっしゃい…ふふ、やっぱり幸子ちゃんカワイイ…」

第六話 魔法少女




千佳「あー、疲れた!」




P「仕事お疲れ。今日は頑張ってたからご褒美をやろう」




千佳「え!? ほんと!? なになに?」




P「今映画館で魔法少女まどか☆マギカってのをやってるらしい」




千佳「それに連れてってくれるの!?」




P「ああ! 俺も詳しくは知らないがすごく有名らしいぞ!」




千佳「やったー!」









千佳「…」




P「あ、あの…」




千佳「すっごい面白かった! ありがとうぷろでゅーさーくん!」




P「お、おう」



P(俺の方が心に来ている・・・だと・・・!?)

まどマギはいきなり映画につれっていってもわからんと思うな

いや さすがにマミるシーンとかトラウマだと思う
進撃の巨人を小学生真似してる時代だから平気なのか…?

まどマギの劇場版は3作あるからどれを見たかにもよると思う

>>10-<<12  悪いな、俺まどマギ知らないんだ。



※キャラ崩壊注意


注意喚起忘れてたぜ・・・

杏「ふあ~よく寝た・・・」

留美「プロデューサープロデューサープロデューサー・・・うふふ。ここに婚姻届けを仕込んで。ここにもここにも・・・サブリミナル~♪」

杏「・・・杏は何も見ていない。もう一回寝よう」

























杏「うあ~。もう十分寝たかな・・・」

まゆ「ふふ。留美さんったら。こんなもの仕込んでプロデューサーさんの邪魔でしかありませんよ。そ・れ・に」

まゆ「無駄な足掻きですしね♪」

まゆ「さてと。GPS確認して・・・やっぱりプロデューサーさんもうすぐ帰ってくるみたい。コーヒーの準備しておきましょう♪」

杏「杏ちゃんもう一回寝ちゃうぞー!」































杏「・・・ふあ~。さすがにもうだいじょう・・・」

志希 クンカクンカスーハースーハー

凛「ふああ・・・」クンクン

美嘉「くっ・・・ぁ」ビクンビクン

そして杏は考えることを止めた。

第八話 ~ちひろさんが鬼・悪魔であるという風潮~



ちひろ「だいたいれすね! わたしは何もわるくないれしょ!?」

P「ちょっとちひろさん! 飲み過ぎですよ!」

ちひろ「買ってるのあなたたちじゃないれすか! わたしはあくまで勧めているだけれす!」

ちひろ「それにプロデューサーさんの負担を少しれも減らそうと上に掛け合って超得ショップを開催しているのに…」

ちひろ「もうやってられません!」

P「ご、ごめんなさい」

ちひろ「…」

P「あ、あの。ちひろさん?」

ちひろ スースー

P「寝てる…のか」

P「…やっぱちひろさんは天使だなあ」

ちひろ「計画通り」ニヤリ

P「それ言っちゃ駄目なやつなんじゃ…」

ちひろ「あ、やべ」

第九話 ~最高のアンチエイジング~




瑞樹「何で菜々さんはそんなに肌が若々しいのかしら?」

菜々「何でさん付けするんですか!?」

瑞樹「まあ些細なことじゃない」

菜々「ナナにとっては死活問題なんです!」

瑞樹「そ、そう。それで、さっきの答えは?」

菜々「え、えっと。ナナは永遠の十七歳。ピチピチのリアルJKだからですよ、キャハッ☆」

瑞樹「冗談じゃなくて…はっ」

瑞樹(さっきも自分が十七歳だと必死に訂正した。それが肌に表れてるとしたら?)

瑞樹(まず何事も気持ちから…そういうことかもしれないわ)

瑞樹「わかったわ。ありがとう、菜々ちゃん。だからプロデューサー君、私も明日から永遠の十七歳でウサミン星人よ!」

菜々・P「!?」

第十話 ~ねこじゃらし?~




飛鳥「…」

P「あれ、今日エクステしてないのか?」

飛鳥「…無垢な天使の笑顔と引き換えに犠牲になったよ」

P「?」

仁奈「みくおねーさん、猫の気持ちになるですよ!」フリフリ

こずえ「ふわぁ…たのしいー…」フリフリ

みく「にゃ、にゃー!」

P「エクステねこじゃらし代わりにしてんのか…しかし、あいつも芸人魂が板についてきたな」

>>18 見てくれてありがとう





第十一話 ~知らぬが仏~


雪歩「あ、巴ちゃん!」

巴「おお、雪歩の姉御!」

巴「この間はすまんかったのう。うちのもんが世話になった」

雪歩「いえいえ。私のとこのお弟子さんもつい熱くなってしまって…」

巴「親父が叱っとく言いよったでもう大丈夫じゃけえ」

雪歩「私のところも多分大丈夫。もうアヤつけることもないよ!」

巴「うちのもんはうちのことになると斬り込みまで発展するでなあ…」

雪歩「あはは…どこも一緒なんだね」

巴「じゃけん、うちらがしっかりせんといけんな!」

雪歩「うん! また共演したときはよろしくね!」

巴「おう!」

P(俺は何も見てない知らない聞いてない)



お嬢の方言おかしかったらごめんなさい

第十二話 ~イヴとの出会いって・・・~



梨沙「もうすぐクリスマスね」

木場「クリスマスと言えばイヴだな」

イヴ「はい〜♪ 最近イベントも合っていつもより忙しいです〜♪」

木場「それでも楽しそうなら結構」

イヴ「そうですね〜♪ プロデューサーさんありがとうございます〜♪」

P「いやいや、こっちもアイドルになってくれてありがとな」

梨沙「そういや確かイヴはプロデューサーに拾われた時、はだかだったらしいわね。大丈夫だったの?」

P「!?」

イヴ「ええ〜♪ 寒さには慣れてますし、警察の方に見つかる前だったので〜♪」

P「ああ、そっちか」

梨沙「そっちって? …どうせあんたのことだからいやらしいことでも考えてたんでしょ?」

P「え、あ、いや」

木場「まあ君も男だ。ある程度仕方あるまい」

P(何これすごく恥ずかしい)

第十三話 〜聖なる夜に聖なる二人〜






聖「ジングルベール♪ ジングルベール♪ 鈴がなる〜♪」



音葉「今日はクリスマスですね。ベルの音が聞こえてくるようです」




聖「綺麗な…夜空…。瞬く星を…遮るのは…飛行機? それとも…サンタさん?」




音葉「トナカイの駆ける音。ソリの滑る音」




聖「耳をすませば…ほら…そこに」




音葉「雪の降る音。聞こえないけど」




聖「心に…感じる…」




聖・音葉「ラララ〜ラララ〜♪」




P「…なんだこれ」




P(でも…心が洗われる音、する気がする。涙が出てくる音、感じる気がする)

~第十四話~ ~顔が赤い理由は?~




P「顔を・・・向けてもらえませんか?」

志乃「・・・ふふ。急にどうしたの?」

P「少し・・・確認したいんですよ」グイッ

志乃「きゅ、急には私でも照れちゃうわ」フイッ

P「・・・顔が赤いですね? どうされたんですか?」

志乃「・・・Pさんが近くにいるから、かしら」

P「こんな時じゃなければ僕もドキッとできたんでしょうがね・・・」

P「収録前に飲むのは止めてって言ったでしょうが!? あんた何本飲んでんだ!?」

志乃「さあ? あなたは一々食べたパンの枚数を数えているのかしら?」

みちる「フゴッ!?」

P「みちるは座ってなさい。日ごろから飲んでる数答えろって言ってないでしょうが。・・・はあ。どうするんですか」

志乃「あなたもワインは好きでしょう? この芳醇な香りを嗅いで我慢出来て?」

P「開けるのがそもそも間違ってる・・・確かにいい香りではありますが・・・ウプッ!?」

志乃「おいしいでしょ?」

P「ングッって志乃さん! 服にかかったらどうするんですか!? 僕送迎もあるのにって・・・あれ? アルコール入ってない?」

志乃「ふふ。そろそろ時間ね。行きましょうか」

P「え、あ、はい。・・・適わないな。でも」

P「・・・だったら何で顔赤かったんだろう」

今日はクリスマス。

でも僕はバイト。

帰ってきたときにすこしでも多くのアイマスクリスマスSSが多く書かれていますように!

第十五話 ~放送事故~






春香「はい! それでは今回のゲスト! 道明寺歌鈴さんです!」

歌鈴「は、はじめまして! 道明寺歌鈴でつ! あぅ~! また噛んじゃいました~」

春香「私も最初の頃はよく噛んでたな・・・」

歌鈴「え!? あの天海春香さんもですか!?」

千早「春香は今でも噛んでないかしら?」

春香「ちょっと! 静かに!」

美希「あふぅ。さっさと次のコーナーに行くの」

春香「美希も生放送中に欠伸しない! カットできないでしょ!?」

千早「その考えもどうかと思うけれど・・・」

春香「というわけで次のコーナーです! ゲストの歌鈴ちゃんに響チャレンジを行ってもらいます!」

歌鈴「ふぇ~!? あれやるんですか!?」

千早「大丈夫よ。我那覇さんがやるものよりは大分易しいものになってるから」

春香「ほら! CIとかKBYDもやってたあれだよ!」

美希「マシュマロ甘くておいしいの」モグモグ

春香「お前は本当に何やってんだ」

千早「はい。今回挑戦していただくのはマシュマロキャッチ~」

美希「美希が撃つの!」

春香「もう食べちゃだめだよ」

美希「はいはい。それじゃあいくの」

歌鈴「え!? もう!?」

美希「それ!」バキュン

歌鈴「ふあっ!」ズルッ

春香「危ない! ってうわあ!」

ドンガラガッシャーン

美希「・・・春香、今日のお仕事完遂したね」

歌鈴「また転んじゃいました~」

千早「残念ながら失敗に終わったようですが、春香のお家芸がでたところで今回はこの辺で」

春香「私の扱い雑!?」

第十六話 ~一富士二鷹三茄子~



P「ん~・・・」

茄子「どうかされたんですか?」

P「ああ。この間一富士二鷹三茄子の後に四扇五煙草六座頭って続くと知ってな」

茄子「それがどうかしたんですか?」

P「だからお前にそれらを合わせたらもっとすごくなるんじゃないかと」

茄子「・・・バカなんですか?」

P「思い立ったが吉日って言うだろ? というわけでいろいろ買ってきた。扇と、本物の煙草はまずいからお菓子のタバコだ」

茄子「座頭はどうするんですか?」

P「座頭ってのは江戸時代の盲人の階級のことを指す言葉らしい」

茄子「私に目を潰せと?」

P「いやそりゃ無理だろ。仕方ないからサングラスで目隠ししよう。光を完全にシャットアウトできる優れものだぞ」

茄子「それ使いどころあるんですか?」

P「今だよ」

茄子「しょうがないですねえ・・・はい。つけましたよ」

P「・・・おお。何か知らんが凄みを感じる」

茄子「ふふ。殺されたくなかったら言うこと聞きな」

P「極道ものの奥様役でもできるんじゃ」

ガチャリ

幸子「・・・か、茄子さんがぐれた」

李衣菜「ろ、ロックな姿ですね・・・」

茄子「あ、ちょっとこれは」

幸子「わ、ボクはお金持ってませんから勘弁してください~!」ダッ

李衣菜「敢えて逃げるのがロックですから~!」

茄子「プロデューサー?」

P「・・・ロックって褒められてんじゃん?」

茄子「・・・まあいいですけど」

P「いいんだ・・・」

茄子「その代わりに! 初詣いきましょ♪」

P「ん~まあそのくらいなら」

茄子「ふふ。四扇五煙草六座頭もご利益あるみたいですね~」

P「え? 本当に?」

茄子「ええ~♪」

第十七話 ~昔昔・・・~


奈緒「うええ・・・千佳、まどマギみたのか・・・。しかも一番心に来るやつ」

千佳「すっごい面白かったよ!」

比奈「意外とうたれづよいッスね・・・。私も数日トラウマになったのに」

P「今は数多過ぎて把握しきれん。やっぱ事前に情報は仕入れとくべきだな・・・ネット検索できる世の中だし」

菜々「そうですねえ。昔はそんな環境なかったわけですし・・・。まあそもそもそんなにアニメとかがなかったわけですが」

比奈「何見てたんっすか?」

菜々「ひみつのあっこちゃんとか、あとは・・・はっ!」

奈緒・比奈「・・・」

千佳「それどんなやつなの?」

菜々「そ、それは・・・」

P(菜々の視線が助けを求めているけど・・・面白そうだからほかっておこう)

第十八話 ~誕生日おめでとう!~


P「おはよう飛鳥」

飛鳥「おはよう」

P「今日は豆まきだな。それに関する仕事も多い」

飛鳥「イベントに踊らされるのが好きだね。クリスマスも元旦も一日には変わりないのに」

P「それが文化ってもんだろ。イベントは俺らにもありがたいことだしな」

飛鳥「バレンタインの仕事ももう始まってるし、嬉しくはあるんだけどね」

P「それに、誕生日だってただの一日だって言うのか?」

飛鳥「ボクはそこまで特別視していないかな」

P「なんだ。期待とかしてくれればいいのに。俺もバレンタイン期待してるしな」

飛鳥「こんな大人数の事務所なんだ。ボクがあげなくても大量じゃないかな? 特に君は」

飛鳥「でも期待裏切るっていうのはどうも好みじゃない。君が望むならボクも人肌脱ぐとするよ」

P「それはありがたい。イベントは楽しんだもんがちだよ」

P「お前の言う通り、うちは大所帯だ。ほぼ毎日誰かしらの誕生日。各イベント合わせれば毎日お祭りやってるようなもんだ」

P「でもそれでみんなが笑顔になるのなら、万々歳だ」

P「誕生日おめでとう、飛鳥。いつもありがとう」

飛鳥「・・・ありがとう。素直にうれしいよ」

P「イベントってのは非常にありがたいものだ。イベントに理由付けて行動しやすい」

P「いつも頑張ってるお前らに何かしてやりたいが、なんでもない日に渡すと遠慮する奴らばっかりだしな」

飛鳥「そうだね。皆いい子ばかりだ。君の財布を気にするくらいには」クスッ

P「本当に、いいアイドルに恵まれたよ」

P「んじゃま、そろそろ仕事行くか!」

飛鳥「・・・ボクも」

P「ん?」

飛鳥「何でもないよ。行こうか。時間は有限だからね」

P「やる気だな」

飛鳥(ボクの秘めたるこの思いも、イベントの雰囲気に流されたなら・・・声に乗せて伝えられるかな?)









飛鳥誕生日&新SR&ボイスおめでとう!
CD発売までは来ないと思ってたけどすごい驚いた。無課金だから手に入れるのは大分先だけど、いつか全部揃えるその日まで、モバマスの繁栄のあらんことを。ちひろさんお願いしますよ!

来たか!

>>28  すまんな
テスト週間中だったから続けては書けんかった。飛鳥Pだから無理に誕生日は書いたけどあれが限界やった

それと書いてほしいキャラにシチュつけて投稿してもらえると助かる




第十九話 ~押忍!~

有香「山で撮影ですか?」

P「ああそうだ」

有香「懐かしいですね。昔は空手の関係で山籠もりとかしました!」

P「おおう。随分原始的な・・・」

有香「晩御飯は皆で取ってきた猪や鹿、熊も袋叩きにして捕まえましたね! おいしかった記憶があります!」

P「!? 原始的過ぎないか!?」

第二十話 ~フンフン・・・~


フレデリカ「フンフンフフーンフンフフーフレデリカ~♪ ん?」

P「あ、幸子。また仕事入ったぞ」

幸子「本当ですか! やっぱりカワイイボクには仕事が勝手に舞い込んでくるんですね!」

P「今度はジャングルの秘境で新たな虫を探すぞ」

幸子「またそんな仕事ですか!?」

P「それもこれも幸子がかわいいからな・・・」

幸子「・・・まあボクがかわいすぎるのがいけないんですね! フ「フンフンフフーン!」

幸子「ってちょっとフレデリカさん! ボクのカワイイ口癖にかぶせないでくださいよ!」

フレデリカ「でもフレちゃんの歌と似てるからね~♪ 仕方ないね~♪」

P「もう一人欲しかったんだがフレデリカでいいか」

フレデリカ「ホントー? やったー♪ 幸子ちゃん頑張ろうね♪」

幸子(・・・フレデリカさんと一緒にジャングル? 詰みましたかね)

第二十一話 ~若さを保つためには~


瑞樹「今日はバレンタインのお仕事ね! がんばっちゃうわよ!」

みりあ「川島さん楽しそうだね!」

瑞樹「若い時間は短いの。今しかできないことは今やらなくちゃいけないのよ」

みりあ「うーん・・・今しかできないこと?」

瑞樹「みりあちゃんもいずれわかるわ。そしてそれを伸ばす方法もおしえてあげる。ずばり、アンチエイジングよ!」

みりあ「アンチエイジング・・・?」

瑞樹「そう。お肌を綺麗に保つためには色々なことをしなくちゃいけないの」

みりあ「そんな方法があるのー? 教えて教えてっ!」

瑞樹「いいわよ。ますは・・・」

~~

みりあ「この化粧水は肌に合わなかった・・・じゃあ次はこっちにしてみようかな・・・」ブツブツ

美嘉「小さいころから化粧水に頼っちゃだめだから! みりあちゃんダメー!」

第二十二話 ~趣味の話~


周子「うあ~」

志希「どうしたの?」

周子「生理痛・・・」

志希「それは大変だねー。何か楽しいことして気を紛らわす? 趣味のダーツとかあとは・・・献血とか」

周子「ダーツは動きたくないし、献血は前生理中に行ったら貧血で採血できないって言われたし無理かな~」

志希「にゃはは♪ でもそこまで献血好きなの? お菓子とか飲み物のためにそこまでするのはわからないなー」

周子「献血するときの血が抜けていくのが楽しいんだよ。スーッと何かが抜けていくあの感覚がもう最高」

志希「あたしにはない感覚だね~」

周子「志希ちゃんの匂いフェチみたいなもんだよ~」

志希「そっか♪ 今の周子ちゃんの匂いは~・・・?」ハスハス

志希「血のにおいだ!」

周子「そりゃそうだ」

第二十三話 ~約束を・・・~


P「ライブお疲れ」

まゆ「ありがとうございます♪ プロデューサーさん、ずっと見てくれてましたか?」

P「ああ、今日はお前がセンターだしな。輝いてたよ」

まゆ「本当ですかぁ? うれしいです♪」

かなこ「よかったね、まゆちゃん」

まゆ「はい♪ それPさん。この後打ち上げやりませんか? 大きなライブの後ですし・・・」

P「悪いな。俺、この後別のロケがあるんだ」

まゆ「え・・・」

P「すぐ戻るからさ。お前らでやっといてよ」

まゆ「本当に、本当にすぐ戻ってきますか?」

P「ああ」

まゆ「約束ですよ?」

P「わかったって」

まゆ「絶対の絶対ですよね? 約束ですよ?」

P「だから・・・「この世に絶対なんて存在しない」

飛鳥「軽はずみな約束は相手を傷つけるだけだよ、プロデューサー」

まゆ「なっ、飛鳥さ「俺はこの世には必然しかないと思うが?」

飛鳥「・・・へえ、ボクとは価値観が真逆だね」

P「考えてもみろ。俺が生まれて、どう行動するかなんて自由気ままに見えて、今までの生き方をすれば必然ともいえるんじゃないか?」

飛鳥「ボクはこう考えるよ。~~~」

P「それは~~~」

まゆ「・・・うふふ。Pさんも私との出会いを必然と思っていてくれたなんて」

かなこ(・・・どうしようこれ)

早いな

乙!!

>>35 (ネタにするのが)早いな
   (終わるのが)早いな   どっちなのか。願わくば前者であってほしいけど


第二十四話 ~志希の自由度~


仁奈「志希おねーさんのパパはどんな感じでやがりますか?」

志希「あたしのー? ん~、すっごいぶっ飛んでる人だね」

仁奈「ぶっとんでる・・・?」

周子「つまり、志希ちゃんより自由人ってことだよ」

仁奈「・・・志希おねーさんよりでやがりますか?」

志希「自分でもマイペースなとこあるなって思ってたけど、仁奈ちゃんに引かれる程だとはおもってなかったわ・・・」

周子「日ごろの行いのせいだね」

第二十五話 ~男子は三日会わざれば括目して見よと言うが・・・~


みりあ「今日は宣材写真だね。どうやってとるの? だっこ? おんぶ? それとも・・・肩車?」

美嘉「! 今一瞬・・・肩車のところでみりあちゃんが女の顔になった」

笑美「・・・美嘉はん何ゆうてんの?」

美嘉「いや、あれは間違いないよ。プロデューサーをさ、誘ってる!」

笑美「んなわけあらへんやろ。何歳やおもてんねん!」

美嘉「・・・女の子は知らないうちに大人になっていくんだよ」

笑美「そんな遠い目して・・・何があったんや」

美嘉「・・・莉嘉が、莉嘉が!」

笑美「莉嘉はんがどないしたん?」

美嘉「私より大人っぽい下着・・・着けてた!」

笑美「・・・プロデューサーはん。次の仕事まだ~?」

美嘉「ちょっと笑美ちゃん!?」

第二十六話 ~正の力と負の力~


P「そうか。ほたるの入社したプロダクションは全て倒産しているのか」

ほたる「はい・・・。だから私には関わらない方が・・・」

P「なんとうちのプロダクションには幸運の女神さまがいてな」

茄子「ナスじゃないですよ~、カコですよ~」

ほたる「わっ!」

P「こいつ、鷹富士茄子つってな。縁起のいい名前の通り幸運なことばかり起きるんだ」

茄子「今日もここに来る途中100円拾っちゃいました♪」ブイッ

ほたる(思ったよりしょぼい・・・)

P「というわけでこいつと一緒にいてみてはどうだ?」

ほたる「でもそんな。ご迷惑じゃ・・・」

茄子「大丈夫大丈夫。 何でも私にお任せあれ!」フンスッ

ほたる(本当に大丈夫でしょうか・・・)

~~
茄子「キャーッ」ドスン
茄子「いたた。生まれて初めて転んじゃったかも」

~~
茄子「100円落としちゃいました!」

~~
茄子「自販機からジュースが出てきませんね」

~~
茄子「こんなに不幸が重なるなんて思いもしませんでした」

ほたる「あ、あの、私」

茄子「すっごく楽しかったですよ、プロデューサー!」

茄子「こんなに不幸な日ってあるんですね」

P「ほたる。こいつアホだから気にしなくていいよ」

茄子「アホってなんですか~!」

ほたる「ふふっ」

P(ようやく笑ったな)

茄子「おっ! ほたるちゃんかわいい!」

ほたる「ふぇっ!?」

P「言い方が完全におっさんのそれだな、茄子」

茄子「プロデューサー、私に対する当たり強くないですか?」

P「そうか?」

茄子「こんなひどいプロデューサーはほっといて、あっちでお話しましょう?」

P「あ、おい待て」

ほたる「え、あ」

P(茄子のいいところはどんなことでも、例え自分の不幸でも楽しめる、そんな感覚かもな。・・・人と少しずれてるとも言えるが)
P「不幸も幸運に変えられる」

ほたる「はい?」

P「あいつを見てるとそう思えるんだ。要は考え方次第ってこと。今までプロダクションが倒産してきたかもしれないが、それはここで成功するためだった。なんて考えればどうだ?」
P「ようこそ我がプロダクションへ! これから頑張っていこう」

ほたる「・・・はい!」

P「じゃあさっさと行ってやれ。茄子のことだからどうせふて腐れてるぞ」

ほたる「じゃあ、行ってきます」

P「・・・少しでも自信を持てられれば、もっと輝けそうだな」

第二十七話 ~ロシア語より日本語!~


アナスタシア「日本語が、いいんですか?」

P「うん」

アナスタシア「どうして? 私は、かっこよくないです。日本語、うまくないです」

P「そうやってうまくないところがいいんだよ」

アナスタシア「?」

P「アーニャが頑張って慣れない日本語で思案しながら話してるのがすごいかわいい」

アナスタシア「!?」

P「アーニャかわいい!」

アナスタシア「・・・///」

P(・・・かわいいな~)

美波「私もそう思います♪」

P「!?」

第二十八話 ~至高の一枚~


奈緒「笑顔とか絶対ムリ!」

P「えー!」

奈緒「私にはムリだって! 恥ずかしいし!」

P「いけるいける。奈緒かわいいし」

奈緒「は、はあ~~~~~!?」

奈緒「あんた何言って・・・か、からかってるな!?」

P「ばれた?」

奈緒「・・・もう!」

P「ふむ・・・どうしても笑わないというならこちらにも考えがある」ワキワキ

奈緒「お、おい。何する気だ!」

P「師匠! やっちまってください!」

愛海「ふっふっふ・・・ようやく私の天下が」

早苗「やってこないわよ~」ガスッ

愛海「げぶらっ!」

奈緒「今アイドルが出しちゃいけない声を・・・」

P「げ、早苗さん」

早苗「今、奈緒ちゃんに何をしようと?」

P「・・・スキンシップです」キリッ

早苗「逮捕ォ!」

P「奈緒ガード!」

奈緒「な、ちょっと!」

早苗「待ちなさい!」

P「あばよとっつぁん!」

早苗「誰がよ!」

奈緒「・・・ホント、バカだな」クスリ

カシャリ

奈緒「あ」

P「ふっふっふ・・・俺の勝ちだな」

奈緒「・・・全部あんたの掌の上ってことかよ」

P「いや。俺の当初の目論見では愛海にくすぐらせたところを撮るつもりだった」

奈緒「あんたは鬼か!」

P「かわいかったぞ」ポンポン

奈緒「や、やめろ~///」

早苗「P君?」

P「あ、早苗さん。仕事終わったんでご飯行きましょうか」

早苗「・・・しょうがないわね。未遂だったし奢りで勘弁してあげよう」

P「ええ~。奈緒にならわかりますが、何で早苗さんにまで」

早苗「細かいことは気にしない!」

P「奈緒、行くぞ。あ、愛海起こして来いよ」

奈緒「あ、うん」

奈緒「・・・へへ」

カシャリ

第二十九話 ~日々学ぶもの~


藍子「こうやって山の方を散歩するのは初めてですね」

美優「普段の散歩と言ったら家の周りを歩くくらいですからね。藍子ちゃんは普段は一人でお散歩してるの?」

藍子「基本は一人でですね。お昼に出たのに気づいたら夕方になってたりするのがしばしばあるんですよ」
藍子「でも最近はプロデューサーさんとも行くようになって、ちゃんと時間を管理してくれる人がいて助かります。でもプロデューサーさんといるときは普段よりも時間の進みが早い気がするんですよね・・・何ででしょうか?」

美優「ふふ、藍子ちゃんは可愛いわね」

藍子「いきなりなんですか!?」

美優(私にもこんな時期があったな・・・)

藍子(あ、この遠い目をしてるときはこの手の話題振っちゃいけないやつですね。早苗さんや菜々さんで学びました)

第三十話 ~○○する音葉~


ありす「」サーッ

卯月「どどどうしたんですかありすちゃん! 顔が真っ青ですよ!?」

凛「卯月まで蒼くなってどうするの。ありす大丈夫?」

ありす「こ、これ・・・」

卯月「タブレット・・・?」

凛「ん?」


921 名無しさん@おーぷん[sage] 2016/01/09(土)15:30:15.206 ID:LEQで、あんたんするにはどうすればいいん?

923 名無しさん@おーぷん[sage] 2016/01/09(土)15:30:55.244 ID:dU5>>921出るまで回す音葉
926 名無しさん@おーぷん[sage] 2016/01/09(土)15:31:15.477 ID:ZmH>>923
そして無一文になる音葉(なお目当ては引けていない模様)

928 名無しさん@おーぷん[sage] 2016/01/09(土)15:31:40.555 ID:I01>>926
ちひろさんに喧嘩を売る音葉


ありす「こ、これ音葉さんこんなことを・・・」

卯月「ちひろさんに喧嘩を売るなんて恐ろしすぎますよ~!?」

凛「そっち!? まず音葉はこんなことしないんじゃ・・・」

飛鳥「人は常に何かを隠しながら生きている。彼女の裏側を外面だけで判断するのはいかがなものかな?」

凛「!?」

壁│音葉「ふふふ・・・私の本性を見ましたね?」

壁│スッ

凛「!?」

音葉「なんちゃって♪」

卯月 ピクピク

ありす「う、うう・・・」

音葉「!? 誰がこんなことを!?」

凛「あんたのせいでしょ!?」

音葉「でも・・・ありすちゃんの奏でる音色はやっぱりいい音ね・・・」

凛「ただ呻いてるだけだから!」

第三十一話 ~都落ち~


P「櫻井グループ倒産だって!?」

桃華「ええ・・・。それで私無一文になってしまって・・・」

P「お、落ち着け。お前には俺がついている」

桃華「・・・ふふ。Pちゃまがいれば私は安泰ですわね」

桃華「今日ねる場所もないんですの。泊めてはいただけませんか?」

P「お、俺が・・・?」

ちひろ「はいそこまで」

P「へ?」

桃華・ちひろ「「ドッキリ大成功!」」

P「何が何やら・・・」

ちひろ「この新聞は私が作りました。ちょっとプロデューサーさんを驚かせようと思いまして」

P「なんだ・・・よかった」

桃華「ふふ。本当だったらPちゃまはどうしていたのかしら?」

P「何としてでもアイドルを続けさせたさ。っと、テレビの時間だ。桃華、行くぞ。あと宜しくお願いしますちひろさん」

桃華「それではちひろさん、ありがとうございましたわ」

ちひろ「いいえ~。私も仕事仕事」

ハラリ

都「新聞ですね! 何か事件は・・・」

”櫻井財閥解体”

都「だ、大事件です~~~~!!!」

第三十二話 ~肺活量~


茜「今日は頑張りましょう文香ちゃん!! まずは元気よく! こんにちはー!」

文香「こ、こんにちわ」

茜「元気が足りなーい! こんにちはー!」

文香「・・・こんにちは」

茜「まだまだ! こんにちはー!」

文香「こんにちは」

茜「もっとお腹に力を入れて~、こんにちはー!」

~~

文香 ゼーゼー

P「おお、大分運動したみたいだな」スタスタ

茜「いえ、まだ発声練習をしただけですが?」

P「!?」

第三十三話 ~才能~


杏「面倒だー! 休ませろー!」ジタバタ

P「あのな・・・経験上休ませないことくらい理解しろよ。叫ぶだけ労力の無駄だぞ」ヒョイ

杏「うら若き乙女の体を持ち上げるとは何事だ! セクハラで訴えてやる!」

P「面倒そうだな、それ」

杏「うぐ・・・」

P「さっさと仕事行くぞ。ほら」

杏「ん・・・今日はパイン飴か。悪くない」

P「飴に釣られて知らない人に着いていくなよ」

杏「杏は子どもじゃないぞー!」

ちひろ「あなたたちは朝っぱらからギャーギャーうるさいですねえ。野鳥か何かですか?」

P「そんなあなたはカネゴン?」

杏「カネゴンは子どもがなった怪獣だから言葉喋れるんだよね」

ちひろ「あんたら本当に・・・」

チリーン

ちひろ ピクッ

P・杏「「ぶふっ」」

P「す、すいません・・・小銭落としちゃいました・・・」フルフル

ちひろ「だ、誰だって音がしたら反応するでしょう!? つうかわざとでしょうが!」

P「さて、ちひろさん弄ったことだし仕事行くか」

杏「やっぱり?」

ちひろ「はあ・・・今日新しい候補生の子が来ますので早めのご帰宅を」

P「時間はわかってるから問題ない。行ってきます」

杏「行ってくるよ、嫌々」

P「一言余計だっての」

~~


P「ただいま」

ちひろ「あ、プロデューサーさん! 候補生の子もう来てますよ!」

P「ありゃ、30分前に来てるとは殊勝な心がけだな。杏に爪の垢を煎じて飲ませてやりたいな」

ちひろ「あほなこと言ってないでさっさと応接室に行け!」

P「おい、聞こえるぞ。本性ばらしたくはないだろ?」

ちひろ「・・・」

P「ごめんなさい、速やかに支度します」

~~

P「すいません、待たせちゃったみたいで」

「い、いえ! こちらが時間より早く来てしまったので!」

P「それで、プロフィールで確認してある・・・島村卯月さんでよかったかな?」

卯月「はい! 島村卯月です! よろしくお願いします!」

P「前いたところの候補生が全員辞めちゃって、にっちもさっちも行かなくなったところを面接ね。基礎はやってるんだよね?」

卯月「はい! 頑張りました!」

P「ん~いいよ、採用」

卯月「・・・さい、よう?」

P「そそ、明日からうち来てね」

卯月「うえええええ~~~!? そんなに簡単に決めちゃっていいんですか!?」

P「本人にやる気があるなら後は導き手次第だと思ってる。パッと見容姿はいいし、周りが辞めていく中一人だけでも残れる根性あるなら俺がトップアイドルにしてやれる」

卯月「・・・」

P「ま、大船に乗ったつもりでいていいよ」

卯月「は、はい」

P「じゃあ明日も学校休みだよね。八時くらいに来てもらえる? それと一日使うから予定あるなら別の日にするけど」

卯月「来ます!」

P「ならおーけ、また明日」

卯月「はい!」

~~

P「うちの施設説明は以上だ。質問あれば聞くけどなんかあるか?」

卯月「私には何が何だか・・・こんなに広いんですね!」

P「ここは特別だよ。ブランドがあり、更に結果を出している」

卯月「結果・・・」

まゆ「Pさ~ん」

P「お」

卯月「佐久間まゆちゃんに緒方智恵理ちゃん!?」

智恵理「!?」

菜々「だ、大丈夫ですよ智恵理ちゃん!」

卯月「安部菜々ちゃんまで! 今を煌めくアイドルばっかじゃないですか!」

P「ま、こういうことだ。今日はこいつらとレッスンを受けてもらう」

智恵理「こ、この人は誰なんですか?」

P「新人アイドルだよ」

菜々「女の子にアイドルって言われるとやっぱりこう、くるものがありますね・・・」

P「お前も一応女の子なんだけどな」

菜々「い、一応って何ですか!」

まゆ「今日はレッスン見に来るって言ってましたけど、こういうことだったんですね」

卯月「わ、私がこんな中に入ってもいいんでしょうか?」

P「問題ないね」

まゆ「Pさんに任せれば、何にも心配いりませんよ」

~~

P「まず先にお前ら、ステップのお手本やってやれ。デビューこそしてないが、経験は卯月もしてるし中途半端なことしてると舐められるぞ」

菜々「それは頑張らないといけませんね! ウサミン星人として!」

まゆ「うふふ、Pさんの期待には応えますよ」

智恵理「わ、私なんて・・・」

P「大丈夫だ智恵理。お前はやればできるから。いつも俺が言ってるだろ?」

智恵理「そ、そうですよね。プロデューサーさんを信じれば、大丈夫ですよね」

杏「ふあ~」ガチャリ

P「遅いぞ杏。早速ステップやれ」

杏「!? 今日はいつにもまして厳しくない!?」

P「新人の前だ。あまりだらけた態度とるなよ」

卯月「ふ、双葉杏ちゃん・・・今、最もシンデレラガールに近いっていう」

まゆ「・・・」

杏「・・・そうでもないよ。杏は印税貰えればいいんだから」

P「しっかりやらんともらえるもんももらえんぞ」

杏「はいはいわかった。やればいいんでしょ?」

P「じゃあはじめ」パン

~~

P「・・・どうだった?」

卯月「す、すごいです。見たこともないステップとか私が上手くできないのも簡単そうに」

菜々「な、慣れですよ、慣れ」ゼーハー

P「さすが、年季の入ってるやつが言うと説得力が違うな」

菜々「ちょっとどういう意味ですか!?」

まゆ「Pさんのおかげですよ」

智恵理「私も最初は全然ダメダメで、今もよくはないけど、プロデューサーさんのおかげで、大分ましになりました」

杏「プロデューサー全然さぼらせてくんないもんね」

P「お前は隙あらばさぼろうとするからな・・・」

P「じゃあ次は卯月のも見せてもらおうか」

卯月「うえぇ~~~! 私のなんて基礎の基礎しかやってませんし・・・」

P「それがどれだけできてるかしりたい。基礎やらんと話にならんからな」

卯月「ほ、本当にやるんですか?」

P「ああ」

杏「気楽にやんなよ、卯月ちゃん」

菜々「そうですよ! ミスはつきものですし」

卯月「う、じゃあ、島村卯月、頑張ります!」

P(そこで俺が見たのは、お手本のようなステップだった)

P(杏やまゆたちはどうしたってらしさが出るし、それを伸ばすように指導するのがうちの方針だ。そのため基本ステップにおいてすら差異というのは如実に表れてくる)

P(しかし卯月はどういうことなのか、真っ白。トレーナーさんたちより癖がない)

P(これは・・・俺の求めていた人材だ)ニヤリ

卯月「・・・ど、どうでした?」

智恵理「えっと・・・」

菜々「なんていうか・・・」

P「普通だな」

卯月「やっぱり!? 前も言われました・・・」

P「そんな落ち込む必要はない。普通にできることはここでやっていくには十分な能力があるということ

卯月「本当ですか!?」

P「ああ、非常に素晴らしい」

P(これなら俺の、思い描いたアイドルを作ることができる!)

~半年後~

杏「卯月ちゃんも売れてきたね。杏が抜かれるのも時間の問題かも」

P「お前が手抜かなければいいんじゃねえの?」

杏「ばかだなあ。杏はニート系アイドルで売ってるんだからやる気なんて出した日には失墜しちゃうよ~」

P「アホめ。本気をだせばシンデレラガールになれるものを」

杏「・・・杏には荷が重すぎるよ」

P「お前には才能がある。まゆや智恵理、菜々、卯月にもあるが、お前だけは格別だ。アイドルとしての才能だけでなく多岐に渡るのはお前ぐらいだ」

杏「あーんー・・・ねえプロデューサー」

P「何だ? 休みならやらんぞ」

杏「うえ~!? ってそれじゃなくて。いや、休みは欲しいけど」

P「じゃあ何だ?」

杏「才能って、人を殺すんだよ? 知ってた?」

P「・・・は?」

 卯月は大躍進を続けた。まゆを超え、智恵理を抜き、菜々を飛び越し、杏すら及ばなくなった。
 しかし、後一歩でCGに届くというところで彼女は自ら階段を上るのをやめた。

 煌びやかな衣装を脱ぎ、洒落たティアラを置き、身に纏ったアクセサリーを投げ捨て、ガラスの靴を砕いた。

P「・・・俺は何を間違えたのだろうか」

 事務所の休憩室で独りごちる。大きな仕事を終わらせてから、彼女は休止したいと申し出た。それに関する質問が大量に寄せられ、連日電話は鳴りっぱなしだ。

 他のアイドルへの影響は極力抑えるよう手配はしたが、彼女らにも煩わしい思いをさせているに違いない。

杏「・・・プロデューサーが、卯月ちゃんのことを人形か何かと勘違いしてたからじゃないの?」

P「!? おまえいたのか」

杏「電話がうるさくて事務所じゃ寝られないからね。最近は収録前とか終わりに質問攻め。いつもより倍は疲れてるのに」

P「・・・さっきのはどういう意味だ?」

杏「さあ。でもこれだけは言っとくけど、プロデューサーにとっての理想と・・・もっと言えばファンにとっての理想と卯月ちゃんにとっての理想は違うってことだよ」

P「・・・でも俺はそれで一定以上の成果を上げてきた」

杏「・・・まゆちゃんと智恵理ちゃんはプロデューサーを崇拝してるし、あんずは考えるの面倒だから言われたことをやる。でも菜々さんには助言だけしてあとは自分に任せてるでしょ?」

P「崇拝って・・・。まあ菜々はある程度大人だし、自分の理想像っつうのを持ってるから安心して任せられる。ただ他の奴らはまだ若いから、アイドルのなんたるかをわかってないだろ」

杏「菜々さんも一応十七歳だけど・・・それは今はおいとくとして、皆それぞれ何かのためにアイドルをやってる」

P「杏は印税のため、智恵理は自信をつけるため、まゆは・・・。取りあえず卯月は菜々と同じ類いだろ?」

杏「中身は全然違うよ。売れたからいいわけじゃない。卯月ちゃんは・・・多分内容が大事なんだと思う」

杏「アイドルになったとき言ってたよ。私は今は何もないけど、アイドルを続けることで何かが見つかればいいなって」

P「!」

杏「でもいざ蓋を開けてみればプロデューサーの操り人形。名声は得られるけど、それ以上のものはない」

P「ありがとう、杏」ガタン

杏「・・・プロデューサー、自分のことしか見えてないからな。だからこそ、いいってこともあるんだろうけど。もう大丈夫かな?」

~~

P「・・・よう」バタン

卯月「プロデューサー!?」

P「・・・俺は自分の能力を鼻にかけてるところがあった」

卯月「・・・はい?」

P「いきなり家に押しかけて自分語りなんて頭おかしいと思うが、聞いてくれ」

卯月「・・・」

P「俺は昔から何でもできた。勉強も運動も難なくな。つまらなかった。何も手応えを感じられなかった」

P「だからこそこの業界に入った。自分ではなく他人を活かすにはどうしたらいいか。人によって全然違うからすげえ難しい。思い通りに動いてくれないし、俺が言っても理解してくれないことも多々ある。それでも、楽しかった」

P「アイドルと四苦八苦しながらうれていくのがわかるのはめちゃめちゃうれしかったし、達成感もあった。でも俺は、おまえに関してはやらなかった」

P「お前自身というものを、俺が今まで培ってきたノウハウを駆使して、理想のアイドルを作り上げたらきっとすごいことになると思った」

P「確かに売れた。でも俺はつまらなくなっていった。かつて感じたつまらなさ。あまりに上手くいきすぎている。つまり、俺がアイドルをやったのと同義っつうことだ」

卯月「それは・・・酷いですね」グッ

P「ああ。でもお前もうすうす気づいていたんじゃないのか? だからお前はアイドルを休止した」

卯月「・・・」

P「・・・俺が悪かったよ。お前のことを見ずに、自分のことだけを考えた結果が、お前の夢を結果的に頓挫させてしまった」

P「だから、これが最後のプロデュースだ」

卯月「!?」

P「卯月、プロデューサーやってみないか?」

~~~~

未央「卯月プロデューサー! おっはよ!」

卯月「おはようございます!」

凜「卯月プロデューサー、今日の予定は~~だったよね?」

卯月「ええと、はい! 合ってますよ!」

杏「・・・よかったんじゃないの?」

P「当たり前だ、俺を誰だと思ってる」

杏「・・・俺は何を間違えたのだろうか」

P「おいそれは止めろ」

杏「まあ、アイドル兼プロデューサーってのは前例があるからね」

P「それでも、卯月を見ろ。あんなにくすんでたのに今じゃダイヤモンドだ」

杏「・・・そうだね」

卯月「今日も一緒に頑張りましょうね!」ニコリ


終わり

卯月誕生日おめでとう
後半というかこの話全体的に雑でごめんね

このスレは終わりにしますので、読んでくれた人がいたらありがとう

おつ

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