珪子「すみません、私のナーヴギアの調子が悪くて・・・」
直葉「別にいいよ!いつも助けてもらってる身だし、アカウントくらいいくらでも貸してあげるよ」
珪子「あ、ありがとうございます!」
直葉「また機械が直ったら、後日イベントの報酬は手渡しするからね」
珪子「ご迷惑をかけてすみません。このイベント急に発表されたものですから対応が遅れて・・・」
直葉「良いって良いって」
珪子「ううっ、本当にありがとうございます」ペコリ
直葉「ピナの強化アイテムが手に入れれるイベントでしたっけ?」
珪子「はい!」
――――
―――
――
―
リーファ(珪子)「ふぅ・・・無事イベント攻略です」
リーファ「早速、ログアウトしてリーファさんに連絡を――」
ぽんぽん
リーファ「ん?はい・・・?」クルッ
ぷにっ
キリト「くすっ・・・ひっかかったな!」
リーファ「っんな!?///」
キリト「スグは本当に不用心だなぁ」
リーファ「き、ききキリキリキリトさんん///」
キリト「はははっ、悪い悪い!そんな驚かしちゃったか?」
リーファ「あ、あわあわ!」
キリト「どうしたんだ?いつもの事だろ?」
むにむに
リーファ「そ、そそそうですね・・・」モジモジ
キリト「ん?ホントにどうしたんだよ、急に他人行儀みたいな」
リーファ「え?あ、ああっ!そう・・・だよね!お、おおっおおにいちゃん!」
キリト「?・・・あ、そうだ。スグもこのイベントに参加したんだな」
リーファ「え?う、うん!」
キリト「珍しいな。スグってこういうの興味あったっけ?」
リーファ「あ、あのっ!その!そ、そういうお兄ちゃんだって、ドラゴンとか飼ってなかったでしょ!?なんでイベント参加してたの?」
キリト「俺はたまたま通りかかったからだな」
リーファ「へ、へぇ・・・だからってドラゴンいなきゃ意味無い事ないで・・・ないんじゃないかな」
キリト「あー・・・まぁちょっとな」ポリポリ
リーファ「ん??」
キリト「シリカにプレゼントしようと思ってな」
リーファ「なっ!///」キュン
キリト「これはシリカには秘密だからな?」
リーファ「は、はははいっ!」
キリト「よし、素直でよろしい」ポンポン
リーファ「はうぅ・・・///」
キリト「それじゃ俺はログアウトするから」
リーファ「・・・え、あ・・・ぅ・・・」
キリト「どうした?気分悪いのか?」
リーファ「・・・」
キリト「ん?」
珪子(リーファさんのアカウントですし・・・そのちょっとくらい甘えたって良いですよね・・・・・・わ、私の身体じゃないですし)
キリト「おーい、直葉さーん?」
リーファ「お、お兄ちゃん!!」ドキドキ
キリト「おっ、なんだ?」
リーファ「ちょっと抱き締めて欲しいかな!?」
キリト「いいぞ、それくら―・・・・・・・・・へ?なんて?」
リーファ「だ、駄目なの・・・お兄ちゃん?」ウルウル
キリト「い、いや!大歓迎だぞ!?別に家族だしな!もーまんたいだ!」
リーファ「やったぁ!」
キリト「でもスグがそんな事言うなんて意外っていうか、なんて言うわわっ!?」
リーファ「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん!!」ムギュゥ
キリト「ちょっ、スグ。いきなり過ぎるぞ」
リーファ「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん!」スリスリ
キリト「・・・・・・よしよし。お前にも甘えたい時があるんだな。少しびっくりしたよ」ナデナデ
リーファ「ふわぁぁっ///」ゾクゾク
キリト「ははは、なんか新鮮だな」
リーファ「えへ、えへへへ・・・幸せぇ・・・・・・」
――――
―――
――
―
数日後
シリカ「無事復帰ですー!ぶいっ!」
リズ「おっ!ゲーム世界では久しぶりだな」
シリカ「へへへ~」
リズ「そういや、最近機嫌良さそうだけどなんかあったの?」
シリカ「禁則事項でーす!えへへぇ、まーだかな?まだかな?キリトさーん♪」
リズ「なんかあったって事じゃん・・・」
キリト「おっ!シリカー!」
シリカ「わひゃぁ!キリトさぁん!!」
リズ「わひゃぁ!ってなんだ、わひゃぁ!って・・・」
キリト「あのな、シリカ。君に渡したいものがあるんだけどな」
シリカ「は、はいっ!渡したいものですか!?」
リズ「ははーん?だからシリカの奴、浮かれててたのか・・・・・・・・・ん?でもなんでシリカは疑問形なんだ?」
キリト「この前な、シリカがログイン出来なかった時にあったイベントで――」ピッピッ
リーファ「シリカさーん!」
シリカ「っ!?」
キリト「リーファもログインしてたのか」
リーファ「うん、あ!シリカさん!この前のアカウント貸した時のイベント報酬ですよ!」
Pi Pi
キリト「アカウントを貸した・・・?」
シリカ「っ・・・・・・」
リーファ「これなんですけどー」
ふわんっ
キリト「あ、それこの前のゲリライベントの報酬の・・・」
リズ「キリトのプレゼント画面のアイテムと同じだね。一緒にいったの?」
シリカ「は、はは、・・・ははは・・・・・・」ダラダラ
リーファ「いえいえ。その時は、シリカさんがALO入れなかったから私のアカウントを貸してあげたんですよ」
リズ「へー」
キリト「・・・・・・ん?あれ?じゃああの時、リーファを使ってたのはシリカだったって事に―」
シリカ「ありがとうございましたぁぁあああ///!!!」
ふわっ!ばっさばっさ!!
リズ「ありゃりゃー、飛んでちゃった・・・」
リーファ「何かあったの?」
キリト「あー、あ、あっはは・・・アスナにバレたら大目玉だな・・・」
ちゃんちゃん!
一方その頃
きゃっとしー「なんじゃこりゃー、天井あかないにゃー」
しるふ「こりゃありまへんわー」
きゃっとしー「てっしゅーにゃー」
レコン「うっす」
須郷「アスナたんペロペロ」
アスナ「キリト君はきっと助けに来てくれる・・・・だから負けない!」
新川「朝田さん!朝田さん!朝田さん!!」
しの「ぷぎゃー!」
おわり
アカウントの貸し借りなんてできなくねっていう野暮い突っ込み
普通に本体借りればいけるんじゃね?
携帯ゲーム機とかも、まんま貸せば持ち主のアカウントだろ
しりかわいい乙
アスナロ「絶対におちんぽに屈したりなんかしない!」
使ってんのアミュスフィアじゃね?
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