狐娘「こんなスレタイに釣られるなんて……」
男「いいじゃん、何にでも変身出来るんでしょ?スク水巨乳美女になってよ!」
狐娘「この助平が……」
男「ねっ?お願い、お願いっ!」
狐娘「そんな、破廉恥な真似は嫌じゃ」プイッ
男「お願いっ!油揚げあげるからっ!」
狐娘「……なぬっ!?」
男「お願いっ!二つあげる!」
狐娘「ふふふふふふ、ふたつも!?」
そういえば、狐娘と言えばツンデレだよなぁ
支援
狐娘「どうじゃ……これで……」
男「………」
狐娘「そんな……まじまじと見ないで……」
男「………」
狐娘「……?」
男「…凄いリアルにフサフサなんですが」
狐娘「ふふふ……美しいであろう?」
男「ちょっと怖いです……」
狐娘「こ、怖い?……お主が望んだ事であろうがッ!」
男「それに……巨乳じゃ無いし……」
狐娘「何を言っておるか!こんなにも乳が張っているではないかッ!」
男「……そこはお腹じゃないの?」
狐娘「馬鹿者ッ!ほれ!ここに乳首があろうが!」
男「そんないっぱい乳首があっても嬉しくないです……」
狐娘「何が不満なのじゃ……」
男「………」
狐娘「頑張ってすくみずなる物も着てやったのに……」
男「………」
狐娘「御主の戯れ言に付き合った我が馬鹿みたいではないか……」
男「あのね……普通の人間がデッカイ狐のスク水姿を見て楽しめると思うかい?」
狐娘「御主は普通では無いではないか」
男「そうだけど……」
狐娘「なら良いではないか。ほれ、約束の品を寄越せ」
男「………」
狐娘「どうした?」
男「アホかッ!こんなので納得出来る訳無いだろッ!」
狐娘「阿呆って……」
男「俺は人間のスク水巨乳美女が見たいの!人間のスク水巨乳美女が見たいのッ!」
狐娘「………」
男「大事な事なので二回言いました!」
狐娘「それならそうと言えばよかろう。我は狐なのだから狐の美女だと思うてしまったではないか」
男「ならッ!」
狐娘「嫌じゃ」
男「………」
狐娘「そのような事は人間同士でやるべきであろう?」
男「……ぐぬぬ」
狐娘「それに約束の品も貰って無いしの」
男「あげるからッ!もう三枚に増やすからッ!」
狐娘「………」プイ
男「……ええいッ!四枚でどうだッ!」
狐娘 (もう少しつり上げられそうじゃの……)
男「六枚ならッ!」
狐娘「………」プイ
男 (こいつ……まだいけると思ってるな……)
狐娘「御仕舞いか?そのような枚数では変化出来んのぉ……ふふふ」
男「ああ!ごめーん!」
狐娘「?」
男「油揚げじゃなくてがんもどき買ってたよッ!」
狐娘「なんじゃとッ!」
男「残念だなぁ!結局二枚しか無いなあ!」
狐娘「………」
男「油揚げ二枚だと変化してもらえないし……どうしようかな」
狐娘「………」
男「食べちゃうか……」
狐娘「ま、待てッ!」
男「……何か?」
狐娘「……その油揚げ二枚で手を打ってもよいぞ?」
男「本当に?」
狐娘「本当じゃ!」
男「ならお願いします」ニヤリ
狐娘 (あの不敵な笑み……嵌められた!)
男「では、此方がお約束の品になります」
狐娘「………」
男「いかがなさいましたか?」
狐娘「……この様な出来損ないの油揚げを我に食せと申すか?」
男「え?」
狐娘「御主……我を馬鹿にしておるのか?」
男「そんな事無いです……」
狐娘「ほう……」
男「………」
狐娘「我の前にこの様な物を出して!恥を知れッ!」
男「ひぃ!ごめんなさいッ!」
狐娘「だが……我も鬼では無い。そうじゃの……一枚三千円の油揚げがあるそうじゃの……」
男「………」
狐娘「それを用意出来たのなら……許そう」
男「……わかりました」
狐娘「では、頼んだぞ」ニヤリ
男 (しまったッ!罠かッ!)
ーー
男「……買ってきたよ。一枚三千円の油揚げ……」
狐娘「おおおおおッ!」
男「全然違いがわからん……」
狐娘「愚か者め!わからぬか?この薫り、この彩り、この艶……非の打ち所が無いであろう?」
男「左様で……」
狐娘「凄いのう……旨そうだの……格好いいのう……」
男「格好いいのか……?」
狐娘「……おい」
男「何?」
狐娘「一枚しか無いでわないか!」
男「そんな物に六千円も出せるか!」
狐娘「……そんな物とは失敬な奴め。まぁよい、勘弁しておいてやるかの」
男「………」
狐娘「ではッ!頂き
ひょい!
狐娘「……何をするかッ!」
男「お前……先食べたら変化しないつもりだろ?」
狐娘「……そのような事は無い」
男「ちゃんと人の目を見て言ってみ」
狐娘「そのような事は……無い」
男「思いっきり目が泳いでるじゃないか……」
狐娘「どうしても先に食べてはいかんのか?」
男「前金はサービス悪くなるって相場が決まっているからな!」
狐娘「さーびすとな?」
男「……何でも無い。いいから先にな!」
狐娘「しかしの……我に先食べさせた方が後々良い結果になるかも知れぬぞ?」
男「どう言う事?」
狐娘「例えばじゃ、この至高の油揚げを我が食べたとする」
男「うん」
狐娘「もうその美味さに我の気分も随分と高揚するじゃろうて」
男「……?」
狐娘「その状態で御主の言っていた……ひんにゅうめいど?」
男「……そっちも捨てがたいけど、スク水巨乳美女だ。人間のな!」
狐娘「そうそれ。その助平な格好をしたら我はどうなると思うか?」
男「……どうなるの?」
狐娘「はぁ……わからぬか?御主の言うえっちな気分と言う物になるのかもしれんな……」
男「な、なんだってッ!」
狐娘「その先は……言わずもかな……」
男「………」
狐娘「どういたす?我は別に先でも後でも構わぬが?」
男「……ぐぅっ」
狐娘「……ふふふ」
男「もう絶対嘘だってわかってるのに!……わかってるのにぃぃ!」
狐娘「早よう決めろ」
男「あああぁぁッ!もうぅぅ!」
狐娘「………」
男「この女狐ぇぇッ!なんて選択肢出しやがる!」
狐娘「クククッ」
男「先に食べさせれば……いやいや!9割嘘に決まって……」
狐娘「………」
男「しかし……残り1割がッ!1割が俺を苦しめやがるッ!」
狐娘「………」
男「あああッ!後で食べさせても……単なる観賞会で終わってしまう……」
狐娘「……はよしてくれんかの」
男「うるさいッ!」
狐娘「………」
男「くそおぉぁぁあおッ!」
狐娘「………」
男「………」
狐娘「な、何じゃ?急に黙りおって……」
男「……なぁ?」
狐娘「何じゃ?」
男「お前って今……何で人間の姿なの?」
狐娘「はぁ?普通こう言うものなのだろ?」
男「いや、変な質問だった。ごめん」
狐娘「?」
男「あのさ……」
狐娘「だから何じゃ!」
男「もう変化しなくていいや……」
狐娘「……何故?」
男「………」
狐娘「貴様ッ!油揚げを我に与えるのが惜しくなったかッ!」
男「……いや、食べていいよ」
狐娘「おのれぇ……え?」
男「………」
狐娘「……何を企んでおる?」
男「いや……あの……」
狐娘「……言え」
男「そのまま裸になってもらった方がいいかなって……」
狐娘「………」
男「駄目?」
狐娘「………」
男「………」
狐娘「阿呆かぁぁぁああッ!」
男「ひぃぁぁ!」
狐娘「貴様の戯れ事に付き合うておるのに何じゃそれはぁぁッ!」
男「ごめんなさい!ごめんなさい!」
狐娘「そのまま……はだ、はだ……」
男 (ん?)
狐娘「……ら、裸体に……なれなどと……」
男「ほう……」
狐娘「………」
男「狐娘さんはコスプレは良くても裸はngなのですかッ!」
狐娘「仕方無かろう……」
男「へぇ……」
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