映画風 名探偵コナンss (22)
20XX年 9月15日(日)21:39
暗闇に包まれ、街灯やネオンなどが所々で光っている夜のこと。
米花町という地域内のある大通りは2車線とも無数の自動車がいつものように走っている。
この一瞬までは……
ドシャッ!!!
大通りのある場所で突如鈍い音が激しく響いた。
その場所では、前方の部分が大きく歪んだ黒い乗用車が半分以上歩道に乗り込んだ状態で停車していた。
「蘭…?」
乗用車の前には倒れている蘭と呼ばれた少女とそのそばにしゃがみ込んでいる眼鏡をかけた少年がいた。
彼女の体からは大量の血液が流れ出ている。
「何で、嘘だろ…。ねぇ!」
少女の体を揺する少年。しかし応答はない。
「うわああああああああああああああああ!!!!!!!!」
少年は泣き叫んだ。
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劇場版
名探偵コナン
‐繰り返す1日(ループデイズ)の記憶‐
バーーーローー:俺は高校生探偵、工藤バーーーローー!!
幼なじみで同級生の毛利蘭と遊園地に遊びに行って・・・
黒ずくめの男の怪しげな取引現場を目撃した!!
取引を見るのに夢中になっていたオレは・・・
背後から近づいて来るもう一人の仲間に気づかなかった・・・
オレはその男に毒薬を飲まされ、目が覚めたら・・・
コナン:体が縮んでしまっていた!!
工藤バーーーローーが生きているとヤツらにバレたら、また命を狙われ・・・
まわりの人間にも被害が及ぶ・・・
阿笠博士の助言で正体を隠すことにしたオレは・・・
蘭に名前を聞かれて、
とっさに江戸川コナンと名乗り・・・
ヤツらの情報をつかむために、
父親が探偵をやっている蘭の家に転がり込んだ・・・
小さくなっても頭脳は同じ!
迷宮なしの名探偵!!
真実はいつもひとつ!!
8:09
バーーーーーローーーはやめろ
-数時間前-
8:09[毛利探偵事務所]
コナン「ちょっと博士の家に行ってくるね」
蘭「気を付けてね」
8:16[阿笠邸]
阿笠邸に入るコナン。
コナン「おはよう、灰原」
灰原「あら、日曜日のこんな朝早くからどうしたの?」
コナン「ああ、博士が今すぐ来てくれと電話があってよ」
コナン「いきなり呼び出して何だよ博士」
阿笠「お、やっときたか…バーーーローー…」
阿笠はソファーの上でぐったりと仰向けに寝転がっていた。
コナン「ん、どうしたんだよ?」
灰原「一週間も徹夜で、部屋にこもって何か作っていたのよ。まったく、もっと健康管理をしてほしいくらいだわ」
阿笠「そう言わんでくれ…哀君」
コナン「で、博士。話って一体?」
阿笠は急に立ち上がり、眼鏡を光らせて、それまでの様子とは思えない程のハイテンションであることを言い始めた。
saga入れろや
どうしても「新 一」と打つと何故か投降するときにバーーーーーローーーに自動変換されるんですよ。
-数時間前-
8:09[毛利探偵事務所]
コナン「ちょっと博士の家に行ってくるね」
蘭「気を付けてね」
8:16[阿笠邸]
阿笠邸に入るコナン。
コナン「おはよう、灰原」
灰原「あら、日曜日のこんな朝早くからどうしたの?」
コナン「ああ、博士が今すぐ来てくれと電話があってよ」
コナン「いきなり呼び出して何だよ博士」
阿笠「お、やっときたか…バーーーローー…」
阿笠はソファーの上でぐったりと仰向けに寝転がっていた。
コナン「ん、どうしたんだよ?」
灰原「一週間も徹夜で、部屋にこもって何か作っていたのよ。まったく、もっと健康管理をしてほしいくらいだわ」
阿笠「そう言わんでくれ…哀君」
コナン「で、博士。話って一体?」
阿笠は急に立ち上がり、眼鏡を光らせて、それまでの様子とは思えない程のハイテンションであることを言い始めた。
メール欄にsaga って入れてみ
新一
阿笠「新しい君の発明品が完成したんじゃ!!!」
灰原(いきなり元気になったわ…)
コナン「マジで!?で、どんな機械を」
阿笠「これじゃ!」
阿笠はポケットからあるものを取り出した。
コナン「蝶ネクタイ型変声機?」
それは、見たことのある蝶ネクタイ型の発明品だった。
阿笠「違うのう。蝶ネクタイ型変身機じゃ!!!!」
コナン「変身機?」
阿笠「従来の変声に加え、なりたい人間に完全に変身することができるんじゃ!!」
コナン「マジかよ!キッドの変装みてーなことができるってことか!?」
阿笠「そうじゃ!まず、両端のダイヤルを回して」カチカチ
阿笠「真ん中にあるボタンを押すと…」
次の瞬間、阿笠は宮野志保(灰原の元の姿)に変身した。
阿笠(志保姿)「どうじゃ!!」ドヤ
saga な
蝶ネクタイ変身機により、宮野志保の姿(服装以外)になっている阿笠。
コナン「スゲー、完全に灰原になってる!」
灰原「ちょっと、何で私に変身するのよ!!」
阿笠(志保姿)「まあいいじゃないのよ。ウフッ」
阿笠は調子に乗って、女の仕草をした。
灰原、コナン「」
当然、その言動にふさわしい姿をしているため、客観的に見ても何の違和感もないが、同時に正体が阿笠ということも想像すると気持ち悪いと思うだろう。
阿笠(志保姿)「ほっほっほ、悪ふざけはこの辺にして」ポチッ
阿笠は元の姿に戻った。
阿笠「これさえあれば、使い方次第で今後の事件もスムーズに解決できるじゃろう」
蝶ネクタイ変身機をコナンに渡す阿笠。
コナン「あ、ありがとな。博士」
灰原「……」
阿笠「早速じゃが、それで元の姿(新一)になって蘭君に会いに行ったらどうじゃ?」
コナン「え!?」
阿笠「会いたがっておったぞ」
コナン「えっと……」
(笑)
9:26[毛利探偵事務所]
蘭「お父さん!日曜日だからって、いつまでも寝ていないでよ!」
小五郎「うるせー!!俺はしばらく家からも布団からも一歩たりとも出ねーぞ!!」
実は昨日、小五郎は一人米花銀行に貯金しに行っていたが、そこで強盗グループの立てこもり事件に巻き込まれた。
途中、彼はトイレに行きたくなっていたが、それすら許されず、やがて我慢できなり、失禁してしまった。
その様子を見ていた強盗犯達に大笑いされ、小五郎は怒りと屈辱のあまりに恐怖を忘れたことで、強盗犯を難なく撃退したのだった。
しかし、その時のことは小五郎にとって、かなりのトラウマであっただろう。布団に引きこもってしまうのも無理はない。
蘭「もー」
父親の情けなさに呆れる蘭。
ピンポーン
蘭「はーい」
『ちは、宅配便でーす』
蘭「ん、誰からだろう?」
ガチャ
ドアを開ける蘭。
蘭「し、新一!?」
新一「よ、久しぶりだな。蘭」
そこには新一の面影があった。
蘭「今までどこ行ってたのよ!」
新一「ちょっと、ある難事件の捜査をしていたんだ。で、昨日解決したんだ」
蘭「だったら、連絡の一つくらい……」
蘭の目からは少し涙が出ていた。
新一「な、泣くなよ。相当俺を心配していたのはわかるけどさ」
蘭「別に泣いてなんか!」
その頃…
コナン(新一姿)(何とか変身したのはいいが、うまくいくかな…?)
毛利探偵事務所の前に着くコナン。
コナン(新一姿)(ん、蘭?)
階段を上るところで、コナンはドアの前に蘭が誰かと会話をしているところを見た。
コナン(新一姿)(え!?何で俺がそこにいるんだよ!)
コナン(新一姿)(まさか!!)
そこにいるもう一人の自分の正体がすぐに誰だか瞬時にして悟ったコナン。
新一「じゃあな、蘭。俺これから次の難事件を解決しに行かなきゃならないんだ」
蘭「た、たまには戻ってきなさいよね!」
新一「分かってるって!」
蘭の元から去る新一。
階段を下りた直後、ある者が呼び止めた。
コナン「俺の姿で何してんだよ。キッド」
キッド(新一姿)「あ」
9:57[米花町内の某河川敷]
河川敷の土手の上でコナンと新一姿の怪盗キッドが横に並んで座っていた。
コナン「おめー、最近何もしてねーようだが、どうしたんだよ」
キッド(新一姿)「実は警察が俺がキッドじゃねーかって疑いはじめてよ。マークされていて、何もできないんだ」
コナン「で、暇だから俺に化けて、蘭にちょっかい出していたってことか」
キッド(新一姿)「ところで、キッドの俺が目の前にいるというのに、なんで捕まえねーんだ?」
コナン「バーロー。こんな形で捕まえてもつまんねーよ」
キッド(新一姿)「だよなwwwww」
コナン「それに、オメーの正体知ってるから、いつでも捕まえられるし」
キッド(新一姿)「ふっ、正体知ってるところで俺を捕まえられると大間違いだぜ!じゃあな!」
キッドは変装を解き、ハングライダーで飛んで行った。
コナン「……」
10:37[毛利探偵事務所]
コナン「ただいま」
蘭「あ、おかえり。ずいぶんと長かったね」
コナン「ちょっと、博士達と長話になっちゃって」
コナン「あれ、おじさんどうしたの?まだ寝てるの?」
蘭「昨日のことで、布団から出たくないって」
コナン「ま、そうなるよね…」
僕は学生なので、長期間更新がなかったりします。
それを承知の上で、コナンSSをご覧ください。
ジリリリリリリリリリ
突如、電話機が鳴り始めた。
蘭「はーい」
ガチャ
蘭は受話器を手に取った。
蘭「はい、毛利探偵事務所」
『お前だな。毛利蘭は…』
蘭「え?」
蘭「そ、そうですけど」
『この東京都内に無数の時限爆弾を仕掛けた。今夜23時に爆発するようにセットしてある。爆発すれば確実に東京は焼け野原になるだろう』
蘭「!!?」
『信じるか信じないかは君次第だ。阻止したければ、今夜21時に東都タワーの展望台に来い』
『あと、このことを警察に通報したら、その時点で爆発させる。いいな』
ブチッ ツー ツー
電話が切れる。
蘭「…」
コナン「どうしたの。蘭ねーちゃん?」
蘭「コナン君…。聞いて…」
蘭は躊躇いがちになりつつもコナンに電話の内容を伝えた。
コナン「え、東京中に爆弾?」
蘭「今夜12時に爆発するように仕掛けたと言っていたわ…。阻止するには私が東都タワーの展望台に行かなきゃいけないの…」
蘭「しかも、警察に通報したら、その時点で爆発させるって」
コナン「き、きっとイタ電だよ…」
蘭「そうにしてはずいぶんと本格的だわ」
コナン「考えすぎだよ。蘭ねーちゃん」
蘭「でも…」
蘭は半信半疑であった。
当然であろう。これまで何度も似たような事件が起こってきたからだ。
実はコナンも半信半疑である。
しかしワザと信じないフリをしている。
これ以上、蘭を危険な目に合わせたくないからだ。
コナン「大丈夫大丈夫。次また電話が来てもずっと無視してよう」
蘭「うーん…。そ、そうね」
コナン(よし、これで安心だ。つーか、そう簡単に東京中が焼け野原にならねーつーの)
この時、コナンはまだ知らなかった。これから起こる悲劇を…
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