一寸法師「シンジとアスカとレイか…ふ、面白い‼」(50)

ゲンドウ「乗れ…シンジ‼」

シンジ「無理だよ僕には…」

一寸法師「バカヤロー‼」針チクッ

シンジ「いたっ‼」

ゲンドウ「誰だ‼‼?」キョロキョロッ

一寸法師「下だバカモノ‼」

ゲンドウ「なんだお前は?」

一寸法師「俺は一寸法師…シンジの友だ‼」

シンジ「痛いじゃないか一寸くん!」ヒリヒリッ

一寸法師「貴様が余りにの軟弱な言葉を吐くからだ…自業自得だよシンジ」針ビシッ

ゲンドウ「まあいいシンジ、乗るのか?でなければ帰れ」

シンジ「で…でも…」

一寸法師「えーい!ごちゃごちゃ言わず乗れ!」チクチクチクチクッ

シンジ「いた‼いた!いたぁ!いたぁ‼」ひょこッ

リツコ「シンジくんの両足を交互に刺してエバーに導いている‼」

リツコ「あり得ないわ!」

【エヴァ 内部】

一寸法師「あのデカぶつだな…標的は…シンジ‼とりあえずこのカラクリをアイツまで動かせ!」

シンジ「分かったよ…動け動け動けぇ‼」

一寸法師「良いぞーシンジぃぃやるじゃないかコノコノ‼」チクッ

シンジ「いっ‼ありがとう一寸くん…」グスッ

サキエル「」ギロッ

一寸法師「なかなかイカれた目付きしてるじゃねーか‼」

シンジ「ど、どうすればいいの?」

一寸法師「そりゃ貴様あれよ‼」

シンジ「な、何?」

姫様「打ち出の小槌を振るんですよ‼」

シンジ「だ、誰なの…?」

一寸法師「じゃね頼むぜ姫様‼」ニヤッ

姫様「はい…小さくなぁれ小さくなぁれ‼」フリフリッ

サキエル「…!」ミョーンッ

ミサト「使徒が縮んでゆく?」

リツコ「あり得ないわ‼」

一寸法師「よっしゃぁ‼シンジ!踏み潰せぇ‼」チクッ

シンジ「はひぃー!」グイッ

初号機「ウォーーーンッ‼」

冬月「勝ったな…」

ゲンドウ「ああ…」クイッ

ブチッ

サキエル「」ちーんッ

ミサト「シンジくん良くやったわね‼」ポンッ

シンジ「あ、ありがとう…ございます‼」

一寸法師「あー疲れたぜ‼なぁシンジ?」

シンジ「うん…そうだね、一寸くん…」

リツコ「ところで貴方は何者なの?」

一寸法師「んぁ?ああ、自己紹介がまだだったな、おらぁ一寸法師っつーもんだ、よろしくな‼異人さん‼」

ミサト「リツコは日本人よ一寸法師くん」

一寸法師「おおそうなんか…小判みてぇな髪してッからてっきり異国の人かと思ったぜ!わりぃなリツコ‼」

リツコ「いいのよ…で貴方はどこからきたの?」

シンジ「あ、それは僕が説明しますよ…」

一寸法師「頼むぜシンジ‼」

シンジ「うん‼…実はですね…」

【10分後】

ミサト「まさかそんな…あり得ない…」

リツコ「でもこうして彼はいる…何が起きるかわからないものね…ミサト?」

ミサト「そうね…」

一寸法師「なぁもおいいか?俺とシンジはよ朝早く起きてちょっくら疲れてッから少し休みてぇんだが、なぁシンジ??」

シンジ「そ、そうだね」

リツコ「そうね…ミサトあとは頼んだわよミサト?」

ミサト「ええ…わかったわ…じゃあ貴方達の家に案内するからついて来て‼」

一寸法師「おう‼」

シンジ「はい‼」

【ミサト家】

ミサト「ここが貴方達の家よ」

シンジ「お、お邪魔します…」

ミサト「シンジくん…此処は貴方の家なのよ?」

シンジ「じゃあ…た、ただいま ミサトさん…」テレッ

ミサト「おかえりなさい…シンジくん」

一寸法師「いやぁいいこと言うじゃないのミサトちゃん‼」ケラケラッ

ミサト「そうかしらん?」

一寸法師「おう‼じゃあ俺の部屋はどこかな?」

ミサト「二つ部屋あるから二人で相談して決めてね」ニコッ

一寸法師「じゃあ…シンジお前はそっちのデカイ部屋使え!」

シンジ「え、僕がこっちでいいの?」

一寸法師「俺にゃあこの染みったれた部屋が落ち着くんだよ‼じゃあちょっくら寝るからよ‼メシんなったら起こしてくれよ!」ビシッ

シンジ「わかったよ一寸くん…おやすみ‼」

一寸法師「おう‼」

【翌日】

一寸法師「寺子屋か…俺は行ったことがないから楽しみだぜ!」

シンジ「僕は…そんなでもないかな…」

一寸法師「くれぇなシンジ‼俺がついてんだろ‼」チクッ

シンジ「いたぁッそうだね…!」

【学校】

シンジ「碇シンジです…」

一寸法師「一寸法師だ!呼び方はなんでもいい‼よろしくなおめぇら‼

ザワザワッ
【昼休み】
トウジ「転校生…お前があのロボット動かしてたんかいな?」

一寸法師「転校生じゃあねぇ…俺の名前は一寸法師っつーんだぜ!鈴原トウジ‼」

ケンスケ「悪いな!トウジは口が悪いだけで悪気はないんだよ‼俺は相田ケンスケよろしくな!」

一寸法師「いやぁ俺も口わりぃから
気になんねーよ‼で、トウジの聞いたカラクリを動かしてんのは俺じゃなくて…おいシンジ!」

シンジ「な、なに…」スッ

一寸法師「この二人、トウジとケンスケがお前と友達になりてーんだとよ‼」

【ミサト家】

一寸法師「いやー今日はシンジの野郎が友達作りまくってヤバかっただよ‼なぁシンジ‼」パクパクッ

ミサト「そうなの?良かったわ学校に馴染めて!」ニヤッ

シンジ「そんなことないよ…一寸くんのおかげだよ…」ニコッ

一寸法師「謙遜すんなよコノコノ‼」チクッ

シンジ「いたぁッ」ニコグスッ

綾波「なぜ…私はここにいるの?」パクパクッ

一寸法師「何故っておめぇ仲間があんな石粒みてぇメシ食ってたら心配だろ?だから夜メシはウチでシンジの作ったもん食ってけよ?別にいいよなシンジ、ミサトちゃん?」

ミサト「そうね、いいかもしれないわね‼」

綾波「わかりました…葛城一尉が言うなら…」

一寸法師「よっしゃ決まりだ‼シンジ‼たまにはレイにメシの作り方教えてやれよ、そしたらレイの朝メシもそのうち充実すんだろ‼」ケラケラッ

シンジ「うん…綾波が迷惑じゃなければ…」チラッ

綾波「ありがとう…碇くん…お願いします…」ポッ

【30分後】

綾波「私…帰ります…」スタッ

シンジ「あ…送ってくよ…綾波」スタッ

綾波「ありがとう碇くん…」

一寸法師(シンジも成長してんじゃねぇかよ…)酒グビッ

ミサト「むにゃッ」スピーッ

【海】

トウジ「なにすんのや‼

アスカ「見物料よ‼」

トウジ「なんやとぉならこっちも見せたるわ‼」ヌギッ

アスカ「なにすんのよ‼」パンパンッ

トウジ「あてぇー‼」ヒリヒリッ

一寸法師「がはははははっシンジぃおもしれぇ仲間が増えて良かったなぁ」

シンジ「ははは…」

アスカ「な゛ナニよこのちっこいの‼」ギョッ

一寸法師「おらぁ一寸法師っつーんだよろしくなアスカ!」

アスカ「勝手に呼び捨てするな‼」

一寸法師「まあいいじゃねぇか‼ホラよ‼」チクッ

アスカ「いっッッッッたぁぁぁぁ‼」

シンジ「い…一寸くんまずいよ‼」ワタワタッ

アスカ「こんのぉぉぉ踏みつぶしてやる‼」ダンダンッ

一寸法師「おお‼元気元気‼レイにもわけてやりてーな‼」ヒョイヒョイッケラケラッ

アスカ「ムカツクー逃げるなぁー‼」ダンダンッ

ミサト「やれやれ…」ポリポリッ

【操舵室】

一寸法師「アスカやるじゃねぇか‼」

ミサト「なに言ってるのエバーは
水の中だと身動き取れないのよ‼」

トウジ「そんなん釣りバリのミミズと同じやないか‼」

一寸法師「じゃあ久々に釣りキチ一寸の実力を見せちゃおっかなぁ…」

ケンスケ「どういうことだよ‼」

一寸法師「ミサトちゃん…アスカとシンジに死なねぇ程度に食われてくれって伝えてくれ」

ミサト「どうする気?」

一寸法師「まあ信じろよ‼」

ミサト「…わかったわ…頼んだわよ‼」

一寸法師「おお‼」ヒョイスターンッ

【弐号機内】

アスカ「ハァ‼?アタシたちに餌になれってぇのぉ?」

通信ミサト「そうよ‼弐号機に食らいついた時にケーブルで釣りあげる…これしかないの‼」

シンジ「ミサトさん信じていいんですか?」

通信ミサト「一寸法師を…信じなさい‼」ブツッ

アスカ「あんなちっこいのを信じろって?ふざけんな‼」バンッ

シンジ「アスカ…お願い…一寸くんにかけるしかないんだ…」ジッ

アスカ「…わかっったぁわよ‼でも死んだらあの世からアイツの事踏みつぶしてやるんだから‼」ギュッ

シンジ「ありがとう…アスカ…」ギュッ

【甲板】

一寸法師「頼むぜ…姫様‼」飛び降りピョーンッ

姫様「はい…大きくなぁれ大きくなぁれ…」フリフリッ

一寸法師「キタキタキタァ‼」ズォーンッ

一寸法師「ふっ…」身長200mッ

一寸法師「釣糸発見!」ギュッ

一寸法師「…」ピクッ

一寸法師「…」ピクッ

一寸法師「…」グイッ

一寸法師「!?しゃぁぁぁ!」釣り上げッ

ガギエル「グォーーーーン‼」バシャーッ

一寸法師「弐号機!見えた‼喰らえ!」ギュッ

一寸法師「チクチク針千本!!」チクチク×1000

一寸法師「りゃゃりゃちゃりゃりゃりゃりゃ!!」チクチクッ

ガギエル「グエーーーッ!」バラバラチーンッ

【弐号機内】

アスカ「いったぁーい!やっぱアイツ踏みつぶししてやる‼」地団駄ッ

シンジ「ふふ…」ニコニコッ

【操舵室】

ミサト「やったわ!!」

トウジ「すっごい技やったのぉ」

ケンスケ「要チェック過ぎる‼」パシャパシャッ

【海】

一寸法師「かっこよすぎたな」ピースッ

【ミサト家】

アスカ「なんでよ‼シンジが移動すればいいだけでしょ‼」

一寸法師「バカ野郎!あの部屋シンジが住んでんだ!」

アスカ「じゃあアタシは何処で寝ればいいのよ‼」

一寸法師「俺の部屋をくれてやるよ‼」ニッ

アスカ「いや‼アンタの部屋よりシンジの部屋のほうが広いじゃない‼」

一寸法師「まあそうだけどよ…シンジは俺達のメシも作って洗濯までしてくれてんだぜ?部屋くらい譲ってやれよ…それとぶっちゃけあの狭い部屋ってのもなかなかいいもんだぜ!特典として俺が愚痴聞いてやるし‼」ニッ

アスカ「ぷッふふ…アンタどんだけ自分に自信あんのよ?もういいわ!アンタの部屋で…アタシは優しいから妥協してあげる!!」プイッ

一寸法師「おお‼ありがとよ‼じゃあメシ迄に荷物かたずけちゃえよな?!時間なったらよぶからよ‼」ビシッ

アスカ「ハイハイ!わかったわよ‼じゃあね」引き戸ピシャッ

一寸法師(どいつもこいつも可愛げあるやつばっかじゃないの…」ピょーンッ

【夜メシ】

一寸法師「アスカかコイツは綾波レイってだレイって呼んでやってくれ‼そしてレイコイツは惣流アスカラングレー‼アスカって呼んでいいぞ!」

アスカ「ファーストくらい知ってるっちゅーの‼」

一寸法師「バカ野郎アスカ!」チクッ

アスカ「痛い‼何すんのよ‼」サスサスッ

一寸法師「ファーストとか味気ねぇだろ‼名前で呼べ!…さもなくば…」針キラーンッ

アスカ「ひぃッわ、わかったわよレイ、レイレイレイ!!」


綾波「なに?弐号機の人?」

シンジ「は!?」

一寸法師「てめぇもかレイ‼」チクッ

綾波「っ痛いわ…」サスサスッ

ミサト「ずっと気になってたんだけどその針って痛いの?」

アスカ「めちゃくちゃ痛いわよ‼」

シンジ「かなり痛いです…」

綾波「痛いです…」

一寸法師「舐めたマネしてっと痛い目に会うに決まってんだろ‼」パクパクッ

綾波「アスカ…」ボソッ

一寸法師「!?」

シンジ「!!?」

ミサト「え…!?」

アスカ「な…なによふぁ…レ…イ」

綾波「チクチク痛いの…」真顔涙目ッ

アスカ「そんなに痛いの?」

綾波「…」コクッ

アスカ「わかったわカット絆あげるわ…ハイ!」差しだしッ

綾波「ありがとう…アスカ…」ペタペタッ

アスカ「いいわよ…別に…」プイッテレッ

綾波「…」ニコニコッ

シンジ(はやなみっ!?)

ミサト(あり得ないわ‼)

【第9話】

ミサト「アチャー」

リツコ「無様ね…」

【ミサト家】

アスカ「シンジがあそこで勝手な動きするから‼あんなスケキヨみたいなやられかたしたのよ‼」モシャモシャッ

シンジ「あ、アスカだって「任せなさい‼」とか言って一人で突っ込んだじゃないか!」

綾波「…」パクパクッ

アスカ「なんですってぇ‼アタシが悪いって言いたいの‼?」

ミサト「…」グビグビッ

シンジ「だ、誰もアスカが悪いなんて言ってないじゃないか‼」

一寸法師「うるせぇ‼」チクチクッ

シンジ「あづっ‼」

アスカ「ギャッ‼」

一寸法師「レイ‼今回の敗因をこのボケナスどもに言ってやれ!」

綾波「アスカと碇くんが息を合わせてれば十分、勝てた相手…」パクパクッ

一寸法師「レイの言っとおりお前ら二人は息を合わせる事を覚えるんだ…」

アスカ「シンジのせいよ…」ボソッ

シンジ「アスカだよ…」ボソッ

一寸法師「ごちゃごちゃ言わず早くメシ食いやがれ!!食ったら特訓するからな‼」ムシャッ

シンジ「え…」

アスカ「ええーやだァー‼」

一寸法師「口答えは許さん‼わかったな‼」針キラッ

シンジ、アスカ「…ハイ…」ズーンッ

【3時間後】

一寸法師「なかなか様になってきたじゃねぇか二人とも‼」

アスカ「ふふーんあったり前でしょ‼アタシを誰だと思ってるのよ‼」

シンジ「へへっ…」鼻すりすりッ

綾波「カット絆…いるなら言って…」

アスカ「じゃあ一枚貰うわ‼」

シンジ「僕は…いいや…」

綾波「ハイ…アスカ…」差しだしッ

アスカ「ダンケ…レイ」ニコッ

綾波「ええ…いいの…」ポッ

ミサト「プハァー最高ねぇエビチュは!」グビグビッ

【当日】

綾波「頑張ってね…アスカ、碇くん…」

シンジ「うん!」

アスカ「任せといて‼」ビシッ

【エヴァ両機内部】

通信ミサト「戦闘…開始!」

アスカ、シンジ「了解!」

一寸法師「ミュージックスタート‼」ポチッとなッ

ズン~ズンズン~ズンドコ…

一寸法師「キヨシ‼」バンッ

ズン~ズンズン~ズンドコ…

綾波「キヨシ…」

~遠く優しいお母さん~

アスカ「いくわよ‼シンジ‼」ギューッ

シンジ「うん‼アスカ‼」ギューッ

ズン~ズンズン~ズンドコ…

一、綾、ミ、リ、「キヨシ‼」

ズン~ズンズン~ズンドコッ

アスカ、シンジ「き・よ・し!!」ズギャンッ

【ミサト家】

一寸法師「いやぁ‼今日は最高だったぜ!」酒グビッ

ミサト「本当に良かったわよ…‼」グビグビッ

シンジ「へへへ…」ニヤニヤッ

アスカ「最後のコブシがきいた蹴り…凄かったでしょ!レイ?」

綾波「とってももかっこいい蹴りだったわ…」ニコニコッ

アスカ「でしょぉう」ニヤァッ

一寸法師「おい、シンジ、アスカ、レイ‼お前らも一杯どうだ‼」

アスカ「いいの‼」キラーンッ

シンジ「ま、まずいよ一寸くん僕たち未成年だし…」

一寸法師「んなぁかたいこと気にすんな!」バンッケラケラッ

アスカ「そうよ‼シンジ!」

シンジ「じゃあ…少しだけ…」

一寸法師「じゃあお前らなに飲むよ?」

アスカ「アタシコレー‼」エビチュッ

シンジ「僕は…コレ…」ワインッ

綾波「私は…コレ…」果実酒ッ

一寸法師「おう‼じゃあグイッとやれや‼」グビッ

ア、シ、綾「いただきまーす‼」グビッ

アスカ「おぇ…マッズ‼」ズーンッ

シンジ「苦い…」ズーンッ

綾波「…甘くて…美味しい…」コクッ

一寸法師「がはははははっ‼洋酒はまだ早かったな‼」

アスカ「ミサト…よくこんなの毎日飲むわね…」チラッ

ミサト「むにゃむにゃ…」スピーッ

綾波「アスカ…碇くん…コレなら甘くて美味しいわ…」差しだしッ

アスカ「ホントー!?」受けとりッ

シンジ「ありがとー綾波!」

一寸法師「梅酒なら行けんべ‼」ビシッ

アスカ、シンジ「じゃ、改めて…」コクッ

一寸法師「どうよ?」

アスカ「うん‼コレなら美味しいわ‼」コクッ

シンジ「ホントだ…」グビッ

一寸法師「そうか?そりゃ良かった‼じゃあミサトちゃんは寝ちまったけど宴会の続きすんぞ‼」カンパーイッ

アスカ「おー‼」カンパーイッ

シンジ「うん‼」カンパーイッ

綾波「宴会…ぽかぽかする…」カンパーイッ

【3時間後】

ミサト「むにゃむにゃ…」スピッ

アスカ「ママ…」スピーッ

シンジ「父さん…母さん…」スピッ

一寸法師「…レイみんなに毛布かなんか掛けてくれねぇか?そこの押し入れにあるからよ…」グビッ

綾波「ええ、わかったわ…」スタッ

アスカ「…」スピーッぱさッ

ミサト「エビチュ…」スピッぱさッ

シンジ「…」スピーッぱさッ

一寸法師「ありがとよ‼」グビッ

綾波「いいの…みんなよく寝てる…私も帰らないと…」

一寸法師「いやぁ…お前も今日は泊まってけ!こんな遅くに出歩いたらあぶねぇからな…」び

綾波「いいの…?」

一寸法師「あたりめぇだろ‼レイ…お前も大切な友達だからな…」ニッ

綾波「ありがとう、一寸さん…」ニコッ

一寸法師「いいってことよ‼」グビッ

【2日後ミサト家】

一寸法師「おう‼おめぇら‼ 今日から隣にレイが住むことになったからよ前にも増して仲良くしろよ‼」

綾波「よろしくお願いします…」ペコッ

シンジ「うん‼これで近いからすぐ来れるね」

アスカ「へぇ…そうなの…じゃあたまには遊びにいくわね」ビシッ

綾波「ええ、いつでも来ていいわ…」ニコッ

ミサト「二つの部屋が通路でつながってたら良かったのにね」

一寸法師「おお‼それいい考えだな‼」

姫様「そうですね…」

ア、綾、ミ「だれ…‼」

シンジ「またあの人だ…」

一寸法師「頼むぜ、姫様‼」

姫様「はい…うりゃ‼」小槌ズガンズガンッ

ミサト「ああ‼」

アスカ「うわっ…」

シンジ「ひぃ‼」

綾波「…」ポカーンッ

姫様「開通しました‼」パンパカパーン‼

一寸法師「ありがとよ‼また頼ぜ‼


姫様「バイバーイ」スッ

ア、ミ「消えた‼」キョロキョロッ

綾波「…」ポカーンッ

シンジ「壁に穴開けちゃまずくないかな…」

一寸法師「大丈夫だろ‼おいレイ‼これでみんなと一緒に暮らせるな‼」ニッ

綾波「…」コクッ

一寸法師「じゃあ改めて…一緒に暮らすことになったレイだ!」

綾波「よろしくお願いします…」ペコッ

ミサト「…」ポカーンッ

アスカ「ミサト…部屋が広くなって良かったわね‼」バシッ

シンジ「あはは…」

ミサト「…まあいいわ‼よろしくねレイ‼」

綾波「はい‼」

一寸法師「よっしゃ‼じゃあ部屋も増えたことだし…俺は新しい部屋で寝させてもらうぜ!」アディオスッ

【カヲル】

カヲル「歌いいねぇ…歌は心を潤おしてくれる…リリンの生み出した文化の極みだよ…そうわ思わないかい碇…シンジくん」

一寸法師「シンジならアスカに呼ばれて向こうに行ってんぞ‼」

カヲル「え…‼…君は…」

一寸法師「俺は一寸法師‼よろしくな!」

カヲル「…そうか‼?…そういうことか…‼」

一寸法師「無視すんじゃねぇ‼」チクッ

カヲル「痛い‼…(ATフィールドが効いていない?)」

一寸法師「で…お前は名前なんつーんだ?」

カヲル「はは…僕は渚カヲル…シンジくんと同じ仕組まれた子どもフィフスチルドレンさ…」ニコッ

一寸法師「ああ…お前もあのカラクリのパイロットか‼」

カヲル「うんそうだよ…」

一寸法師「じゃあアイツらに紹介してやるからついてこいよ‼」

カヲル「ありがとう一寸法師」

【自販機前】

一寸法師「コイツは渚カヲル…よろしくしてやってくれ‼」

シンジ「よろしく‼渚くん!」

カヲル「カヲルでいいよ碇シンジくん…」ニコッ

シンジ「じゃあ僕もシンジでいいよ…」テレッ

アスカ「でもさー使徒はあと一体しかいないのに今さらパイロット増やしてどういうつもりなのかしら?」

カヲル「え、…あと一体!?」

一寸法師「おお‼なんか冬月が最強のなんちゃらタイプとか言ってた奴な…」

アスカ「めちゃくちゃ弱かったけどね‼」

綾波「私たちの力があの使徒を上回っていただけ…」

シンジ「結構強かったと思うけどなぁ?」

カヲル(僕が最後の使徒になってしまった…?)

一寸法師「シンジ…最後の奴はもっとめちゃくちゃツエーかもしんねーぞ‼」

アスカ「まあ、アタシたちがいればどんな使徒が来てもすぐにケチョンケチョンにしてやるけどね‼」

一寸法師「言うねぇアスカ‼よっ大統領‼」

アスカ「ふふーん!」どやぁッ

綾波「フフッ」

シンジ「そうだね…カヲルくんも入ってくれたし僕たちなら大丈夫だね…」

一寸法師「あ…そういえば…リツコが検査したい事があるからお前ら3人の事呼んでたの忘れてたわ‼」ケラケラッ

アスカ「えーリツコ怒ってるんじゃないの‼」

綾波「大丈夫…赤木博士は優しいから…」

シンジ「とりあえず早く行こう!」

アスカ「怒られたら覚えてなさいよ‼一寸!」タッタッタッ

一寸法師「がははははは‼わかったよ‼」

カヲル「一寸法師…君は気づいているんだろ?」

一寸法師「ん…ああ‼カヲルが最後の使徒だって事か…」

カヲル「いつから…」

一寸法師「最初からに決まってんだろ‼何体お前の仲間見てきたと思ってんだ‼」ビシッ

カヲル「じゃあ僕が…やろうとしてることもわかるね…」

一寸法師「…ああ…だがな…実行すれば確実にお前は死ぬこともわかってるぞ…」

カヲル「そうだろうね…だがそれが僕の使徒としての運命…」

一寸法師「生きたいとは思わないのか?」

カヲル「思うさ…シンジくんたちを見た瞬間彼らを好きになったからね
。」

一寸法師「じゃあ生きていればいいじゃないか?」

カヲル「出来ない…使徒の僕がいたらサードインパクトが起きる…」

一寸法師「…」

カヲル「だから…死こそが僕が運命から選べる最初で最後の自由なんだよ…」

一寸法師「そうか…じゃあ…俺がその選択肢をもう1つ増やしてやるよ…」

カヲル「え…?」

一寸法師「カヲル…俺に頼らず生きてサードインパクトを起こすか…お前が死んで地球を救うか…俺に頼って…シンジ、アスカ、レイ…そしていろんな奴と出会う世界を生きるか…どれにする?ちなみにおすすめは最後の選択肢だぜ」

カヲル「いいのかい…生きて…」

一寸法師「ああ…」

カヲル「ありがとう…一寸法師…」ポロ…ポロッ

一寸法師「いいよ…俺たち友達だからな‼」ニッ

【1ヵ月後】
アスカ「もーう‼結局最後の使徒なんて来ないじゃない!」

綾波「いいじゃない…平和で…」

アスカ「まあ別にいいけどさ…」

【少し後ろ】

シンジ「フフ…アスカは相変わらず朝から元気だなぁ」

一寸法師「だな‼」

シンジ「ところカヲルくん…学校にはもう慣れた?」

カヲル「うん‼毎日がとても楽しいよ…シンジくん…」ニコッ

シンジ「そっか…良かった‼」ポッ

アスカ「あー!!まーたシンジったら顔赤くして!あんまりシンジをかどわかすんじゃないわよナルシスホモ‼」バシッ

シンジ「アッアスカ‼」

カヲル「あはは!」

綾波「ふふ…」

一寸法師「いやぁ平和だねぇ…」ケラケラッ

姫様「ですわね、一寸法師様‼」ニコッ


アスカ「わッ‼また出た絵本女‼」

綾波「アスカ…」

シンジ「失礼だよ‼」

終わり。ID何回も変わったけど最初から最後まで書けて良かった。いい暇潰しありがとー。

乙!
なかなかに楽しめたよ

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