ことり「μ’sのお姫様」 (25)
こと誕間に合いませんでした。
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えへへ~、今日は皆で衣装合わせ!
一人一人順番に着てもらって、皆の前でお披露目!
今回の衣装のテーマは『皆がお姫様』!
なんと全員が1度ずつセンターになれる曲で、ことりも含めて皆が一瞬に輝く曲なんだって!
皆を最高に輝かせるために最高の衣装を作ってあげなくちゃって張り切っちゃった♪
自信作だけど、やっぱり衣装は皆に着てもらわなくちゃ輝けないし、輝かせられない。
どうかな?皆に似合う衣装を作れたかな?
まずは1番手の凛ちゃん……わぁぁぁあ、かわいい~♪♪
フフ、凛ちゃんってば顔真っ赤だけど嬉しそう♪
凛ちゃんの衣装のサブテーマは、お星さまのお姫様と子猫ちゃん♪
キラキラと輝いてて、それでふわふわとした可愛さがある。
うん!やっぱりことりの目に間違いはなかったよ!
「う、うーん……でもかわいすぎて凛にはちょっと…。」
え? えぇぇぇぇぇ!!??
「そんなことないよ!凛ちゃん綺麗で可愛いよ!」
「うぅん…、でもやっぱりキラキラしすぎてるっていうか……。」
………むぅ、頑固なんだから。
「ううん!!凛ちゃんだからその衣装が可愛く見えるの!」
ハッ!声がつい大きくなっちゃった…。
で、でももう一押ししなくちゃ!
「ねえ、鏡を見て!ことりの思った通りのお姫様だよ!」
「……うん!そうだよね……!」
「ありがとうね、ことりちゃん!」
うふふ、わかってもらえたみたいでよかった♪
でもちょっと強引すぎたかな?
………あ、ちょっとあのリボンの場所変えておいたほうがいいかも、こっそり手直ししておかないとね!
次は花陽ちゃん!
テーマは眠れる森のお姫様!
ライムグリーンの生地に身を包まれたまるで抹茶のシフォンケーキみたいな花陽ちゃん!
うん!やっぱり花陽ちゃんの柔らかいオーラにぴったり!
これも自信作だけど、やっぱり不安だったから一安心♪
「わ、わぁぁぁ……」
花陽ちゃんは鏡の前で自分の姿に釘つけ。
「すごい……」
「えへへ…これが私かぁ」
そして周りの皆も口をそろえて褒めてくれてる。
あっ……上手く作れてよかったって、当たり前な事を思っちゃってるなぁ。
でも、花陽ちゃんをあんな表情にできてすっごく嬉しいなぁ…。
「えっと……問題もなさそうだし、次は真姫かしら?」
む、絵里ちゃん、ちょっと察しが悪いんじゃないかな?
「ううん、もうちょっと見てていいかな?」
本当はチェックも終わってるんだけど、もうちょっと見てて欲しいな。
ステージの上じゃ衣装を着てる自分は見れないんだしね♪
ふふ、花陽ちゃん、衣装を着た自分を眺めてて、眼をキラキラしてて、ことりも嬉しくなっちゃうなぁ…♡
いいぞ
期待
期待
④
いいね
それじゃあ次は……真姫ちゃん!
情熱的な真紅の太陽なお姫様のイメージなんだけど、さすが真姫ちゃん♪
イメージした通りになってる♪
なんていうのかな、真姫ちゃんの大胆さがよく出てる!
周りの皆も好反応♪
ただやっぱり細かい部分も気になるし、微調整をしないとね。
「フフ、いいじゃないコレ♪相変わらず素晴らしい出来ね♪」
「うん♪ありがとね♪」
「それじゃこれから微調整するね!」
「ええ、お願いね」
うん、スカートの丈は……あれ?
「真姫ちゃん、ちょっと太った?」
「えぇぇ!?ちょ、ちょっと何言ってるのよ!」
「だ、だって思ったよりスカートが……おしりキツくない?」
「え、まぁ………言われてみたら確かにそうだけど」
「あ、でもウエストは変わった様子もないし……それじゃあ真姫ちゃんのおし」
「あああああああ!大丈夫!大丈夫だから!」
わわ!?いきなりどうし……ッは!
「ご、ごめんね、なんでもないよ!」
「ええそうよ!何でもない!なんでもないのよ!」
うぅ……皆の前でごめんね真姫ちゃん……今度お詫びに美味しいケーキをご馳走してあげるからね。
まきちゃん
ほ
の
か
ち
気を取り直して次は3年生の番でトップバッターは絵里ちゃん!
絵里ちゃんの衣装のイメージはちょっと前に流行った氷のお姫様!
夢の王国のショーで主役を張れそうなイメージで、シンプルさとところどころを特に意識した自信作!
どうなってるかな?楽しみだなぁ♪
「わぁぁぁ♪」
カーテンの向こうから出てきたのは指を鳴らせば雪を降らせそうな神秘的なお姫様……というより女王様?
でも綺麗な金髪が空色の衣装に見事に合ってるね♪
うん、ことりの目に狂いはありませんでした!
「絵里ちゃん、すごくいいよ!それに直す必要もなさそうだし、さすが絵里ちゃんだよ♪」
「そ、そう…?でもなんだか私の番になるとキラキラしすぎてる気がして照れちゃうわね…」
そんな事ないのになぁ、むしろことりの衣装は絵里ちゃんのキラキラを引き立たせてるだけなんだけど……これは言わない方がいいかな?
衣装との組み合わせは悪くないどころか、ことりのイメージ以上まで引き上げてくれてるし、これは本当にすごいなぁ♡
「ううん、絵里ちゃんすっごくかわいいよ♪衣装も喜んでるよ♪」
お世辞抜きの正直な感想だけど、お世辞に聞こえちゃうかな?
でも本当に綺麗!絵里ちゃんの魅力も、ちょっとでも引き出せてるし、ことりとしても大満足です♪
待ってた
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
ゴミ
はよ~
続きはまだかね
で?
まだ半分なのにもうこんな時間なの!?
うぅ、時間が過ぎるのはあっという間なんだなぁ。
次は希ちゃん、イメージは夜の世界のお姫さま…っていえばいいのかな?
紫のドレスをベースに黄色の星をイメージした飾りも付けて、ふわふわとしたレースはことりのイメージする織姫様から借りちゃった♪
希ちゃんの全身をキャンパスにして描いた立体の夜空は、希ちゃんによく似合ってる……けれど…。
何やら希ちゃんは不服そうな表情?
どうしたんだろ……?
でもデザインは問題もなかったはずだし、ことりの表現力が足りなかったのかな……?
そしたらそんなことりの表情を察してくれたのか、希ちゃんがことりに微笑んで、
「あ、大丈夫だよ?」
「ことりちゃんの衣装はとっても可愛いし着れて嬉しいから」
「ただ、このレース、ちょっとだけ動きにくいから少し弄れんかな……?」
「うちも手伝える事は手伝いたいから、ね?」
ふぅ、そうだったんだぁ♡
ひと安心したけど、そっかぁ……これを着て踊るなら確かに控えめにした方がいいよね。
でも着ている希ちゃんを見ててちょっとアイデアが浮かんじゃったし、それも混ぜてみようかな……?
うん、それじゃあ直すのは明日だね、よーし、もっと頑張らないと♡
次はにこちゃん!
μ'sで一番のお姫さまらしさって話になっても、皆が個性的な所もあって結構別れるとは思うんだけど、なんでかにこちゃんのお姫さまらしさっていうのは特に強い感じがしてるんだよね♡
皆をよく見て、場をなごませて、まとめて、そんなムードメーカーみたいな所も持ち合わせてるにこちゃん。
そんなにこちゃんの衣装は………
「…結構シンプルなのね?」
ことりが作ったのはザ・お姫さま!ってイメージでデザインした桃色のドレス。
他の皆みたいに飾りとかをいっぱい付けてるわけじゃなくて、ただことりの中の「お姫さま」のシンプルなイメージをぶつけてみたの。
あえてのシンプルっていうのは冒険だったんだけど……にこちゃん、どうかな?
「うーん、皆と比べても思ったより派手さはないわね」
うっ……。
やっぱり説明しないとね……あのね…
「でも、にこにすごく似合ってるわよ」
突然横から絵里ちゃんの声、それに続いて穂乃果ちゃんも
「うん!なんていうか、こう、にこちゃんがおとぎ話のお姫様ならこんな感じっていうイメージがするよ!」
「そうそう、なんていうか、そのままのイメージっていうのがしっくり似合ってるっていうのかしら?」
「えっ、そ、そう?」
思わぬ意見に二人で驚いたけど、ニコちゃんの方もすぐに答えて、
「……ま、でも実はニコもそれはちょっと思ってたんだよね、こんなドレスを着てみたいなぁって。」
ほ、ほんとう……?
「ま、ちょっと皆より地味なのは気にくわないけど、ことりの見立てに間違いはないわよ♡」
そう言ってウィンクを飛ばすにこちゃん。
シンプル作戦、これは成功って事だよね?
いいぞ~これ
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