【軽巡寮】

阿武隈「うぅぅぅ......独裁提督めぇ......せっかくの夏休みを」

阿武隈「しかも明後日出発ってまたギリギリだし......」

阿武隈「あの人はいつも予定を立てるのが下手で人を困らせるんですから......」

阿武隈「......服、なに着て行こっかな」ﾎﾞｿｯ

北上「んー、去年に提督と花火見に行く時にこっそり買った白のワンピースでいいんじゃない？」

阿武隈「ああ、それがありましたね......ってうぇぇぇぇぇぇっっ！？」ﾋﾞｸｯ

北上「やぁ」

阿武隈「やぁじゃないですよ！ 勝手に部屋に入って来ないでくださいよ！？」

北上「いやぁ素直に想いを表に出せない乙女のような振る舞いをしてるであろう阿武隈を想像するとついつい気になっちゃってさー」

阿武隈「変なこと言わないでください！ せっかくの休暇が上司の帰省に強制同行とかありえませんよほんと！」

北上「でも阿武隈の休日ってただ部屋でゴロゴロして無駄に一日を過ごすだけじゃん？ それなら提督と、て・い・と・く、と一緒に見知らぬ土地に足を踏み入れるってもの有りだと思うけどなー」

阿武隈「うぐっだいたい合ってて言い返せない......って、だから提督の事は余計ですっ！！」ﾌﾟﾝｽｶ

北上「まぁまぁ怒らないで怒らないで。 お、この髪飾り可愛いじゃん」

阿武隈「......そ、そうですか？ 私的には......ふ、ふつーだと思うんですけど」

北上「あぁ、これが噂の提督からのプレゼントね」

阿武隈「何で分かっ......あっ」

北上「分かりやすいんだよ阿武隈はさー。 あ、行く時はちゃんとこの髪飾り付けて行くんだよー提督たぶん喜ぶから」

阿武隈「言われなくても付けますよ......せっかく貰ったんですし」

北上「ふ〜ん、へぇ〜」ﾆﾔﾆﾔ

阿武隈「ニヤニヤしないでください！ ああもう！ 出っててくーだーさーいーっ！！」

北上「へいへーい」


阿武隈「はぁ......根はいい人なのにもったいない人ですよ北上さんは」

阿武隈「......ワンピース、アイロンかけなきゃ」ｲｿｲｿ

【執務室】

北上「たっだいまー偵察任務を終えたスーパー北上様だよー」

提督「任務ご苦労......どうだった？」

北上「乙女してた」

提督「よし、嫌がってたわけではないんだな」

北上「あのさぁ提督......この私がここまでお膳立てしてあげてるんだから失敗したら許さないよー？」

提督「心配するな、抜かりは無いさ」

北上「だと良いんだけどねぇー」

提督「私の立案した作戦が失敗した事なんて無いだろう？」

北上「戦闘に関するものなら、ね。 その他は失敗しか覚えがないんだけど」

提督「今までの作戦は失敗などではない。 全ては今回の最終作戦のための下準備だったんだよ」

北上「ま、とにかく頑張りなよ......人生最大のイベントなんだからさ」

提督「絶対に成功させてみせるさ。 なんせ阿武隈は私が初めてーーー」

【出発当日 5:58】

提督(やべぇ遅刻するなとか言って俺が遅刻しかけてるじゃないか)

提督(と言っても阿武隈はかなり朝に弱い方だから休日にこんな早く起きて時間通りに集合場所にいるとは......)

阿武隈「遅いですよ提督！」

提督「なん......だと......?」

阿武隈「むっ！ 阿武隈が遅刻しないなんて！ みたいな反応はやめて下さい失礼ですよ！」

提督「実際、阿武隈が時間通りに来るのが珍しいから驚いてるんだよ......ん？ 阿武隈、お前そんな髪型だったか」

阿武隈「ん、気付きましたか提督！ 今日はいつもより大人らしさを出すために二つ結いにしてみたんです、可愛いでしょ？」

提督「50点だな」

阿武隈「アナタって人はこういう時まで人に喧嘩を売るのが大好きなんですね！ なんですかその微妙な点数！ せっかく頑張ってオシャレして来たのにー！！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

提督「誰が100点満点と言った。 これは50点満点での評価だ......似合ってるぞ阿武隈」

阿武隈「もう提督なんて知りま......え？」

提督「電車遅れるわけにはいかない、さっさと行くぞ」ｽﾀｽﾀ

阿武隈「あ、え、まっ、待ってくださいよぉ！」

【東京駅〜北陸新幹線かがやき〜】

提督「今回の帰省にあたって私たちが乗車するのはこの新幹線だ」

阿武隈「テレビでは見た事ありましたけど、実物を見るのは初めてですね。 最新式って感じです！」

提督「実際に最新式だからな！」

阿武隈「なんで提督が照れるんですか......早く乗りましょうよ」

提督「おっとストップだアブゥ」ｶﾞｼｯ

阿武隈「その呼び方止めて下さい......なんです？」

提督「俺たちが乗るのはこの車両じゃなくて一番先頭の車両だ」

期待

【北陸新幹線かがやき〜グランクラス〜】

阿武隈「広くないですかっ！？」

提督「わざわざ遠いとこまで付いて来てくれるんだからこれくらいはしておこうと思ってな。 飛行機とかで言うファーストクラスを取っておいた。 因みにこの車両に席は18席しかない」

阿武隈「お、お金とか結構かかってるんじゃ......」

提督「仮にも海軍の士官だぞ？ 金の心配なんてするな」

阿武隈「うーん...それはそうですけど」

提督「ほら、出発の時間になるんだからさっさと座った座った」

阿武隈「お、押さないでくださいよぉ！」ｸﾞｲｸﾞｲ

阿武隈「わぁ...このシートすごく座り心地がいいですね」

提督「あのレクサスとかのシートも手掛けてる世界のトヨタ紡織が開発したもんだからな。 当然、座り心地もいいさ」

阿武隈「しかも電動リクライニング機能まで付いてるなんて、鎮守府にもいくつか欲しいくらいですよぉ」ｳｨｰﾝ

提督「無茶言うなよ、一個30万円近くするんだぞ」

阿武隈「さんっ...！？ た、確かに無理そうですね......」

提督(執務室の椅子はもっと高い事は黙っておこう)

提督「そういえば、朝食は済ませて来たか？」

阿武隈「ん、軽くなら済ませて来ましたよ」

提督「ならあっちに着くまでにかなり腹が減るだろうから、ここでも少し食べるか」ｶﾞｻｺﾞｿ

阿武隈「なんです？ それ」

提督「ここで頼めるメニューみたいなものだ。 阿武隈、和食と洋食ならどっちが食べたい？」

阿武隈「軽食が頼めるんですか...飛行機みたいですね。 朝はサンドイッチを摘んだので和食が食べたいです！」

提督「りょーかい」ﾎﾟﾁｰ

アテンダント「おはようございます。 ご用件は何でしょうか？」

阿武隈「！？」

提督「軽食を和食で二つと加賀梅酒も二つお願いします」

アテンダント「お隣の方もですか？」

提督「連れなんです」

アテンダント「すみません...未成年の方にアルコール類の飲み物をお出しするのは......」

提督「連れはこういう者でして」ｽｯ

アテンダント「これは......失礼しました。 今お持ちします」ﾍﾟｺｯ

阿武隈「今の人って......」

提督「アテンダントさんだ。 シートに付いてるボタンでいつでも呼び出すことが出来るんだ」

阿武隈「ほぇぇぇ......今時の新幹線って凄いんですねぇ。 というか、なに朝っぱらからお酒を注文してるんですか」

提督「いいじゃないかせっかくの旅行なんだしさ」

阿武隈「旅行じゃなくて帰省でしょう」

提督「細かいことはいいんだよ。 それにさっき頼んだﾃﾞﾃﾞﾝ梅酒は北陸新幹線限定のお酒なんだぜ？」

阿武隈「......加賀さんに言付けますよ」

提督「じょじょじょ冗談だよ」

阿武隈「はぁ......ま、今日くらいはいいですよ。 でも飲み過ぎはダメですからね」

提督「さっすが一水戦旗艦！ 話が分かるねぇ！」

阿武隈「調子いいんですから......」ﾊｧ

アテンダント「お待たせしました。 こちら軽食と加賀梅酒になります」

提督「ありがとうございます」

阿武隈「飲み物には専用のグラスまで用意されてるんですね」

提督「酒はグラスで飲むのが一番美味しいからなぁ」

阿武隈「別に変わらないと思うんですけど？」

提督「阿武隈はまだまだ子供だな......それが分かってこそ大人なんだよ」

阿武隈「子供で結構ですよーだ」ﾍﾞｰ

提督「細かいことは気にせず、乾杯！」ﾁﾝ

阿武隈「はいはい...乾杯」ﾁﾝ

提督「ぷはーっ！ いつどんな時でも酒はいいもんだなぁ」

阿武隈「シュワシュワで飲みやすいですね」ｸﾋﾟｸﾋﾟ

提督「加賀梅酒といっても万人受けするように微炭酸加えて度数を低めたスパークリングだから飲みやすいんだよ」

阿武隈「提督が飲ませてくれるお酒もこのくらいだったらいいんですけど......」

提督「これはジュースだ」ｷﾘｯ

阿武隈「飲んべぇは放っておいてわたしは軽食でもいただきますよ」ﾊﾟｶｯ

提督「つまみに丁度いいから私も食べる」ﾊﾟｶｯ

阿武隈「んん、色とりどりで見た目がいいですね」

提督「定番のものからちょっとマイナーなものまで小さいながら色々と楽しめるようになってるぞ」

阿武隈「出し巻き卵とかは定番ですよね......これはなんです？」

提督「秋津洲」

阿武隈「......は？」

提督「冗談だよそんな怖い顔すんな！ 鴨肉だよ鴨肉！」

阿武隈「鴨かぁ......あむっ...意外と美味しい」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

提督「つまみに最適だ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

阿武隈「これは蒲鉾みたいですけど...色々入ってますね」

提督「孔雀巻きってやつだな。 すり身に卵とか鶏肉を入れて甘めの伊達巻の皮で包んだものだ」

阿武隈「ほんとだ甘い......」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

提督「切り口が孔雀の羽根に似ていることから名付けられたんだ。 見た目がいいだろ？」

阿武隈「ん...孔雀の羽根を見たことないので何とも言えません」

提督「む、そうか......なら見に行くか」ﾎﾞｿｯ

阿武隈「何か言いました？」

提督「何でもない」

阿武隈「？」

阿武隈「はふー...結構お腹が膨れますね」

提督「鎮守府で食ってきたからだろ。 あ、ビールお願いします」

阿武隈「まーたお酒を......ベロンベロンに酔っても知りませんからね！」

提督「鎮守府ならまだしも公共の場で酔い潰れるまでは飲まんよ」ｸﾞﾋﾞｯ

アテンダント「お客様も何か飲まれます？」

阿武隈「アップルジュースをお願いします」

アテンダント「かしこまりました」ﾍﾟｺ

提督「ジュースでいいのか？」

阿武隈「この見た目だからなるべく外でお酒は飲みたくないんですよ！」

提督「いいじゃねぇかさっき身分提示もしたんだしさ」

阿武隈「それでもです！」

提督「相変わらず固いねぇ......」

【1時間後】

阿武隈「ふぁぁぁ......」ｸﾞｼｸﾞｼ

提督「眠いか？」

阿武隈「んん......昨日はあんまり眠れなかったので、ちょっと......」

提督「12時を回れば直ぐ睡魔に負ける阿武隈にしては珍しいな」

阿武隈「なんだか、緊張して...ふぁ......」

提督「着いたら起こしてやるから少し寝たらどうだ？」

阿武隈「そう、しま...す......」

提督「......阿武隈さーん」

阿武隈「......」ｽﾔｧ

提督「......寝ましたかー？」

阿武隈「......」ｽﾔｧ

提督「ハイ、チーズ」ｶｼｬｯ

提督(可愛い......なんて素直に言えればいいんだが、どうも言葉に出ないな)

提督「こんなんで大丈夫かねぇ......」

提督「......とりあえず北上に写真送っておくか」

こんなかんじで阿武隈と富山県を回るお話(まだ着いてすらいない)

これを見て富山に来てみようと思う人が現れるのを願って頑張ります

雰囲気いいし、やり取りも面白い
なによりあぶーがかわいい

期待

珍しいな
ツンデレ系の阿武隈ちゃんとは……
だが素晴らしい

あの、あの富山県か
下手に言うとネタ潰しにしかならないので静かに期待するしかない

富山県バンザイ

富山行ったこと無いけど行ってみたいから期待

乙乙。
富山県と時期と鬼！悪魔！ちひろ！のキーワードからモバマスの関ちゃんの登場を期待してたりしてる

くっそかわいい

最新の新幹線のファーストクラスのイスって一個３０万程度しかしないの？椅子にこだわるひとなら普通に買えそうな値段だな

スレタイ見てマイリス余裕でした 期待してまっす

富山っつったらゆるゆりでしょ

期待しとるぞ

富山県民の俺、歓喜

阿武隈スレ………こいつは期待……ｺﾞｸﾘ

乙
やばい、ｱﾌﾞｩかわいいすぎだろ…
しかし連合艦隊でここまで評価うなぎのぼりになるとは思わなかったなぁ

乙、会話のテンポええな
アブゥほんとかわいい

まさに昨日富山行ってきたわ…
期待だな

>>31
そこにはメルアドじゃなくて［sage］っていれるんやで
あとそのメルアドはすぐに変えるように

県民だけど月末に立山と黒部ダム行くやで

※28
ゆるゆりもそうだけどいろはも忘れないで

まとめカスは帰って、どうぞ(迫真)

なんか富山県民がチラホラ混ざってますねぇ......


数少な目ですが投下開始

【金沢駅】

阿武隈「んぁ......ん......」

提督「起きたか」

阿武隈(んぁ...寝てたんだっけ、わたし......)

阿武隈(でもなんか...提督が近いし、座ってるかんじじゃ......)

提督「周りの視線が気になるし、腕が痺れてきたから早く起きてくれると助かるんだが」

阿武隈「......んぇ？」

提督「お姫様抱っこをしながら飛び回る漫画の主人公というのは中々の怪力なんだな......」

阿武隈「え、えぇぇぇぇぇぇっっ！？」

提督「おはよう阿武隈」

阿武隈「おはようございます...じゃなぁぁぁぁぁぁい！！ ア、アナタ何をしてるんですかぁ！？」

提督「何って、お姫様抱っこをしてるんだよ。 一度やってみたくてさ」

阿武隈「一度やってみたくてさ、じゃないです！ どうして普通に起こしてくれなかったんですか！？」

提督「起こしたけど起きなかったんだよ。 つまりアブゥが悪い」

阿武隈「うぇ！？ ご、ごめんなさい......」

提督「嘘だけどな」

阿武隈「っっうぅぅぅがぁぁぁぁぁぁ！ ！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

提督「ばっ！？ ばか！ 暴れんな...あ痛ぁ！？」

阿武隈「ばか！ ばか！ ばかぁぁぁ！」

提督「......阿武隈さーん」

阿武隈「......」ﾂｰﾝ

提督「......阿武クマー？」

阿武隈「......」ﾂｰﾝ

提督「ｱﾌﾞｩ」

阿武隈「......！」ｷﾞﾛﾘ

提督「あ、自分マジ調子こいてましたほんとすいません」

阿武隈「ここ最近、アナタの悪戯は度が過ぎると思うんですけど！」

提督「落ち着け阿武隈。 私が阿武隈に悪戯するのにはちゃんとした理由があるんだ」

阿武隈「ふーん......一応、聞いてあげます」

提督「いじめたくなる見た目と性格だから」

阿武隈「ぶっ飛ばしますよ」

提督「ほ、本当なんだ！ 阿武隈からは不思議ないじめて欲しいオーラが出てるんだよ！」

阿武隈「いじめて欲しいオーラってなんですか！？ わたし、そんなオーラ出してませんし、これっぽっちもいじめて欲しいと思ったこともありませんよ！？」

提督「これはかの阿武隈研究における第一人者のキタ・カーミ・サマーが言ってるんだぞ間違いない」

阿武隈「またあの人ですか！？ なんでこう余計なことばかり......！」

提督「まぁ、そうかっかするなって。 ソフトクリーム食べる？」

阿武隈「食べますっ！」

提督(ちょろい)

店員「ありがとーございましたー」


提督「ほいどーぞ」ｽｯ

阿武隈「ありがとうございます......えっと、何味ですかこれ」

提督「見れば分かるだろ、バニラ味だよ」

阿武隈「随分と光り輝くバニラビーンズですね......提督、嘘ついたら怒りますよ」

提督「嘘じゃねぇ！ それに阿武隈がバニラビーンズって言ってるのは金箔だ！」

阿武隈「......錦？」

提督「違う、金、ゴールド」

阿武隈「貴金属を積極的に体内に取り込むなんて...人間って恐ろしい生き物なんですね......」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

提督「お前もその人間じゃねぇかなに言ってんだ」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

阿武隈「......そういうの、ズルイですよ」

提督「何がズルイの？」

阿武隈「......存在そのものとか」

提督「なに言ってんだお前」

阿武隈「ソフトクリームに金を振りかけて食べるなんて富山県も成金みたいなことするんですね。 ほうら明るくなったろう、みたいな」

提督「ここ富山県じゃねぇぞスカポンタン。 金沢だよ金沢、石川県」

阿武隈「え？ 富山で降りるんじゃなかったんですか？」

提督「俺も寝過ごしたから降り損ねた」

阿武隈「......」

提督「おいそんな目で見るんじゃねぇ興奮するだろうが」

阿武隈「ファ〇キュー」

提督「ドストレートな感想どうもありがとう。 でもすぐ地鉄が来て富山まで行けるから大丈夫だぞ」

阿武隈「富山県って地下鉄が走ってたんですか？ なんだけっこう進んでるじゃないでーーー」

【地方鉄道】

ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ...ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ...

阿武隈「......提督？」

提督「阿武隈...まず『地下鉄』という文字を思い浮かべる。 そしてこう唱える」


提督「ーーー存在しない」

阿武隈「やっぱりど田舎じゃないですかぁ......」

【富山駅】

提督「ただいま我が故郷！ 帰ってきたぞぉぉぉ！！」

阿武隈「な、なんかすっごく立派な駅ですね......」

提督「北口から南口に抜けれないちょっとお茶目な設計ミスもあるけど間違いなく富山で一番立派な建造物だな！」

阿武隈「それ大問題じゃないですか！？」

提督「逆の言えばそれしか欠点が無いと言え」

阿武隈「その欠点が致命的なんじゃないですか......」

提督「いつの間にかもう12時を過ぎているぞどういうことだ阿武隈」

阿武隈「金沢駅まで行って富山駅に帰ってくる時間を考えたら妥当かと思います」

提督「......お腹空かない？」

阿武隈「提督が空いてるなら、お相手はしますよ？」

提督「阿武隈ってさぁ、けっこう付き合いいいよな」

阿武隈「付き合いがいいというかただの見張りですよ」ﾆｺｯ


提督(見張り、ね......それでも嬉しいからいいけど)

今回の分はおしまいです

一度に大量に書くことが難しいのでこんな風にちまちまと投下する形になると思います

次回から富山県の美味しいお店の紹介も始めいきます(地元の魚津の紹介はいつになるやら)

乙
あいの風富山鉄道は県民の目から見てもクソ

忘れてた返信

>>22
富山は隠れた名所が結構あるから大丈夫...大丈夫だよね...？

>>23
富山バンザイ

>>24
いいとこなので一回来てみてね！

>>32
今回大活躍な阿武隈に感謝

>>36
どっちも夏に行くと最高ですねぇ

乙ー
富山は隣県だけどこっちよりは観光名所多そう…

魚津の水族館で出迎えてくれた仲間を頭から丸呑みにしたウーパールーパーはいい思い出

富山駅は立派だったなぁ…
乙！

県民だけどマリエやcicのしょぼさに震えるわ
あと地方鉄道もう少し安くしてください

なんでかがやき乗ったのに金沢まで着いてるんだろうと思ったら……ファッ○ュー、阿武隈は正しい

富山県っていうと県がツル舞う形のコラ思い出す

魚津と言えば埋没林

北口と南口の行き来？地下道通れば一発っすよ
……ダメかね

阿武隈のセリフが漢字とひらがなばかりで非常に読みづらいので全部半角カナにしてもらえませんか？
阿武隈｢ｼﾞｺﾞｸﾊｱﾙﾄｵﾓｳﾖ」

阿武隈｢ﾅｲﾄｺﾏﾙ」

阿武隈｢ｱﾀｼﾀﾁﾊｿｺﾆｲｸﾝﾀﾞ」

こんな感じでお願いします

ﾊﾊｯ

ミラージュランドのミラメイズいこうぜ

ぜひ滑川にも寄ってくれい

舞ってる

エタったか 残念

支援します

生きてます

投下は明日の夜あたりになると思います......という報告

こいつは嬉しい報告

おかえりなさい

富山湾に沈められたかと思って心配してた

生存確認！！

投下開始します

【ワイン食堂 ビストロ・タンザ】

阿武隈「けっこう近かったですね」

提督「富山駅南口から徒歩で約三分だからな」

阿武隈「駅から近いのは便利でいいですよね。 ところで、ここはどんなお店なんです？」

提督「食堂だよーーーお酒がいっぱいな」

阿武隈「お酒がいっぱいって......うわっ、本当にメニューがお酒だらけです！？」

提督「この店はコスパ良くお酒を飲みつつ美味しい肉にありつけるんだよ。 特にワインは凄くてな...赤ワインとスペアリブの組み合わせなんてもう最高なんだよ！」

阿武隈「真昼間から飲む気満々なんですね......」

提督「さーて、俺は赤ワインと骨つきスペアリブとロースステーキを頼もうかな」

阿武隈「遅めにお弁当食べたのによく入りますね......私は提督のをちょっともらうだけでいいです」

提督「なんだ少食だなもっと食え」

阿武隈「女の子はそんなにガッツリ食べないんですぅ」

提督「食べないと胸が育たないぞ」

阿武隈「余計なお世話です！ それに改二になってからちゃんと成長してますから！」

提督「マジで！？」

阿武隈「大マジです！」

提督「......触ってもいいか？」

阿武隈「ダメに決まってるでしょスケベっ！！」

十数分後

店員「お待たせしました。 赤ワインと骨つきスペアリブとロースステーキになります」

提督「ありがとうございます。 うひょぉ、美味そうだなぁ」ｷﾗｷﾗｷﾗ

阿武隈「み、見てるだけで胃がもたれそうになります......」

提督「それがいいんだろ？ ズッシリとした肉にかぶりつき、溢れる肉汁を感じながらそれを酒で流し込むなんて最高の贅沢だよ」

阿武隈「完全に飲んべぇの思考ですね」

提督「若いうちの特権なんだからそのくらい勘弁してくれ」

阿武隈「死なない程度にお願いしますよ」

提督「分かってるって。 では本日二度目の乾杯」ﾁﾝｯ

阿武隈「程々に......」ﾁﾝｯ

提督「はふはふはふはふ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

阿武隈「そんな急いで食べなくてもお肉は逃げませんよ......ああほら、口の周りがベタベタ！ 子どもですかアナタは！」ﾌｷﾌｷ

提督「んぐ......いいじゃんか別に」

阿武隈「良くないです！ 仮にも日本海軍の士官ともあろう人がそんな食べ方しないでください！」

提督「今はプライベートだからセーフ！」

阿武隈「ア・ウ・ト！！」

提督「阿武隈が激おこしたから機嫌直しにソフトカクテルを頼もうかと思う」

阿武隈「それ心の中で言って行動に移してくれたら評価してんですけど」

提督「ちなみにオススメはビストロ・タンザのオリジナルカクテルのBistoroとDANZAな」

阿武隈「小林製薬並みの直球っぷりですね」

提督「俺からするとアルコールが入ってないから優先度は一ランク下がるが、店の落ち着いた雰囲気と相まって中々美味しく飲めるカクテルだと思うぞ」

阿武隈「ふーん......どっちも飲んでみたいですね」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

提督「ならどっちも頼むか」

阿武隈「お願いします......あと、スペアリブを追加で」

提督「りょーかい」

店員「お待たせしました。 BistoroとDANZAとビールになります」

阿武隈「なにサラッとビール注文してるんですか！？」

提督「なに！？ 肉にビールはつきものではないのか！？」

阿武隈「飲み過ぎって意味ですよスットコドッコイ！ 肝硬変にでもなりたいんですか！？」

提督「強い肝臓に産んでくれた母さんに感謝しなければな！」

阿武隈「もう今日はそれでお終いですからね！ これ以上は飲ませませんからねっ！！」

提督「阿武隈のけちー」ﾌﾞｰﾌﾞｰ

阿武隈「けちで結構です」

提督「阿武隈のけつー」ﾎﾞｿｯ

阿武隈「何か言いました？」ﾆｺｯ

提督「何も言ってませんからその手を離してくださいお願いします！！」ﾒﾘﾒﾘﾒﾘ

阿武隈「私だからいいものの、他の娘の前でやったら完全にセクハラですからね......ん、オレンジがベースですかこのカクテル」

提督「お前にしかやらないんだから心配はいらん......DANZAはしっかり甘いソフトカクテルだな。 どちらかというと食後のお口直しみたいな用途で飲むべきだ」

阿武隈「ガッツリ食事中に飲んじゃったじゃないですか。 なら、こっちのはどんなタイミングで飲めばいいんですか？」

提督「Bistoroはレモンベースのサッパリしたソフトカクテルだから飲むなら今みたいに脂っこいものにかぶりついてる時かな......俺はビールの方が合うと思うが」ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ

阿武隈「ん、これはいいですね......レモンの風味で口の中がスッキリしてお肉が進みまふ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

提督「女の子はガッツリ食べないんじゃなかったのか？」ﾆﾔﾆﾔ

阿武隈「......私は艦娘だから例外ですー」

もしかして：ビストロ・ダンザ（暖座）
てっきり「※この物語はフィクションです（ｒｙ」的店名変更かと思ったがDANZAがでてくるとなると

提督「いやぁ、食った食った」ｹﾞﾌｰ

阿武隈「つ、つい食べ過ぎちゃった......うぅ、体重計に乗りたくないぃ」

提督「たかが一回の昼食でなーに言ってんだ」

阿武隈「女の子には重大な問題なんですぅ！！」

提督「体重を気にするのは結構だが、痩せすぎは歳とってからが悲惨だぞ？ そもそも体重を減らすって行為は本来、生物にとっては基本的に負の要素なんだからな」

阿武隈「なら提督はマツコみたいのが好きなんですか？」

提督「なんでそう零か百で語るんだ......適度なのがいいんだよ。 具体的には叢雲みたいなのがベスト」

阿武隈「......叢雲ちゃんをそんな目で見てたなんて失望しました」

提督「例えだよ例え！ 俺は叢雲をそんな目で見なくてもちゃんと相手がいるからいいんだ！」

阿武隈「誰ですか？」

提督「それは......」

阿武隈「それは？」

提督「............」

阿武隈「............」

提督「よ、妖精さん......？」

阿武隈「......うわぁ」ﾄﾞﾝﾋﾞｷ

提督「嘘に決まってんだろ真に受けんな」

阿武隈「嘘ならもっとマシな嘘ついてください軽蔑しかけたじゃないですか」

提督「なら阿武隈」

阿武隈「はい？」

提督「......なーんてな」

阿武隈「？」

提督「ではそろそろ我が故郷の魚津に帰ろうではないか」

阿武隈「お魚いっぱい取れそうな名前ですね」

提督「小学生並みの感想どうもありがとう。 だがな、魚津は何も魚だけじゃない、意外な施設やイベントがけっこうあるんだ」

阿武隈「へぇ〜、そこまで言うならちょっと期待しちゃいましょうか......あ、電車が出て行きましたね」

提督「魚津方面行きだな」

阿武隈「んん、間に合いませんでしたね......ま、次のに乗ればいいですね。 提督、次のは何分後ですか？」

提督「約90分後だな」

阿武隈「90分後ですかぁ、長いですねぇ......って、きゅ、90分！？」

提督「阿武隈よ、これを見ろ」ﾋﾟﾗｯ

阿武隈「は、はい。 時刻表ですか......」



阿武隈「ーーーじ、時刻表がら空きなんですけどぉっ！！」ｶﾞｰﾝ

提督「ーーー田舎なめんじゃねぇぞゴラァッ！！」ｸﾜｯ

投下終了です
かなり間が空いてしまってすみませんでした。 阿武隈が何でもしますから許してください

ビストロ・ダンザは実際にあるお店だよ！ コスパに優れていて美味しいお肉と色んな種類のお酒が飲めるよ！
ちなみに自分が行った時はベルギービールフェアがやってました。 富山に来たら是非寄ってみてください

あと返信

>>55
と、富山が標準で他県が凄すぎるだけだから(震え声

>>57
あれコラだったのか...本物だって信じてた

>>58
でもすっごく分かりにくい場所にある模様

>>59
(行ったことない人分かんないから)ダメです

>>60
ｷﾞｬｸﾆﾜｶﾘﾆｸｲﾝﾃﾞｽｹﾄﾞｫ!?

>>61
想像以上に立派でびっくりした思い

>>62
ほ、ほたるイカミュージアム

>>69
発見すらされなさそう(小並感)

>>79
誤字してたすみません...正しくはビストロ・ダンザでした

>>82
マリエとかは富山にしかないんだった......何を言ってるんだ私は

なぜ高い JRより あいの風

おつおつ
あー阿武隈かわええのぅw

名古屋民のワイ、ひだのパノラマグリーン車に乗る

>>1
お店情報ありがとう！
今度そのビストロ行ってみる

チューリップ公園あくしろよ