・

・

・

・

・




吹雪「おぉー…ここは……」

金剛「デュエルフィールド、私が妖精さんに頼んで作ってもらったネ！」

吹雪「凄い…」

吹雪「……あれ？ 夕立ちゃんは？」

金剛「さっき、『I’m going to the rest room』って言ってたネ」

吹雪「？」

金剛「お花積みに行ったネ」

吹雪「あぁー。なるほど」

金剛「まあ、そんなことより。早くデュエルするデース！」

吹雪「はーい、でも少し確認させてください」

金剛「OK!」






吹雪「カード…良し！エクストラ…良し！ディスク大丈夫！んーあとは…あっそうだ！あの辺も確認しておこう。えぇっと…」

金剛「hurry up！ hurry up！」

吹雪「急かさないでください！」

吹雪「よっし！ これで勝負です！」

金剛「OK！ それじゃあ、駆逐艦のみんなお願いネ」

吹雪「へ？」


電「了解なのです！」

雷「任せなさい！」

響「……」

電「ちょっと足枷をはめさせてもらうのです」

吹雪「え？！ ちょっと…」


ガチャンッ！


吹雪「え？」


金剛「それじゃあ！ スイッチON！！」

響「さて、やりますか」ｶﾁｯ




ギィィィィイイイイイイッ！！！


吹雪「……え？」

金剛「HAHAHAHAHAッ！」

ギィィィィィイイイィィィィイイ！！


吹雪「電ノコ…遊戯王……まさか！」

金剛「その通りデース！」

金剛「これは、LIFEが減れば減るほど、迫ってくるノコギリ」



金剛「つまり」



金剛「LIFEが０になったら！ 足がCUTっっされるのデース！」

吹雪「……ウソ」

金剛「本当デース！」

金剛「さあ、ブッキーガール…」


金剛「デュエルデース！」

吹雪「いやです……したくありま…」

金剛「拒否したら、試合を放棄した…つまりは負けって事で処理されるよ」

吹雪「……」

金剛「決めて……hurry」

吹雪「……やるしかないようですね」

金剛「YES！」

金剛「手札5枚ドローッ！」

吹雪「手札5枚ドローッ！」

高速修復財あるから大丈夫だね（）

金剛「デュエル！」


　　　　　　　　VS

　　　　　　　　　　　　吹雪「デュ…デュエル！」

覆面A「さあ、始まったでありますな。命をかけた決闘」

覆面A「解説は放送席から、謎の実況者、覆面Aと」

覆面B「覆面Bがお送りするっぽい」

金剛「まずは私のターン！」□□□□□

金剛「私は手札から、《トゥーン・ジェミナイ・エルフ》を召喚デース」□□□□■


《トゥーン・ヂェミナイ・エルフ》
トゥーン・効果モンスター
星４/地属性/魔法使い族/攻1900/守 900
(1)：このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない。
(2)：自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在し、
相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、
このカードは直接攻撃できる。
(3)：このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時に発動できる。
相手の手札をランダムに１枚選んで捨てる。
(4)：フィールドの「トゥーン・ワールド」が破壊された時にこのカードは破壊される。



金剛「そして、カードを二枚伏せて、ターンエンド」□□■■



金剛 LP8000 手札2
モンスター1 Tジェミナイ エルフ
魔法罠 2



覆面A「ふむふむ、トゥーンでありますか」

覆面B「新規を貰って、多少強化されたテーマだね。でも、あまりパワーは高くないっぽい」

吹雪「私のターン！」□□□□□＋□

吹雪「くっ…」


吹雪（ヒーローアライブ…引けたのは嬉しいけど…）

吹雪（…ダイレクトアタック持ちのトゥーン相手にはあまりライフを削りたくないし…）

吹雪「使いたくないなぁー…」

吹雪「……しょうがない」

吹雪「私は手札から、《E-エマージェンシーコール》を発動！」□□□□□■


《Ｅ－エマージェンシーコール》
通常魔法
(1)：デッキから「Ｅ・ＨＥＲＯ」モンスター１体を手札に加える。



吹雪「効果で、デッキからエアーマンを手札に加えます」□□□□□＋□

吹雪「そして手札から、《E-HERO エアーマン》を召喚！ そして効果を発動！」□□□□□■


《Ｅ・ＨＥＲＯ エアーマン》
効果モンスター（制限カード）
星４/風属性/戦士族/攻1800/守 300
(1)：このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
以下の効果から１つを選択して発動できる。
●このカード以外の自分フィールドの
「ＨＥＲＯ」モンスターの数まで、
フィールドの魔法・罠カードを選んで破壊する。
●デッキから「ＨＥＲＯ」モンスター１体を手札に加える。



金剛「おっと！ エアーマンにチェーンして、伏せカードを発動デース。《奈落の落とし穴》」


《奈落の落とし穴》
通常罠（準制限カード）
(1)：相手が攻撃力１５００以上のモンスターを
召喚・反転召喚・特殊召喚した時に発動できる。
その攻撃力１５００以上のモンスターを破壊し除外する。



吹雪「あうっ！」

金剛「奈落で、エアーマンを破壊して除外ネ」

吹雪「あっ…はい。エアーマンで、プリズマーを手札に加えます」□□□□□＋□


覆面B「あちゃー」

覆面A「エアーマンが除外されてしまったでありますな」

吹雪「二重召喚を発動 」□□□□□■


《二重召喚》
通常魔法
このターン自分は通常召喚を２回まで行う事ができる。



吹雪「効果で、手札のプリズマーを召喚しますね」□□□□■

吹雪「プリズマーの効果を発動します！」


《Ｅ・ＨＥＲＯ プリズマー》
効果モンスター
星４/光属性/戦士族/攻1700/守1100
(1)：１ターンに１度、エクストラデッキの融合モンスター１体を相手に見せ、
そのモンスターにカード名が記されている融合素材モンスター１体を
デッキから墓地へ送って発動できる。
エンドフェイズまで、このカードは墓地へ送ったモンスターと同名カードとして扱う。




吹雪「エクストラの《呪符竜》を見せて、素材である《ブラック・マジシャン》を墓地へ」

吹雪「そして、名前をコピーします」

吹雪「バトル！ プリズマーで攻撃です！」

金剛「待ったァ！ 伏せカードを発動デース！」

吹雪「うっ…まさかミラフォ？！」

金剛「ノンノン。私が発動するのは……」



金剛「《マジカルシルクハット》！！」



《マジカルシルクハット》
通常罠
相手のバトルフェイズ時に発動できる。
デッキから魔法・罠カードを２枚選んで相手に見せ、
その２枚をモンスター扱い（攻／守０）として、
自分フィールド上のモンスター１体と合わせてシャッフルして裏側守備表示でセットする。
この効果でデッキから特殊召喚した２枚のカードはバトルフェイズ終了時に破壊される。

覆面A「マジカルシルクハットでありますか…」

覆面B「たしかー…デッキから魔法 罠をモンスター扱いでセットして、デコイっぽい物を作るカードだね」

覆面A「おもに魔法 罠の墓地肥やしカードでありますが…トゥーンには無用の長物のハズ…うーむ」



金剛「解説ありがとネ〜」

金剛「そう言う事で、私はデッキから…《歯車街》をセットデース」

金剛「そして、ジェミナイ・エルフを裏にしてSHUFFLE!」

金剛「お願いしマース」

電「了解なのです」

マゼ… マゼ…

吹雪「えぇーと…」


マゼ… マゼ…


金剛「……」


マゼ……




【?】【?】【?】



電「終わったのです！」

金剛「さあ、どうする？」

吹雪（えぇーと…どこにジェミナイ・エルフがあるんだっけ？）

吹雪「えぇーと……とりあえず…右をプリズマーで攻撃します」



【?】→トゥーン・ジェミナイ・エルフ

吹雪「よしっ！ ジェミナイ・エルフ轟沈！」

吹雪「あとのデコイはどうでも良いんでメイン2に移ります」

金剛「それじゃあ、バトルフェイズ終了時にシルクハットの魔法が解けて、伏せカードは破壊されマース」

金剛「そして、破壊された二枚の《歯車街》の効果を発動デース！」



《歯車街》
フィールド魔法
「アンティーク・ギア」と名のついたモンスターを召喚する場合に
必要なリリースを１体少なくする事ができる。
このカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の手札・デッキ・墓地から
「アンティーク・ギア」と名のついたモンスター１体を選んで特殊召喚できる。




金剛「私のデッキから、合計二体のアンティークギアを特殊召喚しマース」

金剛「来るのデース……二体の」



金剛「《トゥーン・アンティークギア・ゴーレム》！！！」


《トゥーン・アンティーク・ギアゴーレム》
トゥーン・効果モンスター
星８/地属性/機械族/攻3000/守3000
(1)：このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない。
(2)：自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在し、
相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、
このカードは直接攻撃できる。
(3)：このカードが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
(4)：このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

覆面A「ほう、歯車街で出せるトゥーンがいたのでありますな」

覆面B「凄いファンシーでかわいいノーネ」

覆面A「！？」

吹雪「……え？」

金剛「HAHAHAHAッ！ トゥーンは無敵デース！」

吹雪「くっ…カードを三枚伏せて、ターンエンドです」□■■■


吹雪 LP8000 手札 1
モンスター 1
魔法 罠 3

金剛「ミーのターンデース！」□□＋□

金剛「私は手札から、《トゥーン・キングダム》を発動ネ！」□□■


《トゥーン・キングダム》
フィールド魔法
(1)：このカードの発動時の効果処理として、
自分のデッキの上からカード３枚を裏側表示で除外する。
(2)：このカードのカード名は、
フィールドゾーンに存在する限り「トゥーン・ワールド」として扱う。
(3)：このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
自分フィールドのトゥーンモンスターは相手の効果の対象にならない。
(4)：自分フィールドのトゥーンモンスターが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに破壊されるモンスター１体につき１枚、
自分のデッキの上からカードを裏側表示で除外できる。



金剛「効果処理として、デッキの上三枚を除外するネ」


覆面B「キャッスルが出た事で、アンティークギア・ゴーレム達はダイレクトアタックが出来るっぽいノーネ」

覆面A「何と…恐ろしい」

吹雪「え？！」

金剛「その通りデース！」

金剛「バトル！」

金剛「トゥーン・アンティークギア・ゴーレムで攻撃デース！ fire!」


吹雪「あうっ！」LP8000→5000


金剛「二体目で攻撃デース！」


吹雪「きゃあっ！」LP5000→2000



覆面A「おっと、ここで大ダメージであります」

覆面B「ライフが減ったから、電ノコが進むっぽいー」

ギィィィィィィイイイイイッ！！！


吹雪「ひっ！」




覆面A「一気に3/4前進。生々しい機械音が大きく聞こえる距離になったでありますな」

覆面B「はたから見るとまだまだ遠くにあるように見えるっぽいけど…」

覆面B「あの位置だとかなり近く思える……吹雪ちゃん、焦って変なことしないと良いけど…」

金剛「メイン2、カードを二枚伏せて、Turen is endデース！」

吹雪「え…エンドフェイズに伏せカードを発動します！ 永遠なる魂」


《永遠の魂》
永続罠
「永遠の魂」の(1)の効果は１ターンに１度しか使用できない。
(1)：以下から１つを選択してこの効果を発動できる。
●自分の手札・墓地から「ブラック・マジシャン」１体を選んで特殊召喚する。
●デッキから「黒・魔・導」または「千本ナイフ」１枚を手札に加える。
(2)：このカードが魔法＆罠ゾーンに存在する限り、
自分のモンスターゾーンの「ブラック・マジシャン」は相手の効果を受けない。
(3)：表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合に発動する。
自分フィールドのモンスターを全て破壊する。




吹雪「(1)の効果で、墓地のブラック・マジシャンを特殊召喚します」


金剛 LP8000 手札 0
モンスター 2 《トゥーン・アンティークギア・ゴーレム》×2
魔法 罠 2
フィールド 1 《トゥーン・キングダム》

吹雪「そして私のターン！」□＋□

吹雪「永遠の魂の効果を発動。デッキから《千本ナイフ》もしくは、《黒・魔・導》を手札に加えます！」

吹雪「私は《黒魔導》を手札に」□□＋□

吹雪「そして、黒魔導を発動！」□□■


《黒・魔・導》
通常魔法
自分フィールド上に「ブラック・マジシャン」が存在する場合に発動できる。
相手フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。



覆面A「ブラック・マジシャン専用のハーピィの羽箒であります！ 通るか？！」

金剛「それは通しませーん。伏せカードを発動！ 《魔宮の賄賂》！」

吹雪「あっ…」

金剛「黒魔導を無効にして、破壊するのデース」

《魔宮の賄賂》
カウンター罠
相手の魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する。
相手はデッキからカードを１枚ドローする。


金剛「そして、お詫びとしてカードをプレゼントするネ」

吹雪「くっ…プリズマーの効果を発動！ 《竜騎士ブラック・マジシャン・ガール》 を見せ、《ブラック・マジシャン・ガール》を墓地へ」□□＋□

吹雪「そして、E-HERO シャドー・ミストを召喚します！」□□■

金剛「OK!」

吹雪「プリズマーとシャドー・ミストの二体でオーバーレイネットワークを構築！」



吹雪「エクシーズ召喚！ 《鳥銃士カステル》！」

《鳥銃士カステル》
エクシーズ・効果モンスター
ランク４/風属性/鳥獣族/攻2000/守1500
レベル４モンスター×２
「鳥銃士カステル」の(1)(2)の効果は１ターンに１度、いずれか１つしか使用できない。
(1)：このカードのＸ素材を１つ取り除き、
フィールドの表側表示モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
(2)：このカードのＸ素材を２つ取り除き、
このカード以外のフィールドの表側表示のカード１枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキに戻す。




覆面A「カステルであるますか…」

覆面B「出たノーネ！ ファンデッキ殺し！」

覆面B「やっぱりエクシーズは駆逐されるべきなノーネ」


吹雪「(2)の効果を発動します！ 何か？！」

金剛「うっ…ナッシングデース……」

吹雪「それでは、トゥーン・キャッスルをデッキに戻してもらいますよ！」

金剛「あっ…はい」

吹雪「墓地へ送られたシャドー・ミストで、デッキから《E-HERO バブルマン》をサーチ」□□＋□

吹雪「………ターンエンドです」



覆面A「おっと、ここでターンエンドでありますか」

覆面B「打点が足りなかったし、仕方ないね」

電「うーん…次のターン、金剛さんがモンスター除去カードトゥーン・ワールドもしくは…」

雷「トゥーン・キ…響「トゥーン・キングダム、トゥーンのもくじ等のサーチカードを引けば負け」

雷「……」

電「次が正に運命の分かれ道なのです！」

吹雪「……」

金剛「私のターン……」



金剛「ドロォーーッ！」

金剛「……」


電「……」

雷「……」

響「……」



吹雪「……」



覆面A「……け…結果は…」






金剛「………shit」

吹雪「フゥーーーー………怖かった…」

金剛「ですが！ まだチャンスはありマース！ 伏せカードを発動！」

金剛「貪欲な瓶！」


《貪欲な瓶》
通常罠
「貪欲な瓶」は１ターンに１枚しか発動できない。
(1)：「貪欲な瓶」以外の自分の墓地のカード５枚を対象として発動できる。
そのカード５枚をデッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから１枚ドローする。



金剛「効果で墓地の5枚のカードを戻して……」

金剛「カードをドローするネ」□＋□

金剛「……ありゃ？ まあ、バトルに入るネ」

金剛「二体で攻撃デース」


ブラック・マジシャン ATK2500 VS TAゴーレムATK3000



吹雪「きゃ！」LP2000→1500

金剛「ブラック・マジシャンを撃破！ 続いてカステルに攻撃デース！」


カステラ ATK2000 VS TAゴーレムATK3000


吹雪「くっ…」LP1500→500


覆面A「またもやダメージ！ これで電ノコが更に進軍するであります」



ギィイイイイイイイイイッッ！！！

吹雪「！」


覆面B「ヒェー…もう足元まで来てるよ……」

金剛「HAHAHAHAッ！ もうすぐで足がちょん切れちゃう距離ネ！」

金剛「メイン2、一枚伏せて、Turen is endデース」


吹雪「エンドフェイズに永遠の魂の効果を発動します！」

金剛「来たッ！」

吹雪「ふぇ？！」

金剛「手札から、幽鬼うさぎの効果を発動！」■


《幽鬼ゆきうさぎ》
チューナー・効果モンスター
星３/光属性/サイキック族/攻 0/守1800
「幽鬼うさぎ」の効果は１ターンに１度しか使用できない。
(1)：フィールドのモンスターの効果が発動した時、
またはフィールドの既に表側表示で存在している魔法・罠カードの効果が発動した時、
自分の手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。
フィールドのそのカードを破壊する。



金剛「このカードをセメタリーへ送り、永遠の魂を破壊しマース！」

吹雪「なっ…」

金剛「ブラック・マジシャンは出させまセーン」

雷「？…効果の発動にチェーンして破壊しても、効果は適用されてブラック・マジシャンが出るんじゃないの？」

電「雷ちゃん？ 何を言っているのですか？」

雷「え…その……分からない人のために。電、説明してやって」

電「それは永遠の魂が永続罠だからなのです」

雷「？」

響「たしかに…」

響「通常の罠や、魔法、モンスターの効果にチェーンして除去を撃っても効果を無効にしたことにはならず、効果は適用される」

電「でも、永続罠や永続魔法、フィールド魔法などは例外で…」


電「効果解決時にフィールドに無いといけないのです！」



雷「？？？」

響「つまりは、サイクロン、幽鬼うさぎは永続罠や永続魔法の天敵って事さ」

電「デュエリスト及び、艦娘の常識なのです！」

雷「そ…そうよ！ 当たり前じゃない！ 常識よ常識……」



金剛「つまりはそう言うことデース！」

吹雪「……」


金剛「さあ、ブッキーガールのターンデース！」


　　ドクン…


吹雪「……」


　　ドクン…


吹雪「……」


覆面A「……おっと、放心してるでありますな」


吹雪「……はぁ」


吹雪（なんでこんな事になったんだろう…）

覆面B「……うーん…反撃の一手だったぽいし。それが潰されたら…ねえ」

覆面A「……」



吹雪（……こんな訳の分からないゲームに無理やり参加させられて…）



金剛「……」



吹雪（最悪だよ……）



覆面A「……このまま何もしなければ、延滞行為として反則も視野にするべきであります」

覆面B「……うん、仕方ないね」

　　ドクンッ！


吹雪（でも…何故だろう）



　　ドクンッ！



吹雪「凄く、楽しい」


金剛「What?!」

吹雪（やっぱりだ…この胸の鼓動は、コワイからじゃない。ワクワクしている！）

吹雪「私のターン……」

吹雪（この状況で、この強敵をうち倒す…）


　　ドクンッ！！




吹雪（それを考えただけで……）


吹雪「ドローーーッ！！」□□□＋□

吹雪「私は、伏せカードを発動！ 《ヒーローアライブ》」LP500→250


《ヒーローアライブ》
通常魔法
(1)：自分フィールドに表側表示モンスターが存在しない場合、
ＬＰを半分払って発動できる。
デッキからレベル４以下の「Ｅ・ＨＥＲＯ」モンスター１体を特殊召喚する。



吹雪「アライブの効果で、デッキからシャドー・ミストを特殊召喚しますよ！」

吹雪「さらに、カードを三枚伏せて、手札から《E-HERO バブルマン》を特殊召喚！」■■■■

吹雪「二体で、オーバーレイネットワークを構築！」



吹雪「エクシーズ召喚！ 《No.39 希望皇ホープ》！」


《Ｎｏ.３９ 希望皇ホープ》
エクシーズ・効果モンスター
ランク４/光属性/戦士族/攻2500/守2000
レベル４モンスター×２
(1)：自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、
このカードのＸ素材を１つ取り除いて発動できる。
そのモンスターの攻撃を無効にする。
(2)：このカードがＸ素材の無い状態で
攻撃対象に選択された場合に発動する。
このカードを破壊する。

金剛「hope? 時間稼ぎくらいしか出来ないネ」

吹雪「これからです！ ホープで、オーバーレイネットワークを再構築！」


吹雪「エクシーズ召喚！ 《CNo.39 希望皇ホープレイ》」


《ＣＮｏ.３９ 希望皇ホープレイ》
エクシーズ・効果モンスター
ランク４/光属性/戦士族/攻2500/守2000
光属性レベル４モンスター×３
このカードは自分フィールド上の「Ｎｏ.３９ 希望皇ホープ」の上に
このカードを重ねてエクシーズ召喚する事もできる。
自分のライフポイントが１０００以下の場合、
このカードのエクシーズ素材を１つ取り除く事で、
エンドフェイズ時までこのカードの攻撃力を５００ポイントアップして
相手フィールド上のモンスター１体の攻撃力を１０００ポイントダウンする。



金剛「レイ？」

覆面A「相手の攻撃を下げ、自身の攻撃力を上げる効果持ち…しかし…」

覆面B「えぇーと…ホープレイが攻撃力1500アップして…アンティークギア・ゴーレムが０になっても…」


ホープレイATK4000 VS アンティークギアATK0


覆面B「削りきれないっぽい」

覆面A「………さらに次のターンは耐えることが出来ないであります」

吹雪「こっから先が本番です！ ホープレイで、オーバーレイネットワークを再構築ッ！！」



吹雪「エクシーズ召喚！ 」



吹雪「打ち砕け、《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》 ！！」



《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》
エクシーズ・効果モンスター
ランク５/光属性/戦士族/攻2500/守2000
光属性レベル５モンスター×３
このカードは自分フィールドのランク４の「希望皇ホープ」モンスターの上に重ねてＸ召喚する事もできる。
このカードはＸ召喚の素材にできない。
(1)：このカードが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時までカードの効果を発動できない。
(2)：このカードが「希望皇ホープ」モンスターをＸ素材としている場合、
このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に、このカードのＸ素材を２つ取り除いて発動できる。
このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ５０００になる。

覆面A「ライトニング！ これならば、ゴーレムの突破や、」

覆面B「素材が4つもあるから、次のターンもトゥーン・アンティークギア・ゴーレムでの突破は不可能っぽい！」

覆面B「トゥーン・ワールド引かなければの話だけど…」


雷 電 響「「「やったか？！！」」

おいフラグｗｗ

金剛「《神の宣告》デース」LP8000→4000


《神の宣告》
カウンター罠（制限カード）
(1)：ＬＰを半分払って以下の効果を発動できる。
●魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
●自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。



吹雪「……」

覆面A「……」

覆面B「……」


金剛「召喚を無効にして、破壊するのデース」

吹雪「……墓地へ送られたシャドー・ミストで、バブルマンをサーチ」0＋□

金剛「Yes!! これでFinish！」

吹雪「まだです！ バブルマンを特殊召喚！」■

吹雪「そして、さっき伏せたカードを発動！ 《E エマージェンシーコール》！」

吹雪「デッキから、E-HERO プリズマーを手札に！」0＋□


吹雪「そして、もう一枚の伏せてあったカード、《死者転生》を発動！」


《死者転生》
通常魔法
(1)：手札を１枚捨て、自分の墓地のモンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。


金剛「？！！」

吹雪「手札のプリズマーをコストに！」■

吹雪「墓地の《ブラック・マジシャン・ガール》を回収！」0＋□




吹雪「バブルマンをリリースして、《ブラック・マジシャン・ガール》をアドバンス召喚！！」■

金剛「エクシーズしない？！」


覆面A「エクシーズしない？」

覆面B「好きなモンスター出して、華々しく散りたいんだね…吹雪ちゃん、南無阿弥陀仏」



吹雪「そんな理由で、出したんじゃありません！ さっき伏せたカードを発動！」

吹雪「《賢者の宝石》！！」


《賢者の宝石》
通常魔法
(1)：自分フィールドに「ブラック・マジシャン・ガール」が存在する場合に発動できる。
手札・デッキから「ブラック・マジシャン」１体を特殊召喚する。



吹雪「デッキから、《ブラック・マジシャン》を特殊召喚！」

覆面B「あぁ…師弟を並べたかったっぽい…」

覆面A「吹雪殿のお墓を建てるであります…」


金剛「レベルが違うのを二体？」


吹雪「……」

吹雪「元々のカード名が「ブラック・マジシャン」と…」


覆面A「？」


吹雪「元々のカード名が「ブラック・マジシャン・ガール」となるモンスターが…」


覆面B「え？ なに？」


吹雪「それぞれ自分フィールドに存在する場合に発動できます！」

融合軸のブラック・マジシャンか？

吹雪「これが私の全力です！ 最後の伏せカードを発動！」




　　 　　 ﾌﾞﾗｯｸ･ﾊﾞｰﾆﾝｸﾞ･ﾏｼﾞｯｸ
吹雪「《黒・爆・裂・破・魔・導》ッ！！」




《黒・爆・裂・破・魔・導》
速攻魔法
(1)：元々のカード名が「ブラック・マジシャン」と
「ブラック・マジシャン・ガール」となるモンスターが
それぞれ自分フィールドに存在する場合に発動できる。
相手フィールドのカードを全て破壊する。

吹雪「相手フィールドを壊滅させます！」


金剛「……」


金剛「……ハハン？」




ﾄｩｰﾝ･ｱﾝﾃｨｰｸｷﾞｱ･ｺﾞｰﾚﾑA『ぬわーーーーッ！！！！』

ﾄｩｰﾝ･ｱﾝﾃｨｰｸｷﾞｱ･ｺﾞｰﾚﾑB『お母ちゃーーーんっ！！！』

金剛「……あぁ…」

吹雪「バトル！」


吹雪「金剛さん…ごめんなさい」



金剛「あ″あ″あ″ッ！」


吹雪「二体で攻撃！！」





金剛「提督っーーーー！！！」






金剛「あぼっ！」LP4000→0

吹雪「……」

覆面B「……」

覆面A「……け」

覆面A「……決着！」


金剛「……いや」

吹雪「……」

覆面A「さあ、電ノコ進軍であります」


ギィイイイイイイイイイッッ！！！


金剛「いや…いや！ いや！ いや！！」


吹雪「……」


金剛「提督っ！ いや……助け…」

吹雪「……っ！」


ギィイイイイイイイイイッッ！！！


金剛「ＮＯｏｏｏｏｏｏｏッッ！！！」



吹雪「……」

金剛「なんちゃって」

吹雪「…………へ？」

覆面A「ドッキリ大成功であります」

吹雪「ドッキリ…」

覆面A「ちなみに謎の実況者は……」


あきつ丸「自分と…」

夕立「どーもー」


吹雪「……へ？」

響「電…」

電「了解なのです！ 吹雪さん、今、足かせ外すのです」



ガチャン…

吹雪「……」

金剛「ブッキー！ Congratulations！ いやー、ナイスデュエルだったネ」

吹雪「……」

金剛「……ブッキー？」




ゴスッ！！


金剛「うぎっ！……かっ…」

電「ひぇ！」

雷「む…無言の腹パン…」

響「おこ？…」

あきつ丸「これは話が違うであります！」

夕立「……あれー？ 怒らないかと…」



金剛「ブ……ブッキー？」

　 　　ゴ
ゴ　 　　　 　　ゴ　 　　ゴ
　 　　　 ゴ
　 　　ゴ

吹雪「………」

電「ぁ…あの…」

雷「電、響…逃げるのよ！」

響「ちょっと服がブロックの間に…」

夕立「吹雪ちゃん！ 落ち着いて…」

あきつ丸「自分のお墓を建てるであります…」






ゴスッ！！





EＮD

くぅー疲w

オチが雑なのはごめんなさい、何でもしますから

ん？今

おまけ




金剛「……うぇ…お腹が痛いデース…」

提督「……」つナプキン

金剛「……」ｲﾗｯ…



ゴスッ！

なんでもするって

乙
新規トゥーンがシルクハットから出せると今知った

そこは罰ゲームだろ、デッキ的に

乙
前にクレしんで書いてた人かな？

>>66
違うお
でも、あれ面白いよね。かなりインスパイアされたで

ワロタ