周子「……藪から棒になにさ」

フレデリカ「藪恵壹？」

周子「まさか志希ちゃんからまともって単語が聞けようとは」

フレ「楽天時代はなかったことにされてるよねー？」

周子「ふつーのJK～♪　って言ってた人のセリフとはおもえないよ」

フレ「どうしても敗戦の数に目がいっちゃうけど、故障するまで160イニングは投げちゃってるとこがスゴイよね～♪　まさに暗黒エースって感じでフレちゃん好きだなー☆」

周子「成績見ると三浦もそんな感じがあるけど、チームの黄金期にかかってるからねー。まぁ21世紀の暗黒エースってとこ？」

フレ「うんうん。それでなんの話だっけ？」

周子「志希ちゃんがアスレチックスに1年しかいなかったって話だったかな」

志希「うん。一旦、藪から離れよっか？」

周子「普通とかまともとかあたしたちに言われても、ってとこはあるよ」

フレ「納豆とコタツが好きなフランス人のママから生まれたけど、アタシは結構ふつーだよ？」

周子「アイドルになるくらいなんだし、普通って感じのコはいないでしょ。フレちゃんがいい例」

フレ「まーねー☆　フランス人とフランス人のハーフだし」

周子「……らしいよ？」

志希「にゃはは～この3人でツッコミ放棄はきびしーよ」

周子「というかなんでそんな考えに至ったの？」

志希「んー、やっぱりふつーに憧れてるんだよね。ギフテッドとか神童とか呼ばれた挙句、アメリカにまで行かされて。
　　　帰ってきたらやっぱり考えとか感性のズレっていうものをいろんな場所で感じるの。
　　　あたしはあたしで他人は他人って言っちゃえば終わるんだけど、
　　　右しか向けない世界って窮屈なのに居心地がいいと感じるときもあるんだよね～」

周子「長い。長いよ」

フレ「おおー……シキちゃんが真面目なこと言ってる」

志希「ふっふーん。あたしって結構真面目だよー♪」

周子「日本の集団主義に憧れてると？」

志希「同調性って言えばいいかな？　向こうじゃ個人主義が強いからねー」

周子「ふーん……でもさ、やっぱりあたしたちに聞いたのが間違いだよ」

周子「米国帰りの失踪匂いフェチに」

周子「シンデレラガールズの高田純次」

周子「実家追い出され系京美人」

周子「まとものカケラもないよねー」

志希「ん～～～？」

フレ「はんなりジョーク、ってやつ？　シューコちゃんおもしろーい♪」

周子「正直この3人で話し合いをしても無下に時間を消費してしまうのは目に見えているので」

ーーーーーーー


周子「……と、いうわけでゲストをお呼びしてまーす」

卯月「島村卯月ですっ！　よくわからないまま周子さんに連れて来られたんですけど、私、精一杯頑張ります！　ぶいっ」

志希「ホンモノのえへ顔ダブルピースだ～♪　イイ匂いしそ～♪」

フレ「卯月ちゃんカワイ～♪　お持ち帰りしたーい♪」

周子「はい。というわけでね、ゲストに島村卯月さんを招いて始めたいとおもいます。司会進行はこのあたし、塩見周子ちゃんでお送りします」

フレ「ワーオ、DJシューコ」

周子「で、髪切った？」

フレ「キャラがブレブレ～☆」

卯月「あ、わかりますか？　ちょっと毛先が痛んじゃっていたので切ってもらったんですよ」

志希「さすが遊び人アイドル。目ざとい～♪」

周子「はーい。じゃあ最初のお便りでーす」

志希「結局ラジオ風でいくんだねー？」

周子「えー、ラジオネーム、しきにゃんさんからのお手紙です」

志希「匿名性が微塵も感じられないねー」

周子「あたし、まともじゃないんです。昔、『個性がない』『普通』というレッテルを貼られていた
　　　卯月さんに聞きたいんですが、普通ってなんなんでしょう？　どうすれば普通になれますか？」

卯月「なるほど～……これは深刻な悩みですね」

卯月「私も特別意識していたわけではないので、うまい答えが出せるかどうか……うーん」

周子（真面目に考えてる卯月ちゃんかわいい）

志希（首傾げて悩んでる卯月ちゃんかわいい）

フレ（カレー食べたくなってきちゃったな～）

卯月「う～ん……普通普通普通……」

周子「なんの答えにもなってないけど、卯月ちゃんって普通にかわいいよね」

卯月「えっ、あっ、ありがとうございます！　えへへ///」

フレ「その普通にかわいいの『普通』ってなんなんだろうねー」

志希「普通って凡庸だとか平凡だとか否定的な意味合いに取られることがあるけど、若者言葉になると基準を満たしているって
　　　肯定的な意味合いになるよねー。学校でみんなやたらと普通普通って言うから最初戸惑ったよ～」

周子「常識とか一般的もそうだね」

志希「客観性のない言葉だよねー。結局は定義されていない、当人からの説明をすっ飛ばした思考停止状態だよ」

周子「ちなみにさっきの普通にかわいいは肯定的な意味だからね」

フレ「ねぇねぇ。卯月ちゃんの趣味ってなに？」

卯月「友達と長電話することですね」

フレ「へ～女子力高ーい」

フレ「他は他は？」

卯月「えーっと、あとは雑誌を読んだり音楽を聴いたりとか。
　　　あとカラオケも好きですね。凛ちゃん未央ちゃんとも行きましたよ」

フレ「なるほどなるほど～カラオケ行くと絶対ポテト頼んじゃうよねー」

フレ「それで、一ノ瀬さんのご趣味は？」

志希「観察、実験、失踪」

周子「ヤバイ人やん」

フレ「最初の2つはわからないことないけど、趣味欄に失踪って書いちゃう人はフレちゃんちょっとノーセンキューかなー」

志希「えー、フレちゃんあたしのことキライなんだー……」

フレ「……」

志希「……」

フレ「……大好き！」ﾀﾞｷｯ

志希「あたしもー！」ｷﾞｭｰ

周子「はいはい。ごちそうさま」

卯月「あははは……」

周子「カラオケかー。なに歌うの？」

卯月「私たちの歌を取り替えっこして歌ったり」

志希「あ、それ楽しそー」

卯月「好きなアイドルの曲をよく入れますかねー」

周子「好きやねー。アイドルの鏡みたいな子だよ」

卯月「最近ではBABYMETALってアイドルとメタルを混ぜたグループがいて、すっごくかわいくてかっこいいんですよ～♪」

フレ「知ってる！　ヘドバンギャーッ！」


☆ BABYMETAL ー ヘドバンギャー‼︎
https://www.youtube.com/watch?v=2IzR_ClTE8Y


周子「へー。アイドルならなんでも聴くって感じかな」

卯月「ONE OK ROCKとか04 Limited Sazabysみたいなバンドの曲もよく歌ってますよ」


☆ ONE OK ROCK ー 完全感覚Dreamer
https://www.youtube.com/watch?v=xGbxsiBZGPI

☆ 04 Limited Sazabys ー swim
https://www.youtube.com/watch?v=447cO8LTq9A


周子「おー、いいねいいねー」

卯月「あとみんなで行くときは歌わないんですけど……Kornってバンドいいですよ。アメリカのバンドなんですけど、すごいかっこいいです！」


※人によっては受け付けない音楽なので、視聴するときは注意してください。

☆ Korn ー Blind
https://www.youtube.com/watch?v=B8j6bHnWRjs

周子「それで、肝心のしきにゃんさんはどうなの？」

志希「あー、あたしね、カラオケ行ったことないんだー」

卯月「あっ、そっか。海外ってカラオケ自体がないんでしたっけ？」

志希「そっそー。みんなしょっちゅう歌って踊ってしてるんだけどね。カラオケボックスみたいなとこはなかったなー」

周子「学校帰りにカラオケって、ふつーのJKっぽいよね」

卯月「コンビニで買い食いしたりとか」

志希「なるほどね～どれもやったことないなー」

周子「そういうのを体験してみれば『普通』っていうのがわかるんじゃない？」

卯月「なら今度一緒にカラオケ行きませんか？　交友を深めるってことができますし、他の人が歌うのを見てるだけでも楽しいですよ♪」

周子「いーじゃん。あと何人か誘ってねー……ってフレちゃんは？」

志希「お腹すいたカンジだからカレー食べてくるねーって」

周子「あー、じゃああたしたちもご飯食べに行こっか」


ーーーーーーー

周子「はい、午後の部、スタートです」

志希「レッスン後で疲れてるんだけどな～」

周子「それはあたしだって同じだよ」

フレ「アタシも～ダルダル～」

周子「そういえば当初の目的ってなんだったっけ？」

フレ「シキちゃんの好きな選手は鉄平って話だったかな？」

志希「楽天ネタ引っ張っちゃう？」

奏「……これはなんの集まり？」

美波「お疲れ様」

フレ「かなみなちゃん、ぼんじゅーる☆」

奏「まなかなじゃないんだから」

美波「かなみな……ちょっといいかも」

周子「意外なところで美波ちゃんのツボに」

奏「じゃあ周子と私だと」

志希「しゅーかな、だねー」

美波「フレちゃんと志希ちゃんの場合は……」

周子「ふれしき？」

フレ「ピロシキみたいでおいしそうかも」

周子「そういやピロシキってどんな食べものだったっけ？」

美波「簡単に言うとロシアの惣菜パンかな？　お肉だけじゃなくてお魚や果物を詰めたものもあるみたい」

奏「さすが相方がアーニャ」

周子「大学生は博識だねー」

フレ「アタシもJDだよ？」

志希「うん？」

フレ「短大生だけどね？」

志希「うん」

奏「それで……しゅーふれしきで顔を合わせてなんの話をしてたの？」

周子「そのネタ引っ張っちゃう？　結構気に入った？」

奏「……ちゃかさないで」

フレ「んっとね、志希ちゃんがまともじゃないからまともを探そうだっけ？」

美波「えっと……」

志希「にゃっはー。だいたい合ってるけど、改めて聞くとまったく意味がわからないねー」

～説明中

奏「なるほどね。確かにカラオケは普通の女子高生っぽい」

美波「そういえばこの前、卯月ちゃんに誘われて行ったなぁ」

周子「それで午後の部はみんなのよく聴く曲を教えてもらおうかと」

奏「ふぅん」

周子「それでみんなの音楽プレーヤー聴き合いっことかしたら面白いかなーっておもっちゃったりして」ｺﾞｿｺﾞｿ

奏「……なんでそこで私のが出てくるのよ」

周子「全員の分あるから大丈夫だよ」

美波「い、いつの間に」

志希「怪盗しゅーこだね～」

フレ「ちょうどスピーカーもあったし聴こ聴こ～♪」

周子「なら言い出しっぺだし、あたしから」ﾎﾟﾁｯ


～♪
https://youtu.be/L18Y6GO0IXM


志希「ベースがかっこいいね～ダンスミュージック？」

奏「くるりね。ワールズエンド・スーパーノヴァ」

周子「せいかーい♪　奏はすぐわかるとおもったよ」

志希「くるり、ってそれがバンド名？」

周子「変な名前だよね。地下鉄の看板見てつけたんだっけなー。あたしと同じ京都のバンドだよ」

奏「そういえばくるりが好きって話からよね」

周子「そーそー。奏がいきなり『音楽なに聴くの？』って話しかけてきてさー」

奏「だって服にLOVE MUSICって描いてあったのよ？　声かけるならこの話題しかないじゃない」

美波「周子ちゃん、いろんな音楽聴いてそうだもんね」

周子「くるりで好きな曲はいっぱいあんだけどねー、この曲のライブ版がすっごいかっこいいのなんのって。
　　　CD音源だと無機質なんだけど、ライブじゃ有機的なリズムになんだよねー。踊り狂うよ？」

奏「キラキラした表情で踊る周子想像したら笑えるわ」

周子「失礼な」

フレ「あ、この曲聴いたことあるよ。こないだシューコちゃんと2人でゴロゴロしてるときに聴かせてくれた曲だよねー。アタシも好きー」

志希「えーあたしも呼んでよー。一緒にゴロゴロしたーい！」

奏「へぇ……そう……」

周子（奏がめっちゃ睨んでくるんやけど）

美波（き、急に雰囲気が）

フレ「ラフラーフアンダンスミュージック♪」


☆ くるり ー ワールズエンド・スーパーノヴァ

周子「じゃあ次は美波ちゃん」

美波「え、えーっと、どの曲がいいかなぁ……」ｶﾁｶﾁ

志希「美波ちゃんは匂い的にゆったりした曲が好きそ～」


～♪
http://www.youtube.com/watch?v=L18Y6GO0IXM


周子「おぉ？　意外な曲が……」

フレ「ふんふん……お、おぉ～？　おぉー……」

奏「Dragon Ash……ちょっと面食らったわ……」

美波「え、え？　だ、ダメだった……？」

周子「予想の斜め上を行く選曲だったからねー。いや、でもいいよね。Fantasista」

フレ「ラップだー。Yo！」

志希「すっごいノリのいい曲だね～これは自然に体が動いちゃうかも♪」

奏「この手の曲は好んで聴いてないんだけど、改めて聴くといいわね。純粋にノレるというか」

周子「難しいこと考えずに飛び跳ねろってねー」

美波「キャラに合わないってみんなから言われるんだけど、やっぱり好きなものは胸を張って好きって言いたいから」

志希「かっこい～♪　Get your hands up Wanna be～♪」


☆ Dragon Ash ー Fantasista

奏「じゃあ次は私ね」ﾎﾟﾁｯ


～♪
http://www.youtube.com/watch?v=8N-qO3sPMjc


フレ「なんだかオッシャレ～」

美波「奏ちゃんのことだからかっこいい曲がかかるのかとおもってたけど、ちょっとレトロでかわいい曲だね」

フレ「しっくすぺんすのんざりっちゃー？」

奏「She's all thatっていう映画の主題歌で、あんまりポップな曲は得意じゃないんだけど耳に残っちゃって。映画自体はあんまりだったけど」

周子「奏かわいい、だってぇ」

奏「事実を捻じ曲げない。いいじゃない、こういう曲聴いても」

志希「でも歌詞は奏ちゃんっぽいねーちょっと子供っぽい甘酸っぱさがまたいいね～♪」

周子「んふふ。So kiss me～♪」

奏「……」

ﾁｭｯ

フレ「！！！」

周子「……びっくりしたぁー。首への不意打ちは卑怯だよ」

奏「キスしてって言ったのはそっちじゃない」

周子「え、なんで怒ってんの？」

奏「怒ってない」

フレ「むぅー……」

美波（あわわわ……）

志希（ハスハス、クンカクンカ……これはレズのにおい！）


☆ Sixpence None The Richer ー Kiss Me

フレ「次はアタシかー」

周子「なんかフレちゃんもダウナーになってるんだけど」

奏「さぁ？」

美波（うぅ……この空気つらい……）


～♪
http://www.youtube.com/watch?v=4wNeMjUqWU8


志希「……一気に毛色が変わった！？」

美波「昔のアニメソング……？」

周子「これ完全に親世代とかだよね」

フレ「ママから教えてもらったんだけどねー、Goldorak（ゴルドラック）って名前でフランスでも放送してたアニメらしいの」

奏「へぇ。曲も同じなの？」

フレ「ううん。変なオシャレ感が出ててアタシは好きじゃないかなー。こっちの方が好きー」

志希「あっという間に終わっちゃった」

フレ「昔のアニソンだからね～じゃあもう1曲かけるね」ｶﾁｶﾁ


～♪
http://www.youtube.com/watch?v=4BJDNw7o6so


奏「あ、Phoenix」

周子「知ってんだ？」

奏「詳しくは知らないけど、フランスのバンドよね？」

フレ「そだよー、英語で歌ってるけどね。パパとママが好きで、アタシもその影響でよく聴いてるの」

志希「ポップでオシャレなんだけど、俗っぽくなくてかっこいい～」

美波「あ、これすごい好きかも。リズムもノリやすいし、さらりとしてる割に耳に残りやすいね」

周子「おー、爽やかな感じがあるのに骨太なロックさがあんねー。あたしも好きだ、これ。今度CD貸しててね」

フレ「いいよいいよー。フレちゃん趣味がファッションだからねー。音楽の趣味もオシャレ☆」

美波（あ、いつものテンションに戻ったみたい）


☆ ささきいさお ー とべ！グレンダイザー

☆ Phoenix ー Lisztomania

志希「はいはーい。じゃあ次、あたしー！」

美波「どんな曲聴くんだろう……想像つかないなぁ」

周子「これが脳をビンビンに刺激してくれるんだ～とかいってメタルかけたりして」


～♪
http://www.youtube.com/watch?v=CCbr2E5zkFQ


奏「あら、この曲は」

周子「あーそうきたか」

美波「ACIDMANかぁ」

フレ「みんな知ってるの？　アタシ知らなーい」

志希「これねー、夕美ちゃんに教えてもらったんだ。一度聴いてみてーってCD借りたんだけどスッゴイいい匂いしてたよ～♪」

周子「曲の感想じゃないんかーい。お花アイドルだしね。CDにも匂い付いちゃうんだろうね」

フレ「あ、おもってたよりハードなカンジなんだ」

奏「演奏も歌唱もどんどんエモーショナルになっていくのが熱いわ」

周子「久しぶりに聴いたなー。あたしは造花が笑うが好きなんだよね」

奏「貴女、最初のアルバム好きね」

周子「そりゃ初期衝動がドーンときてバーンってやられるの、最高じゃん」

奏「2枚目以降の洗練されていく感じがいいじゃない」

フレ「……」

志希（うわー、奏ちゃん露骨だねー）

美波（ど、どうフォローすればいいんだろう……）


☆ ACIDMAN ー ある証明

菜々「ウッサミーン♪　お疲れ様でーす。みなさん揃ってなにしてるんですか？」

周子「ナナ……さん、おつかれー」

菜々「何度も言ってますけど、ナナは年下なんですからさん付けしなくていいんですよ？」

フレ「そっかなー？」

菜々「そうですよ！　奏ちゃんと同い年なんですから！　それでなにしてるんですか？」

志希「かくかくしかじか」

菜々「なるほどー。志希ちゃんにそんな悩みがあったんですね。ナナも一肌脱ぎますよ」ｶﾁｶﾁ


～♪
http://www.youtube.com/watch?v=uJkTEn9CqCI

周子「吉井和哉だ」

菜々「ではないんですよねー。ソロの前にやってたTHE YELLOW MONKEYってバンドなんですよ」

奏「名前は知ってるけど、ちゃんと聴いたことはなかったかな」

美波「綺麗な曲ですね。ちょっと感傷的になっちゃいます」

菜々「美波ちゃんの言うとおりで、吉井さん自身がイエモンの解散ソングって言ってるんですよ。
　　　バンドという青春の終わりを描いた曲で……うぅ～聴くだけでしんみりしてきちゃいますね。イエモンはナナの青春そのものなのでー……」

美波（あっ……）

フレ「アタシ詳しくないけど、イエモンって川島さんくらいの世代なんじゃないかなー？」

周子「……」

奏「……」

志希「……ふふ」

菜々「……」

菜々「……ってお母さんが言ってました！　お家でよくかかっていたので、やっぱり親の影響って大きいですよねー」ｱｾｱｾ

美波「そ、そうですよね！　私もパパが昔の洋楽なんかを車でかけてたので好きですよ、Bon Joviとか！」

奏「……リアルタイムで通過してなくても、多感な時期に聴いていればそれが青春になるものね」

志希「んー、でも菜々さんってママの匂いがするんだよね～ふっしぎー♪」

菜々「なななななんですか！　まだ加齢臭がする年齢じゃないですよ！　ピチピチの17歳ですっ！！」


☆ THE YELLOW MONKEY ー So Young

モバP「おー、菜々さん、いたいた。探しましたよー。なんだ、アイドル大集合だな」

全員「お疲れ様でーす」

菜々「ナナになにか用事ですか？」

モバP「用事もなにも、すごい知らせですよ！」




モバP「なんとですね……この度、伊右衛門のCMのキャラクターとして、菜々さんが選ばれました！」




菜々「ええっ！！　吉井和哉さんと共演ですかぁ！？」




モバP「いえ、そっちではなく」

菜々「え？」




おわり

おまけ


～カラオケ

周子「やったー、広い部屋だー！」

未央「これだけ広いと鬼ごっこできるねー！」

周子「さすがにそれはむーりぃー」

未央「やっぱりかー」

志希「テンション高いねー」

フレ「アタシもテンションあげるー！」

卯月「あ、あははは……」

美波（私がしっかりしなくちゃ……！）

周子「最初誰が歌っちゃう？　じゃんけんしちゃう？」

未央「そうですなー……やはりここは年長者かつ、普段盛り上げ役に慣れていないみなみんがトップバッターに相応しいかと！」

小梅ちゃん『生き物め♪　生き物どもめ～♪』
締めがso youngとはいい趣味してんね

美波「えぇ！？」

フレ「あ、じゃああれ入れようよ。この前聴いたー……デジモン？　ポケモンダッシュ？　みたいなやつ！」

志希「Dragon Ashだねー。Fantasistaって曲だよ」

フレ「それそれ♪　えーっとFantasista……ライブカラオケだってー。面白そうだからこれ入れちゃお～」ﾋﾟﾋﾟｯ

美波「ま、まだ私、心の準備が……」

卯月「美波ちゃん」

美波「は、はい」

卯月「ファイトだよっ！」

美波「それ違うやつだよぉー！」

周子「はい、マイクー」

未央「ほらほら、みなみん、始まっちゃうよ～」

美波（うぅ～……もうどうにでもなれー！）

美波「ミクスチャーロックは好きですか～！！（Fantasistaのイントロが流れ始める）
　　　何でもありだかんな！　セキュリティの人にありがとうって言えよ！　It's too early to close da party……
　　　葬式じゃねぇんだからよォ！！！！　Shak-a-Boom 着火 Microphone Just ride on flow」




このあとめちゃくちゃ盛り上がった




こんどこそおわり

菜々さんのSo Youngと美波(の中の人)のDragon Ashネタがやりたかっただけでした。
卯月の音楽の趣味も中の人が好きそうなものをチョイスしたつもりです。あとは想像。

以前書いた　志希「ねぇねぇしゅーこちゃん」周子「ん、なに？」　のしゅーふれが続いている感じで書きましたので、よろしければ読んでみてください。
余談ですが、首筋へのキスは「執着」という意味らしいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

>>18

リンク間違えてました。
正解はこっちです。

https://www.youtube.com/watch?v=6NxeY_rx6E4

26も間違ってない？

>>36

ほんとだ……ご指摘ありがとうございます。

>>26

正しい方
http://www.youtube.com/watch?v=Kg9VVuY3FJ0

今の今まで楽天に藪がいたことを忘れてた
かわいいおつ