モバP「次の仕事はこれに・・・」 (246)
ごくごく短いお話をいくつか思いついた時に書いていく短編集にする予定です
亀のごとく遅い更新とキャラ崩壊、ぐにゃぐにゃな設定と変わる内容に閲覧注意でしてー
01.島村卯月「わ、私に声優のお仕事ですか！？」
モバP（以下Pと表記）「はい」
卯月「うわぁ・・・！すごいです！なんの声をさせてもらえるんですか？アニメ・・・もしかして洋画の吹き替えだったり・・・！」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1436271613
P「島村さんに演じていただくのは、現在人気急上昇中のこのキャラクターです」
卯月「キャラクター・・・！一体どんな―」
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira081451.png
卯月「―え・・・？」
ああ、緑色のほうか
卯月「えと・・・フリルドスクエアの綾瀬穂乃香さん・・・？」
穂乃香「いえ、ぴにゃこら太です」
卯月「えっ」
穂乃香「え？」
卯月「・・・？」
穂乃香「・・・？」
P「島村さんに演じていただくのは綾瀬さんが手にしていられる“ぴにゃこら太”というキャラクターです」
卯月「あ、ああ～！そのぬいぐるみですね」
穂乃香「はい♪この子です」
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira081451.png
P「元々はプライズゲームの景品だったのですが、綾瀬さんがお好きだということをきっかけに人気が上昇し、この度更なるグッズ展開やアニメ化、ゲームとのコラボが行われることとなりました」
穂乃香「やっぱりこの子はかわいいんですね♪うふふふふ♪」
卯月「あ、はは・・・それで、私がその声を・・・？」
穂乃香「はい、藍子さんのラジオで初めてお聞きした時に、この人だ！とすぐにCPのプロデューサーさんとぴにゃこら太の担当の方にご連絡させていただきました！」
卯月「あ、ありがとうございます・・・？」
卯月（穂乃香ちゃん、テレビとかで見るよりも若干テンションが高い気がします・・・）
穂乃香「プロデューサーさんもどことなくぴにゃこら太に似ていて・・・！」
P「恐縮です」
穂乃香「・・・すてき」
卯月「！？」
P「んんっ、島村さんにはまずコラボするゲームの声を録っていただきます」
卯月「は、はい！島村卯月、頑張ります！」
卯月「ところで、その・・・ぴにゃこら太というのはどんなキャラクターなのでしょうか？」
P・穂乃香「「分かりません」」
卯月「わかっ、えぇ！？」
P「意図せぬヒットだったらしくキャラクター設定があまりないようでして・・・」
穂乃香「ぴにゃこら太には無限の可能性がありますから大丈夫です♪」
――――――
――――
――
卯月「ぴにゃぁ！」
卯月「ぴにゃにゃぁぁ！！」
卯月「ぴにゃぴにゃぁぁ！！！」
「はーい、OKでーす。収録以上になりまーす」
卯月「お疲れ様でした～！」
・・・
穂乃香「卯月さんの演じるちょいワルぴにゃこら太、とってもかわいかったです♪」
卯月「ありがとうございます、穂乃香ちゃんといっぱい練習しましたから！」
穂乃香「確か今日はゲームとのコラボ企画のまとめられた感想が届くとか・・・」
卯月「ちょっと緊張しちゃいますけど、楽しみですね」
卯月「おはようございまーす！あ、それがゲームの感想ですか！？」
P「！おはようございます島村さん、綾瀬さん。いえ、これは―」
穂乃香「おはようございます♪ぴにゃこら太の魅力がみんなに―・・・」
卯月「ぶ、ぶさいく・・・ばかっぽい・・・世界観とミスマッチ・・・」
卯月「だ、断末魔みたいな鳴き声・・・！！」
穂乃香「」
P「癖の強いキャラクターですので・・・！受け入れられるには少し時間が必要かと・・・」
卯月「あうう・・・」
P「綾瀬さん・・・？」
穂乃香「・・・あ、すみません。私、この後レッスンでした・・・もう、行きますね・・・」
P「はい・・・ああ、そうだ。少し待っていたいただけますか？」
穂乃香「・・・はい・・・？」
P「試作品のぬいぐるみをいただきまして、よろしければ綾瀬さんに」
穂乃香「おっきいぴにゃこら太・・・かわいい・・・」ｷﾞｭｳ…
穂乃香「ありがとうございます・・・それでは、失礼します・・・」
ｶﾞﾁｬｯ ﾊﾞﾀﾝ…
卯月「穂乃香ちゃん、あんなに落ち込んで・・・」
P「島村さんは・・・いえ」
P「・・・」
P「・・・少し、心配ですね。すみません島村さん、様子を見に行っていただけないでしょうか？」
卯月「あ、はい・・・！ちょっといってきますね・・・！」
・・・
卯月（穂乃香ちゃん、大丈夫でしょうか・・・？）
卯月（断末魔・・・うう、私もけっこう・・・）
卯月（あ・・・）
ﾋﾟｯ ｶﾞｺﾝｯ ﾌﾟｼｭッ… ｺｸｺｸ…
穂乃香「はあ・・・」
穂乃香（レッスンなんて・・・嘘・・・）
穂乃香「こんなにかわいいのに・・・」ｷﾞｭｳ… ｶﾁｯ
『ぴにゃあ』
穂乃香「！この子、しゃべる・・・！」
『ワイルドに吠えるぴにゃ！』
穂乃香「すごい、かわいい・・・！」
・・・
穂乃香「ごめんね、貴方の魅力上手く伝えられなくて・・・」
穂乃香「でも、私頑張る。だって貴方はこんなにもかわいいんだから・・・！」
「ほのかちゃん、ありがとうぴにゃ！」
穂乃香「ぴにゃこら太・・・！」
・・・
卯月「もどりました～♪」
P「おかえりなさい。大丈夫だったようですね」
卯月「はい！プロデューサーさん、私ももっともっと頑張ります！みんなを笑顔にできるように！」
P「はい、一緒に頑張りましょう」
卯月「はい！えへへ♪」
お・わ・り
ぴにゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!
ぴ゛に゛ゃ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!
お゛お゛ぉ゛ん！
>>15
それニャンちゅうだろｗｗ
ぴにゃはかわいいぴにゃ
最後のぬいぐるみじゃなくて卯月なんやな
二人ともええ子や
ぴにャア 我はまるで黄緑縮退炉発電所ぴにゃあ
や卯天！
誤字ってどうしてすぐ気付けない・・・
>>9
×P「はい・・・ああ、そうだ。少し待っていたいただけますか？」
○P「はい・・・ああ、そうだ。少し待っていただけますか？」
各話はたぶん独立してます。世界もきっと別、Pもおそらく別人です
02.三村かな子曰く―
モバP（以下Pと表記）「次の仕事までだいぶ時間がありますし、少し休憩していきましょう」
かな子「ここのカフェのケーキ、美味しいって評判なんですよ！楽しみだな～♪」
P「三村さんはどのケーキを？」
かな子「う～ん……！どれも美味しそうで……じゃあ……ショートケーキ！」
P「ショートケーキ、ですね」ｸｽ
かな子「あ、―すみません…！私ったら……！」
P「いえ、それが三村さんの魅力ですから。美味しそうに食べたり、先ほどのような瞬間の貴女もどれも素敵です」
かな子「そ、そんな……うう～…恥ずかしいです……！」
「ご注文はお決まりになりましたか？」
P「ショートケーキを2つ、お願いします」
かな子「わ、私も同じで！」
P「4つ来てしまいます」
美味しいので大丈夫でした
・・・
前川みく「疲れたにゃ～……」
P「お疲れさまでした。事務所に戻る前に少し休んでいきましょうか」
かな子「ここのカフェはチーズケーキが美味しいらしいですよ！プロデューサーさん♪」
P「いいですね」
みく「みくもそれにしようかな～……すみませーん、チーズケーキ3つお願いします」
かな子「私も同じで」
みく「いや6つ来ちゃうにゃ」
P「私も同じでお願いします」
みく「話聞いてないにゃ？！」
美味しいので大丈夫でした
・・・
新田美波「ライブ、喜んでもらえましたね！」
P「大変良いライブでした。ささやかですがこちらで打ち上げといきましょう」
かな子「ここのガトーショコラはすっごく美味しいんですよ～♪」
千川ちひろ「うわぁ、美味しそう……！これを、えーと……16個お願いします」
かな子「私も同じで」
「「「「「！？」」」」」
P「私も同じでお願いします」
みく「みくも同じでお願いするにゃ」
美波（えっ、えっ……！？そんなに……！？）
美波（でも、食事に気を付けてるみくちゃんもプロデューサーさんもだし……）
美波（これが普通の量……？）
ちひろ「。あ、領収書お願いします。上様で」
美波（私、食べなさすぎなのかしら……？）
美波（……アイドルの仕事は身体が資本……体調面でみんなに迷惑をかけることは避けたい……）
美波（……）
美波（美波……いきます……！）
美波「わ、私も……同じで……！」
多田李衣菜「ええ！？」
李衣菜（みくちゃんも美波さんも……！？）
李衣菜（そ、そうか……！これがロック……！）
双葉杏「―はっ……！や、やつをとめろぉ！」
緒方智絵里「は、はい―！」
李衣菜「私も同もががが！？」
杏「あ、すみません。注文以上で、はい」
P「双葉さん？」
杏「いっぺんに来てもでしょ？みんなで分けて食べて、その後追加した方がいいよ」
P「それもそうですね」
かな子「あ、じゃあじゃあプロデューサーさん♪次はこっちの食べましょう♪」
倍プッシュすんなｗｗ
杏「はぁ……」
智絵里「お、お疲れ様……」
杏「智絵里ちゃんもね……」
杏（さて……）
「お、お待たせしました……！ガトーショコラです……！順次お運びいたしますので……！」
杏（杏達も無事でいられるのか……）
美味しいので大丈夫でした
・・・
ちひろ「ええ！？経費で落ちないぃ？！」
美味しかったけど駄目でした
・・・
かな子「わんっ……！つー……！はぁー……！ふぅ～……！」
ルキトレ「は～い、もう1セットいきます～」
かな子「ひぃ～……！！」
もちろんレッスンは増えました
お・わ・り
>>24
×ちひろ「。あ、領収書お願いします。上様で」
○ちひろ「あ、領収書お願いします。上様で」
美味しいから大丈夫だと思う、吉宗であった
チェック
ハート
♡
♥
早くみたい
かな子のラブラブセックスがみられるんですね
03.丹羽仁美「時代劇撮るの！？」脇山珠美「本当ですかP殿！」
モバP（以下Pと表記）「おう、今度は吉宗だ」
珠美「おおお吉宗！！」
仁美「暴れん坊将軍！！」
珠美「あらすじは・・・！・・・まっしろ？」
P「あ～・・・実はまだ企画段階でな」
P「そうだ、せっかくだから一緒に考えてみないか」
仁美「やるやる！」
珠美「勧善懲悪は基本ですよね！」
仁美「アタシ悪代官やりたーい！」
P「仁美は演技力あるからなぁ、そっちも似合いそうだな」
仁美「南蛮渡来の滋養強壮薬“すたどり”を独占し暴利で売りさばく千川屋―！」
珠美「代官との裏の繋がりを調べ上げて成敗するんですね！」
仁美「『この極彩色の魔法石を受け取るが良い・・・』」
珠美「『千川屋、お主も悪よのう・・・』」
仁美「『ククク、我が友には及ばず・・・！』」
珠美・仁美「「『『ハーハッハッハッハ！』』」」
珠美「屋敷で二人が密会している現場を押さえて！」
仁美「『余の顔を見忘れたか！』」
P「ははは、あんまり調子に乗ってると怒られてもしらないぞ？」
ちひろ「誰が怒るんですかぁ？」
P「そりゃもちろん、ちひろさ―げぇ！？」
珠美・仁美「「ひぃ！？」」
ちひろ「うふふ、三人とも分かってませんねぇ・・・」
P「あ、あのちひろさん！こいつらも決して悪気があった訳では―」
ちひろ「時代劇で一番大事なのは殺陣！2人の密会と言わずどうせなら“すたどり”を扱っている倉庫なんかでの取引現場を押さえて従業員共々ばっさばっさといかないと！」
P「あ、ああ！いいですねそれ・・・！」
ちひろ「でしょー？」
珠美・仁美（（助かった・・・））
P（ちひろさんも時代劇とか好きなのか・・・？）
ちひろ（・・・ふっふっふ）
・・・
・・・
ちひろ「―ええ、もう2000ダース程・・・」
ｶﾞﾁｬｯ ﾂｰ ﾂｰ ﾂｰ
ちひろ「ふふふ・・・」
ちひろ「時代劇の企画も通りました・・・」
ちひろ「殺陣をする場所には大量のスタミナドリンク―いえ、“すたどり”」
ちひろ「撮影の途中についうっかり事故で大量に割れてしまっても仕方のないこと・・・」
ちひろ「うふふふふふふ・・・！通帳の0がいくつ増えますかねぇ・・・！」
ﾊｰｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊ！
？？？「―ニンッ」
・・・
・・・
珠美「おはようございます！」
仁美「おっはよう珠美っち！撮影楽しかったねー♪」
珠美「仁美殿！はい、今から放送が楽しみです！」
P「おはよう、二人とも」
珠美「おはようございますP殿―おや？ちひろさんはどうされたのですか？」
ちひろ「」ﾁｰﾝ
P「あ～・・・それがな、殺陣がもっと盛り上がるようにって撮影現場に備品を買い足してたみたいなんだけど、それが経費で落ちなかったらしくてなぁ・・・」
ちひろ「ぐぅ～・・・！こんなはずでは・・・！」
仁美「あ、はは・・・大変だね」
浜口あやめ「おはようございます！」
P「おはようあやめ。お疲れ様だったな」
あやめ「いえいえ、P殿のためとあらば」
ちひろ「まだです・・・！この損失をすぐにでも埋めて―！」
P「ちょ、そこは懲りてくださいよ！」
仁美「まあ、あれでこそちひろさんだよね」
珠美「それもそう、ですね」
ﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊ
P「はぁ・・・」
あやめ「やれやれ、ですね・・・」
なんとも逞しい人だなぁと、しみじみ思うプロデューサーであった
お・わ・り
時代劇展開
暴れん坊将軍か、巨大隕石を吉宗が叩き斬る回が印象的だな(記憶混濁感)
04.かな子「雨、早く止まないかな・・・」
事務所まで、あともうちょっとだったのに―
「急に降ってきちゃうんだもんなぁ・・・」
ゲリラ豪雨―
天気予報をちゃんと見ておくか、折りたたみ傘の一つでも持っておけばよかった
「ふう・・・」
甘くて温かいミルクココア
一口飲んで、一息つく
雨宿りにと急いで入った喫茶店
「美味しい・・」
この発見だけは、収穫かな？―
窓から視線を移す
直下の問題の―バスケット
幸い、わずかにしか濡れなかった髪と同じ様に、店に入ってすぐにハンカチで拭いたため中の物はまったくの無事である
みんなで食べるために焼いたお菓子にケーキ
このままだと痛んじゃうかな・・・―
雨音は絶えず、まだ止まぬと分かっていてもまた窓に視線をもどしてしまい―
「あ・・・」
―事務所の方から、携帯に手をかけ急ぎ足で歩いていた、優しいあの人の目と逢った
「プロデューサーさん、どうして」
同じ席へと彼を招く
「三村さんが来られる時間に急に降り出したので。もしかしたら、と」
もっとも、すれ違うこともありえたから先に電話なりメールしておくのだったと
困ったように笑う彼につられて微笑んだ理由には、自分を案じてくれた嬉しさも入っている
それ以外の、気持ちも―
まだ雨も止まぬなか店を出る
せっかく作ったケーキを痛まないうちに事務所の冷蔵庫へ、というのが理由
バスケットを持つ私に傘をさしてくれた瞬間、腕を組んでその身を寄せた
「スーツが濡れると・・・いけないので・・・」
恥ずかしさに俯いてしまう。きっと確かめずとも顔も紅い
「・・・」
反応を確かめるのが恐い。顔を見られない
行動しておきながら、もし拒絶されてしまったら―と、そればかりが心を占める
だから―
「・・・行きましょうか」
「あっ・・・はい・・・！」
―そのまま、受け入れるようにゆっくりと歩みを進めてくれたことがどうにかなりそうなくらいに嬉しかった
・・・
「たまになら、こういう雨もいいですね・・・♪」
雨の季節も悪いことばかりじゃないようだ
「ティーパーティーはまた今度、ってなっちゃいますけど・・・楽しいことはこれから何度だって」
水たまりだってハートマークに見える
「ね♪プロデューサーさん♡」
二人でなら、こんなにも晴れやかな気分でいられるのだから
お・わ・り
いいなあ
担当アイドルがくるのを楽しみにしてる
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira081769.jpg
島村卯月（17）
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira081770.jpg
綾瀬穂乃香（17）
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira081786.jpg
前川みく（15）
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira081785.jpg
新田美波（19）
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira081779.jpg
多田李衣菜（17）
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira081787.jpg
双葉杏（17）
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緒方智絵里（16）
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira081789.jpg
丹羽仁美（18）
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脇山珠美（16）
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira081792.jpg
浜口あやめ（15）
コメント大変ありがたくー
励みになるのでしてー
お察しの通り03はコメントを見て思いついたものなので
安価、とは違いますがなにかおっしゃっていただければ頑張ります・・・かも？
かめさん更新と質には注意でしてー
熊本弁使ってないか仁美ww
05.小さな淑女 の幕間
モバP（以下Pと表記）（ここに入れて……担当は……）
ｶﾀｶﾀｶﾀ…… ｶﾁｶﾁｯ……
P（……？視線を感じ―）ﾌｲｯ
「……」
P（……ドアの隙間から覗いている……長い黒髪……）
P「佐城さん……？」
ｷｲｨ…
佐城雪美「……P……やっぱり……気付いてくれた……」
ﾃﾃ…
P「お声をかけていただいてもよろしかったのですが……」
雪美「待ってた……あなた……信じて……」ﾓｿﾞﾓｿﾞ
P（登りたいのでしょうか？）
P「……」ﾋｮｲ
雪美「あ……ふふ……」ﾎﾟｽ
雪美「Pのヒザ…好き……落ち着く……」
P「光栄です」ｸｽ
ﾅﾃﾞﾘ……
P「ハーモニカの練習を？」
ｶﾀ… ｶﾀ…
雪美「ちゃんと…音…出た……。もっと練習したら……Pにも…聴かせてあげる……」
P「それは、楽しみですね」
雪美「ふふ……」
ｶﾁｯ… ｶﾀｶﾀ……
P（佐城雪美さん―）
P（10才と、事務所に所属するアイドルの中ではかなり年若い部類に入る）
雪美「……♪」
P（やや寡黙であり、落ち着いた雰囲気と容姿。ともすれば何を考えているのか分かりにくいようでいて、年相応な子供らしさも持ち甘えん坊なところが彼女の魅力の1つであるように思う―）
P「最近のアイドルのお仕事は、いかがでしょうか？」
雪美「ライブ……楽しかった…」
P「それはなによりです」
P（初めての大きな仕事はモデル―）
P（言葉が苦手と言った彼女も写真でなら伝わると…喜んでいられた）
ｶﾀ… ｶﾁｶﾁ……
P（今では歌の仕事も増え、夏には撮影と共にライブを―）
雪美「Pも…おしごと……楽しい…？」
P（セレクトメイドのイベントではファンとの交流も行い、日々社交性が増している）
P「はい」
雪美「そう…よかった……」ｸｽ
雪美「でも……いそがしい…？」ﾁﾗｯ……
P（パソコンの画面を…一旦、別のものに……）
P「……新しい企画を、進めていまして…」
雪美「私の……？」
P「……半分正解、といったところでしょうか」
P「きっと―」
「雪美ちゃーん？」
雪美「千枝……」
P「呼んでいられますね」
雪美「行ってくる……」ｽｽ
P「はい、行ってらっしゃい」
雪美「……行って…きます……ふふっ…」
ｷｲｨ… …ﾊﾟﾀﾝ
P（……さて、終わらせてしまいましょう）
ｶﾀｶﾀｶﾀ ｶﾁｶﾁｯ
P（…活動を通して友人も増え、笑顔や口数も増えた）
P（見る度に、大きく成長している）
ｯﾀｰﾝ
P（今度は同じ衣装で―）
P（……喜んでいただけるでしょうか…？…そうであればいい）
P「……これで、完成」ﾌｰ…
P（…輝きを増し続ける彼女のこれからが、とても楽しみです―）
・・・
佐々木千枝「何かいいことあった？雪美ちゃん」
雪美「ふふ……うん……」
雪美（私……P……魂…繋がってるから……）
雪美（新しい服…新しい友達……嬉しい……）
雪美「あのね―」
雪美（いつも……考えて…くれる……）
雪美（離れていても…心……通じてる……）
お・わ・り
おっつん
06.モバP「はぁ！？女子寮が全焼？！」
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira082226.jpg
白菊ほたる（13）
モバP（以下Pと表記）「建ててすぐ？！誰も入る前に！？」
ちひろ「ええ、付け火です。幸い誰の荷物も搬入していませんでしたが、跡形もなくあっという間……」ﾋﾟｷｯ ﾋﾟｷﾋﾟｷｯ
P「……それで、その放火魔は？」
ちひろ「既にレアメダルに」
P「上出来です」
ちひろ「問題は新しく女子寮を用意する間のみなさんの住居です」
ちひろ「一旦自宅から通える方は自宅に、近隣のホテルも抑えて地方から来ている方達はしばらくそこで、というようにしたかったのですが……」
P「人数が人数ですからね……やっぱり足りないと？」
ちひろ「はい。小さい子は大人の方達が見てくれるそうですがそれでも手が回らなくて……」
ちひろ「それで、できればプロデューサーさんにも一人見ていただきたいんです」
P「ふむ……ことがことなんでお受けしたいんですが、アイドルとプロデューサーと言えど大人の男女だと問題ですし帰らないこともあるからあまり小さい子も難しいかと……」
ちひろ「それなら大丈夫です。プロデューサーさんにお任せしたいのは―」
白菊ほたる「私です……」ﾄﾞﾖｰﾝ
P「ほたるですか。なら安心ですね」
ほたる「うう……すみません……私のせいで、みなさんに不幸が……」
P「そんな、ほたるのせいなんかじゃないさ」
ちひろ「そうですよ。それに臨時収入も入って当初より豪華なものが建てられそうですし」
P「怪我の功名ですね」
ちひろ「ねー♪」
ほたる「でも……」
P「そうだ、ほたるはもう今日は何もないだろ？家まで送るから準備してきな。ほら」
ほたる「…………はい……」
ﾊﾟﾀﾝ……
P「まあ……ほたるは特に気にしますよね」
ちひろ「後の仕事は私だけで大丈夫ですから、今日はもうプロデューサーさんはそのままほたるちゃんについて一緒に家に帰ってあげてください」
P「ちひろさん……！ありがとうございます！」
ｶﾞﾁｬｯ
ちひろ「そのかわり、今度奢ってくださいよ？そうだ！前にお話ししたあの店なんか―」
ﾊﾞﾀﾝ!
ちひろ「―……ですよねー。行っちゃいますよねー…………はぁ」
ﾌﾟｼｭｯ ｺﾞｸ ｺﾞｸ ｺﾞｸ……
ちひろ「かぁー！よーし、てっぺんまでには帰るぞー！おー！」
・・・
もしかしたら荷物が届かないんじゃ、なんて考えていたから貴重品と一緒に数日分の着替えやらは持っていた
起きたのはそれ以上のことだったが
「けっこうすぐ着くから。社宅なんだけど、一軒家でこれがなかなか豪華でさ」
視線を前に向けたまま私に優しく語りかける
―ああ……また心配させてしまっている―
「まあ、たまにしか帰れないし広いだけで一人だとちょーっと寂しいんだけどな」
「だから実はほたるが来るって聞いた時は内心かなり嬉しかったよ。なんだったらこのまま一緒に住まない？なんてな！」
その声は努めて明るい
―……ちゃんと、笑顔で返事をしないと―
「Pさんと一緒に暮らしたら……きっと毎日楽しいと思います」
私は今、上手く笑えていただろうか？
流れる景色
陽を反射して少し紅く見える
それが一瞬全てを包む炎に思えて、堪らず眼をそらせてしまった
―いや
荷物を抱える腕に力がこもる
一度となく何度も経験したことだ
自分でも誰かを幸せにできると、幸せにしたいと望んでこの世界に来た
―もういやだ
その結果はどうだったろうか
所属したプロダクションが倒産していった
一社、また一社と
自分には不相応の望みを抱いたばかりに、多くの人を巻き添えにしてしまった
この人は、そんな私を拾ってくれた
与えてくれた
輝く舞台、綺麗な衣装
ファンの笑顔
望んだもの全て
そうだ、全て手に入ったのだ
……もう十分じゃないだろうか
眼に見える形で失われた始めた幸福
それが全て燃え尽きてしまうなら
この人達にこれ以上の危害が及ぶ前に
―自分の手で
車がゆっくりと止まる
―降りる前に言おう
そう決意して、背もたれに預けていた身体を起こして向ける
「プロ―」
言葉が続かない
この人の瞳を見ると、何も
言うんだ
言わなきゃいけない
もう十分なのだから
「―あ……」
詰まる私の背に手が添えられる
「ああ……」
さすってくれる大きな手
あたたかい
「あああ……！」
何か言っているのに何も聞こえない
涙があふれて何も見えない
いやだ、手放したくない
頭を抱き寄せられる
私もスーツの下のワイシャツをつかんだ
もう離れることはできない
あたたかさが私を包み込み、決して言葉の続きを言えないことを悟る
ああ、失うことがこんなにつらいのなら―
―いっそ、幸せなんて知らずに生きていたかった
・・・
・・・
「ん…………んん……」
眼が覚めた時には布団の中だった
和室に敷かれたふかふかの感触が心地よい
泣き疲れて眠ってしまったのだろう
きっと目は腫れているがどこかすっきりもした
「プロデューサー……」
オレンジ色の光の中
身体を起こして辺りを見渡すと、隣には布団も敷かずにそこで眠るあの人がいた
「プロデューサー……」
随分と心配をかけてしまっただろう。
案じるように身体にはまだ手が添えられている
起こさぬよう静かに抜け出し、自分の掛け布団をかけてからまた腕の中に潜り込んだ
横向きに眠るその胸に寄り添う
優しく響く鼓動が心地良い
きっとこんなことが許されるのは子供でいられる間なのだなと思う
胸に寄せていた両手が離すまいと服をつかむ
抱いていた想いを自覚してしまった
アイドルとしての幸福―
夢見たそれを得たというのに自分は何と欲張りな人間なのだろう
……この人の想いも、裏切ることになる
それは……できない
共に築き上げた物を、積み重ねた日々を、手放すことなんてできないのだから
どちらも手に入れることが許される時まで、待ってくれなくていい、
明日にはきっと元に戻るから
どうか、今だけは
想うことを許してほしい
・・・
・・・
P「改めて思いますけど数日で女子寮を何とかするってどんな技術使ってるんでしょうね？」
ちひろ「レアメダルですからね♪」
P「謎は深まる・・・」
ちひろ「ほたるちゃんもすっかり元気になりましたしこれで元通りですね！」
P「それじゃあ今日あたり飲みにいきます？この前のお礼に」
ちひろ「プロデューサーさん・・・！」
ｶﾞﾁｬ
ほたる「お疲れ様です」
P「おっ、ほたる。お疲れ様」
ほたる「Pさん。あれ？この衣装・・・ウェディングドレスですか？」
P「ああ、 次のブライダルの仕事はほたるにもってね」
ほたる「うわぁ・・・！」
P「合わせるからさっそく着てもらえるか？」
ほたる「はい・・・！」
・・・
ほたる「どう、ですか・・・？」
ちひろ「ほたるちゃんかわいいです！」
P「よく似合ってるよ。かわいいぞ、ほたる」
ほたる「ふふ・・・♪」
ほたる（私にウェディングドレスだなんて・・・）
P「サイズも良さそうだな」
ほたる「夢に見た憧れの衣装です・・・」
ほたる（Pさんもひどいなぁ・・・）
ほたる「あの、Pさん、今の私と一緒に・・・写真、いいですか・・・？」
P「お？いいぞ、撮ろうか」
ちひろ「あ、じゃあカメラは私が」
ほたる（今は仕事ですけど・・・きっと、いつかは・・・）
お・わ・り
うーん、とりあえずここまで
スレ最後までいきたかったですが梅雨が終わるとあれなもんで
担当を待っていた方がいらっしゃればごめんなさいでした
いろいろ書き方・内容試してみてましたが楽しんでいただけたなら幸いでしてー
ではまたいずれ機会があれば
おつー
梅雨のかな子の話とか好きな感じだった
パッションが
チェック
А а
Б б
В в
Г г
Д д
Е е
Ё ё
Ж ж
З з
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К к
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Ц ц
Ч ч
Ш ш
Щ щ
Ъ ъ
Ы ы
Ь ь
Э э
Ю ю
Я я
07.アナスタシア「ロシア語を教えてほしい、ですか？」その1
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira082962.jpg
アナスタシア（15）
アーニャ「Ты мне нравишься」
モバP（以下Pと表記）「・・・？」
アーニャ「Я люблю тебя」
P「・・・？？」
アーニャ「Без тебя моя жизнь не имела бы смысла」
P「・・・？？？」
アーニャ「Мой любимый」
アーニャ「アー・・・分かりましたか？」
P「いえ・・・全く分かりませんでした」
アーニャ「ふふ・・・焦らずいきましょう」
赤城みりあ「二人ともなにしてるのー？」
アーニャ「プリヴィエート、みりあ」
P「アナスタシアさんにロシア語を習っていまして・・・」
みりあ「プロデューサーもロシア語話せるの？！すごーい！」
P「いえ、話せるというほどでは・・・」
P「独学していたのですが、読みに不安があったのでアナスタシアさんにリスニングをお願いしたのですが、全く聞きとれず・・・」
P「・・・ちなみにさきほどのはテキストのどの文章だったのでしょうか？」
アーニャ「えっ、アー・・・イズヴィニーチェ、ごめんなさい。書いていないこと、でした」
アーニャ「そうですね。分かったらウローク、授業は合格、ということで♪」
P「先が長そうですね」ｸｽ
アーニャ「いつまででも、大丈夫ですよ。たくさんお勉強してくださいね？ふふっ♪」
みりあ「はいはーい！私もロシア語勉強したーい♪そしたら、もっとアーニャちゃんともおしゃべりできるよね！」
アーニャ「スダヴォーリストゥヴエム♪嬉しいです、みりあ」
アーニャ「それでは・・・そうですね、まずはРусский Алфавит、ロシア語の文字から勉強しましょうか」
みりあ「はーいっ♪よろしくお願いします、アーニャ先生！」
アーニャ「ダー、とてもいいお返事ですね、ふふっ♪」
アーニャ「P君も、一度復習、してみましょうか？」
P「はい、よろしくお願いします」ｸｽ
・・・
アーニャ「ハイ、それではアーニャ先生の、授業を始めます」
みりあ「わー♪」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
アーニャ「今日は、ロシア語で使う文字にふれてみましょう。では、P君？」
P「はい」ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ…
アーニャ「ホワイトボードに、アルファベットを書いてみてください」
ｷｭｯ ｷｭｷｭｰ
P「出来ました。左側のものが大文字、右側のものが小文字です」
А а
Б б
В в
Г г
Д д
Е е
Ё ё
Ж ж
З з
И и
Й й
К к
Л л
М м
Н н
О о
П п
Р р
С с
Т т
У у
Ф ф
Х х
Ц ц
Ч ч
Ш ш
Щ щ
Ъ ъ
Ы ы
Ь ь
Э э
Ю ю
Я я
アーニャ「マラヂェッツ、よくできました♪」
みりあ「わぁ～・・・！・・・あれ？エーとビーの間に知らない文字があったりシーが下の方にあったり・・・」
P「これは英語などに用いるローマ字ではありません。ロシア語にはキリル文字という文字を用います」
アーニャ「ダー。そして、キリル文字のうち、これらの33字をロシア語アルファベットと呼んで使っていきます」
みりあ「そうなんだぁ」
アーニャ「そして・・・」
ｷｭｯ ｷｭｷｭｰ
アーニャ「それぞれ、このような読み方をします」
А а アー
Б б ベー
В в ヴェー
Г г ゲー
Д д デー
Е е ィエー
Ё ё ヨー
Ж ж ジェー
З з ゼー
И и イー
Й й イ・クラートカヤ
К к カー
Л л エル
М м エム
Н н エヌ
О о オー
П п ペー
Р р エル
С с エス
Т т テー
У у ウー
Ф ф エフ
Х х ハー
Ц ц ツェー
Ч ч チェー
Ш ш シャー
Щ щ シシャ―
Ъ ъ トゥヴィョールドゥイ・ズナーク
Ы ы ゥイ
Ь ь ミャーフキー・ズナーク
Э э エー
Ю ю ユー
Я я ヤー
みりあ「なんだか難しそう・・・覚えられるかなぁ」
アーニャ「ゆっくりで、大丈夫ですよ」
P「少し待っていてください」ｽﾀ
・・・
みりあ「何か調べるのー？」
P「以前学んでいた時に見つけた動画が・・・分かりやすかったかと思いまして・・・」ｶﾀｶﾀｶﾀ ｶﾁｶﾁｯ
＜ｱｰ ﾍﾞｰ ｳﾞｪｰ ｹﾞｰ ﾃﾞｰ ｨｴｰ ﾖｰ ～♪
アーニャ「アルファベットの歌、ですね」
みりあ「すごーい！英語のと同じリズムなんだぁ～！」
アーニャ「私も歌ったこと、あります。プロデューサーも、知っていたんですね？」
P「分かりやすいものを探していまして。字幕のあるものもありますし」
アーニャ「歌うと、覚えやすいですよね。プロデューサーが歌うのも、一度聞いてみたいです」
みりあ「ねぇねぇ、じゃあいま歌ってみようよ！」
アーニャ「ハラショー、いいですね」
アーニャ「音楽に合わせて、3人で一緒に歌ってみましょう」
P「私も、ですか・・・？」
みりあ「うん☆」
アーニャ「ミュージック、スタートです」ｶﾁｯ
＜ ～♪
P「ええっ、あの・・・」
アーニャ「一緒に、です♪」
みりあ「始まるよ！せーのっ」
アーニャ・みりあ・P「「「アー べー ヴェー ゲー デー ィエー ヨー ～♪」」」
・・・
みりあ「えへへ☆楽しかったぁ♪」
アーニャ「プロデューサー、顔が赤いです♪」
P「人前で歌うことはあまりないもので・・・」
P「んんっ、今日はこのくらいにしておきましょうか」
みりあ「また教えてね！」
アーニャ「ふふっ。ハイ、次回も歌って覚えましょう♪」
P「・・・～！」
・・・
P「戻りました」
アーニャ「おかえりなさい、プロデューサー。お茶、入れますね？」
・・・
P「赤城さんと一緒にお送りしなくてよろしかったのですか？」
アーニャ「ハイ。寮は近いですし、それにもう少し、プロデューサーともお話したかったので・・・」
P（・・・これは良い傾向・・・と考えてよいだろうか）
アーニャ「みりあは覚えるのが早いですね」
P（アナスタシアさんは少し引いてみなさんのことをよく見ていてくれている）
アーニャ「パパとママと、日本語の勉強した時のこと、思い出しました」
P（ユニットを組む新田さんを慮るだけではない・・・）
アーニャ「私、言葉は下手です。でも、分かりあいたい気持ち、同じだって分かって嬉しいです」
P（城ヶ崎さんのライブのバックダンサーを務めることとなった時にはNGの3人―）
P（作詞活動をしていたアスタリスクの2人、CDデビューを控えた神崎さん達にも気をかけ―）
アーニャ「言葉はいらないの、理想ですね」
P（思えば、私の至らぬ点をよく助けられている・・・しかし―）
アーニャ「？どうか、しましたか？」
P「いえ―」
P（・・・もし、みなさんをよく見ていることが、日本語が不得意であるが故にそうせざるをえないがためにしていることだとしたら―）
P（リスニングは問題ないとのことでしたが、もし意味を汲み取れず、また意思を伝えることが難しいがために、一歩引いた場所に身を置かざるを得ないのだとしたら―）
P（彼女には、大きなストレスをかけているのではないだろうか・・・？）
P（もちろん、彼女自身の人柄による部分もあるだろう）
P（それでも、どんなに頼りになり、しっかりしていようとも彼女もまた15歳の少女に違いはない・・・）
P（言葉の不自由をなくしてあげたい・・・望むことを、我儘も言ってほしい）
P（純真でも、聞き分けの良い扱いやすい子でいてほしくない）
P（彼女にもまた、心からの笑顔でいてほしい）
P「・・・モージェシ、ラスチーティヴァチ、ナ、ミニャ・・・」
アーニャ「・・・！」
P「・・・まだ、上手くは話せません。聞きとり、理解することも・・・」
P「・・・たった一言では、説得力はないのでしょうが・・・」
アーニャ（Можешь рассчитывать на меня・・・）
P「いつでも頼ってください。何でも仰ってください」
P「それでも、私もアナスタシアさんと分かりあえるように努力していきます」
アーニャ「・・・たったの、じゃないです」ｸｽ
アーニャ「パパは、言いました。言葉よりも、行い。それを信じるんだって」
アーニャ「私は、プロヂューサーの、行いを、知っています。ね？」
アーニャ「スパシーバ、プロデューサー・・・♪」
・・・
アーニャ「アー・・・でも、私、日本語も分かりますよ？」
P「・・・日本語では上手く言えなくても、ロシア語でなら言える、ということもあるかと思いまして・・・」
P「せめて、聞けるようにはなりたいのです。なかなか上達しないのですが・・・」
アーニャ「すぐじゃなくて、大丈夫です」
アーニャ「ゆっくり行けば遠くに行ける・・・」
アーニャ「ロシアのことわざです。私たちも、ね？」
アーニャ「今度は・・・そうですね、ロシア語の読み方にふれてみましょうか♪」
つ・づ・く？
期待
好きだよ、大好きだよ、あなた無しじゃ生きていけないよ、私の愛しい人よとか地味に重いよアーニャ！
乙
チェック
死ぬ
死ね
殺す
様子のおかしい関西人
チェック
死ぬ
[ﾋﾟｰｰｰ]
[ﾋﾟｰｰｰ]
様子のおかしい関西人
08.小早川紗枝「ここで逢うたが百年目♪ほな死んでもらいますえ、プロデューサーはん♡」
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira085229.jpg
小早川紗枝（15）
モバP（以下Pと表記）「―はっ？！」ｶﾞﾊﾞｯ
紗枝「すぅ・・・すぅ・・・」Zzz……
P「な、なんだ・・・夢か・・・ふぅ・・・」ｺﾞﾛﾘ……
P「いやいやいや待て待て待て、なんで紗枝が家にいる・・・！？」ｶﾞﾊﾞｯ
紗枝「んん～・・・？」ｺﾞﾛﾘ… ﾊﾗﾘ……
P「うおお・・・？！ふ、服が・・・肌蹴て・・・！」
P「太股・・・―ってこれ俺のワイシャツじゃないか・・・なんだこの状況・・・！？」
P「さ、紗枝・・・紗枝、起きてくれ・・・！」ﾕｻﾕｻ
紗枝「ん・・・ふふ、朝からなんて・・・Pはんたら・・・すけべどすなぁ・・・」Zzz……
P「なにもしてないよ？！寝ぼけてないで起きてくれ！」ﾕｯｻﾕｯｻ
紗枝「んん～・・・はえ・・・？」
紗枝「ふあ～・・・あ、おはようさんどす、Pはん」ﾑｸﾘ……
P「お、おう・・・おはよう」
P「なあ紗枝・・・その、なんで家にいるんだ・・・？ちょっと昨日の記憶がないんだが・・・」
紗枝「もう、Pはんたら～・・・」
「そないなことうちに言わせようなんて・・・きゃっ♡」
P（なにがあったの？！なにしちゃったの俺！？やっちゃったの？！）
紗枝「な～んて、本当は打ち上げで酔いつぶれはったPはんをお家まで送れるんがうちしかおらんかっただけでした～♪」
P「このお茶目さん！！かわいい！！ホントやめてそういうの！！」
・・・
P「あ～・・・そうだ、思い出してきた。友紀につぶされたんだ。あいつめ・・・」
P（良かった・・・！何もしてなくて本っ当に良かった・・・！）
紗枝「あんまり責めんといてなぁ？野球どすえもPはんも明日からお休みやーってことで幸子はんもうちも勧めましたさかい・・・」
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira085753.jpg
姫川友紀（20）
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira085754.jpg
輿水幸子（14）
紗枝「それで、酔いつぶれはったお二人を幸子はんと手分けしてお家までお送りしたんやけど―」
紗枝「Pはんたらぐでんぐでんになりながら『こんな夜中に女の子を一人で帰らせられない』ーって車出そうとしはるし、しょうがない泊まらせてもらいました」
P「そんなことが・・・いや、大変ご迷惑をおかけしました」ﾌｶﾌﾞｶ-
紗枝「いえいえ～♪」
紗枝「さて―」
紗枝「せっかくやさかい、うちがあさげの用意いたしますえ。Pはんはもうちょっと寝ててええよ」
P「いや、お客さんにそんなこと―」
紗枝「まあまあ。うち、あいどるも好きやけど家事なんかも好きや言うたことありますやろ？ええ機会やさかいPはんに見てもらいたいなぁ思て。それに―」
P「それに？」
紗枝「あー・・・いえ、なんでもあらしません。今度うちにもぶらいだるのお仕事来うへんかなぁ～なんて。それじゃ―」ｲｿｲｿ
紗枝（―それに、すぐお客さんやのうなるしなぁ。うふふ・・・）
P「あ、紗枝・・・！」
紗枝「ん～？どうしたんPはん、後ろ向きはって」
P「その・・・服を着替えた方が・・・///」
紗枝「はえ・・・？あ、あらら・・・！うちったら、下着もつけんとこないな恰好で・・・！」
P（裸Yシャツだったのかよ！？）
紗枝「いややわぁ・・・忘れてなぁPはん・・・///」
P「は、はっきりとは見てないから！」
・・・
紗枝「ふんふんふーん♪」ｺﾄｺﾄ
P（制服にエプロン姿の女の子が料理してるっていいなぁ・・・）
紗枝「ラム酒を振って～レ・モ・ン・じる～♪」ｺﾄｺﾄ
P「それ朝ごはんなんだよね？」
紗枝「？そうどすえ～？」
P「あー・・・ならいいんだ。ごめんな」
紗枝「・・・？」
紗枝「なんやこうしてると新婚さんみたいやなぁ～♡」ﾁﾗｯ
P（しかし紗枝にブライダルかぁ。やっぱり心さんみたいに白無垢・・・でもドレスも捨てがたいよなぁ・・・）
P「・・・あの時の心さん綺麗だったなぁ」
紗枝「・・・出来ましたえ～」ﾌﾟｸｰ
P「いただきます」
紗枝「は～い。おあがりやす～」
紗枝「・・・どうどすか？」
P「うん、言うだけあって美味いな！」
紗枝「ほっ・・・」
P「みそ汁も出汁がきいてるし鮭もいい塩加減で―」ｶﾞﾂｶﾞﾂ
紗枝「うふふ♪」
紗枝「でもPはん？冷蔵庫の中、あんまり食材あらしまへんでしたえ？あいどるはちゃんと食べなあきまへんと言うてはるPはんこそちゃんとせなあきまへんよ？」
P「きょ、今日はちょうど切らしてて・・・」
紗枝「代わりにすたどりがぎょーさん詰まっとりました」
P「・・・それで食事代わりに―」
紗枝「ならしまへん。ちゃんとした食事は毎食ちゃんととらな体がもちまへんえ？」
P「・・・はい」
紗枝「Pはんは洋食とか中華もお好きどすか？」
P「え？そうだな、なんでも食べるけど・・・」
紗枝「せやったら、これからはうちがPはんにお弁当作って来てもええどすか？」
P「お弁当！？まじか」
紗枝「ええ♪実はうち、和食以外の料理にも挑戦したいなぁ思うてて、Pはんにも食べてもらえたら励みになると思うんやわぁ」
P「それは嬉しいなぁ・・・あ、でも大変だと思うぞ？」
紗枝「料理は本来毎日するものどす」
P「耳が痛い・・・」
紗枝「一人分も二人分も大した違いはあらしません。むしろまとめての方が作りやすいくらいなんどすえ？一人分だけを作る方が面倒なものもあるし」
紗枝「うちはもっと料理の勉強ができる。もしかしたらお仕事にも繋がるかもしれまへん」
紗枝「それでPはんも、少なくとも今よりはまともな食生活がおくれる」
紗枝「な？なんも問題ありまへんえ？うちを助けると思って、お願いできひんやろか？」
P「いや、そういうことならむしろ喜んでだよ」
紗枝「ほんまどすか♪気張って作りますさかい楽しみにしておくれやす♪」
P「でもなんか悪いなぁ。あ、費用は俺が持つから」
紗枝「うちがお願いしたことやし気にせんとええんどすえ？」
紗枝（同じお財布から～ゆうのが大事なんどすから）
P「それくらいはするよ。さて、食べ終わって落ち着いたら寮まで送るから」
紗枝「・・・ああ、うちったら飲みもん出すの忘れとった。いややなぁぼんやりさんで」ﾄｸﾄｸﾄｸﾄｸ……
紗枝「はぁい、Pはん♪」ｺﾄｯ
P「ん、ありがとう」ｺﾞｸｯ ﾌﾞｰ
P「これ酒じゃねえか！！」
紗枝「ええ？！てっきり水やと・・・」ﾄｸﾄｸ……
P「冷蔵庫に日本酒なんて入れたままだったのか・・・これじゃ運転できないぞ・・・」
紗枝「まあたまの休みなんやし少しくらいゆっくりしてもええと思いますえ？それ呑んで酔いが覚めるくらい休んでもばちなんて当たりまへん。あ、家事ならうちがしときます♪」
P「そんな、悪いよ・・・でもどの道時間は開けなきゃか・・・」ﾁﾋﾞ……
紗枝「はい♪」ﾄｸ……
P（まあ明るいうちに送って誰かに見つかるのも・・・か・・・）ｺﾞｸ……
紗枝「～♪」ﾄｸﾄｸ……
P（・・・ぜんぜん減らない）ｺﾞｸｺﾞｸ……
P「・・・継ぎ足してない？」
紗枝「なんてー？」ﾄｸﾄｸﾄｸ……
P「継ぎ足してるよねぇ？！」
・・・
・・・
P「・・・ぐう・・・」Zzz……
紗枝「うふふ♪かいらしいなぁ・・・♪」
紗枝「さて―」
紗枝（同じお財布からの出費はよし。さすがに住民票は一緒には出来へんし、出来るだけ永う泊まっておきたいなぁ・・・）
紗枝（忘れ物を取りに来てまた呑ませるんがええな。手ぇ出してくれはるんが一番なんやけど・・・）
ﾋﾟｯ ﾄｩﾙﾙﾙﾙ… ﾄｩﾙﾙﾙ… ｶﾞﾁｬｯ
紗枝「あ、お母はん？はい、ちゃんと届きました。Pはんもよう気に入って呑んでくれはって。また送ってなぁ？」
紗枝「―そうやなぁ、近いうちに帰ろうか思うてるさかい、はい、はい一緒に♪いややわぁ夫婦みたいって♪言うてへん？またまた―」
・・・
早う内縁が認められるとええなぁ♪
ずうっと連れ添ってもらいますえ？
Pはん♡
お・わ・り
紗枝……恐ろしい娘ｯ(白目)
よくいう外堀を埋めるとかって何の意味がと思ってたけど
内縁関係が認められちゃうってことだったとは……
内縁の認定は外堀埋めるじゃなくてもう城の中乗り込まれてるレベル
このＰはもう詰んでいるのだな
09.桐生つかさ「副音声をつけてみる？」
『翻訳、ですか・・・？』
※大幅なキャラ崩壊に注意
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira086451.jpg
桐生つかさ（18）
つかさ「うぉっ？！今のどこから聞こえてきた！？つーかこれか！」
『え？！え！？どこかから私の声が聞こえる！？これのことですか～！？』
モバP（以下Pと表記）「はい。桐生さんは神崎さんをご存知でしょうか？」
つかさ「蘭子？ここで知らない奴なんていないだろ。いやおいそれよりこれ・・・」
『蘭子ちゃんですか？もちろん知ってます！業界研究は欠かしません！あ、あの～それよりこの声・・・』
P「なんでも、一部のファンやプロデューサーには彼女の言葉がこのように理解できるそうです」
P「まったくうらやましい話・・・いえ、そうではなく」
P「神崎さん言葉を完全に理解し、その本来の人となりを知る人からの彼女の評価には非常に高いものが多くなっています」
P「そこで、言動からは見え難いその人の魅力を知ってもらうために一部のアイドルへの導入を考えておりまして、一度桐生さんの企画で使ってみようかと。まずはこの打ち合わせと次の仕事の間だけ」●REC
つかさ「ふーん、まずあたしで試そうってか。だから打ち合わせなのにカメラ回ってたんか・・・いやこれどういう仕組みよ？」
『市場調査したものを私で試すのですね。打ち合わせなのに撮影されていると思ったらそういうこと・・・でもどういう仕組みなのでしょう？』
つかさ「・・・」
『も、もしかして晶葉ちゃんの機械で心を覗かれているとか・・・』
つかさ「・・・～！」
『ま、まさか志希ちゃんの怪しい薬を飲まされて・・・！？』
つかさ「っ、あー！！なんっだこれー！！！！」
『いやー！！考えてることがPさんに知られちゃうよー！！！！』
P「いえ、これは別室にいる方に桐生さんの発言を意訳していただいたものをボイスチェンジャーで桐生さんの声に替えてスピーカーから流しているだけです」
つかさ「勘かよ！そいつすげぇな！・・・はっ！？」
『勘だったんですか！？すっごーい誰だろ～？・・・ってああ？！本当に考えてることと合ってるって今のでバレて・・・？！』
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira086453.jpg
池袋晶葉（14）
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira086454.jpg
一ノ瀬志希（18）
P「・・・それで、今度の桐生さんのお仕事なのですが」
つかさ「・・・～！」
『ぐぬぬ・・・気を使われるのもそれはそれで・・・！』
つかさ「お前はちょっと黙ってろ！」
『言わないでよ～！』
P「・・・申し訳ございません」
つかさ「いいから！お前は気にしないで話進めとけ！」
『あ、違・・・！Pさんが悪いわけじゃ・・・！』
つかさ「～！」
『本当に誰ですか声当ててるの～・・・！』
つかさ「くっ・・・いい、今は仕事の話だな」
『気になるけど・・・お仕事の話そろそろしなくちゃ』
P「分かりました」
つかさ「この状態もその仕事までなんだよな？なにやんの？」
『心の声が聞こえちゃうなんて恥ずかしいけど・・・次のお仕事までだもん、頑張らなくっちゃ！』
つかさ「その口調何とかしろ！」
『キャラじゃないよそのしゃべり方！』
つかさ「ぐぅ～・・・！」
『あうう・・・虚勢張ってるのバレちゃう・・・』
P「桐生さんには新しい挑戦をしていただこうと考えています」
P「桐生さんには輿水さんと一緒にライブのサプライズゲストとしてスカイダイビングでステージに―」
つかさ「おいこら」
『待った！ススススカイダイビング！？』
つかさ「んんっ、・・・これまでの仕事とかなり違くないか？ブランディングとかどうするつもりよ？」
『今までやった仕事と大きく違いますね。これまでのイメージとは大分異なると思うのですが・・・？』
P「今までに出ていなかった桐生さんの魅力を売り出すのが目的ですので」
つかさ「新たな魅力ねぇ・・・」
『そんな、魅力だなんて・・・きゃっ♡』
つかさ「きゃっ、じゃねえよ！」
『ああもう、これじゃあ自分の心の声にツッコむ痛い子じゃない私・・・！』
P（・・・美しく、目を惹くルックス。頭の回転も速くトーク力もある。共演者もよく見えている）
P（リアクションもよくツッコミもできる。やはり、輿水さん同様にいじられ役としての適性は高い・・・）
P「それではさっそく参りましょう」
つかさ「参りましょう・・・って今すぐかよ！？」
『今日今すぐなの！？心の準備できてないよ～！』
P「ご連絡が遅れ申し訳ございません。さっ、参りましょう」
つかさ「いやだから！こういうのって事前の訓練なりなんなりあるもんだろ！？いやじゃなくて―」
『練習とか全然してないじゃないですか！それにそんな怖いことしたくな「あー！あー！わー！あー！！」』
P「経験者とのタンデムですので。では参りましょう」ｽｯ…
つかさ「そういう問題じゃ・・・！ちょ・・・！？」ｽﾞﾙｽﾞﾙ
『あっ・・・Pさんたら、強引なんだから・・・♡「思ってねぇよ！！」』
P「参りましょう」ｽﾞﾙｽﾞﾙ
つかさ「お前はそればっかかよ！」ｽﾞﾙｽﾞﾙ
『あっ、これこっこう楽しい・・・♪「思ってねぇよ！」』
・・・
・・・
ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ……
つかさ「・・・ヘリコプターのプロペラって、けっこううるさいんだな・・・」
『こ、怖い・・・！』
幸子「もう慣れたものですよ・・・」
つかさ「・・・お前も苦労してんだな」
『幸子ちゃん・・・かわいそう』
幸子「・・・つかささんこそ」
P「時間です。よろしくお願いします」●REC
幸子「も、もうですか・・・」
つかさ「な、なあ？アイドル二人のタンデムってやっぱりまずくね？」
『もうなの！？早いよ～！無理だって～！』
P「問題はないかと。輿水さんは単独での降下も既に行っておりますし」
幸子「あの時のことは今思い出しても肝が冷えますよ・・・」
つかさ「そうは言ってもよ・・・！」
『怖くて無理ですPさぁん！』
つかさ「別にび、ビビってはねぇけど！？」
P「・・・桐生さん」
つかさ「んだよ・・・」
『Pさん・・・？』
P「嫌がるくだりはもう十分撮りましたので・・・」
つかさ「分かってんだよバーカ！」
『うわ～ん！Pさんのバカ～！』
幸子「・・・仕方ありません。カワイイボクを下で大勢のファンが待っているんですから・・・行きましょう！」
つかさ「マジかお前・・・」
『幸子ちゃん・・・わ、私もいつまでも怖がってられな―でも怖い～！』
幸子「で、でも、一応自分のタイミングで行かせてもらいますよ？いえ、別にビビっているわけではないんですよ？ボクはカワイイですから、なるべきゅ長くカメラに写っている必要もありますし・・・！」
つかさ「・・・」
『あ、噛んだ』
幸子「い、いい良いじゃないですか！」
幸子「ふぅ～・・・い、行きますよ？行きますからね？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
つかさ「お、おう・・・！」ﾊﾞｯｸﾝﾊﾞｯｸﾝ
『これは・・・！伝統の押すなよ？絶対に押すなよ？っていうあれ！？』
幸子「ちょ、つかささん！？」
つかさ「いや思ってねぇよ！？」
『お願いしますPさん！』
P「これは気がつかず申し訳ございません。では」ﾄﾞﾝｯ
幸子「ちょ、いやあぁぁぁぁ！？」
つかさ「マジか！？おい、ぎやあああぁあああ！？」
『スカーイハーイ！ヒャッホー♪』
つかさ「思ってねえええええぇぇ！！」
ﾋｭｳｳｳｳｳｳｳｩｩｩｩ……
・・・
・・・
P（結果として、ライブは成功。桐生さんの新たな可能性も大いに伝えられたように思います）
P（桐生さんはというと最近は暇を見つけてはあの時の副音声を行っていた人物を探しているようです）
P（・・・どうしたのでしょう？）
お・わ・り
社長振り回してみたい
テスト
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira086845.png
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira086846.png http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira086847.png http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira086848.png
10.アナスタシア「ロシア語を教えてほしい、ですか？」その2
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira086858.jpg
アナスタシア（15）
前回までの復習
ロシア語には33字のキリル文字、ロシア語アルファベットを用いる
А а アー
Б б ベー
В в ヴェー
Г г ゲー
Д д デー
Е е ィエー
Ё ё ヨー
Ж ж ジェー
З з ゼー
И и イー
Й й イ・クラートカヤ
К к カー
Л л エル
М м エム
Н н エヌ
О о オー
П п ペー
Р р エル
С с エス
Т т テー
У у ウー
Ф ф エフ
Х х ハー
Ц ц ツェー
Ч ч チェー
Ш ш シャー
Щ щ シシャ―
Ъ ъ トゥヴィョールドゥイ・ズナーク
Ы ы ゥイ
Ь ь ミャーフキー・ズナーク
Э э エー
Ю ю ユー
Я я ヤー
保守？
保守・・・
（ちょーっと安価というものをやってみたくて離れていました）
【モバマス安価】アナスタシア「プロデューサーと一番仲がいい人ですか？」
【モバマス安価】アナスタシア「プロデューサーと一番仲がいい人ですか？」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1443002757/l50)
（今後もここは思いついたときに書いていく短編集として維持させていただきます・・・）
・・・
赤城みりあ「シャー シシャー トゥヴィョールドゥイ・ズナーク ～♪」
アーニャ「ゥイ ミャーフキー・ズナーク～♪」
モバP（以下Pと表記）「エー ユー ヤー ～♪」
アーニャ「マラヂェッツ、よくできました♪」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
P「・・・まさか本当に教わるたびに歌うことになるとは・・・」
みりあ「えへへ♪一緒に歌うの楽しいね！あっ、今度みんなでカラオケとかにも行ってみたいなー♪」
P「では、皆さんのオフが重なるように調整を―」
アーニャ「ハラショー！素晴らしいです。プロデューサーも一緒、ですね？」
P「いえ、私も・・・というのは・・・」
アーニャ「ダメ・・・ですか？」ｼﾞｯ…
みりあ「ええー・・・プロデューサーも一緒がいいなー・・・」
P「・・・・・・機会があれば・・・」
みりあ「本当っ！？やったー♪」
アーニャ「約束、ですね」
アーニャ「ミリアももうロシア語アルファベット、覚えられましたね？」
みりあ「うん！もうバッチリだよ♪」
アーニャ「では、今日はロシア語の読み方を学んでみましょうか」
みりあ「はーい♪」
アーニャ「P君も一緒に、復習ですね？」
P「はい」
・・・
アーニャ「ロシア語の読み方を勉強する前に・・・ミリア？アー・・・日本語をローマ字で書くことはできますか？」
みりあ「うん、できるよー」
P「最近はパソコン等の操作をできるように早くから学ぶそうですね」
みりあ「うん！歌詞にもあったりするもんね」
アーニャ「では、自分の名前をホワイトボードに書いてみて下さい」ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ…
みりあ「はーい！」
ｷｭｯ ｷｭｷｭｰ
A KA GI MI RI A
アーニャ「ハイ、よくできました」
アーニャ「実はロシア語の読み、とても規則正しいです。子音と母音の組み合わせが基本で、ほとんどローマ字のように文字通りに読んで発音すれば大丈夫です」
アーニャ「まずは母音字です」
みりあ「日本語の、あいうえお、だよね」
アーニャ「ダー。ロシア語のは10個あります」
ｷｭｷｭｰ
硬母音字
а ア
ы ゥイ
у ウ
э エ
о オ
軟母音字
я ィア
и ィイ
ю ィウ
е ィエ
ё ィオ
P「軟母音字には短い『ィ』を直前に添えるのですね」
みりあ「ロシア語でもあんまり変わらないんだー！」
アーニャ「ダー、そのとおりです」
アーニャ「次は子音字です」
みりあ「えっと、私の名前だと、K、G、M、Rのことだよね？」
アーニャ「ダー、21個ある子音字も無声子音字、有声子音字に分けられますが・・・今は細かいことはおいておきましょう」
無声子音字
п パの子音
ф ファの子音
к カの子音
т タの子音
ш シャの子音
с サの子音
х ハの子音
ц ツの子音
ч チの子音
щ シの子音
有声子音字
б バの子音
в ヴァの子音
г ガの子音
д ダの子音
ж ジェの子音
з ザの子音
й ィ 子音
л ラの子音
м マの子音
н ナの子音
р ラの子音
※近似する音の日本語表記
みりあ「あれ？33個あるのに2つ使ってない文字があるよ？」
P「ъとьですね。これらは記号文字です」
ъ 前後の子音と母音を分離
ь 直前の子音を軟音化（ィを添える）
アーニャ「これでだいたいのロシア語を読めるようになったと思います」
アーニャ「少し基本的な単語で見てみましょう」
Да ダー はい
Нет ニェット いいえ
Хорошо ハラショー 良い
Спасибо スパシーバ ありがとう
Извините イズヴィニーチェ ごめんなさい
Молодец マラヂェッツ よくできました
Доброе утро ドーブラエ ウートラ おはようございます
Привет プリヴィエート やあ、やっほー、ハーイ
Что シトー なに
Давай ダヴァイ 頑張って
Звезда ズヴィズダー 星
Рукопожатие ルゥカパジャーチィエ 握手
アーニャ「もちろん、例外的な発音、子音字だけの発音もありますし子音字が続く単語もあったりしますが、それはそれとしておきましょう」
P「それでいいのでしょうか・・・？」
アーニャ「ロシア語なんて言葉なんだ、やれば誰でもできる、です♪」
P（誰に影響を受けたのだろう・・・）
みりあ「習うより慣れろ、だね♪」
アーニャ「Да♪」
お・わ・り
11. モバP「ゆかりにフルートを教わりたいんだ」
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水本ゆかり（15）
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椎名法子（13）
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中野有香（18）
法子「プロデューサーがフルート？」
モバP（以下Pと表記）「ああ、どうかな？」
ゆかり「はい、私でよろしければ」
ゆかり「でも、急にどうしたんですか？」ｶﾞｻｺﾞｿ
P「うん、ゆかりをプロデュースするならもっと知っておきたいと思ってさ。演奏の仕事を入れてもらえそうなところとかいろいろ分かったりしないかなって」
ゆかり「私のために・・・ありがとうございます」ｶﾁｬｶﾁｬ
法子「おお～・・・あっ、じゃあさじゃあさ、今度あたしともドーナツ作ろうよ！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ
ゆかり「有香ちゃんと空手も、ですね♪」ｼｬｷｰﾝ
法子「ねー♪」
P「ははは・・・よし、頑張ろうじゃないか！」
ゆかり「では・・・そうですね。まずは一曲演奏させていただきます。音色を楽しんでいただければ」ｶﾏｴ
P「ゆかりの演奏聞くのは久しぶりだなぁ」
ゆかり「ふふっ、では―」ｽｯ…
～♪ 🎵 ♩ ♫ ♬ 🎶 Zzz…
P「・・・ゆ、ゆかり？ゆかりー？」
ゆかり「すぅ・・・すぅ・・・」Zzz…
法子「ね、寝てる・・・」
P「マジかよ・・・」
・・・
・・・
ゆかり「ん・・・ふあ・・・」ﾑｸﾘ
法子「あっ、ゆかりちゃん起きたよ。プロデューサー」
ゆかり「はれ・・・法子ちゃん、プロデューサーさん・・・？」ﾎﾞｰ
P「おはよう。よく眠れたか？」
ゆかり「・・・？」
ゆかり「・・・」
ゆかり「上のシャンデリア、綺麗ですね。少し電灯に似ているような・・・」
法子「あ～・・・寝ぼけてる・・・」
P「・・・もう少し寝かせてあげようか」
法子「そだね」
ゆかり「くぅ・・・」Zzz…
・・・
・・・
ゆかり「お昼寝もいいものですね。法子ちゃんとプロデューサーさんにフルートを教えるという素敵な夢を見ました」ﾊﾟｯﾁﾘ
法子「けっこう豪華な会場とかで？」
ゆかり「すごい、よく分かりましたね・・・！」
P「ああ、うん・・・」
ゆかり「でも、どうして眠ってしまったのでしょうか・・・？」
P「そうだ、せっかくだから正夢にしないか？教わってみたいな、ゆかりのフルート」
ゆかり「まあ・・・！はい、私でよければ喜んで♪」
ゆかり「では・・・そうですね。まずは一曲演奏させていただきます。音色を楽しんでいただければ」
P「ゆかりの演奏聞くのは久しぶりだなぁ」
ゆかり「ふふっ、では―」
～♪ 🎵 ♩ ♫ ♬ 🎶 Zzz…
P「・・・ゆ、ゆかり？ゆかりー？」
ゆかり「すぅ・・・すぅ・・・」Zzz…
法子「ね、寝てる・・・」
P「ばんなそかな・・・」
・・・
・・・
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ ｶﾞﾁｬｯ
有香「ふあ・・・はい、どうしましたゆかりちゃん・・・？いえ、ちょうど寝ようかと思っていたところです」
有香「はぁ・・・お昼寝をしすぎて眠れない？明日仕事？それは・・・お困りのようですね」
有香「睡眠をとるにはリラックスすることが大事です。なにか日常的に行っているような行動・・・例えばフルートを吹いてみるというのはどうでしょうか？」
有香「はい・・・いえ。はい、また明日。おやすみなさい」
ﾋﾟｯ
水本ゆかりのウワサ
自分の吹くフルートの音色で眠ったことがあるらしい
～♪ 🎵 ♩ ♫ ♬ 🎶 Zzz…
お・わ・り
12.五十嵐響子「や、やめてくださいPさん！」
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五十嵐響子（15）
モバP（以下P表記）「放せ、響子・・・！」ｸﾞｸﾞｸﾞ…
ﾄﾞｯﾀﾝﾊﾞｯﾀﾝ
響子「放しません！ 誰か！ 誰かー！」ｸﾞｸﾞｸﾞ…
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ ﾂﾙｯ ｽﾞﾍﾞｼｬｯ
ちひろ「ど、どうしました！？」
ちひろ（響子ちゃんがPさんに抱き着いてる！？ 一体なにが！？）
響子「あっ！ ち、ちひろさん！ Pさんを、Pさんを止めてください！！」ｸﾞｸﾞｸﾞ
P「くっ・・・！」
ｶﾞﾂｶﾞﾂ ﾑｼｬﾑｼｬ
響子「ああっ！？ ダメです！ その料理は、Pさんへのお昼ごはんにしようとしてちょっと焦がしちゃったやつなんですからー！」ｸﾞｸﾞｸﾞ
P「嫌だ！ 響子が俺のために作ったものは一つ残らず無駄になんかさせねぇ！」ﾑｼｬﾑｼｬ
響子「Pさん・・・」
P「いつもありがとう、響子・・・これも、お前の思いが籠っていて最高に美味しいよ」
響子「Pさん・・・！」
P「響子！」ﾀﾞｷｯ
響子「Pさん！」ﾋｼｯ
ちひろ「な、なんだこれ・・・！？」
・・・
P「放せ、響子・・・！」ｸﾞｸﾞｸﾞ…
ﾄﾞｯﾀﾝﾊﾞｯﾀﾝ
響子「放しません！ 誰か！ 誰かー！」ｸﾞｸﾞｸﾞ…
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ ﾂﾙｯ ｽﾞﾍﾞｼｬｯ
ちひろ「ど、どうしました！？」
ちひろ（また響子ちゃんがPさんに抱き着いてる！？ 一体なにが！？ どうせ下らないんだろうけど！）
響子「あっ！ ち、ちひろさん！ Pさんを、Pさんを止めてください！！」ｸﾞｸﾞｸﾞ
P「くっ・・・！」
ｶﾞﾂｶﾞﾂ ﾑｼｬﾑｼｬ
響子「ああっ！？ ダメです！ ゴボウも、レンコンも、タケノコも！ ちゃんとあく抜きしたものを調理して食べてください！」ｸﾞｸﾞｸﾞ
P「うう、まずい・・・これが、えぐ味か・・・！」
響子「当然です！ もう、どうしたっていうんですか！」ｸﾞｸﾞｸﾞ
響子「急に料理を教えてって言ってきたと思ったら必要な調理法を無視したりして！」
P「・・・思ったんだ。俺がいつも当然のように食べているもの、それは響子が努力して、美味しくしてくれているものだ」
P「その大切さとかさ、より美味しくするために努力してくれたこととか、ちゃんと気づいてあげたいんだ」
響子「Pさん・・・」
P「そのためには、なにが不味いのか知るべきだと思ったんだ。いつもありがとう、響子・・・」
響子「Pさん・・・！」
P「響子！」ﾀﾞｷｯ
響子「Pさん！」ﾋｼｯ
響子「もう、Pさんたら・・・そんなこと、しなくたっていいんです」
響子「ちゃんと、Pさんの気持ちも伝わってますから♡」
P「はは、ごめんな・・・」
ｲﾁｬｲﾁｬ ﾁｭｯﾁｭ
ちひろ「・・・」ﾋﾟｷｯ ﾋﾟｷﾋﾟｷｯ
ちひろ（ふぅ・・・落ち着いて・・・切れるな・・・深呼吸して・・・向こうで仕事が待っている・・・）ﾋﾟｷﾋﾟｷｯ
響子「あっ・・・♡ だめ、Pさん・・・♡ ちひろさんが見てますから・・・♡」
響子「や、やめてくださいPさん♡」
ちひろ「も う 帰 っ て く れ ま せ ん か ！？」
お・わ・れ
これはひどい
駄目だこのバカップル、早く寿退社させないと…
13.持田亜里沙「右手にマイクを左手にウサコちゃんを」
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持田亜里沙（21）
モバP（以下P表記）「いつもと逆ですね」
亜里沙「（なかなかの居心地の良さウサ！）」
亜里沙「えへへ、どうかしらPくん」
P「ふむ・・・いいですね！ かわいいです！」
亜里沙「そ、そう・・・？ ねぇ、今度のお仕事、ウサコちゃんと立ち位置反対でもいいかしら？」
亜里沙「（こっちの方がポカポカするんだウサ！）」
P「ええ、いいですよ。詳しくは今日の打ち合わせで・・・あ、でも結った髪に被るか・・・ならいっそ梳いて・・・それなら衣装も・・・」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ…
亜里沙「あら？ Pくん？ Pくーん？」
亜里沙「（お仕事頑張ってるウサ～）」
P「むしろ髪を反対に・・・あっ、すみません。つい考え込んじゃって」
亜里沙「ううん。ありさお姉さんのために頑張ってくれて、Pくんえらいえらい♪ よしよし♪」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
P「あ、はは・・・恥ずかしいな///」
亜里沙「うふふ♪」ﾖｼﾖｼ
亜里沙「それじゃあ打ち合わせね！ 先生お茶煎れてくるから、Pくんは先に行ってて？」
亜里沙「えーっと・・・ほっ・・・あら・・・？ う～ん・・・」ｶﾁｬｶﾁｬ ｸﾞｸﾞｸﾞ…
P「逆だといつもと勝手が違いますからね。俺がやりますよ」ﾊﾟｶｯ ｻｯｻｯ ｺﾎﾟｺﾎﾟ…
亜里沙「あっ・・・ありがとう、Pくん」
亜里沙「うーん・・・やっぱり戻した方がいいかしら・・・？」
P「これくらい何でもないですから。でも、やっぱり急にどうして・・・？」
亜里沙「・・・・・・その、ね・・・？」
亜里沙「まだね、指輪つけてたいなって・・・///」
P「あっ・・・」
P「は、外してくれてよかったのに・・・///」
亜里沙「ううん、私がしてたいの・・・///」
P「///」
亜里沙「///」
P「う、打ち合わせしましょうか・・・！」
亜里沙「う、うん・・・///」
P「ち、ちひろさん、会議室使いますね！」
ちひろ「あ、はーい・・・」
ｶﾞﾁｬ ﾊﾞﾀﾝ
ちひろ「・・・」
ちひろ（早く産休でもとってくれないかしら・・・）ｽﾞｽﾞｰ
ちひろ「甘っ」
お・わ・り
チェック
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保守
（保守）
14.堀裕子「さいきっく比翼連理・・・？ そんな感じです！」
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堀裕子（16）
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高垣楓（25）
3月13日未明
モバP（以下P表記）「さ、さむい・・・寒すぎる・・・！」
P「な、なんということだ・・・」ｶﾞｸｶﾞｸ
P「学生時代から住んでいたオンボロアパートから事務所近くまで引っ越すことにしたが・・・」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
P「今は引っ越し屋の繁盛期・・・夕方しか時間が空いていなかった・・・！」ｶﾞｸﾌﾞﾙ
P「荷物は運んだ。しかし不動産屋に鍵を返さなければならないというのに、営業時間外だと退去立ち会いを翌日に回されてしまった・・・！」ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
P「布団、カーペット、コンロに電化製品、いやカーテンすらない・・・」ｶﾞｸﾌﾞﾙｶﾞｸﾌﾞﾙ
P「その上食器の梱包に着ていたジャケットまで使ってしまって・・・」ﾌﾞﾙｯ
P「やはりビジネスホテルにでも泊まるべきだったか・・・でも外は雨、傘は家具と共に新居。なによりその金があれがスタージュエルが買える・・・」
P「何としてでも今夜だけはここでやり過ごさねば・・・！」
P「・・・さ、寒い。だめだ、とても床でなんて寝てられない・・・！」ｶﾞｸｶﾞｸ
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
P「？ こんな時間にいったい誰が・・・？」
ｶﾞﾁｬｯ
P「はーい・・・どちらさ、ま・・・」
「名乗るほどでは・・・ユッコです！」ｶﾞﾀｶﾞﾀ
裕子「助けに来ましたよ！ プロデューサー！」ﾌﾝｽﾌﾝｽ
P「ゆ、裕子・・・？ こんな時間にどうして・・・」
裕子「ふっふっふ・・・！ あ、明日、もう今日ですが、プロデューサーとどう過ごそうかサイキック未来予知をしたら、さささ寒さに震えるプロデューサーの姿がそこにににに・・・くちゅんっ！」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
P「う、うん・・・まあ、とりあえず入れ。外よりはマシだから」
裕子「あ、はい。おじゃましまーすっ」
裕子「家具がないと広く感じますね！」ｷｬｯｷｬｯ
P「ああ、これが余計に寒いんだ・・・」
裕子「はっ―！？ そうでした、そのために来たんでした」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
P（注意が別の所に行くと寒いの忘れるのか・・・気をつけよう・・・）
裕子「さあプロデューサー！ 電気もガスも使えないこの状況で見事、このエスパーユッコが温めてあげましょう！」
P「わ、わー・・・」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
裕子「えーっと・・・」ｶﾞｻｺﾞｿ
P「すごい量の荷物だな」
裕子「おもちゃいっぱい持ってきました！ 朝まで楽しみましょう！ もちろんサイキックトレーニングもできますよ！」ｺﾞｿｺﾞｿ
P「はは・・・退屈しなさそうだ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
裕子「わっ・・・えへへ・・・！ あ、これです！」
裕子「じゃじゃーん！ 取り出したるは何の変哲もない水の入った水筒とカップ麺！」ﾃﾚﾃﾚｯﾃﾚｰ
P「お、おお・・・！」
裕子「そしてこの水筒に～・・・むむむーん！ さいきっく～ぱいろきねしす～！」ﾑﾑｰﾝ
裕子「・・・かちゃっ。こぽこぽ」ｺﾎﾟｺﾎﾟ
裕子「ふう・・・これで3分待てばあつあつのラーメンが食べられますよっ、プロデューサー！」
P「おお、裕子・・・！ お湯を持って来てくれるとは・・・！」
裕子「い、今沸かしたんですって！」
P「それ蒸気圧で大変なことになるぞ」
裕子「・・・？」
P「・・・あっ。ナンデモナイヨー」
裕子「な、なんだか馬鹿にされてる気がします・・・」
P「キノセイダヨー。ほーら知恵の輪だよー」
裕子「わーい！」ｶﾁｬｶﾁｬ
・・・
・・・
「「ごちそうさまでした」」
裕子「えへへ、二人でわけっこするのって照れくさいですね・・・なんだかポカポカします・・・くちゅんっ」
P「おっと。ほら、おいで」
裕子「え・・・？ あわっ・・・！」ｷﾞｭｯ･･･
P「ユッコを抱っこ・・・ふふ」
裕子「・・・なんだか楓さんみたいです・・・」ｶｧ…
P「あったかい・・・俺もサイキックが使えるようになったかな？」
裕子「知りません！」
P「はは・・・ありがとう、裕子。助かったよ」
裕子「あっ・・・はい。本当はその・・・今日が楽しみで、プロデューサーに早く会いたかったっていうのもあって・・・」
P「誕生日だもんな。おめでとう、裕子」
裕子「！ 覚えていてくれたんですかっ、プロデューサー！」
P「忘れるわけないだろ。プレゼントだって―しまった、引っ越しの荷物の中だ・・・」
P「朝になったら一緒に取り行こうか」
裕子「それじゃあ今日はずっと一緒ですね！」
P「ずっと一緒なのはいつもじゃないか。仕事だってさ」
裕子「それでもなんです！」
裕子「どこまでもお供しますよ！ このままずっと！ えへへー♪」
お・わ・り
ユッコはかわいいなあ
おつ
15.My only sunshine
心なんて持っていない
“ぶさいく”
ガラス球の瞳は何も映さない
“断末魔のような鳴き声”
飾られた耳には何も聞こえない
“気持ち悪い”
傷つくことなど恐れもしない
熱い血潮は流れていない
涙を流す機能もない
解れようとも痛みはない
“いらない”
愛されずとも―
“かわいい！”
君という光で僕の世界は輝いた
お・わ・り
16.緒方智絵里「わ、私がドッキリをするんですか・・・？」
モバP（以下P表記）「うん、この子ならどんなドッキリをするのかって企画なんだ」
P「期間はこの間。こっそり撮るからその間好きにやってくれ。あ、これみんなのスケジュールね」
智絵里「あ、はい・・・あの、でも―」
ちひろ「お金は好きに使っていいですからね。あ、領収書はちゃんと貰ってね」
智絵里「分かりました・・・じゃなくって、私どうしたらいいか―」
P「準備はいいですか、ちひろさん」●REC
ちひろ「もちろんです！ アンパンと牛乳たくさん買いました！」●REC
P「遊びじゃないんですよ～？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
ちひろ「はい！」ｷｬｯｷｬｯ
P「それじゃ、見守ってるから」ｼｭﾝｯ
ちひろ「頑張ってね、智絵里ちゃん」ｼｭﾝｯ
智絵里「い、いない・・・！」
智絵里「どうしよう、どうしよう・・・！」ｵﾛｵﾛ
ｶﾞﾁｬｯ
輿水幸子「フフーン！ おはようございます！ カワイイボクが来ましたよ！」ﾊﾞﾊﾞｰﾝ
智絵里「あ、さ、幸子ちゃーん！」ﾄﾃﾄﾃ
幸子「ああ、智絵里さん。もういらしてたんですか。もう、そんなにカワイイボクに会いたかったんですか～？ しょうがないですね～♪」ﾃﾚﾃﾚ
智絵里「幸子ちゃん、助けて！」
幸子「！？ な、何事ですか？！」
・・・
幸子「なるほど・・・つまり丸投げされたと。プロデューサーさん達には困ったものですね・・・」
智絵里「私、どうすればいいか分からなくて・・・」
幸子「分かりました、ボクに任せてください！ この手のお仕事はボクの得意分野ですから！」
智絵里「幸子ちゃん・・・！ ありがとう！」
幸子「フフーン♪」
智絵里「幸子ちゃんはすごいね。バラエティー番組にいっぱい出て、大変そうだなって思ってたのに」
幸子「仕方のないことなんですよ。アイドルのお仕事は多岐にわたる、中には過酷なものも！ そしてその中でも魅力を出さなければならない！ つまり！」
幸子「どんなときでもカワイイこのボクにならできる仕事というものもあるんです。やれやれ、あんまりカワイイのも困ってしまいますね！ フフーン！」
智絵里「わー！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
智絵里「じゃ、じゃあ、ドッキリは幸子ちゃんにするね！」
幸子「予告ドッキリですかぁ！？」
智絵里「どんなのがいいかなぁ・・・何かびっくりすること、びっくりすること・・・」ﾎﾟﾜﾎﾟﾜ
幸子（き、聞いてない・・・！ 意図せずハードルを上げてしまいましたか・・・まあ智絵里さんならそんなにひどいことをしないでしょうし―いや、あんまりぬるいとボクもリアクションがとりにくいですね・・・）
幸子（来ると分かっていてリアクションをとるとなると・・・反射系がいいですかね？ ああ、でもおでんとかだと温度調整知らない人いるんですよねぇ・・・）
幸子「う～ん・・・あっ、わさび多めのお寿司なんてどうですか？ たしか、七海さんがプロデューサーさんと釣ってきたマグロがちょっとだけ残っていましたよね」
浅利七海「呼びましたか～？」ﾋｮｺｯ
智絵里「あ、七海ちゃん！」
七海「おはようございます～♪」
七海「美味しく食べてくれるなら握っちゃいますよ～？」
智絵里「じゃあわさび少な目で、ね」
幸子（またハードルが・・・）
七海「智絵里さんも食べますか～？」
智絵里「いいの？ わぁ・・・！」
ｶﾞﾗｯ
上田鈴帆「その話！」
難波笑美「ちょっと待ったぁー！」
「「！？」」
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上田鈴帆（14）
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難波笑美（17）
笑美「おうおう幸子さんよ～随分とバラエティーのお仕事でお忙しそうやの～」
幸子「な、なんですかいきなり・・・というかそのキャラもなんですか、に、似合ってませんよ！」
笑美「じゃかしい！ ずっと思うとったんじゃ、ウチらを差し置いて爆笑をとるさーちこさんにここらで一つ身の程を分からせてやろーって、なぁ」ﾎﾞｷﾎﾞｷﾎﾞｷ
幸子「ボクとしては不本意な面もあるんですけどね・・・」
鈴帆「その企画、ウチらも参加するばい」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
笑美「ロシアン寿司じゃーい！」
・・・
・・・
幸子（どうしてこうなった・・・）
笑美「いやー今日のレッスン大変やったなー」ｺﾞｺﾞｺﾞ
鈴帆「七海しゃんのお寿司楽しみばい！」ｺﾞｺﾞｺﾞ
幸子（いやまあドッキリっていうていだからそれっぽいお芝居も入っていいんですけど・・・）
七海「よいしょ、よいしょっ♪ 智絵里さんの分も合わせて4人前できました～♪」
智絵里「わぁ、美味しそう・・・！ それじゃあわさびを・・・このくらいかな？」ﾇﾘﾇﾘ
笑美（見えてる見えてる智絵里はん・・・え？ 少っな！？）
鈴帆（普通の寿司と何も変わらないんじゃ・・・）
七海「お醤油どうぞ♪」ｽｯ
智絵里「あ、ありがとう。それじゃあこれくらいで大丈夫か食べてみるね」ﾁｮｺﾝ
智絵里「あむ・・・」ﾊﾟｸｯ
智絵里「うん♪ 美味し・・・！？ か、からいれす～！」ﾋｰ
智絵里「こ、これが大人の味・・・！ あ、今持っていきますね」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ
智絵里「ど、どうぞ！」ｶﾀｯ
笑美「・・・」
鈴帆「・・・」
幸子「・・・」
幸子（・・・智絵里さんのことです。自分で食べた時よりわさびの量は減らしているはず・・・）
幸子（ちゃんとリアクションとれますかねぇ・・・？ というか、今更ですがなんでロシアン寿司？ どうせなら全部に入れても―いえ、ボクもすすんで食べたいわけじゃありませんし、食べないで済むならそれが一番なんですが）ｽｯ
笑美（むしろ腕の見せ所や！ そこでよう見とくんやで、ウチらだってリアクション芸ができるんや！）ｽｯ
鈴帆（笑いの神よ、ウチの引きに幸運を―！）ｽｯ
「「「いただきます！」」」
ﾊﾟｸｯ
ｶｯ
笑美（う、美味い・・・！）ﾓｸﾞﾓｸﾞ
笑美（脂のバランスが完璧な中トロ・・・！ とろける食感・・・！ マグロと醤油の完璧なハーモニー・・・！ 口の中にオーケストラでもおるんか！？）ﾓｸﾞﾓｸﾞ
笑美（そして当たりでもわさびが少ないから判別できんとごねられんようにさび抜き・・・！ はは・・・完敗や。ウチは、引き当てることすらでけへんかった・・・）ｺﾞｸﾝｯ
笑美（鈴帆っちはどうや・・・？）ﾁﾗｯ
鈴帆「！？」ﾁﾗｯ
笑美（！？ 鈴帆っちも引けてない？！ くっ・・・ということは―）
幸子「ん～♪ とろけるようでおいひいでふね～♪」
笑美「あ、あああんまりやぁ～！！」ｶﾞｸｯ
幸子「崩れ落ちた！？」
智絵里「膝から？！」
笑美「なんで、なんでや・・・！ 当たり引いたんやろ？！ もっとリアクションできたやろ！ ウチらは、ウチらにはそんなチャンスも・・・！」
幸子「えと・・・ボクが食べたのはさび抜きだったんですけど・・・」
笑美「なんでやねん！ ウチも鈴帆っちも違うなら、もう・・・！」
幸子「で、ですが・・・」
智絵里「た、確かにわさび入りが一つありました。あって・・・―あっ」
智絵里「わ、私が食べちゃったんでした・・・てへ」ﾃｯﾃﾚｰ
笑美「ど、どれだけウチらを玩べば気が済むんや～！」ﾀﾞﾊﾞｯ
「「うおおおおん！ うおおおおおぉ・・・！」」
智絵里「ご、ごめんなさいごめんなさい・・・！」
幸子「・・・行きましょう、智絵里さん」ｽｯ…
智絵里「で、でも・・・」
幸子「いいんです。さ、まだまだ撮らないとなんじゃないですか？」
智絵里「う、うん・・・」ｽｺﾞｽｺﾞ
「「うおおおおん！ うおおおおおぉ・・・！」」
幸子「・・・」ｸﾙｯ…
幸子（・・・こっちの方が、絵的に美味しいはずですから。ですよね、笑美さん、鈴帆さん・・・）
鈴帆（幸子しゃん・・・）ｳﾙｯ
笑美（おおきにな・・・）ｸﾞｽｯ
・・・
あ
・・・
ﾆｬｰ ﾆｬｰ
みく「ふんふんふふーんフレデ―・・・え、事務所に猫ちゃん？ たくみチャンかな？ もー！ ネコアレルギーの人もいるから事務所に連れてくる時はちゃんと許可をとってからって決まったのにー・・・！」
ﾆｬｰ ﾆｬｰ
みく「ここかな？ はいはーい、そこまでにゃ！ ふりーず・・・え」ﾋｮｺｯ
智絵里「にゃーにゃー」ﾃｯﾃﾚｰ
智絵里「みくちゃん、ちょっとお願いが―」
みく「おびき出すためだけにやったのそれ！？」
・・・
・・・
みく「な、なるほど・・・ドッキリを仕掛けなくちゃいけなくて困っていると・・・」
みく（自分でやること決める予告ドッキリって・・・幸子チャンも大変だにゃあ・・・）
みく（・・・そしてみくもこれからするわけかー・・・）
智絵里「みくちゃんもバラエティー詳しいと思って、何かアイディアもらえないかなって」
みく「そ、そうだにゃあ・・・みくがされたのだと幸子チャンがやったことの他には、突然懲らしめられたり、断れない状況に追いやって苦手克服と、か・・・」
みく（言ってて悲しくなってくるにゃ・・・キリンアイドル言い出す前に別の部署いこっかなぁ・・・）ｽﾞｰﾝ
智絵里「うんと、あんまりそういうのはやりたくないというか・・・あっ」
智絵里「反対に―じゃないかもしれないけど、好きなものをいっぱいサプライズプレゼントするとか、どうかな？」
みく（い、いい子・・・！）
幸子「い、いいんじゃないですか？ 生温―・・・もとい、智絵里さんらしい方がさっきよりも成功しやすいと思いますし」
みく「それじゃあターゲットは？ みんなの予定とか持ってたりしない？」
幸子（あ、みくさん逃げましたね・・・）ﾁﾗｯ
みく（いや、予告ドッキリでサプライズプレゼントとかどうしろと・・・）
智絵里「うん！ えと、今スケジュールが空いている人達は・・・」ﾍﾟﾗｯ ﾍﾟﾗﾍﾟﾗｯ
・・・
・・・
村松さくら「あれぇ？ アコちゃーん？」
大石泉「早めに行って自主レッスンするんじゃなかったの？」
土屋亜子「すぐ行くー！ なんや智絵里ちゃんが頼みたいことあるんやってー！」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀｯ
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村松さくら（15）
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大石泉（15）
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土屋亜子（15）
智絵里「ふんふんふふーんフレデ―あっ、亜子ちゃーん！」ﾌﾘﾌﾘ
亜子「まいどー！」
智絵里「ごめんね、用があるのに呼んだりしちゃって。あ、とりあえず座って？」ﾎﾟｽｯ
亜子「ええって、それで頼みたいことって？ NWでバックダンサーとかだったら即OKやけど」ﾎﾟｽｯ
智絵里「えと、ちょっと頼まれて、亜子ちゃんのサインもらえないかなって」
亜子「なんやそんなことかい。ええで、何枚でも！」
智絵里「いいの？ ありがとう！」
―――
――
―
幸子「はい、始まりました。智絵里さんドッキリ第二段。ターゲットは土屋亜子さんですね」
幸子「別室より実況させていただきます、輿水です。それから―」
みく「解説の前川・・・ねえ、このノリ何？ Pチャンから隠しカメラも一台借りたりして・・・」
幸子「全ては視聴率のためです」
みく（幸子チャンはもう手遅れなのかな・・・？ いや、普段の反動か・・・）
幸子「智絵里さん、サインをもらってくるよう頼まれたと呼んだみたいですね？」
みく「まあ誕生日とかお祝い事もないのにスケジュールが空いていただけでサプライズプレゼントとは流石に無理だと思ったんじゃない？ お礼って口実もできるし・・・」
幸子「なるほど。おっと、次の段階に移るようですね！」
智絵里「あ、お礼も持ってきたの。ちょっと待ってて！」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ…
亜子「いやいやサインくらいに別にええって。ファンのお願いくらいいくらでも―」
智絵里「とりあえずこれだけ用意してもらったんだ。よいっ・・・っしょ！」ｽﾞｼｯ…
亜子（えらい重そうやな・・・あかん、断らないとなんやけど心が躍る）ﾜｸﾜｸ
みく（ジェラルミンケース？）
幸子（え、まさか・・・いやいやいや）
智絵里「キャッシュ？ で用意してもらいました・・・えへ」ﾊﾟｶｯ
「「「現ナマ！？」」」
亜子（こ、この大金が・・・サインのお礼！？）ﾊﾞｯｸﾝﾊﾞｯｸﾝ
みく（あれいくらにゃ・・・）
幸子（ドラマで聞くのだと一億ぐら―いやいやいやまさか・・・！）
智絵里「あ、えーと、これは『まえきん』？で、サインしてもらったらもう半分も渡すようにって、言われてます！」
みく（まだあるん！？）
幸子（ちひろさんでしょうか・・・？ ここまでするとは・・・）
亜子（う、うちは何にサインさせられるんやああああああああ！？）
智絵里「？」
幸子（智絵里さんなんであんなに冷静なんでしょうか・・・？）
みく（あ・・・亜子チャンに向けてケース開いてるから実は見てない・・・？）
幸子（なんという危ういバランス・・・！）
みく（気づいた瞬間気絶しちゃうんじゃ・・・）
智絵里「あ、泉ちゃんとさくらちゃんには私と会うって言ってないよね？」
亜子（言ってる！ 言ってもうてる！）
智絵里（二人にもできたらやっておいた方がいいのかな？ 後でプロデューサーさんに聞いておこう・・・）
亜子（あああああかん！ まとめて消される！）
亜子「す、すんません！！！」ｶﾞﾊﾞｯ
智絵里「え！？ あ、亜子ちゃん！？」
亜子「すんません！！！ すんません！！！ う、うちはどうなってもいいから！ 二人だけは見逃してあげてください！！！」
智絵里「え、えと、あの、な、なんのことか・・・！」ｵﾛｵﾛ
智絵里（ど、どうしたんだろ・・・ケースを見てから様子が・・・）ﾁﾗｯ
福沢諭吉「・・・」
智絵里「・・・」
ﾊﾞﾀｰﾝ
みく「あああ・・・やっぱりこうなったにゃ・・・」ｶﾞﾁｬｯ
亜子「うおおおおん！ うおおおおおぉ・・・！」」」
幸子「・・・とりあえず、ボクが亜子さんを見るので智絵里さんはお任せします・・・」
みく「わかったにゃ・・・よいしょっ」
幸子（こんなのヤバい取引にしか見えませんよねぇ・・・あ、表面だけがお札で下新聞紙じゃないですか・・・せこい・・・）
・・・
・・・
智絵里「また失敗してしまいました・・・ちょっとひねり過ぎちゃったのかな・・・？」
みく「まあ・・・いろいろと要因が重なっちゃったかな・・・？」
智絵里「一応プロデューサーさんにはもう取れ高は十分だって、好きに終わらせていいって言われてるけど・・・つ、次こそは・・・です！」
幸子「自信というか・・・まあやる気が出てきたのはなによりですが、次はどうされるんですか？」
智絵里「・・・お、おばけとか、どうかな・・・？ ちょっと、びっくりさせすぎちゃうかな・・・？」
幸子「心霊系ですか・・・まあオーソドックスですね、良いと思いますよ」
みく「閉じ込めて真っ暗にする？ ラップ音？ 止めに首筋に濡れたこんにゃくをピタッと―」
智絵里「そんな酷いことしないよ！？」
・・・
・・・
智絵里「じゅ、準備できました！」
幸子「その白い布は？ シーツですか？」
智絵里「みちるちゃんに借りました！ 暗くした部屋から、下からライトで照らしてこれで飛び出して・・・うう、なんて恐ろしい・・・！」
みく「う、うん・・・」
智絵里「だから今回は、アフターフォローに力をいれてみようかと思うの！ かな子ちゃんに貰ったお菓子！ 美世さんから借りたおもちゃ！ 完璧です！」
幸子「お菓子はともかくおもちゃって・・・あ、ミニカーですか」
みく「これで喜ぶのは正直本人だけなんじゃ・・・ターゲットは？」
智絵里「拓海さんです！！！」
みく「どっちもいらない人選」
智絵里「あ、そろそろ来ます！ カーテン閉めましょう！」ｼｬｰ
みく（大丈夫かな・・・）ｼｬｰ
幸子（まあ、見守ってあげましょう・・・）ｼｬｰ
・・・
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大原みちる（15）
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原田美世（20）
・・・
拓海「ふんふんふふーんフレデ―なんだ？ 電気もついてねーしカーテンも閉まったまんまじゃねーか。まだ誰も来てないのかよ」ｶﾞﾁｬｯ
「ひゅーどろどろどろー・・・」ﾎﾞｿﾎﾞｿ…
拓海「あん？」
智絵里「が、がおー・・・！ た、食べちゃうぞー・・・！」ｶﾞﾊﾞｯ
拓海「ぐはっ！！！」ﾌﾞｼｭｯ
智絵里「鼻血！？」
拓海（か、可愛すぎるだろチクショー・・・！）ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
拓海「へっ・・・負けたぜ。好きにしな・・・」
智絵里「生命を放棄するほどの恐怖を！？」
智絵里「た、拓海さん！ 私です、智絵里です！」ﾎﾟｲｯ
智絵里「ほ、ほら！ おばけじゃないですよ？！ すみませんこれドッキリなんです！ テッテレー！ テッテレー！」つﾌﾟﾗｶｰﾄﾞ
智絵里「ほ、ほーら、お菓子もおもちゃもありますよー！」ｶﾞﾗｶﾞﾗｰ
拓海「へっ・・・まんまとやらちまったようだな」ﾌｯ…
拓海「すげえじゃねえか、智絵里」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
智絵里「わっ・・・えへへ・・・♪」
智絵里「あっ、そうだ。拓海さん、一緒にゲームセンターいきませんか？ その・・・これのお詫びに・・・」
拓海「気にすんなって。まあ・・・好きにしろとまで言っちまったからな、いいぜ。今日はとことん付き合ってやる」
智絵里「やった♪ それじゃあ、さっそく行きましょう！」
拓海「はは、おいおい引っ張んなって」
ﾄｺﾄｺ…
―後に向井拓海は語る
太鼓の前に立つ智絵里の方がよほどドッキリだったと―
智絵里「あっ、そうでした！ えと、ドッキリ～・・・せーのっ」
『だーいせーこー！』ﾆｬｰ ﾌﾌｰﾝ
智絵里「いえいっ♪」
お・わ・り
とりあえず乙
かわいい
なにこれやべえ
かわいい
乙
17.原田美世「く、車を運転するなんて正気の沙汰じゃない！？ Pさんのばかっ！」
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原田美世（20）
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