穂乃果「そふてに」【ラブライブ】 (21)
穂乃果が二期でテニスのコスプレしてたので思いつきました。後悔はしていない
穂乃果「みんな!テニスやろうよ!」
海未「なんでテニスですか?他にもスポーツはあると思いますが」
真姫「それに、テニスって1人か2人でやるものでしょ?ダブルスだったら1人あぶれない?」
ことり「まあまあ海未ちゃん真姫ちゃん。私は賛成だな、テニス」
絵里「私も賛成よ。色々なペアにして仲を深められるんじゃないかしら」
凛「凛は運動できるなら何でもいいにゃ!」
花陽「凛ちゃんが言うなら私も……」
希「うちも賛成や」
穂乃果「多数決で決まりだね。それじゃテニスコートにレッツゴーだよ!」
にこ「待ちなさいよ、私の意見は!?」
ことり「忘れてたなんて言えない(やだなぁにこちゃん、にこちゃんも賛成でしょ?)」
真姫「言ってることと思ってることが逆よ……そんなテンプレなボケことりらしくないわよ」
にこ「まあ賛成だけど!私の意見も聞きなさいよね!」
穂乃果「そうと決まれば今度こそテニスコートに行くよ!」
一同「「おー!」」
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テニスコート
凛「にゃ?なんかテニス部が打ってる球白くないかにゃ?」
希「ほんとやね。練習球なんかな」
ポーン
穂乃果「あ、ボール飛んできたよ」
穂乃果「よいしょ……って柔らか!?」
真姫「ねえ、これってテニスじゃなくてソフトテニスじゃない?」
海未「ソフトテニス?聞いたことはありますが」
花陽「中学生とかがやってる部活だね。プロがいないからマイナーだけど」
絵里「要するに球が柔らかいテニスってこと?」
真姫「簡単に言えばそうね。でも、決定的な違いはダブルスが主流ってことね」
ことり「なんだか今日真姫ちゃんがおしゃべりだね」
真姫「ただ前から興味があってそれで……って何言わせるのよ!」
穂乃果「だから『テニス』っていったとき乗り気じゃなかったの?ソフトがついてないから」
真姫「そういうわけじゃないけど」
凛「コートは借りてるの?なんか全部埋まってるよ?」
ことり「町のコートだからね〜。ちゃんと借りてる人に貸してっては言えないよね」
穂乃果「コートって借りるの?野球場みたいに自由じゃないの?」
海未「野球場も自由じゃないですよ、穂乃果」
絵里「まあ今日はこれで解散ってことで、土曜日に借りましょ。それまでにソフトテニスの基本的なルールを個人で覚えること」
絵里「いいわね?」
そふてにっ……!?
各自宅
穂乃果「ふーん、ソフトテニスって面白そうだね」
雪穂「ソフトテニス?女子に人気だよね」
穂乃果「そ、そうなの!?」
雪穂「同じ中学……だよね?」
凛「前衛ってポジションがかっこいいにゃ〜」
花陽「後衛もかっこいいよ凛ちゃん」
希「ダブル前衛……スピリチュアルやな」
希「真ん中を守るんか」
土曜日
穂乃果「やっと土曜日だね!」
ことり「穂乃果ちゃん、今週ずっと楽しみにしてたもんね」
海未「私も実は楽しみにしていました」
真姫「私は別に、やりたくはないんだけど……」
絵里「みんな揃ったわね。早速ペア分けしましょう」
凛「ちょっと待つにゃ。1人余らないかにゃ?」
希「大丈夫や。誰かが掛け持ちでカバーするんや」
海未「どうやって決めるのですか?」
穂乃果「じゃんけんでいいんじゃないかな?勝った人から好きな人を取ってくみたいな」
真姫「成る程ね、それならいいかもね」
一同「じゃんけんぽん!」
期待
前が後衛、後が前衛
穂乃果・希ペア
海未・凛ペア
花陽・絵里ペア
ことり・真姫ペア
真姫・にこペア
花陽「なんだかとっても珍しい組み合わせばっかりだね」
絵里「真姫とにこはいつも通りだけど」
穂乃果「頑張ろうね、希ちゃん」
希「うちに考えがあるんやけど、穂乃果ちゃん、乗ってくれる?この案」
穂乃果「もちろん!」
海未「よろしくお願いします。凛」
凛「よろしくにゃ〜」
絵里「花陽となんてホントに珍しいかも。やるからには全力で行くわよ」
花陽「そうだね」
真姫「よろしく、ことり」
ことり「足引っ張らないように頑張るね」
真姫「い、いやそんな」
真姫「それ、とにこちゃん」
にこ「せいぜい足引っ張らないようにしなさい」
真姫「こっちのセリフよ」
絵里「じゃあ挨拶が済んだところでルール説明よ。ゲームは7ゲーム。形式は総当たり戦だけど、真姫に負担をかけてしまうからそこら辺は後で調整するわね」
穂乃果「審判は一番試合が遠い人かな?」
海未「その方がいいですね。平等に審判が来るように」
絵里「それで審判はいいわね。順番を決めるために前衛がじゃんけんよ」
第一試合
海未・凛ペア対ことり・真姫ペア
真姫「最初から試合、しかも一番警戒していた相手なんてね」
海未「真姫に警戒してもらえるなんて光栄です」
凛「凛はガンガン動くにゃ!」
ことり「頑張ろうね、真姫ちゃん」
第一ゲーム
0-0
海未凛サーブ
絵里「セブンゲームマッチプレイ」
凛「……」スッ
海未「(真ん中……凛も中心に寄っています。最初から狙いにいくつもりですか)」
真姫「……」スッ
ことり「(前衛の頭を越える球っ!)」
海未「はっ!」バンッ
ことり「えいっ!」ポーン
凛「もらったにゃ!」パコン
凛「!?」
真姫「っ」バンッ
海未「」
真姫「ラッキーね」
ことり「あはは、ごめんね真姫ちゃん」
真姫「結果オーライよ」
凛「」
海未「しっ、仕方ありませんよ!相手の読みがうまかっただけです」
凛「そ、そうだね、ごめん海未ちゃん」
にこ「何が起こったの、いま……」
穂乃果「穂乃果も全く理解できなかったよ」
希「簡単や。読まれてたんよ、凛ちゃんの攻撃」
花陽「読む?どういうこと?」
穂乃果「というか真姫ちゃんと凛ちゃんのスッは何?」
希「あれはサインなんや。あれで凛ちゃんは真ん中にサーブを打って、真姫ちゃんは凛ちゃんを越える球を打ってって指示したんやな」
希「それで真姫ちゃんは凛ちゃんの行動を読んでたんや。おそらく取って自分の位置の後ろに落としてくるだろうと。だからことりちゃんのレシーブと同時に下がった。」
にこ「なるほど!ボールしか見て無かった凛は真姫ちゃんの動きに気づかなかったのね」
絵里「あっ、ツーバウンズ!」
希「えりちもう遅いんよ…今のはボールがツーバウンドしたコールやね。こんな感じで解説してくで」
花陽「そんなこと言ってる間にまた海未ちゃんのサーブだよ!」
1-3
海未「(ここで点数を取らなければ確実に流れはあちらに向く…!なんとしてもここは取らなければ)」
凛「(今度は外のカドギリギリにゃ)」
海未「(了解です)ふっ……!」バンッ
ことり「やあっ!」ポン
凛「(もうあそこは打てないからここ、ことりちゃんの正面!)」ポコン
ことり「あっ」スカッ
凛「やったにゃ!」
海未「ナイスボレーです、凛」
真姫「どんまいよ、ことり」
ことり「う〜、ごめんね真姫ちゃん」
真姫「(しかし、凛のボレー力は大したものね。一見全て狙っていて中心によってばかりだと思えば、海未の甘く入った球に対してはボレー警戒で下がる……なかなかやるわね)」
真姫「(確かにこれは前衛として当然の動き。だけどそれがずば抜けてうまい)」
にこ「ボレー?」
穂乃果「あのノーバウンドでラケットに当てるやつじゃないかな」
穂乃果「何点とったらゲーム終わるの?」
希「4点や。ただしどっちも3点とったらデュースっていってどっちかが2点連続で取るまで続くで」
花陽「見てると面白いね」モグモグ
にこ「もうお昼ご飯食べてるし…」
2-3
海未「(とりあえず一点!しかしレシーブは真姫。きついことに変わりはありません。最初から入れないとやられますね)」
凛「(もうバックに入ればいいにゃ!)」スッ
真姫「(最初から入れば普通に返して、2回目は頭越しよ)」
海未「っ!(しまっ…)」バンッ
パスッ
絵里「フォールト」
希「サーブミスやね」
穂乃果「あれ?もう一回打とうとしてない?」
にこ「ばかね、二回うっていいのよ」
にこ「ま、不利に変わりはないけど」
凛「(やばいにゃ、真姫ちゃんはファーストでも普通にスピードボールで返してくる。ということはセカンドは絶対きついコースだにゃ)」
海未「(すみません凛!うち損じてしまいました…、それでも)」
真姫「ことり、前に出て」(ボソッ)
ことり「え?私後衛だけど…」
真姫「いいのよ、とりあえずでて」
ことり「え?私後衛だけど…」
真姫「いいのよ、とりあえずでて」
海未「えい!」ポコン
真姫「……」ブンッ
凛「無理にゃ〜」スカッ
海未「き、きつい…!」ポン
真姫「ことり、行ったわよ!」
ことり「えいっ!」ポコン
絵里「ツーバウンズ!」
絵里「チェンジサイズ」
凛「なにあの球!?あんなの取れないにゃ……」
花陽「ていうかボールひしゃげてましたよね?おかしいよ!」
穂乃果「ドライブで回転かけた球を凛ちゃんのラケットの横に通したんだね」ゴソゴソ
にこ「あんたそれGoogle先生じゃない!それは反則よ!」
希「ことりちゃんを前に出したのはあのためやな。なんちゃってダブル前衛みたいなもんか」
花陽「ダブル前衛?聞いたことないです」
希「二人で真ん中を守る戦術や。腰あたりの球には弱いけどそれいがいの球を叩くんやで」
ゲームカウント
3-0
希「ことりちゃんと真姫ちゃんが押してるね」
ことり「えい!」ポン
海未「(ここは堅実にことりに返します)ふっ!」パン
ことり「やあっ!」ポン
凛「(狙えそう……だけど真姫ちゃんが怖くて行けそうな球も行けないにゃ)」
海未「(行けるでしょう凛!?やはり真姫に怯えているのでしょうか)」パコン
ことり「えい!」ポン
海未「はい!」バンッ
真姫「(流石にこれは無理……頑張ってことり!)」
ことり「ああっ」ボン
凛「もらったにゃぁ!グッ!(・・・・・・)・」
真姫「っ!」サガリサガリ
凛「なんてねっ」ポト
真姫「」
海未「ナイスです凛!」
凛「海未ちゃんもナイスシュートにゃ!!」
ことり「ごっごめんね真姫ちゃん」オドオド
真姫「しょうがないわ。あれは海未と凛がうまいとしか」
真姫「ことりは着実にラリー力が試合の中で上がってる。それで取られたなら仕方ないし、下がりすぎた私も悪いわ」
ことり「えへへ、ありがとね真姫ちゃん」
真姫「...」テレテレ
希「凛のボレー、見事やね」
穂乃果「スマッシュ打つふりして前に落としたんだよ!?わたし達できるのかな」
花陽「あれはもう才能だよぉ」
にこ「あんなの簡単に決まってるじゃない!」
一同ジトー
海未「やりました凛!この調子で返しますよ!」
凛「もちろん!」
1-0
凛「(とりあえず真姫ちゃんにつかまんないコース……だね、点数狙いに行って捕まったらシャレになんないよ)」
ことり「えいっ!」ポコン
凛「にゃっ!」パコン
ことり「うんしょっ!」パコン
凛「っ」パコン
ことり「えい!」ポーン
凛「(ロブで前に出させない気?めんどくさいにゃ……)」パコン
ことり「えーい!」バンッ
真姫「……」ススッ
凛「(真姫ちゃん、しびれを切らして取りに行こうとしてるのバレバレ!少し球は速いけどっ!)」パン
真姫「ふんっ」ススッ
凛「うそっ」
真姫「お返しよ」ポト
海未「え?凛のコースは完璧だったはず!」
ことり「真姫ちゃんすごい!ナイスプレーだよ」
真姫「ありがと、ことり」
凛「読まれてた?こっちが読んだはずにゃ!」
真姫「ただのフェイントよ、フェイント」
希「鮮やかなフェイントや……ウチまで取りに行くと思ったで」ウットリ
穂乃果「希ちゃん帰ってきてー!」
にこ「てかもうあれ興味あるのレベルじゃないわよ」
花陽「凛ちゃんのアタックもかなりいいところに速いスピードで行ったのに」
穂乃果「(てかこのあとに試合したら絶対レベル低く見えるじゃん!いや低いけど)」
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