昔から俺は何か能力を持っていた。
それは、説明しようが無いけれど、確かに俺はその常人ではありえない能力を持っているのだ。
俺は、それを『否定』と呼んでいる。
そして、その能力を持つ俺は、何故か不思議な事件に巻き込まれるようになった。
これは、チート野郎共と戦う、生死を賭した物語。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1434157752
始まり。十歳の頃。
??「こんにちわー」
夢の中、その夢想に現れたのは、羽を生やした少女。
見た目からして、直球で云えば、それは、天使として見て取れる。
??「これ、あげるんで、がんばって」
と、何の文脈も無く、光なるものが俺の中に入ってくる。
??「あーあ、神様も、能力漫画に感傷されすぎぃ………」
「ちょっと待て、何だよ、これは」
??「あ、異能力よ、それ、五年後にバトルが始まるから、がんばって」
「あ、おい!!」
??「一応説明はするけど、まあ、その能力は『否定』する能力だから、使い方しだいでレパートリーも増えるし、がんばって」
それだけ言い残して、消えていく。
気が付いたときには、俺はもう現実へと戻されていた。
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