魔法使い「 ザキ だれかひとりいきたえた もう一回ふる 」 (12)

勇者「ぼくのパーティーの魔法使いはおかしい」

魔法使い「……」サッ

カキカキ

魔法使い「……」バッ

『どこが?』

勇者「まず、喋らずに紙に書いてこっちに意思表示してくること」

魔法使い「……」

勇者「それと……、」


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トロール「ぐへへっ!テメェもミンチにしてやるぜぇ〜!」

勇者「その言葉、そっくりそのまま返してやる!」

戦士「行くぞ勇者!」

勇者「うん!」

ダッ

勇者「てりゃっ!」

30ダメージ

トロール「ぐおっ!」

戦士「そいや!」

33ダメージ

トロール「ぐほっ!」

勇者「どうだ!」

トロール「確かに少しはやるようだが……」

ムクリ

トロール「おでの敵ではない〜!!」ブンッ

勇者と戦士に70ダメージ

勇者「ぬあっ!?」

戦士「がっ!」

僧侶「っ!回復します!」パァァァア

勇者と戦士のHPが40回復した

戦士「回復ナイス!」

勇者「でも、このままじゃジリ貧だね……」

魔法使い「……」

ザッ

スレタイで鼻水吹いた

トロール「なんだチビ。次はお前がおでに攻撃するのか〜?」ハナホジ

魔法使い「 ザキ 」

ビカッ

効果はなかったようだ

トロール「ザキぃ?そんな下級モンスターにしか効かん魔法じゃおでが死ぬわけねぇだろ〜!!」

魔法使い「 もう一回ふる 」サッ

トロール「はっ?」

コロコロ........

魔法使い「 ザキ 」

ビカッ

トロール「に、2回行動が出来たのか!だが、おでにはそんな魔法は効かん!!」

魔法使い「 もう一回ふる 」

コロコロ........

魔法使い「 ザキ 」

ビカッ

トロール「ちょ、ちょっと待て!」

魔法使い「 もう一回ふる 」

コロコロ........

魔法使い「 ザキ 」

トロール「ちょ、」

魔法使い「 もう一回ふる 」

コロコロ........

魔法使い「 ザキ 」

魔法使い「 もう一回ふる 」

コロコロ........

魔法使い「 ザキ 」

魔法使い「 もう一回ふる 」

コロコロ........

勇者「」

戦士「」

僧侶「」

トロール「も、もうやめてくれぇ!!」

魔法使い「 ザキ だれかひとりいきたえた もう一回ふる 」

コロコロ........

トロール「ひぃぃぃぃい!!」

ホワンホワン

勇者「……何故か戦闘中は一応呪文を口頭で唱えるとはいえ、呪文を唱える度に棒を振って再度相手が息絶えるまでザキを打ち続ける事かな」

魔法使い「……」

カキカキ

『でも、これで道中大きな怪我なく進めてるから問題ないよ』

勇者「いや、お陰様であの1件で戦士と僧侶が」

戦士『俺、いらなくね?』

僧侶『私の存在意義を教えてください』

勇者「て、言ってパーティーから抜けちゃったじゃないか」

魔法使い「……」

カキカキ

魔法使い『でも、別に居なくても問題ないでしょ?』

勇者「まあ、今のところは問題ないけどさ……」

魔法使い「……」

魔法使い(勇者さまと2人旅できるから私的には全く問題なし)グッ

勇者「?」

勇者「ところで、なんで戦闘中だけしかこえ部出さないの?」

魔法使い「……」

カキカキ

『戦闘中は問題ないけど、日常会話は無理』

勇者「なんで?」

魔法使い「……」

カキカキ

『秘密』

魔法使い(直接話そうとしたら緊張して喋れなくなる、なんて言えるわけがない)

勇者「気になるなぁ」

魔法使い「……」

カキカキ

『気になる続きはCMの後で』

勇者「つまり、言う気は全く分からんないという事か」

魔法使い「……」コクッ

勇者「うーん……。でも気になるなぁ」

勇者「!」サッ

ザワワワッ

勇者「1、2、……6?」

魔法使い「……」

カキカキ

『パンサーの類と思われ』

勇者「俺が街までおぶって走るから、後ろからひたらすらザキお願い」

魔法使い「……」

カキカキ

『\(`д´)ゝ』

勇者「……」

魔法使い「……!」

カキカキ

『(*`・ω・´*)ゝ』

パンサー「がうっ!!」

バッ

勇者「行くぞ!」

魔法使い「……」コクリッ

ダッ

「 ザキ だれかひとりいきたえた もう一回ふる 」

ビカッ

勇者(まあ、でもその魔法使いのお陰でここまでこれてるのも確かないんだよなぁ……)










勇者とおかしな魔法使い

なんだかんだで2人の冒険は順調に進んで行った

そして………、

デュエッ!

ヂュイ!

>>6

勇者「つまり、言う気は全く分からんないという事か」

勇者「つまり、言う気は全くないという事か」


>>8
勇者(まあ、でもその魔法使いのお陰でここまでこれてるのも確かないんだよなぁ……)

勇者(まあ、でもその魔法使いのお陰でここまでこれてるのも確かなんだよなぁ……)

魔法使い「 ザキ だれかひとりいきたえた もう一回ふる 」

ビカッ

側近「魔王軍に栄光あれ!」

チュッドーン

勇者「……残すは魔王だけだな」

魔法使い「……」コクッ

カキカキ

『さっさと終わらせて帰ろう』

勇者「いや、流石に魔王はザキでは死なないだろ」

魔法使い「……」

カキカキ

『大丈夫。今までの冒険でもザキで死ななさそうな敵もずっと唱えてるうちに死んでたし、魔王も例に漏れずザキで死ぬと思うよ』

勇者「それはフラグな気が……」

魔法使い「……」

カキカキ

『大丈夫( 'ω')b』

勇者「……」

勇者(まあ、いざとなったらぼくが普通に倒せばいいだけだけどさ……)

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