幼女「なにそれ」
男「幼女いつの間にそこに!?」
幼女「さっきからいたよ」
男「・・・そうか」
幼女「その何とかイルってやつ何なの」
男「ああ、これか・・・やりかけだった小学校の自由研究だ」
幼女「という事は何年前だろ」
男「言うな!俺の年がバレるだろ!」
男「これはとても恐ろしい機械なんだ」
男「考えただけでも恐ろしい」
幼女「よく作れたね」
男「そうだな」
幼女「それよりこの人は誰なの」
女「・・・」
男「誰だろうな」
幼女「先週からいるけど」
女「実験台になりに来ました」
幼女「オシだと思ってたらしゃべった!」
男「なぜわざわざそんな事を・・・」
女「だってこれは誰かにミサイルを撃ち込もうとしているところですよね」
男「ああ」
女「だから私に撃ち込んでください」
男「マゾすぎるわ」
男「でもまあ、どうせ必要になるしな」
幼女「なるし」
女「ありがとうございます!」
男「どう考えても礼にはおよばないことだ」
幼女「ところでこの機械には電源スイッチがないよ」
男「今時スイッチを付けるなど古い」
幼女「まだ数年しか生きてない」
男「その機械は手でなでることによって電源がONになる」
幼女「へー」ナデナデ
男「・・・」
幼女「何ともないよ」
男「もっと強くなでるんだ」
幼女「タワシで擦ればいいのか」ゴシゴシ
男「・・・」
幼女「やっぱり何ともない」
幼女「まさか機械に嫌われるとは・・・」
男「仕方ない、俺がやろう」ゴシゴシ
幼女「何も起こらない」
男「ふぅ・・・」
男「えー・・・実を言いますと・・・はい、私はスイッチを付け忘れていました」
幼女「意味ねぇ~」
男「しかし心配はいりません・・・開発段階で無線コントローラーを作っているので・・・」
幼女「最初からそれ出せ!」
男「はい・・・ではこのボタンを押してください」
幼女「えい」ポチ
[ロケットエンジン燃焼開始!]
男「うおおお!ちんこが引っ張られる!」
ミチッ!ブチブチ!
男「痛い・・・けどガマンだ!」グッ
ブツッ!
[正常に発射されました]
男「俺も何とか耐え抜いたぞ・・・ハァハァ」
ゴオオオ・・・
女「キタキタキター!」カパアッ
ヒュウウ・・・ボトッ・・・
女「え?」
男「飛んでいかないだと?」
幼女「て言うかふにゃふにゃになってる」
女「これはどうやら、ちぎれた痛みで萎えたようですね」
男「きっとそうだな・・・だって・・・痛かったもん!!」
女「しかし小学生がこのような物を考え出すとは大した物です」
幼女「感心するほどでもないでしょ」
男「なあ、あんた一体何者なんだ」
女「見覚えありませんか」
男「ん?」
男「・・・え?マジで?」
男「小学校の教師だ・・・」
完
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