「はぁ~金が無いなぁ」(1)
今日も今日とて長い長い上り坂をクソ暑いってのに上ってる最中に誰に言うでもなく呟いたわけだが
「それなら良いバイトがありますよ」
独り言を聞きつけていつからいたのか爽やかなにやけ面が返してきた
「ほう、それはどんなバイトだ?」
「んふっ、それは見てのお楽しみという奴ですね。団活後私と来て下さい、もちろん報酬は良いですよ」
非常に嫌な予感がするのだが………このままでは帰りに飲み物を買うことも出来ん、背に腹は変えられんな
「……分かった、ついて行くとするよ」
さ~て話してるうちにもう学校に着いちまった
「じゃあまた放課後な」
「ええ、ではまた」
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