【艦これ】日向「あ、君、まだ居たんだ」 (25)

日向「こんな遅くまで書類仕事とは、ご苦労様だな」

日向「私か? 私は少し目が冴えてしまってな」

日向「夜風にでもあたろうかと思って、執務室の前を通りかかったら灯りがついていたので少し気になってな」

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日向「……書類、まだ残っているんだろう? 私も少し手伝おう」

日向「なに、気にするな。私が好きでやることだ。眠たくなるまでな」

日向「そういえば、秘書艦はどうした? ……あぁ、今日は五月雨だったか」

日向「先に眠らせたんだろう。ふふ、君らしいな」

日向「そうだ、お茶を淹れてこよう。こんな夜更けに根を詰めるのも体に毒だからな」

日向「……心外だな、私だって大砲や艦載機を飛ばすだけしか能がないわけじゃないぞ」

日向「昔と違って、人の手、人の体を持っているのだからな……」

日向「いや、なんでもないよ。お茶を淹れてくるから、それまで少し目と手を休めた方が良い」

日向「ほら、淹れてきたぞ」コトッ

日向「少し眠りかけていただろう? 面白い顔をしていたぞ? ……ふふ、冗談だよ」

日向「まだ熱いから気を付けて飲むんだぞ」

日向「……今日はやけに口数が多いだと? そんなことは……いや、そうかしれないな」

日向「こうして提督と二人きりになるのはずいぶんと久しぶりだったからな。少し浮かれていたよ」

日向「いつぶりだっただろうか。……そうだ、確か航空戦艦に改装した時各部調整を提督に付き合ってもらって以来だったか」

日向「あの時は今日より浮かれていたな。やっと航空戦艦として活躍できると随分息巻いていた」

日向「……今思い出すとかなり恥ずかしくなってきた。あ、おい、笑わないでくれ」

日向「こうして君と二人きりになるのはずいぶんと久しぶりだったからな。少し浮かれていたよ」

日向「いつぶりだっただろうか。……そうだ、確か航空戦艦に改装した時各部調整を提督に付き合ってもらって以来だったか」

日向「あの時は今日より浮かれていたな。やっと航空戦艦として活躍できると随分息巻いていた」

日向「……今思い出すとかなり恥ずかしくなってきた。あ、おい、笑わないでくれ」

日向「こほん、そんなことより、さっさと片付けよう。これ以上時間がかかったら明日の作戦行動に支障をきたすぞ」

日向「あ、いや、これは駄弁っていた私が悪いか。すまない」

日向「早速書類に取り掛かろうか。二人でやれば1時間もかからないだろう」

日向「向かい側、失礼するよ」ガタッ

日向「……これは、昨日の作戦の報告書か」

日向「ふむ……」カリカリ

日向「……」カリカリ

―――

日向「……これで、最後、と」ポンッ

日向「んんっ、ふぅ……はぁっ。思っていたより早く片付いたかな」

日向「礼には及ばないさ。私も君の力になれてうれしいよ。君もお疲れ様」

日向「……私が来るまで随分と根を詰めていたようだな。どれ、少し肩を揉んでやろう」

日向「遠慮するな。私よりも君の方が作業量が多いだろう」

日向「普段君と話さない分、ここでしっかりと親睦を深めたいと思ってな」

日向「私らしくないと? ……ふふ、私だって金剛ほど表に出さないだけで、君の事を少なからず想っているつもりだよ」

日向「ただ、君ももう少し航空戦艦への理解を深めてほしいものだ。」

日向「……これは、中々、強張っているな」グッ グッ

日向「……んっ……ふぅっ」グッ グッ

日向「……君の肩は、大きいんだな」

日向「この両肩に私たちの命が乗ってるのだと思うと、なんだか恐れ多いな」

日向「一艦隊を預かり、常に私たちの前に立ってその采配で数々の敵を打ち破った君の背中は、私にはとても強く、たくましく見えていた」

日向「だが、忘れないでほしい。君のそばにはいつも私たちが付いている。君に支えられてばかりでは戦艦の名が廃るからな」

日向「暁の言葉を借りるなら、そうだな……もっと私を頼ってもいいんだぞ? なんてな、ふふっ」

日向「よし、これでだいぶほぐれてきたかな。どうだ? 私も中々やるものだろう?」

日向「どういたしまして、だな」

日向「ん、ふぁ……ああ」

日向「おっと、情けない所を見せてしまったな。私もそろそろ限界のようだ。そろそろここらでお暇させてもらおう」

日向「あ、お茶は私が片づけておこう。君はもう休んで明日に備えるんだ」

日向「では私はもう部屋に戻るよ。……あぁ、私がしたいと思ってしたことだ。さっきも言ったが例には及ばないさ」

日向「今度は今日みたいに仕事ではなく、二人きりで酒を酌み交わしながら語りたいものだな」

日向「あ、いや、その、錬度向上のこととか、瑞雲のことをな」

日向「あぁ、おやすみ。また明日」バタン

日向「……『また明日』か、ふふ」

――――翌日――――

金剛「Hey! テェートク! これは一体どういうことネー!」バンッ

伊勢「そうだよ! 日向も何か言ってよ!」

日向「アオバ新聞……いったいいつの間に……」

伊勢「『航空戦艦日向と提督、深夜の逢瀬!』って何があったのさ!? ナニがあったのさ!?」

金剛「そうネ! この私というものがありながらflirtatiousなんて許さないネ!」

日向「いや、私はただ提督の手伝いをしていただけでだな……なぁ?」チラッ

伊勢「ちょっ、何その意味深な目配せ!? やっぱりナニかあったんでしょ」

金剛「ダァンムッ! 根堀り葉掘り三隈掘り聞かせてもらうからネ!!」

日向「勘弁してくれ……」

日向(君、この様子だと暫くは無理そうだな、ふふっ)ボソボソ

おわり

20レスも行かなかった……
その言動のおかげで航戦キチとか瑞雲キチといった風潮を払しょくしたい一心で書き殴った
あとスレタイの台詞は色々解釈があるけども、今回は自分が純粋に受け取った印象をそのままSSにした
そんだけ

伊勢型改二マダー?

おつおつ

乙。これは素晴らしい日向。師匠じゃなくて日向なのがいい

おつ


伸びをする日向にエロスを感じた

いじめスレかと思った


いいSSだった

良い日向

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