【ポケモン×AC】サトシ「ナインボール、ゲットだぜ!」 (68)



オーキド「ポケモントレーナーになりたいのか」



マサラタウンで出会った老人、オーキド博士はそう彼に告げた。

肉親を奪われたあの日から消えることの無い、赤いポケモンの姿――憎むべき敵。

彼は自らに示された道を歩き始めた。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1430996104

《オーキド博士研究所》



ピカチュウ「システム キドウ」ピッピカチュー



●ピカチュウ(Lv10)

A  P:856
重  量:600
消費EN:2736
攻  撃:517
防  御:426
EN攻撃:768
EN防御:419
平均速度:1092
旋回性能:2617



サトシ「な、何だコイツは?」

オーキド「見てわからんか? ピカチュウじゃよ」

サトシ「ピカチュウ……」

オーキド「これからコイツが、お前のパートナーになる。くれぐれも死なせるなよ、そいつはわしが丹精込めて育てた特殊なポケモンなんじゃからな」

サトシ「……わかったよ。大切にするさ」

消費が書いてあるのに総出力が書いて無いだと……

UNACの厳選が捗るな

コイルがあんなもの扱いされるのか?


>>3

ご指摘ありがとうございます
次から書き加えます!



《トキワの森》




ピカチュウ「テキ、セッキン キケン キケン キケン」ピッピカチュー

サトシ「何ィ!」



<あ! やせいのMTがとびだしてきた!



サトシ「あれが今回の目標か。ピカチュウ! “ライフル”だ!」

ピカチュウ「ピカピー!」バァン バァン



ボボボカーン



ピカチュウ「モクヒョウ タッセイ」ピッピカチュー

サトシ「まずは最初の依頼をクリアだ。この調子でコイツを強くして、ナインボールを倒すぞ!」


《ニビシティ/ポケモンセンター》


サトシ「ジョーイさん、ピカチュウの回復を」

ジョーイ「了解しました。30分後に出撃可能です」

サトシ「そうだな……ピカチュウが戻る前に、あいつのわざマシンでも購入するか」



<わざマシン106『LS-200G(レーザーブレード)』をてにいれた

<わざマシン112『WG-XP1000(パルスライフル)』をてにいれた



サトシ「次はジム戦だな。早くバッジを揃えて、なんとしても“奴”のいるアリーナへの挑戦権を手に入れるぞ」


《ニビジム》



タケシ「遅かったじゃないか……」

サトシ「お前がここのジムリーダーか。悪いが、ジムバッジは頂いていくからな」

タケシ「そうはいくものか。イワーク!」



イワーク「イワァァーク!!」グォォォ

ピカチュウ「システム キドウ」ピッピカチュー



タケシ「俺のイワークは耐久力に自信がある。そうそう負けはせんよ。イワーク! “がんせきふうじ”だ!」

サトシ「そうかい! ピカチュウ! 避けて反撃、“レーザーブレード”!」



ピカチュウ「ピカピー!!」ブオンッ

ズガァッ

イワーク「イワァァァーーク!!!」

ボボボカーン



タケシ「なっ……バカな! どんな技を使ったんだ、一体……」

サトシ「作戦成功だ、ピカチュウ。帰還するぞ」

ピカチュウ「モクヒョウ
タッセイ」ピッピカチュー

ブレードで瞬殺。空中斬りか……w



――――


タケシ「これがグレーバッジだ。受け取れ」

サトシ「ああ、確かに」

タケシ「……お前も、ポケモンマスターを目指すのか? 全てのバッジを揃えたとしても、その先のアリーナには数十人のランカートレーナーが待ち受けている。全て突破した奴は未だにいないぞ」

サトシ「知ってるさ。ただ俺は、復讐のために戦っているだけだ。奴を……ナインボールを倒すために」

タケシ「! 本気なのか? 一度もチャンピオンの座を譲ったことのないランカーに挑むとは、正気の沙汰じゃないな、全く……」

サトシ「だろうな。だが俺はやってみせるぜ、必ずな」


《4ばんどうろ》



ピカチュウ「戦闘システム 起動」ピッピカチュー

サトシ「今回の依頼は、ここ近辺に潜んでいるロケット団の連中の排除か。全く、面倒な仕事だな」

ロケット団員「見つけたぞ、マサラタウンの“レイヴン”!」

サトシ「レイヴン……だと? 俺のことか?」

ロケット団員「雇われのトレーナーめ! 我らロケット団の邪魔をさせるものか!」



<ロケットだんのしたっぱが、しょうぶをしかけてきた!

<ロケットだんのしたっぱは、ズバットをくりだした!



サトシ「幸先がいいな、ピカチュウ! “Eマシンガン”だ!」

ピカチュウ「ピカー!」ドガガガ

ズバット「グエァッ」ボボボカーン

ロケット団員「お……おのれ! 覚えてろよ!」ダッ

サトシ「逃げたか……大した相手じゃなかったな、ピカチュウ」

ピカチュウ「作戦終了 戦闘システム 解除」ピッピカチュー

どこかの殺し屋かと思ったよ

セラフになる前から⑨さんは強化人間仕様だったし
総出力を表示されてもあてにならナイン

あとEマシじゃなくてパルスライフルではないかと
パルス、赤ブレード、2連ミサ、そしてグレネードの組み合わせが
ナインボールさんご自慢の得物

>>15
⑨はサトシがAC名:ピカチュウてこれから殺しにいく相手なんだが

頭弱い奴がいるな……w


《ハナダシティ/ショップ》



サトシ「ジム戦も近い。もっと強い技を覚えさせるか」



<わざマシン123『WG-XFwPPk(レーザーライフル)』をてにいれた



サトシ「げっ……けっこう高値だな、これ。でもまあ、明らかに強そうなわざマシンだし、少しくらい奮発してもいいだろ」ガション

ピカチュウ「PM(Pocket Monster)用パーツ 入手」ピカピー

MoAイイネ

>>16
素で勘違いしてた
とりあえずPS1ひっぱりだして初期機体でナインボールさんに
ボコられながら反省しにいくわ


《ハナダジム》



カスミ「あなたが、マサラタウンのサトシね。噂は聞いてるわ」

サトシ「噂?」

カスミ「報酬次第でどんな仕事も引き受ける、雇われのトレーナーってことよ。知らなかったの?」

サトシ「……なるほどな」

カスミ「どういう事情があるか知らないけど、そんなトレーナーの風上にもおけない人に負けるわけにはいかないわ。覚悟なさい!」

サトシ「上等だ。俺だって、遊びでポケモンバトルなんかしてられるか。行け、ピカチュウ!」

ピカチュウ「戦闘システム 起動」ピッピカチュー


カスミ「スターミー! “バブルこうせん”!」

サトシ「当たるかよ! ピカチュウ、新技を披露してやれ!」

ピカチュウ「ピカァー!」

サトシ「喰らえ! “レーザーライフル”!!」



ピーピーピー
ボボボカーン



カスミ「ああっ! わたしのスターミーが……!」

サトシ「へぇ……凄い威力だな。こいつはたまげたぜ」

ピカチュウ「作戦終了 戦闘システム 解除」ピッピカチュー

スターミー、あわれな奴よ

――――


カスミ「参ったわ。こんなにあっさり負けちゃうなんて」

サトシ「まあな。第一ここでつまづいてたら、アリーナには辿り着けねぇさ」

カスミ「アリーナ? あなたまさか、チャンピオンに挑む気?」

サトシ「そうだけど……何かおかしいか?」

カスミ「チャンピオンを、“ナインボール”を倒すのは無理よ。あれは、わたしたち一介のトレーナーが太刀打ちできるような相手じゃない」

サトシ「そんなの、やってみなきゃわからないだろ」

カスミ「あのアリーナに挑んで、生きて帰って来た者は一人もいないわ。ナインボールは、わたしたちトレーナーにとって絶対に超えられない壁であり、不動の存在なのよ。それを倒すことはつまり、このポケモンアリーナから統治される秩序体系の崩壊を意味するわ」

サトシ「……言ってることはよくわからないが、あいつを倒すのは絶対に無理って言いたいんだろ」

カスミ「そうよ。ナインボールを倒せるとしたら、そいつは間違いなく“イレギュラー”ってことになるわね」



《6ばんどうろ》


虫取り少年「レイヴン助けてくれ! 化け物だ!」

サトシ「何だ? 何があったんだ!」

キャンプボーイ「赤いポケモンだ!! 赤いポケモンが現れたんだ!」

サトシ「!! 何だと……!」ビキッ

ピクニックガール「みんな逃げて! こっちに来るわ!」

サトシ(まさか……奴が……!!)



[ハスラー・ワン]
≪私を追っているようだな……≫



サトシ「赤いポケモン……! 間違いない、ナインボールだな!!」


[ハスラー・ワン]
≪誰であろうと、私を超えることは不可能だ≫



サトシ「ぬかせ! ピカチュウ! “レーザーライフル”!!」

ピカチュウ「ピッカァー!!」ピーピーピー



ドゴォン!!



ピカチュウ「ピカピー!」

サトシ「大丈夫か、ピカチュウ!(グレネードキャノンが直撃したのか!?)」

ピカチュウ「作戦続行不可能 戦闘モード 解除」ボボボカーン

サトシ「なっ……ピカチュウー!!」ガクン


< サトシはめのまえがまっくらになった!



《オーキド博士研究所》



サトシ「っはぁ!!」ガバッ

オーキド「目が覚めたようじゃな」

サトシ「お、オーキド博士……ここは……?」

オーキド「わしの研究所じゃ。ピカチュウも休ませておる」

サトシ「!! そうだ、ナインボールは……!」

オーキド「どうやら、してやられたようじゃな。まだピカチュウも満足に育っておらんのに挑むからじゃ」

サトシ「……っ」

オーキド「まあ、安心せい。次からしっかりとレベルを上げれば勝てるようになる。諦めんことだ」

サトシ「そうだな……そうするよ」



●ピカチュウ(Lv45)

A  P:4832
重  量:600
消費EN:961
総 出 力:2576
攻  撃:2191
防  御:1849
EN攻撃:3250
EN防御:2911
平均速度:3129
旋回性能:5614

◇とくせい
・レーダー機能追加
・ブレード光波追加
・キャノン発射制動無効
・消費EN半減

……あれ?いつの間にか強化されてる?



《クチバジム》



マチス「ほう、お前が噂のレイヴンか。話は聞いてるぜ」

サトシ「……」

マチス「そんなピカチュウで、俺のライチュウに勝てるかな? 行け、ライチュウ!! 格の違いを見せてやれ!」

ライチュウ「ラーイ!!」

サトシ「……やれ、ピカチュウ」



ピカチュウ「メインシステム 戦闘モードを起動します」ウィィン

とくせい欄・・・あっ・・・(察し)

ナニカサレチャッタかぁ

頭部も変わってら


ドゴォン!!
ボボボカーン


マチス「そ、そんな……俺のライチュウが……!」

ライチュウ「」プスプス…

ピカチュウ「作戦目標クリア システム通常モードに移行します」ウィィン

サトシ「さあ、バッジを渡してもらおうか」

マチス「ぬぅ……」

サトシ「これで三つ目。まだ半分以上はあるが、問題はないな? ピカチュウ」

ピカチュウ「ピッカピー!!」



《タマムシシティ》



< わざマシン137『WC-GN230(グレネードランチャー)』をてにいれた

< わざマシン124『WG-1-KARASAWA(プラズマライフル)』をてにいれた



サトシ「技も充実してきたし、負ける気がしないな」

ピカチュウ「ピッカー!」

サトシ「ここのジムリーダーはどうやら、くさタイプの使い手らしい。まあ、思いっきり打ちのめしてさっさと進むか!」

ピカチュウ「ピカチュー!!」ガッション ガッション

ついにカラサワか
ジェネレータ出力足りるのか?
まぁ開幕3連射できれば大丈夫か


《タマムシジム》



エリカ「お待ちしておりました。マサラタウンのレイヴン」

サトシ「おうよ。早速で悪いが、バッジは頂いていくぜ?」

エリカ「……ここ最近、あなたの噂を至る所で聞いています。あなた、チャンピオンを倒すつもりなのでしょう?」

サトシ「そうだよ。何か文句でもあるか?」

エリカ「ならば、私はあなたをここで破らねばなりません。“ネスト”の意思に背く者を、放ってはおけませんから」

サトシ「……そうかい。なら、こちらも邪魔な壁はぶち破るだけさ。行くぞ、ピカチュウ!」

ピカチュウ「メインシステム 戦闘モードを起動します」ウィィン


――――


ラフレシア「」ボボボボ

エリカ「燃える……燃えてしまう………ラフレシア……」

ピカチュウ「作戦目標クリア システム通常モードに移行します」ウィィン

サトシ「グレネードで一撃……っと。まあ、結果は見えていたさ」

エリカ「そのピカチュウ……ただのポケモンじゃありませんね。いえ、それはあなたも同じか……」

サトシ「え?」

エリカ「あなたたちは既に、普通のトレーナーとポケモンを逸した存在になっているようです。いずれ、彼らの目に留まり、消されるでしょう。それを忘れないでください」

サトシ「……?、よくわからないが、気をつけるよ」

――――
――


旅立ちから2ヶ月が経とうとしていた。

立ちふさがるジムリーダーを全てなぎ倒し、ロケット団をたった一人で壊滅に追いやったトレーナー。

マサラタウンの「レイヴン」としての名前は、瞬く間にカントー地方に広まっていた。

そんな頃、サトシはオーキド博士に呼ばれ、マサラタウンに一時帰ることになる。

どうやら大事な頼み事があるらしく、シゲルと協力して任務にあたってほしいとのことだった。

サトシはシゲルとはあまり顔を会わせたくはなかったが、いつの日か受けた恩もあり、渋々オーキド研究所へ向かった……。


《オーキド研究所》


サトシ「オーキド博士、今帰ったよ」



シーン…



サトシ「……誰もいないのか?」

シゲル「やあ、久しぶりだね。サトシ君」ガチャ

サトシ「シゲル! そうか、お前もオーキド博士に呼ばれてたんだっけ」

シゲル「おじいちゃんは後で来るよ。その前に、ちょっと一緒について来てくれるかな?」

サトシ「え? いいけど、博士はどうすんだよ」

シゲル「大丈夫。おじいちゃんが来る前に終わらせるから」


《オーキド研究所/地下闘技場》


サトシ「研究所の下に、こんなところがあるなんて……」

シゲル「どうだい? ここなら、誰にも迷惑をかけずにポケモンバトルできるだろう?」

サトシ「そうかもな……ってことはつまり、俺とバトルしたくてここに呼んだのかよ?」

シゲル「……」

サトシ「おい、シゲル? 聞いてるのか?」

シゲル「…………了解。すぐ終わらせる」ブツブツ

サトシ「シゲル、お前なに独り言を……」


シゲル「サトシ君……ここまでよく来てくれた。残念だが、バトルなどはじめからない」

サトシ「……何?」

シゲル「だまして悪いが、仕事なんでな。死んでもらおう」



< レイヴンズネストのシゲルがしょうぶをしかけてきた!

< シゲルはナインボールをくりだした!



サトシ「なッ、ナインボールだと!? どういうことだ、シゲル!!」

シゲル「わからんのか? イレギュラーなんだよ、やりすぎたんだお前はな!」



サトシ「くそったれ!! ピカチュウ、応戦しろ!」

ピカチュウ「メインシステム 戦闘モードを起動します」ウィィン

シゲル「容赦はしない、すぐ楽にしてやる」


< あいてのナインボールの、グレネードランチャー!

< しかし、ナインボールのこうげきははずれた!


サトシ「いいぞ、ピカチュウ! 反撃だ!」


< ピカチュウの、プラズマライフル!

< きゅうしょにあたった!
  

シゲル「くっ……やるな、イレギュラー! だがしかし、ここで終わるものか!」

サトシ「来いよシゲル。俺はお前が気に入らなかった、だから全力でぶっ倒せる時がくるのを楽しみにしてたんだぜ。俺のピカチュウでなァ!」

ピカチュウ「ピカピー!!」ピーピーピー



――――


ボボボカーン


ピカチュウ「作戦目標クリア システム通常モードに移行します」ウィィン

サトシ「……っ、なんとか終わったようだな。俺の勝ちだ、シゲル!」

シゲル「大きすぎる……修正が必要だ……」バタリ



< シゲルはめのまえがまっくらになった!



サトシ「シゲル? おい、死んだのか……」



[ハスラー・ワン]
≪力を持ちすぎるものは、全てを壊す。お前もその一人だ≫



サトシ「!! その声、あの時のヤツか!」

ついに死人が……


ザザザザ…


[オーキド博士]
≪久しぶりだな、サトシ≫


サトシ「オーキド博士!? どこだ、どこにいる!」


[オーキド博士]
≪覚えているか? わしがお前を拾った時、こう言った。“ナインボールに会わせてやる”――と≫


サトシ「……ああ、そういや言ってたな、そんなこと」


[オーキド博士]
≪その約束を今、果たす時が来た。お前なら、既に答えを得ているだろう≫


サトシ「……?」


< シゲルのポケットから、“ひみつのメモ”をてにいれた!


[オーキド博士]
≪トキワの森の郊外、今は閉鎖された工場がある。そこに来い≫


プツン


サトシ「……なるほどな、全て仕組まれていたってことだろ? オーキド博士……」

懐かしいな……



ひみつのメモ


↓↓↓↓↓↓

「大破壊」
かつて勃発した最終戦争による厄災。核兵器を上回る破壊力を持った超兵器により地上の文明と生態系は壊滅し、地上は人類の住むべき場所ではなくなった。

破滅した世界を再生すべく、「百年計画」が開始される。 そのために作られた組織が「レイヴンズネスト」である。

今の世界で日常に存在する、「ポケットモンスター」と呼ばれる生物は、この百年計画の過程で生み出された従来の“動物”に代わる生き物だったのだ。

再生された世界の秩序を維持すべく、ネストは世界のパワーバランスを崩す恐れのある過剰な力を持つ者に対して、実働部隊「ナインボール」を投入する。

それでも対応できなかった場合、即ち、『イレギュラーが出現し、ナインボールでは対応できなくなった場合』には、特殊機動兵器「ナインボール=セラフ」が投入される。

しかしながら、ナインボール以上のナインボールが存在することすら、民間人はおろどんなポケモントレーナーも知るはずがない。

これらは全て、おじいちゃんが教えてくれたことだ。

これが世界の真実というのなら、僕は世界の裏側から管理される存在ではなく、管理する側の一部分となって、人間としての生を全うしたい。

だから、許してくれ、サトシ。



―シゲル―

シゲル……

――――――――――――
現 在 読 込 中
――――――――――――


ポケットモンスター
マスターオブアリーナ

最終回「工場侵入」

発 信 者:オーキド博士
依 頼 者:―
成功報酬:60000c
作戦領域:工場施設
敵 戦 力:ナインボール ×3
     ナインボール=セラフ
成功条件:施設最深部への到達


《工場施設内部》



ピカチュウ「メインシステム 戦闘モードを起動します」ウィィン

サトシ「ここが工場の内部か。先に進もう」


[???]
≪お前たちは何故現れる≫

[???]
≪何故、邪魔をする≫


< あ! やせいのナインボールがとびだしてきた!


サトシ「読み通りだな。ナインボールは一体だけじゃない、複数体いるってことだ。倒して進むぞ、ピカチュウ!」

ピカチュウ「ピッピカピー!!」ピーピーピー

野生なのにある意味飼い慣らされてる気がしてならない


――――


ボボボカーン


< やせいのナインボールはたおれた!

< ピカチュウはけいけんちとして5841をもらった!


サトシ「ピカチュウ、まだいけるか?」

ピカチュウ「ピカー!!」ガッション ガッション

サトシ「連戦になるだろうが、耐えてくれよ」


[???]
≪企業、ポケモン、そしてレイヴンズ・ネスト≫

[???]
≪すべては私が作り上げたもの≫

[???]
≪荒廃した世界を、人類を再生する≫

[???]
≪それが私の使命≫


――――


[???]
≪力を持ちすぎたもの≫

[???]
≪秩序を破壊するもの≫

[???]
<≪プログラムには、不要だ≫



< あ! やせいのナインボールが2体とびだしてきた!


サトシ「……チッ、2対1か。ピカチュウ、やるしかないぞ」

ピカチュウ「ピッピカチュー!!」


< やせいのナインボールの、パルスライフル!

< こうかはいまひとつのようだ


サトシ「グレネードに気をつけろ! あれを喰らったら流石に保たないぞ!」

ピカチュウ「ピカァー!」

なんか楽しくなってきた


――――


ピーピーピーボボボカーン


< やせいのナインボールはたおれた!

< ピカチュウはけいけんちとして12539もらった!


サトシ「大丈夫か、ピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカァ…」ピコン ピコン

サトシ「もうすぐだ、もう少しで敵の本体まで辿り着ける!」



[???]
≪私は守るために生み出された。私の使命を守り、この世界を守る≫


ウィィン…


サトシ「……どうやら、最後のゲートが開いてくれたようだな。あのリフトに乗るぞ、ピカチュウ」


――――――――――――
現 在 読 込 中
――――――――――――


《工場施設最深部》



ゴウン…ゴウン…



≪修正プログラム 最終レベル≫



ゴウン…ゴウン…



≪全システムチェック終了≫



ゴウン…ゴウン…



≪戦闘モード起動≫



ゴウン…ゴウン…

ピッ






≪ターゲット確認 排除開始≫

来たか
初めはろくにロックオンも出来なかったなぁ

saga

< レイヴンズネストのハスラー・ワンがしょうぶをしかけてきた!

< ハスラー・ワンはナインボール=セラフをくりだした!


サトシ「行け! ピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカピー!!」


< ナインボール=セラフのブレードこうは!


ピカチュウ「ピカァ!」ドゴォン!


ピコン ピコン


サトシ「ピカチュウ! くそっ、何てバカげた威力なんだ!」

ピカチュウ「ピカァ…!」ガション


< ピカチュウのプラズマライフル!

<しかし、ピカチュウのこうげきははずれた!


サトシ「速い……! ピカチュウ、敵を捕捉し続けろ! ロックオンできなきゃ攻撃は当たらないぞ!」

ピカチュウ「ピカピー!」


< あいてのナインボール=セラフの、レーザーブレード!

< しかし、ナインボール=セラフのこうげきははずれた!


サトシ「今だ! すかさず攻撃!」


< ピカチュウのグレネードランチャー!

< こうかはばつぐんだ!


ドゴォン!!


サトシ「よし! いけるぞピカチュウ!」

ピカチュウ「ピッカピカー!!」ピーピーピー

サトシ「必ず勝つ! ここで全部終わらせてやるんだ!」




{epilogue}


死闘の末、ナインボール=セラフを撃破したサトシとピカチュウ。

爆炎に包まれ、崩れ落ちる赤いポケモンの最期を、サトシは静かに見届けた。

そして、焼け跡から見つけた一つのモンスターボールを手にする。





サトシ「……終わったな、これでようやく……」

ピカチュウ「ピカ…」フラリ

サトシ「ピカチュウ……?」


[ピカチュウ]
≪ここまでが、私の役割……サトシ……≫


サトシ「……ピカチュウ、お前は……」


[ピカチュウ]
≪あとは……あなたの役割……≫


ドサリ


ピカチュウ「」

サトシ「……そういうことか。お前も……」

博士から渡されたピカチュウも仕込みで、でも博士はナインボールで……どういうことだキバヤシ!!


カラン


サトシ「……? なんだこれは……モンスターボール?」


< サトシはナインボールをてにいれた!


ナインボール


↓↓↓↓↓↓

ナインボール=セラフの焼け跡から見つけたモンスターボール。どんなポケモンでも必ず捕まえることができ、捕まえたポケモンのレベルを強制的にレベル99まで引き上げる。ポケモンアリーナの頂点に立つ者の証でもある。






サトシ「ナインボール、ゲットだぜ!」



この後、サトシは、“⑨を打ち破る者(ナインブレイカー)”としての名声を得る。

だがそれは、更なる強者の誕生をも誘発しているのだとしたら……。

彼の、ポケモントレーナーとしての旅は終わらない。



〈完〉

面白かった、乙


サトシは次回作でラスボスなってそう

まさかの組み合わせだったが面白かった

面白かった
ACはエタりやすいから無事に終わってよかった

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