ことり「かよちゃんに先越された!?」 (54)
花陽「では、ことりちゃん 第10回HIA会議を始めます。」
ことり「かよちゃん、やっぱりネーミ...」
花陽「キニシナシデクダサイ!」
ことり「...ダメ?」
花陽「何がダメなの?」
ことり「あ、いや... まあいいか」
花陽「それでこの前の合宿で二人してついに告白をしたわけですが...///」
ことり「うん...告白、したんだよね///」
花陽「ですが! まだ返事が貰えてません!」
ことり「うん、まだ貰ってないね ...貰うのが怖かったりするけど...」
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ことり「それでどうするか考えてあるの?」
花陽「もちろん! 今度3人で遊園地デートすればいいのです!」
ことり「遊園地... イイネッイイネッ♪」
ことり「でも、3人でデートって?」
花陽「私たちは穂乃果ちゃんに揃って告白しました」
ことり「うん、穂乃果ちゃんに焦らずに答えを出してねって伝えもしたね」
花陽「だから、お互いに不公平がないようにアピールする方法はこれだと考えました!」
ことり「なるほど...いいと思う♪」
花陽「それで、今度の日曜日なんかがいいと思うんだけど、どうかな?」
ことり「うん、大丈夫だよ 穂乃果ちゃんは私から誘っておくね」
・
・
・
トゥルルル...
穂乃果『もしもしー?』
ことり「もしもし? 穂乃果ちゃん、いま大丈夫?」
穂乃果『ことりちゃん? 大丈夫だよー』
ことり「あのね、今度の日曜日に私とかよちゃんと3人で遊園地行かない?」
穂乃果『え、遊園地!? 行く!!行きたい!!』
ことり「ホント♪ なら、日曜日の少し早いけど9時に駅前でもいいかな?」
穂乃果『うん、わかった 寝坊しないようにするよ」タハハ
ことり「アハハ...デートだから遅れちゃヤダよ? それじゃ、また明日、おやすみー」
穂乃果『うん、おやすみー...ってデート!?』
ピッ
穂乃果『....../// あ、でも次の日曜日って確か...』ツーツー
・
・
・
花陽「フンフフ~ン♪ 日曜日、何を着ていこうかな~♪」
花陽「やっぱりワンピースがいいかな? いやたまにはピシッとした大人っぽいのも...」
トゥルルル...
花陽「...あれ?誰だろう? ...はい、もしもし?」
穂乃果『あ、花陽ちゃん? 遅くにごめんね?」
花陽「穂乃果ちゃん♡ どうかしたの?」
穂乃果『今度の日曜日のことで相談があるんだけど...』
花陽「あ、ことりちゃんから聞いたんだね♪ それで、相談って?」
穂乃果『みんなで話してたことだけど....』
「・・・・・・・」
花陽「...うん、わかったよ♪ それじゃあ、土曜日に」ピッ
花陽「...ことりちゃん、内緒だけど...ごめんね♪」
・
・
・
ことり「いよいよ明日だなぁ~ おやつ何を作っていこうかな~♪」
ことり「乗り物によっては、形崩れたりするからやっぱりクッキーかな?」
ことり「プレーンもいいけど、チョコチップとかゼリービーンズとかもあっていいかも♪」
ことり「それじゃ、ちょっとスーパーに...ってあれは.......穂乃果ちゃん?」
穂乃果「..........」
ことり「何してるんだろう? おーーい、穂乃果ちゃ...!?」
花陽「ごめん、穂乃果ちゃん 待たせちゃったかな?」ハアハア
穂乃果「ううん、私のほうが遅刻するんじゃないかなって思ってたくらいだから全然いいよ~」
花陽「それじゃ時間も無いし、早く行こっか?」
穂乃果「うん、よろしくねー♪」
ことり「かよ...ちゃん...? ...えっと...どういうこと、なの?」
ことり「なんでかよちゃんと穂乃果ちゃんが一緒なの...?」
どうして? えっと...どうして??
なんか同じことしか言ってないけど、頭の中が一杯だもん、仕方ないよね?
ことり「って全然自分を誤魔化せてないぃっ!?」
ことり「かよちゃんに聞いてみないと! ......ってもう居ない!?」
あぅ~...完全に見逃しちゃったよ......
ことり「...あとで電話して聞いてみよ..... 買い物に行かないと...」
ことり「...........」ソワソワ
ことり「...気になって買い物どころじゃないよ~」ワーン
・
・
・
ことり「うーん...電話でない......」トゥルルル
コールはしてるから圏外じゃないだろうし...電車の中だったりするのかなぁ?
...もしかしてスルーしてるんじゃ......
ことり「ダメダメ、後ろ向きに考えちゃダメ!」
...でもでも、二人してってことは.....
ことり「やっぱり私に黙ってデートなんじゃ........」ウル
どうしよう... なんだか胸が苦しいよ...うぅ...
ことり「と、とりあえずメールだけ送っておいて買い物済ませちゃお」ポチポチ
ことり「えっと、何を買うんだっけ....?」
えっと...明日のおやつにクッキーを作ろうと思って....
えっと...えっと...えっと......
ことり「ぅわ~ん、何も考えられないよー!」
頭の中がさっきから穂乃果ちゃんとかよちゃんのことばっかりだよー!?
うぅ...やっぱり二人でデートってこと?
かよちゃん、何も言ってなかったし.....裏切られたわけじゃないよね?
穂乃果ちゃんからは返事もらってないし...
...どうしていいのかわからないよ......
ことり「グスッ......帰ろ...」シュン
とてもじゃないけど、お菓子を作る気分じゃないよ...
・
・
・
<夜>
チクタクチクタクチクタク.....
ことり「.................」
チクタクチクタクチクタク.....
ことり「かよちゃんから返事が来ないよぉー!?」ビエーン
結局、帰ってきてからも2人のことしか頭になくて、何してたのか覚えてない...
ずっと穂乃果ちゃんとかよちゃんのことがグルグルしてて...
ご飯も食べたと思うけど、何を食べたのかも覚えてない...
ことり「......明日、遊園地だし...寝ないと......」
こんな気持ちで明日大丈夫かな?
・
・
・
<翌日>
ことり「...待ち合わせ場所に着いたのはいいけど......ハア....」
うぅ...どんな顔してればいいのー!?
ことり「...ハァ......」
花陽「大きな溜め息だねー、何か悩み事?」
ことり「ひゃぅっ!?」
花陽「おはよっ、ことりちゃん♪」
ことり「は、花陽ちゃん!? お、脅かさないでよっ!?」
花陽「えっ、ぇえっ!? そんなつもりじゃなかったんだけど...」
ことり「もぉ.....」プンスカ
花陽「ごめんなさい! ...でも、何か悩んでるの?」
ことり「ぅえっ!? な、なんでもない...よ?」
花陽「...ほんとうに~?」
ことり「ほ、本当だよ...?」
ことり「あっ!!そういえば、どうして昨日、電話もメールも返事がなかったの!?」
花陽「えっ!? え~っと、そ、それはー、その~......」オドオド
ことり「それは?」ジッ
花陽「ま、マナーモードにしてて、寝る前まで気付かなかったの...」アセ
ことり「そうだったんだ~」ジトー
花陽(う...あまりうまく誤魔化せてない...目がなんか怖い...)
ことり「じゃあ今聞くけど、昨日穂乃果ちゃんと二人で何をしていたの?」ニコリ
花陽「そ、それは...穂乃果ちゃんが来るまで待たない?」カタカタ
ことり「イマオシエテクレナイカナ?」
花陽「あ、あの、えっと...だ、だれか...ダレカタスケテー!?」
「チョットマッテテー」
ことぱな「「えっ??」」
穂乃果「な~んて♪ お待たせっ!」
花陽「あ、おはよっ、穂乃果ちゃん♪」
ことり「おはよ、穂乃果..ちゃん......」
穂乃果「えへへ~、どう、かな?」
ことり「.......」パクパク
花陽「実は、昨日穂乃果ちゃんに頼まれて新しいお洋服を買いに行ってたのでしたー♪ ビックリさせてくて内緒にしてたんだ~」
ことり「.......」パクパク
穂乃果「...あれ?ことりちゃん? ...もしかしてビックリしすぎちゃってる?」
花陽「そ、そうかも...」
ことり「ほ、穂乃果ちゃん...?」
穂乃果「な~に、ことりちゃん?」
ことり「か.....」
穂乃果「か?」
花陽「か?」
ことり「かわいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい/////」
ことり「え?どうしたの、穂乃果ちゃん!? こんな落ち着いた服今まで着たことなかったよね!?」
ことり「それに髪は降ろしてウィッグまで付けて、長髪美人だし!いつもよりお淑やかに見えるし!」
ことり「スカートもいつもみたいなミニじゃなくて、少し長めで控えめな感じがよく出ていて!」
ことり「キャミはオレンジ、白のブラウスで暖かな印象もよく出てる!」
ことり「あ、あとあと...!」
花陽「こ、ことりちゃん、ストップ、スト~ップ!」
ことり「っ!...ご、ごめん///」
花陽「ほら、穂乃果ちゃんが褒められすぎて真っ赤になってるよ///」
穂乃果「........../////////」シュー
ことり「で、でもでも、可愛いんだから仕方ないよっ!!」
花陽「うん、ナンパされてもおかしくないくらいだね♪」
穂乃果「え、えっと...じ、実は来る途中に何人かに声を掛けられました...///」
ことり「............」
花陽「...........」
ことぱな「「....シナス」」
穂乃果「え!?ちょ、ちょっと待って!?」
ことり「止めないで、穂乃果ちゃん!」
花陽「穂乃果ちゃんに群がる害虫は駆除しないと!」
穂乃果「言ってることが物騒すぎるよっ!?」
穂乃果「ちゃんと断ってきたから、ねっ?ねっ!?」
ことり「...う、うん...そこまで言うなら...」
花陽「わかったよ...」
穂乃果(め、目に光がなくて怖かった...あれは、マジな目だよ...)ガクブル
花陽「それはそれとして、遅くなっちゃうから行こっか?」
穂乃果「そ、そうだね!それじゃぁ、れっつごー♪」
・
・
・
穂乃果「とうちゃ~っく」
花陽「それじゃ~、どれから乗る?」
穂乃果「もちろんジェットコースター!」
ことり「ことりはまずはコーヒーカップがいいな~」
花陽「私も最初はゆったりしたのがいいかな」
穂乃果「えーー」
花陽「せっかくデートなんだから、最初はお話しながらでもいいと思うよ?」
ことり「そうだよ~、いつもは話さないようなことも話すいい機会だよ?」
穂乃果「それもそうだね...でも、デートってなんだか照れちゃうね///」
ことり「いまさら照れても遅いのです///」
花陽「では行きましょー///」
穂乃果「2人だって照れてるじゃ~ん」クスッ
ことり「ヤッタ♪空いてるね」
花陽「ちょうどいいね 混んでて待つよりはいいと思うよ♪」
穂乃果「じゃあ、早速乗ろう♪」
・
・
・
花陽「それでは回しま~す♪」
ことり「は~~い♪」
花陽「よいしょー」
穂乃果「あ、思ってたより楽しいかも♪ 同じ景色なのになんか違ってていい感じ♪」
ことり「えへへ、いいもんでしょ?」
穂乃果「うん♪」
キャーーーーーーー!
ことほのぱな「「?」」
「やーめーてー! め、目がっ!まーわーるー!」
穂乃果「ねえ、あそこにいるのって、もしかしなくても凛ちゃんと希ちゃん?」
ことり「そう、みたいだね...」
凛「希、ちゃん...おそ、くし、て~」
希「何言ってんのー、まだまだいくよー!」テーイ
凛「ニャーーーーーーッ!!」
希「ほらほらほらー♪」イキイキ
ことり「.......」
花陽「凛ちゃん......」
穂乃果「ご愁傷さま.......」
ことり「でも、どうしているんだろう?」
穂乃果「こ、ことりちゃん.....」
花陽「そこは...私たちと同じ理由だと思うよ.....」
ことり「え??」
凛「ふにゃにゃ~.......」フラフラ
希「あー、楽しかった~♪」ルンルン
穂乃果「希ちゃーん」
花陽「凛ちゃーん、大丈夫ー?」
希「お、ふた...じゃなかった、3人も来てたなんて偶然やね~」
ことり「...いま私のことだけ、忘れてたの...?」
希「そんなわけないやん♪ 2人の声が聞こえて目を向けたら、3人だったから言い直したってだけよー」
ことり「ならいいんだけど...」
穂乃果「それで、2人でどうしたの?」
希「あ、それはなー...」
希「凛ちゃんがチケットくれてん♪ それで、2人で遊びに来たんよ♪」
凛「...はっ! あ、穂乃果ちゃん、ことりちゃん、かよちん♪」
花陽「やっと気づいたんだね、凛ちゃん...」アハハ
凛「....?」
穂乃果「いま希ちゃんとデートに来たって話を希ちゃんから来ていたんだよ~」
凛「え゛っ/////」
ことり「あ、赤くなった~♪」ウフフ
希「かわいいやろ?かわいいやろ? 凛ちゃんとデートができてウチ嬉しいわ~」ニヒヒ
凛「も、もう///希ちゃーん!!」
希「....それで3人も?」
ことぱな「「もちろん!」」
凛「...二股にゃ」
穂乃果「二股とか言わないでっ!? まだちゃんとじゃないからその言われ方は心外だよ!」
ことぱな「「ジッ....」」
穂乃果「うっ.....」
希「穂乃果ちゃんも大変やねー♪」
穂乃果「ウー...これでも真面目に悩んでるんだからー!」
・
・
・
凛「それじゃー、凛たちは次のアトラクション行ってくるね~♪」
希「それじゃ、またあとでな~」ニコッ
穂乃果「うん、またあとで~」ブンブン
ことり「...まとあとで??」
花陽「た、たぶん、同じ遊園地にいるから、お昼とかにってことじゃないかな?」アセ
ことり「あ~、なるほど~」
花陽(ほっ...)
穂乃果「じゃ、私たちも行こっ♪」
ことり「うん♪」
穂乃果「それじゃ~、次はアレに乗ろう!」
ことり「あ、これね♪」
花陽「え...これに乗るの?」
花陽ちゃんが怖がってる、クスス
フリーフォールなんて全然怖くないのにな~♪
穂乃果「レッツゴー!」ガシッ
ことり「ゴー♪」ガシッ
花陽「ダ、ダレカタスケテー!?!?」ズルズル
花陽「ウゥゥ....」クスン
ことり「まあまあ花陽ちゃん、せっかくなんだしー♪」ガシッ
穂乃果「私と手をつないでれば大丈夫だよ」ニコッ
花陽「う、うん...///」
ガタン
花陽「!?」
穂乃果「ゴー!」
ウオオオオオオオオオオン...
花陽「た、高いです...」カタカタ
ことり「大丈夫だよ~♪ あ、穂乃果ちゃん、私も手をつないでいい?」
穂乃果「うん、いいよ~」
ことり「ヤッタ♪」
ガタン
花陽「ヒッ!?」
グオオオオオオッ
花陽「ビャーーーーーーー!!!!!!!」
穂乃果「ギャーーーーーーーーー♪」
ことり「アハハハハッ、ワ-イ♪」
・
・
・
花陽「....」グッタリ
穂乃果「花陽ちゃん大丈夫?」
花陽「あまり大丈夫じゃないです...」
ことり「じゃあ、次はあれにしよう♪」
穂乃果「あれって、フリスビー?」
ことり「うん♪」
花陽「は、花陽は休憩します.....」タジ
ことり「ダーメ♡」ガシッ
花陽「た、タスケテー、穂乃果ちゃーん」ウエーン
穂乃果「えーと....私も乗ってみたいんだよね~」アハハ
花陽「救いがないっ!? 神も仏もいないのですかー!?」
ことり「あ、空いてるからレッツゴー♪」ギュッ
穂乃果「おー!」ギュッ
花陽「ふえーん」
グオオ---ン
花陽「いやあぁああぁぁぁぁぁあぁぁぁぁーー!!!!」
穂乃果「うわああぁぁぁああぁぁぁあぁーー!?!?」
ことり「ィヤッホーーー♪」
・
・
・
<絶叫系をいくつか乗った後>
ほのぱな「「...........」」ゲッソリ
ことり「2人とも大丈夫?」
穂乃果「さ、流石の私ももう無理...どうして、ことりちゃんは平気、なの?」
花陽「...絶対...何か、おかしい、よ...」
ことり「ひどい!? 別に普通なのに!?」
・
・
・
ことり「では、お昼にしよー♪」
花陽「なんで、ことりちゃんはこんなに元気なの.....?」
穂乃果「ほんと、なんでだろうね......」
実は、あのあとも絶叫系のオンパレードでした~♡
あ~、楽しかった♡
ことり「えー、楽しかったのに~...」
穂乃果「さすがの私でもちょっとツライかも...」
花陽「えっと、ことりちゃんって三半規管がたぶんμ'sの中でも強い方なんだろうね...」
穂乃果「絶対そうだと思う...たぶん、希ちゃんも強いほうだよね...さっきのコーヒーカップもだし...」
花陽「納得です.....」
ことり「?」
・
・
・
3人「いたただきまーす」
穂乃果「うん、このホットドックおいしー♪」
ことり「ほんと? 一口ちょーだい?」
穂乃果「はい、どーぞー」
ことり「あ~ん」
穂乃果「え、えっと.../// ...はい、あ~ん///」
ことり「あむ、うん、おいしい♡」
花陽「あっ!? 2人だけずるいです!」
花陽「穂乃果ちゃん! 私のカレーもどうぞです!」
穂乃果「あ、ありがとう」オロオロ
花陽「はい、あ~ん♡」
穂乃果「あ、あ~ん、あむ...おいしい///」
花陽「えへへ///」
ことり「それじゃ、私もお返しに~♡」
花陽「私もお返しが欲しいです!」
・
・
・
ことり「おいしかったね~♪」
花陽「うん♪ 次はどこに行きましょうか?」
穂乃果「それでは定番のお化け屋敷にいこー!」
ことぱな「「待ってましたー」」
穂乃果「待ってたの!?」
ことり「遊園地と言ったら、絶叫系に続いてホラーでしょ?」
花陽「それに穂乃果ちゃんと堂々とくっつくいい機会だし!」
穂乃果「心の声がダダ漏れだー!?」
ことり「だって、今日はデートなんだよ? 触れ合わないと!」ガシッ
花陽「そうだよ! だから~、腕組みして行きましょう!」ガシッ
穂乃果(なんか2人の積極さのほうが怖いけど...黙ってよ...)
キャーーーー!
穂乃果「あれ?」
のぞりん「「キャーーーーーーー!!!!」」タッタッタッ
穂乃果「希ちゃん! 凛ちゃん!」
凛「あ...穂乃果ちゃん...」ナミダメ
希「こ、このお化け屋敷...かなりのもんやで...」ナミダメ
ことり「希ちゃんまでこんなに怖がるなんて...」
花陽「お、恐るべし...」
凛「3人とも...行くつもりなら、入るかどうかはよく考えたほうがいいと思うよ...」
穂乃果「......ヨシ!行こう♪」
希「うぇっ!? ホンマに行くの?」
穂乃果「2人がそんなに怖いと思うお化け屋敷だよ? これは行ってみないと損だよ♪」
・
・
・
ヒュードロドロドロ...
穂乃果「お化け屋敷の定番の音だね~」
ことり「そうだね~」
花陽「だけど、結構冷えないかな?」ブルッ
ことり「言われてみれば... 思ってたより中は暗いみたいだし...」
穂乃果「...なんか、霧も出てきてない?」
花陽「ここ建物の中だよね? 中だよねっ!?」
ことり「予想以上の雰囲気だね...」ゴクッ
穂乃果「ほんと雰囲気すごいね...ただね......」
ことり「ただ?...なぁに、穂乃果ちゃん?」
穂乃果「お化け屋敷なのにまだお化け出てきてないんだよ?」
ことぱな「「...あっ........」」
ヒューー
穂乃果「ぅぅ...でもほんと冷えるね...あと、冷えるというより、もう寒いって感じじゃないかな?」ブルブル
ことり「うん、寒いね...」ブル
花陽「だったらくっつけば解決!」ダキッ
ことり「あ!そうだね、その通り♪」ダキッ
穂乃果「2人とも!? あ、歩きにくいよ~///」
ことり「えへへ~、あったか~い///」
花陽「そうだね~///」
サッ...
穂乃果「うん?」
サッ...サッ...
穂乃果「...火の玉? にしては、やたら黒いような.......コウモリ?」
ピタッ
花陽「ピェッ!? な、何っ、何っ!?」
ことり「どうしたのかよちゃん......っ!?」フリムキ
穂乃果「え? なになに......っ!?」フリムキ
そこには、作り物にしては出来過ぎで、衣装にしては凝りすぎている...
そう...リアル感が半端ないゾンビさんがいたのでしたー
それも、変な...人間には絶対出来ないような姿勢で...
3人「「ぎぃやぁぁぁあああぁぁあぁぁああぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーー!!!!!!!」
そのあとは言わずもがな...3人揃って出口まで全力疾走でした...
リアル感ありすぎだけど、穂乃果ちゃんに言わせるととあるゲームより酷いみたい...
特殊メイクだとしても、あれは怖すぎるよ....(泣)
・
・
・
穂乃果「な、何あれ...この世のものじゃないくらい不気味だったよ...ゼェ..ゼェ..」ナミダメ
花陽「ぶ、不気味どころじゃ...ないです...ハァ..ハァ..あ、悪夢ですよ...」グスッ
ことり「ふえ~ん...怖かったよ~」ポロポロ
希「あ、3人とも戻ってきたんやね...」
凛「やっぱり不意をつかれたのかにゃ?」
花陽「凛ちゃん、そうなんだよ~」ウルウル
穂乃果「まさかお化けが出ないって思い込みを使われるとは思いもしなかったよ...」
ことり「それに中の雰囲気もまるで別のところの迷い込んだみたいだったよ...」
希「ウチらもそれに騙されたんよ」
凛「お化け屋敷なのにお化け出ないな~、ホントにここお化け屋敷?って思ったところで...」
希「肩を叩かれて、うらめしや~ってね」
穂乃果「え? うらめしや~?」
ことり「ってことは、日本のお化けってこと?」
希「せやよ~」
花陽「私たちが見たのは、これ以上ないくらいのゾンビの群れなんだけど...」
のぞりん「......あれ?」
ことほのぱな「...あれ?」
穂乃果「これは....」
凛「一体....」
花陽「何なんだろうね....」
希「スピリチュアルやね....」
ことり「...待って、ここに何か書いてあるよ~」
【当お化け屋敷は日本に留まらず、世界中のお化け・妖怪等々をランダムでお楽しみいただけます】
5人「「・・・・・・・・・・・・そんなオチですかー!?」」
・
・
・
穂乃果「なんだかんだでいい時間になってきたね~」
ことり「そうだね~」
希「結局、残りはウチらも一緒に回らせてもらってごめんな?」
花陽「別に気にしなくていいよ~」
凛「凛とかよちんの仲だし~」
希「え...凛ちゃん...ウチと一緒なのが嫌やったん...?」シュン
凛「にゃぁっ!?ち、違うよ!全然そんなことないよ! 希ちゃんと一緒じゃなかったらこんなに楽しくないよ!」
希「凛ちゃん...嬉しっ!」ギュー
凛「はわわわ///」シュー
ことり「穂乃果ちゃん!」
花陽「私たちにもハグを!」
穂乃果「えっ?えー!?」
穂乃果「え、えっとー......えいっ!!」ギュー
ことり「ふへへ~♡」
花陽「えへへ~♡」
希「お楽しみのところ申し訳ないけど、ウチらはやることあるしお先にな~」
ことり「あ、そうなんだ?」
凛「お邪魔したにゃ~、またあとでね~♪」
花陽「うん」
穂乃果「じゃあね~」
ことり「...またあとで??」
穂乃果「き、きっと言い間違えたんだよ!」
ことり「そうなのかなぁ?」
・
・
・
ことり「今日は楽しかったね~♪」
穂乃果「うん♪ で、デートに誘ってくれてありがとね、2人とも///」
花陽「ううん、こちらこそ」ニコッ
ことり「また行こうね♡」
穂乃果「絶対行こうね」ニコッ
ことり「それじゃぁ、またあし..」
穂乃果「ううん、まだだよ!」
ことり「え? でも、もう私の家だし...」
花陽「いいからいいから~♪ 玄関に入って入って」グイグイ
ことり「って何がいいのっ!? お、押さないで~」
穂乃果「ちょっとことりちゃんの家に用があるんだよ~」
ことり「えっ?えっ?」オロオロ
ガチャッ
ことり「え、えっと? ただい..」
パパンパン
ことり「ひゃいっ!?」ビクッ
みんな「「誕生日おめでと~」」
ことり「えっ?ぇえっ??」
花陽「えへへ~、びっくりした?」
穂乃果「今日ってことりちゃんの誕生日でしょ? 実は、デートに誘われたときにみんなに呼びかけてたんだ~」
ことり「えっと...?」
花陽「やっぱり自分の誕生日を忘れてたんだ...」アハハ
花陽「それで実は、昨日穂乃果ちゃんと出かけてたのは服の新調だけじゃなくて、この準備もあったの」
絵里「そうよ、ホントは月曜日に遅れながらの誕生日会をしようかと思ってたんだけど」
海未「穂乃果から電話があって準備してたんですよ」ニコッ
真姫「花陽と穂乃果はともかく、希と凛もいなかったから少し手間取ったけどね」
のぞりん「「ごめんにゃさい」」
にこ「まあ、今日の主役はことりよ? この辺にして始めない?」
ことり「あ、あの、えっと...ありがとう...?」
穂乃果「びっくりさせ過ぎたかな?」
ことり「う、うん...びっくりした...けど、嬉しいっ///」
花陽「クスッ サプライズ大成功だね♪」
ことり「あっ...うわぁ...すごい! この料理みんなが作ったの?」
真姫「作ったのは主ににこちゃんと、海未よ 私と絵里と理事長で飾り付けしてたの」
ことり母「あ、おかえりなさい、ことり」
ことり「ただいま~ お母さんもありがとね♪」
ことり母「フフ どういたしまして さ、主役は早く席に着きなさい」ニコッ
ことり「うん!」
・
・
・
Happy birthday to you, happy birthday to you,
「「ハッピーバースデイ ディア ことり~ ハッピーバースデイ トゥーユー」」
「「誕生日おめでとう!!」」
ことり「みんな、ありがとう!!」
希「それでは誕生日プレゼントの進呈です」
真姫「じゃあ、私とにこちゃんから...はい 誕生日おめでとう」
ことり「ありがとう♪ 何かな~...あ、腕時計! この時計かわいい♡」
にこ「どうかしら? 真姫ちゃんと結構悩んで選んだんだけど...」
ことり「すっごく嬉しいよ~ ありがとう、真姫ちゃん、にこちゃん♪」
凛「それじゃぁ、凛と希ちゃんからにゃ」
ことり「ありがとう♪ ....帽子?」
希「さすがに形でわかっちゃうよね、アハハ ことりちゃんに似合いそうな形と色だったからこれにしたんやけど...」
ことり「ううん、新しい組み合わせができそうで楽しみになってきたよ♪ ありがとう、2人とも♪」
絵里「私からはこれよ」
ことり「わぁ...イヤリング、かわいい♪」
絵里「手作りなんだけど、気に入ってくれたかしら?」
ことり「え、これ、手作りなの? ありがとう、ぜひ使わせてもらうね♪」
海未「私からはこれです」
ことり「あ、リボン...」
海未「すみません...もう少し凝ったものにしたかったのですが...」
ことり「気にしないで...毎年祝ってくれてるんだもん、気持ちは十分伝わってるよ♪」
海未「ありがとうございます」ニコッ
ことり「ありがとうを言うのは私の方だよ~」
花陽「それじゃ私と穂乃果ちゃんからは~、ことりちゃんが大好きなチーズケーキをいろいろと集めてみました~」
ことり「え、ホント!!」
穂乃果「うん!誕生日だもん、ことりちゃんが好きなものならこれだーって思って...みんなみたいに残るものの方がよかったかな?」
ことり「...ううん、すごく嬉しい、ありがとう♪」
穂乃果「ねぇ、ことりちゃん? 実は私からもう一つプレゼントがあるんだ...」
ことり「え?なぁに..」
チュッ
ことり「っ!?!?」
穂乃果「えへへ、私からだけの誕生日プレゼントだよ?///」
ことり「穂乃果ちゃん、いま...!///」
花陽「あ、ことりちゃんずるいっ!」
海未「ちょ、ちょっと穂乃果!? は、破廉恥です!」
海未(う、羨ましい...!)
絵里「穂乃果? 私の時にもしてくれないかしら?」
海未「って、絵里!?」
穂乃果「え...えっと~...か、考えておくよ...」
にこ「穂乃果? きっぱりと断ることも大事よ?」
海未「ほ、穂乃果? 私の時にm...」
真姫「はっきりしないと誤解されるわよ?」
希「ウチの時は凛ちゃん、キスしてくれる?」
凛「っ///// な、内緒にゃ!!」
希(ウフフ 凛ちゃんの時にしてあげよ♡)
海未「わ、私の話を...」
花陽「穂乃果ちゃん!! わ、私の時は...?」
穂乃果「え、えっと...うん///」コクン
花陽「っ!!...早く来い...私の誕生日...!」
ことり「えへへ///」
穂乃果ちゃんからキスしてくれた(ほっぺだけど)だけでも進展したのかな?
自分ですら、悩み事にデートですっかり忘れてた誕生日だけど、
今日みたいな誕生日なら大歓迎かな?
完
乙
ふわふわぷらんたん
呼び方違うくないか?
記憶では「はなよちゃん」だった気が
SIDやドラマCDはかよちゃんだった気が…
ラブライブはアニメとその他で呼び方変わるぞ
ドラマCDとかだとかよちゃんって呼んでる時もあるよ
ラブライブの呼び名は超適当よ
ことりちゃん天使
おつんたん
呼び方はGODの気まぐれやからね
転載
このSSは
花陽「ことりちゃん!やるよ!」 ことり「かよちゃん!了解だよ!」と、
花陽「ことりちゃん!やるよ!」ことり「かよちゃん!了解だよ!」 - SSまとめ速報
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凛「最近希ちゃんがベタベタしてきてこわいにゃ...」の後日談的位置づけ
凛「最近希ちゃんがベタベタしてきてこわいにゃ...」 - SSまとめ速報
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花陽「ことりちゃん!やるよ!」ことり「かよちゃん!了解だよ!」
凛「最近希ちゃんがベタベタしてきてこわいにゃ...」
無断転載かな?
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