真人「学園都市?」 (29)

 

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モブ1「あれーどうしたの?こんな夜中に一人じゃ危ないよ?」

モブ2「そうそう、だから俺達がセキニン持って送ってやるからサ?」

モブ3「その変わり、ちょーっとだけ付き合ってくれよwwww」

御坂(めんどくさい人達に絡まれて、5分も経っていないと思う)

御坂(助けて貰えないかなーと視線を送っても、誰しも、自分の身が一番可愛い)

御坂(通行人は申し訳ない、と言った顔をして小走りで立ち去る)

御坂(それが、当たり前)

御坂(そんな中、コイツらは自分から関わりに来た)


真人「お、バトルでも始まんのか?」

モブ3「まぁ、夜のバトルがあるかも知れないがよwwww」

真人「お、やっぱりか!」

モブ2「つか、アンタどちらさん?邪魔しに来たワケ?」

真人「まさか。止めやしねぇよ。ただの観客さ」フッ

モブ1「そういうことか」ニヤニヤ

モブ2「なんだったら、参加するか?条件次第ではいいぜ」

真人「おぉ?」

当麻(まずい…!?)ダッ

真人「で、誰が闘るんだ?」

モブ1「まずは俺からだろ」

モブ2,3「異議なし」

真人「OK。武器はどうする?」

モブ1「そんなもん必要ないね。この手だけで十分ヤれるテクがある」

真人「それじゃ不公平なんじゃね?」

モブ1「ん?」

真人「ん?」


上条「いい加減にしろ。お前ら!」バーンッ

モブ1「今度は誰だ!?」


上条「俺が誰だかなんて、そんな些細な事はどうでもいい!
   俺はお前らみたいなガキ相手に集団じゃないと何も出来ない奴らは気に食わないんだ!
   恥ずかしくないのか!?いい加減にしろよ!(2回目)目を覚ましてよく見てみろって。
   まだ色気もついてない乳臭いガキだろ!反抗期も抜けてねぇ!

モブ2「んだとこら!」

モブ3「お前には関係ないだろ!」!

上条「それでもまだ辞めないって言うんなら…そのふざけた幻想<性癖>ぶちこわす!!」キリッ

その時、夜の闇から、閃光のような明るさが走る!!


御坂「ふざけてんのはお前だあああああああああああああああ!!!!!!!!」ビリビリビリッ

御坂「ったく、黒子を呼んで穏便に、とかじゃなくて、初めからこうしとけば良かったわ」

御坂「よくもまぁ幼気な中学生に、あんな……言葉を言えるものね」スタスタ

御坂「……まだ成長期だもん」ペタペタ

真人「どこがだ」

御坂「///…!?…何で、もう動けるのよ!」

真人「筋肉に救われたぜ」

御坂「はぁ!?」

真人「それより悪かったな。俺はバトルってのは、文字通りの意味だと思ってたからよ」

真人「対等に戦えるようにと、ガラクタを武器代わりにして戦うのを提案しようと思ったんだが…」

御坂「普通あの状況で、そうは思わないでしょ…」

真人「けどよ、助けを求めてるっていう目じゃなかったぞ。なぁ?」

御坂「なぁ、って誰に言ってるのよ。皆少なくとも明日までは起きないわよ」

真人「いや、コイツは気絶したフリだ」

上条「」ギクッ

御坂「あんたまで!?まさか能力者…」

上条「いやいや、上条さんは正真正銘の無能力者ですことよ」

上条「俺は、常盤台の制服着てるから、てっきり大丈夫だと思って様子見してたんだ…」

上条「でもなんか話の流れがヤバいと思ったから助けに来たんだが」

上条「なんか電撃を喰らうという不幸な目にあいました」シクシク

御坂「あんたが失礼なことを言わなければ、私だってする気はなかったわよ!」

上条「ん、なんか俺言ったっけ?」

御坂「」

上条「ま、俺としては、こいつらが人の道を踏み外す前に止めたかったんだ」

真人「なるほどな。あ、俺は(21)じゃねぇから」

上条「おぉ、そうか。ならよかったぜ!」

御坂「」

真人「じゃ、俺はそろそろ行くな」ダッシュ

上条「おう。お疲れさん。悪かったなー」

上条「お前は一人で帰れるか?」

御坂「」

上条「子供は夜遅くまで遊ぶなよー」

御坂「」

上条「気をつけてなー」スタスタ

御坂「」



御坂「ねぇ」

上条「ん?」クルリ

上条「やっぱ送ったほうがいいのか?」

御坂「ううん。全然」ゴゴゴゴゴ

上条「あれ、なんか怒っていらっしゃいます?」

御坂「ううん。全然」ゴゴゴゴゴ

御坂「でもね。レベル5が無能力者に借りを作るわけにはいかないから」

御坂「ちょっと付き合ってくれるわよね」ニッコリ・・・

上条「ふ…」


上条「不幸だーーーーーー!!」ダッ

御坂「待ちやがれーーーー!!」バチバチッ!

とある公園のすべり台

真人「ここで寝るのは、久しぶりだな」

真人「お休み筋肉」

     オヤスミキンニク!

真人は懐かしい声を聞いたような気がした。

つづく

筋肉いぇいいぇい!

真人けっこう好きだから期待

やっぱりリトルバスターズは最高だぜ!いやっほーう!

最初どの真人かわからんかったわ

それにしても今年の冬は本当にゴッサムだね

真人「公園もなかなか捨てたもんじゃねぇな・・・」

日の出と共にトレーニングをし始めた真人は、はたから見れば変人そのものであった。

真人「おらおらぁ!」

子供1「あの兄ちゃん何やってるんだろ?」

子供2「凄い勢いで木馬を揺らしてるね」

真人「ふっ…ふっ!」

子供2「シーソーの上で腕立てやったり、ブランコの上でスクワットしてるね」

子供1「近づいても良いのかな?」

子供3「しっ、見ちゃいけません。て止める大人もいない、にゃぁ」

真人「ようこそ、筋肉ワールドへ」

近づいてきた子供達を真人は暖かく迎えた。

真人「外で遊ぶたぁ、今どきの子供らにしては珍しく根性あるじゃないか!」

子供3「なんで?みんなと会えるし、外のほうが楽しい、にゃぁ」

子供1「それより遊んで遊んで!」

真人「へっ…素直な良い子たちじゃねぇか。いいぜ、一緒に遊んでやるよ!」

真人の筋肉コースは始まった。

3人全員を背に載せて、高速腕立て伏せ…

子供2「はやいぃぃぃ!!」

真人が二人の腕を持ち、高速スピン…

子供1「離すなよ!絶対だぞ!!」

真人「あったりまえだぜ!」ギュルルルル

子供3「目がまわっ…にゃぁぁっ!?」

そして別れの時がやってくる…

子供1「僕、朝ご飯まだだった」

子供2「僕も洗濯取り込んでなかった」

子供3「だいたい、お姉ちゃんが起きる前に戻らないと行けない、にゃあ」

真人「そうか、分かった。…元気でな」

子供1「兄ちゃん…また、会えるよね?」

真人「さぁな…。俺には分かんないぜ」

子供2「そんな…!」

真人「神様ってのは気まぐれなんだ」

子供3「やだよ、そんなの…」

真人「だがよ、筋肉<おのれ>を信じていれば、運命は思った通りに変えられるんだ」

真人「だから、強く生きろよ!」

子供1「…うん!」

真人「いい筋肉で、また会おう」

真人「公園も捨てたもんじゃねえ。言葉に言えない、懐かしい物を取り戻した気がするぜ…」

疲労感とは違った充実感が、真人の筋肉を満たした。

真人「噴水の水も悪くないんだが、あいつらの今後に乾杯するにはジュースの方がいいか」

真人「近くに自販機もあることだしよ」っ500円

真人「…てうおおぉぉ!シルバーの方を入れちまったぁああああ!!」

真人「戻ってこい…も、戻らねぇ!?」ポチッ…ポチポチ

真人「しかもランプも光ってねぇ!?」

真人「戻って来いよぉぉぉ!それか、”七色のプロテイン・オレ”を買わせてくれよおおお!!」ポチポチガンガン

上条「何やってんだ……」

手を地面につけている姿は、酷く気色悪く見えた。

真人「プロテイン…オレ…」

上条「なんだよ…それぐらいなら奢ってやるから立てよ…」

真人「わりぃな…」

上条「気にすんなよ」

上条(ってやべえやべぇやべぇ…これ親父が送ってくれる記念硬貨を入れる用の財布じゃん。2000円札しか入ってねぇよ…)

上条(だけど今更やっぱりやめます、なんていえない雰囲気だし……くそぉ…)

上条「さらば!首里城!!」

何のキャラか知らないけどソギーと気が合いそうだな

根性バカ対筋肉バカか、合うかもしれんね。
真人はリトルバスターズっていうゲームのキャラだよ。

その数十秒後に、通りかかった御坂が見たのは、二人の男が自販機に縋り付く姿だった。

御坂「なにやってんのよ…」

上条「なんだよ…昨日のを根に持って笑いに来たのかよ!」

真人「お前が俺らの気持ちを理解するためには、棗…ソーセージを捨てる覚悟がいるぜ…」

御坂「夏目漱石?…ははぁん。アンタらお金飲まれたのね」

御坂「昨日のは、その…ちょっとやりすぎたわ」

上条「ちょっとで家電が全滅するか…?」

御坂「だからごめんって言ってるでしょ!お詫びに飲まれた分取り返してあげるからさー」バチバチッ

自販機「」ドドドドド

真人「うぉ!缶の暴動だ!暴徒と化した!?」

上条「」

御坂「でもアンタ以外の人には影響なかったらしいじゃない。避雷器が常設されてるからって」

上条「支給分は諸事情で壊して、買い直そうにもお金がなかったんです…。てかどうすんだよこれ」

真人「ん?」グビグビ

上条(もう飲んでらっしゃる…)

御坂「へぇ~珍しいの飲むのね。あ、私も一つもらってもいい?」

真人「おう、もちろんだ」

上条(どうしよう上条さん犯罪の片棒担ぎたくないのですが)

御坂「実は私も以前1万円札飲まれたことあってね。週に1回ぐらいは蹴り入れてんのよね」

真人「ほー、そりゃぁいいな」

御坂「今回は量が多かったからハッキングしてやったけど」

真人「便利なもんだなー」

上条(常習犯でしたか…)

御坂「んで、アンタは急に何してんの?」

上条「警備ロボットが来たらすぐ逃げられるように準備運動を…」

御坂「私がそんなヘマすると思う?ちゃんとテレグラムは遮断したわ」

上条「さいでせうか」

真人「ん、やっぱこっちでも悪いことだったのか?」

上条「当たり前だ!」

御坂「蹴りを入れるのは消費者の権利よ!」

上条「ちゃんと管理者にお願いしてもらえよ!」

御坂「めんどくさいッ!」

上条「このワガママ中学生!!」

御坂「ほう?」ビリビリ

上条「うお!」パキーン

御坂「っと、今日は急いでるんだった」

上条「ふう助かった」

御坂「んじゃ、この恨みは次に会ったときに晴らすから、ばいばい」

上条「さらっと怖い捨て台詞吐いてくなー!」

オネエサマー,マチクタビレマシタワー! ア、クロコ、チョウドイイトコニ…ッテドコサワッテ! フヘッ

真人「おい、消えたぞ…。どうなってんだ」

上条「テレポーターか。制服からしてビリビリの友人?なんだろうな」

真人「どんな手品使ってんだ??」

上条「…薄々感づいてたんだが、外から来たのか?」

真人「あぁ。ちょっと仲間とはぐれちまってよ」

上条「仲間?」


 

真人「仲間と遊びに出かけた帰り道でな、車が定員オーバーだから俺は走って着いていったんだが…」

上条「走って!?てことは、置いてかれたのか!?」

真人「いや、信号に引っかかってたから、俺が先に突っ走っちまってよ」

真人「しばらく待っても来ねーから、近道して回り込もうとしたんだが…」

真人「どういうことか、ここに来ちまったってわけだ」

上条「…お前、実は肉体系の能力者なんじゃないのか?」



謙吾も勢いで一緒についてきそうだなw

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年04月06日 (月) 04:46:07   ID: pxjdiiu7

続けてくれ。
たのむ。m(__)m

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