両儀式「マヨナカテレビ?」(21)

式「そういう噂話の類は黒洞や橙子の分野だろ?」

橙子「あぁ、本来なら気にもとめないくらいの田舎町で流行っている噂話なのだが…」

橙子「マヨナカテレビに映った人は翌日、死体となって発見される、しかもコレは魔術などの類ではない…私が干渉すら出来ない世界なんだ。本来であればそんな物騒なもの触れたくは無いんだが…」

式「で、結局どうするわけ?」

橙子「すまない、単刀直入に言おう。荒耶宗蓮の痕跡が合った。この件は私がケリを付けるべきものなのだが…」

式「あいつの?わかった、引き受けるよ。」

橙子「ありがとう、私も力の及ぶ範囲で協力させてう」

……

柏木「はぁい、皆しずかにぃ!転校生のしょうかいよぉ」

式(何でまた私がこんな目に…捜査するだけならこんなことする必要なんてないじゃないか…)

柏木「もしもぉし?私の大人の魅力に負けて自信なくなっちゃったのかしらぁ?んふ」

千枝「うわ、感じ悪ー…」

式「両儀式…部活とかも興味ない…」

柏木「席は~…そうね、鳴上くんの後ろが空いてるわね」

式「…」

鳴上「よろしく」

式「別に仲良くなんかしなくてもいい、私は用が済んだら帰るから。」

式(…なんだコイツ、なにかが重なった線が見えづらい…)

鳴上「…どうかした?」

式「別に、お前が変わってると思ってさ。」

……

ー放課後ー

式(線が重なって見えたのは、他にも緑の服や赤い服、鳴上って言ったっけ…そいつの前のヤツも…)

式「なぁ、オマエ聞きたい事があるんだが」

鳴上「俺に?何のよう?」

式「マヨナカテレビ…って知ってるか?」

一同「!?」

陽介「そんな昔の話題を?なんで今更?」

式(いくら俺でもコレだけ動揺されたらなにかあるのくらい分かる…)

千枝「ちょっと!いきなり話突っ込むなんて失礼だよ!」

陽介「おっと…そうだった。俺は花村陽介、でコッチのがー

千枝「人を物みたいに扱わないでよ!里中千枝です、式ちゃんだったよね?宜しくねー」

雪子「私は天城雪子、よろしくね、式ちゃん」

式(もしコイツらがアイツとの関わりがあるなら…)

式「で、マヨナカテレビ。何か知ってるわけ?」

千枝「単なる噂話だよ、私たちは少しだけそういう噂話が好きなだけで…」

式「俺はメンドくさいのは苦手なんだ、あんた達を守ってるソレはマヨナカテレビに関係あるわけ?」

一同「!?」

鳴上「見えるのか…?」

式「形までは分からないけど、線は見えてる。俺が殺そうと思えばソレだけ殺すこともできる」

陽介「殺すって…それってどういう意味だよ…まさかあんた…」

鳴上「どこまで知っている」

式「テレビに映った人は殺される。で、その件に関係ある人物を探してる」

……

鳴上「なるほど、残念ながら俺たちは荒耶宗蓮という人を知らない。」

千枝「ねぇねぇ、ココでそういう話するなら、一回集まった方がいいんじゃない?」

陽介「よっし!そうと決まれば特捜本部に行きますか!」

式「なんだそのふざけたの…」

鳴上「式が探してる荒耶宗蓮の事、すこしは掴めると思う」

式「ふーん…」

………

陽介「ココが特捜本部でーす!」

千枝「って言っても特に何かあるわけじゃ無いんだけどね…」

クマ「呼ばれて飛び出たクマくま~!およよ~!!このクールビューティーは誰クマかー!」

陽介「あぁ…メンドくさいのが来た…」

クマ「ヨースケ酷いくま!クマはーオニューナフェイスに気になっただけくーまー!」

完二「うぃーす…」
りせ「おっまたせー!」
直斗「すみません、お待たせしました」

ヤバい、面白そう

>完二、直斗、りせ、クマ?から挨拶された…

この人たちも何かに守られている。

直斗「なるほど…貴女はマヨナカテレビの話を聞き、探し人に似た力を感じたからココ、八十稲葉に来たと…」

式「そう言うこと。ところで一体なんなんだ、君たちのその能力って言うのは…」

直斗「口で言っても分からないと思いますし…」

陽介「だな。入って見せるのが一番だろ。」

式「入るって…どこ

りせ「まーまー!入れば分かるから!ね?」

式「分かったから、押すな

………

…」

………

式「テレビの中…?へぇ、面白いな」

クマ「むふふ~それでクマたちの能力は~

陽介「やめろバカ!いきなりすぎんだろ!ここ広場だし!」

りせ「じゃあ私が見せるね!ペルソナー!」

式「なるほど、霊とかの部類かと思ったが線は重なってる。」

>鳴上達から今までの話とペルソナについて聞いた。

式「なんだ、お前達も結局アイツを追ってるのか…」

鳴上「そうかもしれない」

陽介「聞いちゃっていいのか分からないんだけど…」

式「なに?情報もらってばかりだからな、質問には答えるよ」

陽介「線が見えるー…とか殺すー…とかって…

式「あぁ…俺には物の死が見えるんだよ。壊れやすい部分も。もちろん生きてる物だって簡単に殺せる」

…」

………

式「テレビの中…?へぇ、面白いな」

クマ「むふふ~それでクマたちの能力は~

陽介「やめろバカ!いきなりすぎんだろ!ここ広場だし!」

りせ「じゃあ私が見せるね!ペルソナー!」

式「なるほど、霊とかの部類かと思ったが線は重なってる。」

>鳴上達から今までの話とペルソナについて聞いた。

式「なんだ、お前達も結局アイツを追ってるのか…」

鳴上「そうかもしれない」

陽介「聞いちゃっていいのか分からないんだけど…」

式「なに?情報もらってばかりだからな、質問には答えるよ」

陽介「線が見えるー…とか殺すー…とかって…

式「あぁ…俺には物の死が見えるんだよ。壊れやすい部分も。もちろん生きてる物だって簡単に殺せる」

陽介「それってどういう…」

式「たとえばこの瓦礫とかさ、俺の持ってるナイフで切れると思う?」

完二「仮にもテレビの世界とは言えど、岩は岩。俺が散々地面ぶっ叩いてもせいぜいひびが……な!!」

式「何分割でも、線が見える限りバラバラ…これが物を殺すってこと」

直斗「自分たちと違う能力なので…その…言葉が出ないです」

陽介「物を殺す…か。考えたこともなかったな」

式「何にだっては死はあるさ…」

鳴上「どうかしたのか?」

式「なんでもない。出る時はココからでいいのか?」

クマ「そうクマー!クマが出したクマよー!」

式「それじゃ、先に戻っておくよ」

鳴上「それなら俺たちも出るよ」

………

ー夜ー
橙子「なるほど…テレビの中、霧、ペルソナ…」

式「そっちは?進展なしっとか言わないでくれよ」

橙子「調べた結果、アイツはどうやら一度、マヨナカテレビに映ったらしい」

式「マヨナカテレビに?どうやって…」

橙子「おそらくアイツは自らを他人に刷り込み、映し出したんだ。その行動の意味するところはわからないが、そこに痕跡そのものがあるのかもしれない。」

式「分かったよ、調べればいいんだろ?まったく…今回で最後にしてくれよ…こんなことされちゃ逆にコッチが有名人だよ」

橙子「悪かったよ、でも、そういう学生生活をしっかり満喫するのも、悪くないと思うんだがな」

式「まったく人の気も知らないで…」

橙子「あらかたこちらも調べ終わったからな、明日にはそちらに着くようにする。」

式「早くしてくれよ、こっちだって大変なんだからな、部活がどうのとか…」

橙子「分かったよ…じゃあな」

………

しばらく離れます。
落ちてなかったら書きます!
>>9
>>10
と連投してしまいました…申し訳ないです。

>>7
がんばって書きます!

ー朝ー
陽介「よぉ、おはよーさん」

鳴上「おはよう」

式「はぁ…おはよう、朝から何か用?」

鳴上「昨日伝え忘れたことがある。あっちの世界にいく時は

式「一人で行くな、だろ?それくらい俺だってバカじゃないさ」

陽介「いったろ?誰かさんとは違って無鉄砲なことはしないって」

千枝「誰かさんとは誰のことよ!」

陽介「まぁ、とにかく俺たちと追っている物が一緒なら協力しようぜって事、両儀さんもそれでいいよな?」

式「構わない。けど、俺はお前たちまで面倒見きれないからな。自分の身は自分で守ってくれ」

千枝「あはは…だって、陽介」

陽介「いや、俺にフルなよ…」

……

ー放課後ー

橙子「すまない、待たせた」

式「遅いぞ、いつまで待たせたら

橙子「私もマヨナカテレビという物に触れて来た」

式「橙子が?ふーん、それで?」

橙子「私が感知できる範囲で言うなれば、アレは魔術では無く、ずっとそこにあった物だ。」

式「あの世界が?橙子のいう分岐世界なら不自由は無いんだろ?」

橙子「そうなら良かったんだが、当ては外れたよ。アレは分岐でもなんでもない…どこの空間にも存在しているし、存在していないとも言える…」

式「じゃあ、俺はその世界一つを、殺せばいいのか?」

橙子「やめておけ、負荷が掛かりすぎる。あの中では全てが霧に紛れ荒耶の痕跡すら探すことは不可能だ」

式「霧…あの霧はそもそもなんなんだ?」

橙子「私は直接見に行ったわけでもないから詳しくはわからないが、おそらくは消さなければ荒耶宗蓮にはたどり着けないかもしれないな」

式「えらく遠回りだな、橙子がテレビの中に入ればいいじゃないか」

橙子「私は拒絶されたんだよ、そのテレビに。幸い今回は手伝ってくれる仲間もいるみたいだし、私の出る幕はそもそも最初から無いのかもね」

式「でも、アイツらは普通の

橙子「式が使えないペルソナを使えるじゃないか。少しは人を信用したらどうなんだ?」

式「分かったよ。それしか方法が無いんだ、諦めるよ」

橙子「ここに黒桐がいたらなんていうか」

……

ー通学路ー
直斗「おはようございます、先輩」

式「おはよう、で?俺に何か?」

直斗「いえ、特に用というわけでは無いのですが…その、僕たちはテレビの中で始めてペルソナを手に入れました、もしかしたら先輩も

式「俺のシャドウは出て来ない、よってペルソナも俺には無理だ」

直斗「それって、どういう…」

……

ー放課後ー
>皆がジュネスで会議をすると言うので橙子を呼ぶことにした…


橙子「やあ、始めまして。君達が自称特別捜査隊のメンバーかな?私は青崎橙子、好きに呼んでくれ」

クマ「式ちゃんのお友達ーって聞いてたからどんな人かと期待してたけど、すんっごい美人さんクマ!」

鳴上「式、この人は?」

式「君達、特にキミに興味があるって言うから連れて来た。」

橙子「君が鳴上くんだね?私は魔術に着いてすこし詳しくてね。君の持っているその不思議な鍵やペルソナに興味が有るんだ。良ければ話をきかせてくれないか?」

鳴上「かまいませんよ」

………

橙子「なるほどね、この鍵なら私も作って出入りできそうだ…ほら式」

式「そんなもん作って罰当たりじゃないのか…?」

橙子「鳴上くん、すこし私とベルベットルームに付き合ってもらってもいいかい?」

鳴上「わかりました」

>橙子と鳴上は消えてしまった…

マーガレット「ようこそ、ベルベットルームへ…あなた様は…?」

橙子「すまない、興味があって入らせてもらった。蒼崎橙子、魔術師だ」

マーガレット「なるほど、魔術師様でいらっしゃいましたか。どのようなご用件で?」

橙子「いや、単なる興味からで理由などないさ。…なるほどな」

鳴上「どうかしましたか?」

橙子「いや、なんでもない。一つ質問してもいいか?」

マーガレット「はい、私で良ければ」

橙子「彼と絆を結べるかもしれない、両儀式はペルソナを使えそうか?それならばアルカナは?」

マーガレット「少々お待ちを…」

マーガレット「又、新しい女性ですか 」ニコッ

マーガレット「なるほど…面白い結果が出てまいりました…彼女のアルカナはこの通りでございます」

>!?白紙のカードだ…

橙子「なるほど、やはりな…手間をとらせた」

マーガレット「いえ、今度は主がいらっしゃる時に、ぜひお越しくださいませ、きっとあなた様にもご縁が

橙子「いや、遠慮させてもらうよ。それでは…」

鳴上「よかったのですか…?」

橙子「私からしたら最高の結果だよ、いずれ君にもわかるさ」

……

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年04月21日 (金) 20:27:45   ID: rC8j8sVa

面白そうです!
続きが出るなら是非読みたいです!

2 :  SS好きの774さん   2018年01月04日 (木) 21:20:30   ID: ZGcF8qez

完結しちゃったのかい?

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