('A`)は安寧なハイスクールライフを送りたいようです。(11)

これが初めてです。

文法とか護持とか、おかしかったら行ってください。

褒賞は後に出すのと先に出すのではモチベーションが違う。

褒賞が先にあればテンションはあがるが、きつい仕事で褒賞と釣り合わないときは諦めてしまう。
一方後で褒賞を出されると信頼されていないように感じるが、それは結果によって褒賞が変わるかもと言う期待を持たせることになる。

故に褒賞は後で決める方が良いはずだ。
但し、大体の額はすりあわせが必要だろう。
依頼人と仕事人の感覚が違う時はすりあわせが一番の重要な点である理由はそこにある。

('a`)「っつー訳で其の頼みは請けれ無いです。」

第1話 童貞とはヘタれること見つけたり。


(#^ω^)(あっのバカ、ここまでさせて断るつもりかお。)

僕は今、大変な場にいる気がする。

中学以来の悪友(ただしコミュ障のニート予備軍)が。

一つ上級の先輩(しかも美人、かつ優秀)の頼みを。

僕がありとあらゆる種類の努力をして準備した場で。

断ろうとしている。


加えて言うならば、なぜか先輩は媚びるような目で縋り付いている。

正直、目の毒である。

( фωф)

どうしてこうなったんだ。

思い返してみれば一昨年のバレンタインデイ。

あの時は確かクラス一のお嬢様に頼まれてドクオと引き合わせた。


結果は、彼がお嬢様の心を折ることに。

小学生高学年の時も、担任の先生がおんなじことやってたし。
(僕も今と同じことをしていた。)

まったく。

('a`)「よおブーン、ちゃんと断ったぜ。」

後は、頼んだ。



いつも、あいつはそうやって終わらせる。

彼にとっての、定型句。

( ^ω^)(今度も、そうなんだろうな。)

正直、もうドクオとの縁も切りたい。

今が潮時だろう。

「待ってくれ!」

ああ、いつものパターンだ。

女たちはドクオの足に縋り付き、ウジウジと言い訳し続ける。

彼には無意味なのに。

「なんでも君の望むことをしようじゃないか!」

どうせ、彼の足音がこちらに来るに違いない。

「この私個人だけでなく、私の家全体まで動かしたっていい。」

意味なんか。


あれ?

「私には君しか頼れないんだ!」

「お願いだ。後生だから!」

( ^ω^)(おいおい。)

こんなくさいセリフで。

あのドクオを止めようと?


いや、きっとこれは、純粋に。

ただの、依頼だ。

( ^ω^)「なるほど。」

この人は、ただ依頼をしたいだけだ。

下心も悪あがきも何もなく。

混じりけなく。



僕は今まで幾度となく人を見てきた。

いまだ高1で、ありとあらゆる人を見たと思う。

だが、こんな人は見たことがない。

( ^ω^)「さて、ドクオ君は先輩の期待に応えられるのかな?」

期待期待。

まあ、ドクオ君真面目だし、何とかなるよね。

期待

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