【新・魔王城】
ここは新しく建設された魔王城でありまだ誰もいない。
昨年の魔王の死から急ピッチで建設されたこの城は
本来なら魔王家の子孫が居座る予定だったが
前の勇者が残虐過ぎて幼い子孫を含む魔王家の住民全てを殺した。
その為、次期魔王は魔物達で決めることになった。
スライム「で、次は俺が魔王で異論ある?」
スターキメラ「……あんた知名度と人気だけだろうが」ボソッ
スライム「ほぅ?」
現在は有力候補となる魔物が集まってそれぞれが
どのような役職になるかを会談している。
一番上のクラスは魔王とし世界各地のボス
魔王の前座、また魔王城全域の魔物の他
様々な役職がある。もちろん大多数が魔王になりたい
そのように言っている。魔王の暮らしに憧れる者
権力に憧れる者、その名前を名乗れることに憧れる者など
理由は様々だと思われる。
スターキメラ「…まぁ、あんた何を覚えてるの?」
スライム「覚えてる?何の話だ?」
キラーマシン「キメラ…コイツハ…ハナストコロデ…
所詮ハザコ…ハナスイミモ…ナイ…」ガガガーッキュピーンッ
スライム「派手な音だけうるせぇんだよぉ!」~灼熱の炎~
キラーマシン「ア…アツ……アツイ」ガガガーッキュピーンッ
スターキメラ「…まあしかし、キラーマシンは
2回行動と魔王らしい動きをするからなぁ~」チラッ
スライム「は?俺だって2回でも3回でも動くぜ!」イラッ
なんでスライムが有力候補に混じってんだよwwww
キラーマシン「…ナニ?…ヤッテミロ…ウゴケ」ガガガーッキュピーンッ
スライム「いくぜ!」~メラゾーマ~メラゾーマ~
ボッ! ボッ!
キラーマシン「アツッ…アッツッ…」ガガガーッキュピーンッ
キラーマシン「ダガ…タシカニ…ニカイウゴイタ…」フルフル
スターキメラ「いやキラマさん悲しまなくていいよ。
コイツやまびこの帽子被ってるだけだからさ」
スライム「ちょww」
キラーマシンさん死んでまうで
キラーマシン「マッタク…オサワガセナ…」ガガガーッキュピーンッ
スライム「ねえそのガガガーッて音なんとかならない?」
キラーマシン「無理」ガガガーッキュピーンッ
スライム「あっそ。何か妙に怒りっぽい感情あった気が…」
ヘルバトラー「まあまあ皆さんここは私に任せてみませんか?」
スライム「おお。ずっと黙ってたな?まあ言ってみろ」
スターキメラ(何でスライムが仕切ってるんだろう…)
飯落ち
ヘルバトラー「魔王と言えば何が大事に思いますか?」
スライム「人気」
スターキメラ「う~ん…普通に強さ?」
キラーマシン「ニカイ…コウドウ…」ガガガーッキュピーン
ヘルバトラー「…ははっ。まあそのようなのも
ありますが最も大事なのは特技の数ではないですか?」ドヤッ
キラーマジンガ「は?強さだろ?」
ヘルバトラー「……これはこれは。マジンガ様ですか」
キラーマジンガ「俺なんかはガチで冒険者全滅させたからな」
スライム「いや人気だろ大事なのは」
スターキメラ「…マジンガは単独スレ建つ程の人気です…」
スライム「え……そうなの?」
ヘルバトラー「しかし特技が斬撃のみだと簡単に対処
出来てしまいますからねぇ~?」
キラーマシン「ソウダ…マアシカシ…ワレワレ
キカイケイトウガ…トクニユウリョクデハ
アルダローナ」ガガガーッキュピーン
???「ほう。だったら一戦交えてみるか?」
キラーマジンガ「……いいだろう」
スライム「これはこれは。超新星のれんごく天馬か」
ヘルバトラー「先輩には敬意を払うことだな」
れんごく天馬「くだらん……一瞬で蹴散らせてくれる」
スターキメラ(何で有力なんだろこいつ…)
キラーマジンガ(実は昨年、魔物だけによる戦いの場にて
奴は黒き鳥の魔物と猛威を振るったのだ。)
スターキメラ(黒き鳥の魔物?)
ヘルバトラー「ふっ。若造が何を抜かすか…」~イオナズン~
しえんた
れんごく天馬「ぐふぅ…ははっ…流石は5世代前の最強
モンスターと言ったところか……ハァハァ……」
キラーマシン「……」ガガガーッキュピイーン
キラーマジンガ「それではそろそろ決定に至ろう」
一同「え?」
キラーマジンガ「時間ないんだから早くしろ」イライラ
ヘルバトラー「なら決めますぞ。まず魔王は……」
______ちょっと待ちな
ブリザード「全滅させたのは俺が多分トップだ」
スライム「……ザラキ狂……」
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