吹雪「加賀さんって巨人ファンだったんですか?」
吹雪「加賀さんって巨人ファンだったんですか?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1423583499/)
これの後日談
今日久しぶりにパワプロしたから書きたくなった
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1424012753
吹雪「へぇ〜、それって最新作ですか?」
加賀「12決定版よ」
アウト-
吹雪「は、はぁ」
吹雪「(守備練習してる…確かに試合に飽きた時の遊び方だけど)」
加賀「…」
アウト-!アウト-!アウト-!
加賀「やりました」ドヤ
吹雪「(うん、絶対やるよね。トリプルプレー)」
吹雪「あの、見たことないゲーム機ですけど…これ、いつのなんですか?」
加賀「…丁度10年前よ。貴女、ゲームキューブ知らないの?」
アウト-
吹雪「はい」
加賀「そう…」
加賀「(ゲームキューブを知らない世代がもう艦娘にいるのね…)」
アウト-
吹雪「…見てたら私もやりたくなってきました。隣いいですか?」
加賀「…別に構わないわ」
吹雪「よいしょと」
加賀「…対戦、やる?」
吹雪「はい!」
おっ
期待
乙
パワプロ98、99、6、11パワポケ1と2が好きやったな
吹雪「…」
加賀「…」
吹雪「あの」
加賀「なに?」
吹雪「巨人、めっちゃ弱いんですけど」
加賀「えぇ、その頃5位だったから」
吹雪「これじゃあまともに戦えないですよぉ。1番強い上原さんはよりによって絶不調ですし」
加賀「…なら他のチームにすれば」
吹雪「いえ!これで勝ちます!」
加賀「…そう」
加賀「それじゃ、私は阪神にするわ」
吹雪「えっ」
2005年の阪神……?
33-4の時か
加賀「…何か問題でも?」
吹雪「いえ…」
吹雪「(加賀さん、わざわざ伝統の一戦にしなくても横浜使えばいいのに)」
加賀「(JFK…懐かしいわね)」
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..
加賀「3イニングでいいかしら?9イニング書くのは大変だから…」
吹雪「加賀さん、どうしたんですか?」
加賀「…いえ」
吹雪「よーし、勝つぞぉ!」
加賀「(金本今岡が絶好調…吹雪、この試合はもらったわ)」
酒がのめるわ
イチバン セカンド ニシ
吹雪「打ちますよぉ!」
加賀「…どうぞ」
吹雪「(加賀さんのピッチャーはウィリアムスさん。知らない選手です…だけど、加賀さんには負けません!)」
ビュンッ ボ-ル!
吹雪「際どいですね…」
加賀「(大概の子なら振るコースを平然と見逃し…この子、かなりのやり手ね)」
加賀「気分が高揚してきたわ」
ビュンッ ボール!
吹雪「(まっすぐしか投げてこないですね…私、もしかして嘗められてるかな)」
ビュンッ カキ-ン!
加賀「!!」
ファ-ル
吹雪「ちょっとタイミングズレちゃった」
加賀「…」
加賀「(面白くなってきたわ…!)」
ビュンッ カキ-ン!
ファ-ル
吹雪「惜しいっ!後ちょっとでホームランだったのに…」
加賀「(取り敢えずは追い込んだわ…あとはこの決め球を)」
吹雪「(最後は多分…スライダー)」
ビュンッ・
吹雪「!?」
ブンッ ストライ-ク バッタ-アウト!
加賀「…ふぅ」
吹雪「いやいやいや…何ですかあの曲がり方!オリジナル選手か何かですか!?」
加賀「これがジェフ・ウィリアムスよ」ドヤ
吹雪「ジェフ・ウィリアムス…まさか、この人がかの有名なJFK!?」
加賀「吹雪…この試合、JFKで締めさせてもらうわ」
吹雪「ふふ…その牙城、壊すまでです!!」
ニバン ショ-ト ニオカ
川崎造船所出身の艦娘達はオリックスファンかな?
そういえばジェフ、オーストラリア代表で先発してたっけ
3イニング勝負でJFK全力投入できるし、打点王今岡と金本絶好調はヤバイ
俺こうべっこだからオリックスブルーウェーブしかわからん
伊藤「スライダーなら任せろー」ビュンビュン
吹雪「(厄介なスライダーだなぁ…あれだけは振らないようにしないと)」
ビュンッ ボ-ル!
加賀「やるわね…一球しか投げてないスライダーをもう見逃すなんて」
吹雪「パスワード選手相手に戦ってましたから。変化球の対応には自身があります!」
ビュンッ カキ-ン!
加賀「!」
フェア!
吹雪「よし!」カチャカチャカチャ
加賀「(まさか打たれるとは…この子、只者ではないわね)」
サンバン センタ- ロ-ズ
加賀「なっ!?」
吹雪「どうかしましたか?」
加賀「いえ…何も」
加賀「(センターにローズだなんて…守備位置が無茶苦茶よ。わからない…わからないわ)」
吹雪「(地道に単打で…下手すればあのスライダーに手が出そうだから)」
ビュンッ! ストラ-イク!
吹雪「(内角の…打ちにくいところ)」
加賀「(強振はしてこない…となると打たせてとるのが理想ね)」
ビュンッ! カキン!
ファ-ル!
吹雪「あぁ…自打球」
加賀「(この子…ストレートとわかった途端強振に!?)」
加賀「吹雪…貴女パワプロ歴は?」
吹雪「えっ、3年くらいですけど…」
加賀「そう…」
加賀「(3年でこの実力…この子、上手くいけばこの鎮守府で1番になれるわ)」
ビュンッ! ボール!
吹雪「加賀さん、もう外に逃げるスライダーは通用しませんよ」
加賀「…果たしてどうかしら」
吹雪「えっ」
ビュンッ! カキン!
吹雪「しまっ…!」カチャカチャカチャカチャ
アウト-!アウト-!
吹雪「あぁ…」
加賀「やりました」ドヤ
吹雪「落ちる球もあったんですね…ウィリアムスさん」
加賀「えぇ」
イチバン センタ- アカホシ
吹雪「あっ、この人テレビで観たことありますよ。野球選手だったんですね」
加賀「…現役時代知らないの?」
吹雪「ごめんなさい、巨人以外の球団のことも知り始めたの最近なので」
加賀「そう…」
ビュンッ! カキ-ン ファ-ル
加賀「(粘って粘って四球狙いよ)」
吹雪「この高橋さんって今横浜にいる人ですよね」
加賀「えぇ、尚成よ」
ビュンッ! カキ-ン! ファ-ル!
吹雪「(変化球がスクリューしか使えないのが厳しいな…)」
ビュンッ! カキ-ン! ファ-ル!
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..
ビュンッ! カキ-ン! ファール!
吹雪「…」
吹雪「(赤星さん相手に12、3球くらい粘られてるような気がする…)」
加賀「…ふふ」
ビュンッ! ボール! ボールフォア!
吹雪「あー、抜けちゃった…」
加賀「よしよし、上出来よ」
ニバン セカンド フジモト
吹雪「ここはダブルプレー狙いで」
加賀「そう上手くいくかしら」
ビュンッ! ダッ
吹雪「盗塁!?」
加賀「」カチャカチャカチャカチャ
セ-フ!
吹雪「は、速い…」
加賀「当然よ」
吹雪「ノーアウト2塁かぁ…どうしよう」
ビュンッ! ストライーク!
吹雪「よーしよし…」
加賀「今の振っておけばよかったわ…」
吹雪「1番スミにストライク決まると気持ちいいですよね」
加賀「えぇ、打者からすると悔しいの何物でもないけど」
ビュンッ! カキ-ン ファ-ル
吹雪「危な〜…もうちょっとでフェアでしたよ」
加賀「少し引っ張りすぎたしから」
吹雪「追い込みましたよ…!覚悟です!」
ビュンッ! カキ-ン!
吹雪「よしよし」
アウト-!
加賀「少し当たりが良すぎたわね」
加賀さんそこはバントして一死三塁にしないと(バント厨)
サンバン ファ-スト シ-ツ
吹雪「シーツって…変わった名前ですね」
加賀「今は阪神のスカウトを務めてるみたいね。マートンとゴメスを連れてきたのよ 」
吹雪「えっ!?凄いじゃないですか!!」
ビュンッ! ボール!
吹雪「あっでもコン「それ以上いけないわ」
吹雪「助っ「あれはGMが無理を言っただけよ」
ビュンッ! ストライーク!
吹雪「(加賀さん…まるで阪神ファンみたい)」
加賀「巨人ファンたるもの常に淑女たれ、 よ。巨人だって自前助っ人が当たったのはここ最近なんだから」
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..
暁「へくちっ」
雷「風邪?」
暁「誰かが暁のことを噂してるみたい」
響「…それはないと思うな」
電「チーン、するのです」
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..
ビュンッ! カキーン! ファール!
吹雪「で、でも流石に打点0は…」
加賀「…」
ビュンッ! ブンッ ストライーク!バッタ-アウト!
吹雪「よしっ!」
加賀「(くっ…スクリューだと思ったのに)」
ヨバン レフト カネモト
吹雪「金本さんって…あの兄貴のことですよね」
加賀「そうよ。この頃は本物の兄貴だったわ」
吹雪「引退する間際しか観たことないから、守備で色々やらかしてるイメージしかないなぁ」
加賀「そのイメージを今から払拭してあげるわ」
ビュンッ! カキーン!!
吹雪「あっ!!」
ファール!
吹雪「ふぅ〜」
加賀「どう?」
吹雪「どうって言われても…これゲームですし」
加賀「まぁ、そうなるわよね」
ビュンッ! ボール!
加賀「この年の金本は、40本ホームランを打ったのよ」
吹雪「へー…って40本!?甲子園でですよね!?」
加賀「えぇ。観てて嫌と言うほど打たれたわ」
吹雪「あぁ…何となく分かります」
吹雪「(上原さんと高橋さんしかいないこの投手陣じゃどうにもならないよね)」
ビュンッ! カキーン!!
加賀「よしっ!!」カチャカチャカチャカチャ
吹雪「あーあーあー外野の頭越えちゃったよぉ!」
1-0
加賀「やりました」ドヤ
吹雪「うぅ…痛い先制点」
プレイヤーに性能差があるとハンデ付きでもフルボッコだからなあ
吹雪「今岡さんは抑えたけど、この一点は重いなぁ」
ピッチャ- ウィリアムスニカワリマシテ フジカワ
吹雪「もうダメだ」
加賀「吹雪、諦めてはいけないわ。必ず勝てる方法はある」
吹雪「…じゃあ少しくらい手加減してくださいよ」
加賀「それはダメ。例え相手が駆逐艦だとしても容赦はしない」
吹雪「パワプロに船の種類は関係ないですよぉ!」
ヨバン サ-ド コクボ
吹雪「あ、日本代表の監督さんだ」
加賀「この頃はまさか監督になるなんて思いもしなかったわ」
吹雪「そう言えば小久保さんってどうしてこの頃巨人にいるんですか?」
加賀「…色々あったのよ」
吹雪「加賀さん、説明するのが面倒だからって色々あったで済ますの止めましょうよ。せめて3行で」
加賀「怪我して 金出さず トレード」
吹雪「なるほど」
ビュンッ!! ストライーク!
吹雪「…ちょ、ちょっとタイムです」
加賀「何かしら?」
吹雪「反則ですよね?このストレート反則ですよね?」
加賀「いえ、これが藤川球児よ?」
吹雪「こんなの当たりませんよ!!どうやって打ち返すんですか!!」
ビュンッ! ブンッ ストライーク!
加賀「…気合と根性よ」
吹雪「気合と根性…」
吹雪「(集中して…大丈夫、深海棲艦を倒す時よりは簡単だから)」
ビュンッ! ブンッ ストライーク!バッタ-アウト!
吹雪「…」
加賀「ストレートだけに意識を傾けていると、こうなってしまうのよ」
吹雪「ここでカーブはズルいですよぉ!!」
キ○タマついとんのかい!!
日本晩期の藤川ってストレートよりたまに来る変化球の方がきつかった
ゴバン ファ-スト キヨハラ
吹雪「ここはもう番長さんの一発にかけます!」
加賀「…わかった」
ビュンッ! ボール!
吹雪「速い…」
加賀「…吹雪、私は貴女にストレート勝負を申し込むわ」
吹雪「ストレート勝負…」
加賀「えぇ、私はストレートしか投げない。あとは貴女がタイミングを合わせるだけ…合えばの話だけれど」
吹雪「わかりました。受けて立ちます!」
加賀「それでこそ、この部隊の旗艦よ」ニッ
ビュンッ! ストライーク!
吹雪「すみっこいっぱいに…」
加賀「ふふ、当てが外れたのかしら?」
吹雪「いえ!加賀さんこそあまり余裕でいると痛い目にあいますよ?」
加賀「…」
ビュンッ! カキーン!
加賀「!!」
ファール!
吹雪「バックネット…いったと思ったのに」
加賀「(まだまだタイミングが遅れているわ…これなら安心ね)」
ビュンッ! ボール!
加賀「…釣り球には乗らない」
吹雪「実際の野球なら振ってしまいそうなんですけどね。流石にそこはゲームですから…」
加賀「…そうね」
吹雪「…さぁ、加賀さん!勝負です!!」
加賀「ええ」
ビュンッ!
吹雪「!!」
ブンッ カキーン!!!!
加賀「なっ…!!」
吹雪「…」
加賀「ふぅ」
アウト-!
吹雪「ぬわぁぁん、惜しかったよぉ!!」
加賀「ギリギリのセンターフライね…赤星じゃなかったら確実に長打だったわ」
おやすみなさい
吹雪「はぁ、遂に最終回かぁ」
ピッチャ- フジカワニカワリマシテ クボタ
加賀「(結局一点しかとれなかったわね)」
ハチバン レフト シミズ
加賀「清水…懐かしいわね」
吹雪「8番にこんな打てる選手がいるって凄いですよね」
加賀「…打撃だけは良かったのよ」
ビュンッ! ボール!
加賀「(コントロールが悪い…やはり不調なのが原因かしら)」
吹雪「(ウィリアムスさんや藤川さんよりは打てそうかも)」
ビュンッ! ブンッ ストライーク!
ビュンッ! ボール!
ビュンッ! ボール!
加賀「(誘い球を振らない…)」
吹雪「(これ…もしかするともしかするかも)」
ビュンッ! カキーン! ファール!
吹雪「でも速いなぁ」
加賀「フルカウント…」
吹雪「さぁどうぞ!」
ビュンッ! ボール! ボールフォア!
加賀「くっ…抜けた」
吹雪「よしよし、先頭が出ました」
キュウバン タカハシヒサノリニカワリマシテ バッタ- エトウ
吹雪「良く分からないけど、一番打ちそうな人を選んでみました!」
加賀「江藤…江藤じゃない」
吹雪「あ、加賀さんは知ってるんですね」
加賀「知ってるも何も、私が巨人ファンになったきっかけ」
吹雪「そうなんですか!?」
加賀「えぇ、あれは忘れもしない2000年…中日戦だったわ。4点ビハインドで迎えた9回裏、満塁で江藤は同点ホームランを打ったのよ」
吹雪「へぇー!」
加賀「そしてその後、二岡がサヨナラホームランを打ち見事巨人は優勝したの」
吹雪「ゆ、優勝したんですか!?」
加賀「そうよ。当時は何となく観てただけだけど、私の心に響くものがあったわ」
吹雪「いいなぁ…私もそんな試合観てみたいです」
加賀「いづれ観られるわ」
ビュンッ! カキーン! ファール!
加賀「初球から強振…」
吹雪「そんな話を聞いたなら、打ちたくなりますよ」
加賀「ふふ、焦ってセカンドに転がすのがオチよ」
ビュンッ! ボール!
加賀「(制球が定まらない…コントロールはBの筈なのに)」
吹雪「(変化球は横と縦のスライダー…でもストレートが速いなぁ)」
ビュンッ! ブンッ ストライーク!
吹雪「くぅぅ…落とされた」
加賀「よしよし、追い込んだ」
吹雪「ミートが小さいなぁ…やっぱり強振するのは難しいかも」
加賀「吹雪、弱気になってはいけないわ。全力でかかってきなさい」
吹雪「加賀さん…!」
吹雪「って、強振ならミートカーソルちっちゃくなるから三振とらせに来てるんでしょ」
加賀「…バレました」ドヤ
吹雪「それはもういいです…」
ビュンッ! ブンッ!! カキーン!
吹雪「よし!あたった!」
加賀「残念、レフトフライよ」
アウト-!
吹雪「あーん…惜しい!」
加賀「あと二つ…」
イチバン セカンド ニシ
吹雪「(もう強振はしない…ミート打ちに徹する!)」
加賀「…」
ビュンッ! ボール!
吹雪「ふぅ〜!」
加賀「振らないわね…」
吹雪「何となく予想してましたから」
加賀「…そう」
ビュンッ! カキーン! ファール!
吹雪「横のスライダー…何となく加賀さんの配球が読めてきましたよ」
加賀「!!」
加賀「(この子…揺さぶってくるわね。深海棲艦と戦うよりも面白いわ)」
ビュンッ! ボール!
ビュンッ! カキーン! ファール!
吹雪「ちょっと引っ張りすぎたかな」
加賀「…」
ビュンッ! カキーン!
吹雪「よしっ!抜けて!!」
加賀「(この距離なら…)」
加賀「間に合って…!」
吹雪「なっ…!!」
アウト-!
吹雪「…」
加賀「そう上手くはいかないわ」
吹雪「(まさか…外野が前に来ていたなんて)」
加賀「さぁ、あと一人」
ニバン ショ-ト ニオカ
吹雪「とにかく出塁しなきゃ」
加賀「そうはさせない」
吹雪「(加賀さん方式で…粘って粘って粘りまくる!)」
加賀「(ローズには回したくないわね)」
ビュンッ! ブンッ! ストライーク!
吹雪「くっ…落ちる球」
加賀「我武者羅に振っては当たらないわ」
吹雪「わかっています…」
ビュンッ! カキーン! ファール!
吹雪「(よし…狙いは横のスライダー)」・
・
加賀「(追い込んだ…これで終わりよ)」
ビュンッ! カキン ファール!
加賀「(落ちる球に食らいついた…?)」
吹雪「(危なかった…かすっただけでもよかったよ)」
ビュンッ! ボール!
加賀「また抜けた…」
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..
ビュンッ! カキン ファール!
加賀「(…粘るわね)」
吹雪「汗をぬぐい始めましたよ。そろそろ交代した方がいいんじゃないですか?」
加賀「いいえ、今回はJFKだけしか使わないつもりだから」
ビュンッ! ボール!
加賀「っ…!」
吹雪「(フルカウント…やっとここまできたよ)」
加賀「(きっと向こうは縦のスライダー狙い…なら裏をかいて)」
ビュンッ!
加賀「あっ!!」
吹雪「占めた!」
カキーン!!!!
加賀「…」
吹雪「やったぁ!逆転ホームランだぁ!!」
加賀「そんな…あと一球で…失投」バタン
吹雪「加賀さん?加賀さーん」
加賀「」
吹雪「でも、最後の最後に失投はキツイですよね。どうすることもできませんし」
加賀「」
吹雪「…」
吹雪「加賀さ〜ん♪」←赤城のマネ
加賀「はっ!赤城さん!?」
吹雪「気が付いた…ほら、まだ試合は終わっていませんよ?」
1-2
加賀「…」
1-2
加賀「これは悪い夢…そう、これは悪い夢以外の何物でもないわ」
吹雪「…残念ながら、現実です」
その後、意気消沈した加賀さんは裏の攻撃もあっさりと打ち取られ私の逆転勝利となりました
茅野さんこんなとこで何やってんですか
吹雪「いやぁ…楽しかったですねぇ」
加賀「…あの一球さえ無ければ!」
吹雪「まぁまぁ、そういうのがあってこその野球ですし」
加賀「そうね」
ガラッ
加賀「ねぇ吹雪」
吹雪「はい」
加賀「…再戦、お願いできるかしら?」
吹雪「…はい!」
ガチャッ
金剛「ヘーイ!ブッキー!加賀ー!」
瑞鶴「2人でなにやってたのー?」
吹雪「金剛さん瑞鶴さん!」
加賀「パワプロよ。貴女もやったことあるでしょ?」
瑞鶴「うわっ、キューブ…懐かしいわねぇ」
金剛「retro gameデース!」
吹雪「あっ」
吹雪「折角ですし四人でペア同士で対戦しましょうよ!」
瑞鶴「それいいわね。加賀、私達も混ぜてくれる?」
加賀「…別に」
金剛「ブッキーは私と組むデース!United Giantsネ!」
吹雪「頑張りましょう!」
瑞鶴「正規空母の実力、思い知らせてあげるわ!」
加賀「せいぜい足を引っ張らないでくださいね」
瑞鶴「なっ…これでも私、地元では男子よりもパワプロ上手かったのよ!?」
加賀「そう」
吹雪「それでは、プレイボールです!」
おわり
後一球で失投はコントローラー投げたくなるレベルよね
加賀さんと吹雪ちゃんが打った時LRボタンをカチャカチャやってるのを想像したら萌えました
あの逆転2000年やったか
あれパワプロのシナリオでクリアするのほんと辛かったわ
次はサクセスの実況をお願い
【番外編】
北上「…」
北上「うん」
北上「大井っち見て見て」
大井「北上さんどうかしたんですか?」
北上「じゃーん、サクセスで大井っち作ってみた」
大井「!!」
大井「北上さん…!」
北上「ちょっと髪型が違うけどごめんね」
大井「」ポロポロ
北上「大井っち!?」
大井「きた…北上さんが…わたしを作ってるくれるなんて」ポロポロ
北上「ごめんね、似てないよね…」オロオロ
大井「いえ!トレースしたかのようにそっくりです!むしろ私の顔をこっちに似せたいくらいです!!」
北上「そ、そうなん…」
大井「あはぁ〜/////」
北上「(…能力はお察しだけど言わないようにしよう)」
番外編おわりです。ではまた今度
懐かしい気持ちになれた
乙
本当に小久保は『色々』あったよな。
このSSまとめへのコメント
センターローズ…ライトペタジーニ…うっ、頭が…
サクセスで艦娘を作成している俺提督、北上様の「ちょっと髪型が違うけど」に痛いほど共感