セラフィーヌ「コホン。キリア様。証拠もなしに言うのはどうかと思いますわ」

キリア「いや、お前の家来(プリニー)に聞いたら即答だったぞ」

セラフィーヌ「……――少しごめんあそばせ」


どこからともなく激しい爆発音が幾つも鳴り響く

一仕事を終えた表情でセラフィーヌは帰ってきた

セラフィーヌ「キリア様。プリニーの戯言に惑わせるようでは、ヴォイドダークには到底勝てませんことよ」

キリア「……(あの感じから本当のことだろ)」

セラフィーヌ「まだ疑うようでしたら、私が処女でない証拠を見せてあげますわ」

キリア「いや、いい」

セラフィーヌ「……は？」

そんなやりとりから数日が経過

セラフィーヌ「……？ あれはキリア様？」


キリア「……」

ウサリア「……(ﾓｸﾞﾓｸﾞﾓｸﾞ」新作カレーの食事中

キリア「……」ｼﾞｨｨｨｨ


セラフィーヌ「あのキリア様が、あんなに熱視線を……っ」

セラフィーヌ(私に全く興味を示さないところを見ると、まさかキリア様はロリコン……？)

セラフィーヌ(いえ、まさかキリア様がそんな特殊性癖な訳ありませんわ)

セラフィーヌ(まさかとは思いますが、とりあえず情報収集を)ｿｿｸｻ



ウサリア「？ キリアさん。何か用事ですかピョン？」

キリア「――いや、美味しそうなカレーだと思ってな」

ウサリア「なら、食べますかピョン？」

キリア「いいのか？」

ウサリア「はいですピョン！」