親子丼(22)
兄「うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」カシャカシャ
母「お願い……正気に戻って……」シクシク
母は混乱していた
息子が突然発狂し卵を溶いているのだから
兄「ぴったんッ!!ぴったんオレぴったぁぁぁぁぁぁん!!!!」カシャカシャ
母「ねぇ!?いつからあなたはそんな子に育ったの!?」
母「もう何がしたいのか私には分からないわ……」
ステンレスのボウルにぶちまけられた卵は乱雑にかき混ぜられ
決して白身と黄身が混ざり合うことはなかった
その狂気とも呼べるステアはもはや家庭用のボウルではカバーすることができない
びちゃっ!!
母「あぁんっ!!」ビクンッ
飛び散る卵黄
犯された顔面
若くして二児の母となった彼女の顔は既に淫乱な雌そのものになっていた…
兄「サラダバダーサラダバダーサラダバダードンッつ~ら~いよ~~ほぉ~↓↓↓」ザクザクッ
母「はぁ……はぁ……」
母「やめて…それは明日あなたと妹のお弁当に使うはずだった三つ葉よッ!!」
手際良く等間隔に切断された三つ葉の悲痛な叫び
母の懸命たる声ももはや息子には届かない
妹「ただいまー…って何これ!!?部屋中黄色くてぬめぬめしてるんですけど!?」
兄「儂のにゃんこは百八匹おるぞおおおおおぉぉぉ!!!」カパッ
開かれた魔法の鍋から広がるはじっくり煮込んだ鶏肉の香り…
兄「あれ?これってもしかして……運命?」
妹「!?」ドクンッ
まだ成熟していない少女の蕾が今、鰹ダシの妖艶たるスメルによって開花する
妹「やだ……何このいい匂い……?私、おかしくなっちゃうよぉ……」クチュクチュ
まだ男を知らない小さな入口
固いヒダが縮こまるのを確かに感じた
母「ダメよ…妹!」
母「それ以上近づいたら……壊れてしまうわッ!」
可愛い娘を守ろうとする母
しかし現実は非情にも容赦はしない
兄「チャチャチャおまたのチャチャチャ!チャチャチャ!」ジュワァッ
運命の歯車が動き出す
母「あああああぁぁ……」ビクンビクン
あらかじめ仕込んであった鶏肉がふつふつと煮立つ
見計らったように投下された卵が鍋の淵で一瞬のうちに固まってしまった
兄「じっくりコトコト煮込んだクレアババアの秘密!?」
暴れだす卵に目も向けず容赦なく叩きつけられた木蓋
聖なる業火は悪魔によって鎮火されてしまった
妹「おかあさん……」ハァハァ
母「ダメ…お願い……妹だけは助けて……」ハァハァ
兄「フハハハハハ!!!!こんな所で山崎パンのお皿が役に立とうとはなッ!!」
兄「世界は……いや、EARTHはまだ生きてるんだな……」
どんぶりにふんわりと盛られた白米
炊きあがった後しっかりと蒸らされたその米はまるで罪の宝石箱だ
兄「これで終わりだ!!」
地獄への門を閉ざしていた封印が今解き放たれる
母「あぁんっ!!もうらめええぇぇ……」ブシャア
妹「お兄ちゃんのおちんぽ気持ちいいよぉ///」パンパン
http://i.imgur.com/be3HIXy.jpg
兄「我、唯がうんたん店長代理……」ツゥー…
時刻は深夜四時
兄「召し上がれ」
テーブルに置かれた黄金色の物体は悩ましい色気を放っていた
深夜のキチガイクッキング終わり。
よくもこんなキチガイ料理を!
乙
乙
感動した
親子丼くいてぇ
兄「へっへっへ…いやらしいパンストなんか履きやがってよ…」
兄「こんな布っきれぶち剥がしてやるぜええええええ!!!!」ブチブチ
妹「やめてえお兄ちゃん!!」
妹「そ、そんな乱暴にされたら私……///」ジュワッ
この家の長男はまたしても気が狂ってしまった
コラーゲンをたっぷりと含んだ鳥のもも肉についている皮を
素手で引き剥がしだしたのだ
兄「ぴったんッ!!ぴったんオレぴったぁぁぁぁぁぁん!!!!」カシャカシャ
妹「あんっ!!らめえ……奥までグリグリしないで……」ビクビク
今宵のステアはいつもと違う
白目を剥きながらも彼は至極丁寧に白身と黄身が混ざり合うよう丁寧に暴れ踊る
そのリズムに合わせるかのように跳ねる肢体
昨晩一人の女となった妹の体は無様にも兄の狂気によって淫らな下付き淫乱花びらへと変貌を遂げる…
兄「ぱふ?ぱふぱふ?ぱふぱふぱふぱふ??」
舞い上がる粉塵
悶え苦しむ少女
兄「我がドイツの調合技術は世界一イイイイィィィィッッ!!!!」
見事なまでの片栗粉と小麦粉の融合
これはもはや白い芸術と呼ぶ以外に何があるというのだろう
母「ただいま……ってちょっと兄!?何この白い粉!!」
妹「だ…だめよお母さん……今この部屋に入ったら後戻りできない…」
突如母の喉に現れる違和感
細かい粒子が彼女の成熟しきった緩い口元から犯されていた
母「ごほっごほっ……は、早く窓開けなさい!!」
兄「ジューシー…」
母「!?」
兄「それに加えてヘルシー…」
母「はわわ…」ジュルリ
しばらく夫との行為に及んでいなかった彼女の体は
兄のたった二言によりいとも簡単に一人の女だという事を思い出す
母「んっ……はやくぅ……」クチュクチュ
熟れた雌しべからは老いを感じさせないほどの蜜が溢れ出していた…
兄「すぐ美味しい!!凄く美味しい!!!」ビチャビチャ
妹「もうっお兄ちゃんったらまだまだ子供なんだからぁ///」クチュクチュ
母「ダメよ…あなたはもう寝なさい」
妹「私からお兄ちゃんを奪うつもりならお母さんでも許さない」キッ
母「あら娘が母に勝てるとでも思っているのかしら?」キッ
ビチャッ
妹「あんっ///」
母「イクゥっ!!」ビクンビクン
一触即発状態の二人を切り裂く特製の秘伝タレ
幾重にも重なる研究の末編み出した醤油、砂糖、生姜の比率
甘美な汁が二人の顔面と鶏肉に見事調和する
兄「キリンさんが大好きぃぃぃ!!!でも壁がいくらあっても足りねえええええ!!!」
見事な手際で卵、小麦粉の順に遺憾なく兄のルートで転がされた鶏肉は
アツアツの油でカリっと揚げられる
じゅわあぁ…
妹「あっ…お、お母さん……」ハァハァ
母「えぇ…二人一緒に……」ハァハァ
兄「へいはまちィィィィィ!!!!!!」
妹「イックウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!」ブッシャア
母「あぁん……まだまだ足りないわぁ…」
http://i.imgur.com/KOPlkq5.jpg
鍋から飛翔する黄金色の物体は
その熱が冷めることなく二人の口にジャストミートした
時刻は深夜に突入する頃
男の手料理が今日も二匹の雌を手懐ける……
お夜食に唐揚げはいかが
美味そうだな乙
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