花陽「凛ちゃんのバカっ! もう知らないんだからねっ!」
凛「うわあああん!! かよちんこそバカああああああ!!」
花陽「ふんっっっっっっ!!」
バタン
凛「ぐすっ……あんの、クソデブ。太りすぎて死ねッ!! ちきしょう、絶対に仕返ししてやるにゃあ……」
凛「そうだ! かよちんが必ず三つは常備しているおにぎりに下剤をいっぱい練り込んでやるにゃー!」
ギュッ ギュッ
凛「んふふひひ……楽しみだにゃ?」
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凛「にゃんにゃん」
花陽「」プイッ
凛「ねぇねぇ、真姫ちゃーん」
真姫「なに?」
凛「アイドルってさー、ステージの上で漏らしちゃったらどうなるのかにゃー?」
真姫「はあ? 意味解んないんだけど」
凛「しかもウンチ、しかもゲリピーだよ? 全国に自分の糞垂れ流し動画を蔓延されたら、アイドル、っていうか女としてもう生きていけないよねぇ」
真姫「ちょっと、食事中にそういう話やめてよね」
凛「にゃんにゃん♪」
真姫「ていうか、さっきから花陽がだんまり決め込んでるんだけど、またケンカしたんでしょ?」
凛「そ、そんなことないにゃ」
真姫「どうでもいいけど、本番までには仲直りしなさいよ。他のみんなにも迷惑が掛かるわ」
凛「……」
花陽「……」
真姫「んもう、小学生じゃないんだから!」
花陽「……ごめんね、凛ちゃん」
凛「へっ! 何に対してゴメンだにゃ!?」
花陽「ううん、本当にごめん。わたしが悪かったよ」
凛「……ふ、ふーん、にゃ」
花陽「もうスマブラで何度もドンキーの下アピールで煽られて、リアルでも同じポーズと顔でバカにされても、怒ったりしないよ」
凛「かよちん……」
花陽「だ、だから……うぅっ……凛ちゃん、わたしと、仲直りしてくれる……?」ジワッ
凛「ぅぅうううう……! うわああああ!! もちろんだよ、かよちーん! かよちんは執念深くて、デブでクズでどうしようもないブタだけど、許してやるにゃああああ!!」
花陽「凛ちゃああああん!!」
凛「かよちィィイイん!!」
真姫「やれやれね」
絵里「みんな、そろそろ始まるわよ。一年生、準備はいい?」
真姫「ええ。諍いは済んだわ」
希「えりち、まだ昼食採ってないやん」
絵里「ああ、いいのよ。私はすぐ横っ腹が痛くなるから」
穂乃果「だめだよ、絵里ちゃん! 少しくらいは食べないと、元気出ないよ!?」
花陽「あ、あの、これ良かったら」
絵里「おにぎり? 私が貰っても花陽は構わないの?」
花陽「いいんです。わたしはお弁当食べましたから」
絵里「そう。なら、頂くわね。ありがと」
ギュルルルル!!
絵里「(ふ、ふぉぉぉぉおおおおおお!?)」
答えなくていいーんだ わーかるからー♪
絵里「(……お、お腹が……こ、こんな時に……)」
夢に描く 場所はおーなじー♪
絵里「(くっ……! 耐えるのよ、エリーチカ! ロシア人の括約筋ナメんな!)」
なんどーでーも 諦めーずーにー♪
ギュゥゥウルルルルギュルギュルギュルゥゥゥ
絵里「(お、ほぅ!)」
さーがす こーとが ぼくーらーのちょーせんっ♪
絵里「(い、いけない。振り付けが遅れてるわ)」
げーんきの温度は さーがーらーないー♪
絵里「(お願い、はやく、はやく終わって……)」
熱いままでー 羽ばたいてくー♪
絵里「(はぁ、はぁ……フィニッシュよ……)」
あこがーれーを 語るキーミーのー♪
絵里「(ウッ!!)」good
ゆずーらーなぁい ひとーみがー♪
ギュゥゥゥゥゥ
絵里「(はぁん)」
ブュリ
絵里「あ」
ダイスキ♪
穂乃果「ハァ、ハァ!」
キャーキャー パチパチパチ
穂乃果「すごい、みんな! 大成功だよ!」
ことり「チュンチュン。穂乃果ちゃん、やったね」
海未「私たち、やっとここまで来れたのですね……」
にこ「ん? ねぇ、なんか匂わない?」
キャーキャー ギャー イヤアアアア
海未「何か様子がおかしいですね」
希「……え、えりち」
絵里「……」
ブーリュブリュブリュブュリブュリ!!
その時、凛が見た光景は、阿鼻叫喚の地獄絵図
目の前で脱力したかのように放心し、ヘタリ込んでスカートの隙間から背後へ、
山盛りのウンチを積み上げていく絵里ちゃんの姿だったにゃ
その無表情には、一筋の涙が頬を伝っていたのにゃ
真姫「う、嘘でしょ?」
穂乃果「え、絵里ちゃん……もしかして、それって、ウンコ……?」
絵里「穂乃果……」
パシャパシャ!!
希「あかん! 撮らんといて!」
穂乃果「ウンコなんでしょ!!!?」
ことり「チュンチュン!」
絵里「……ぅう、あああああああん!!」
穂乃果「絵里ちゃんがウンコ漏らしたあああああ!!」
あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )
親鳥「残念だけど、予選への出場は諦めるべきね」
穂乃果「なんで!?」
親鳥「ほら、検索サイトのトップニュースにもなっているわ。『新星のスクールアイドル、初舞台で脱糞』って。絢瀬さんだけでなく、貴女たちにまで云われもない噂が広まっているのよ?」
穂乃果「わたしたちの問題です! 絵里ちゃんだけが悪くありません!」
にこ「そうよ、アイドルグループは一心同体! こんなスキャンダに恐れおののく程度の生半可な覚悟で挑んでないわ!」
親鳥「これは貴女たちだけの問題じゃない。学園の問題にまで発展する可能性があるのよ。ここから卒業する生徒たち、みんなの名誉に関わるの」
にこ「くっ」
ことり「チュンチュン! お母さんのわからず屋!」
親鳥「彼女を庇いたい気持ちは解るけど、それなら今後の活動は自重すべきだと思うわ。生徒会長の失態なら、尚更ね」
海未「そうですか、やはり……」
にこ「で、どうするわけ? あんたたちが投げ出しても、わたしは一人でも続けるわよ」
真姫「だから、このまま続けちゃマズイって話だったんでしょ。にこちゃんだけでも、ダメ」
凛「ふん。さすが、お医者さま志望。箔が付くのがそんなに怖いのかにゃ?」
真姫「なんですって!」
凛「やんのかにゃー!」
花陽「二人共、やめて!!」
凛「かよちん……」
真姫「花陽……」
花陽「えっぐ……グスッ……わたしが、わたしが悪いの」
花陽「絵里ちゃんがお腹の調子を悪くしたのは、本番前にわたしのおにぎりを食べたから……夏場だし、きっと腐ってたんです……」
真姫「それは、違うわよ……」
花陽「……でも、それしか原因が」
凛「違うよ、かよちん!」
花陽「凛ちゃん……」
凛「たしかに、かよちんは衛生管理もまともにできない不摂生なブタ野郎だけど、おにぎりの保存には余念がないにゃ! 凛はそれを知ってるにゃ! 他の誰かがかよちんを責めても、凛だけはかよちんのことを信じるにゃ!」
花陽「り、凛ちゃぁん……」
海未「そうですね。ここで誰に責任があるのか問うのはよくありませんわ」
凛「強いて言うなら、絵里ちゃんが……」
絵里「……」
希「えりち」
絵里「みんな、ごめんなさい……私の、せいで……」
希「心配せんでもええよ。時間が経てばなんとかなるんよ」
絵里「希ぃ」
凛「うえーん。なんで、こんなことになっちゃったのかにゃ~」
凛ちゃん屑すぎるwwwwww
穂乃果「だってーかのーせー、感じたんだっ♪」
絵里「穂乃果……?」
穂乃果「後悔したくなーい目ーの前に、ぼくらの道があるー♪」
凛「(またいきなり歌い出して……やっぱりコイツはキチガイだにゃ)」
穂乃果「諦めるのはまだ早いよ。穂乃果、もう一度だけ頼んでみる」
凛「えー。何度言っても無駄だにゃー」
穂乃果「失敗したなら、それ以上の成功でやり直せばいいんだよ。アイドルって、みんなに夢や希望を与えるモノでしょ? それなら穂乃果たちがこんなところで立ち止まっちゃ、他の頑張っているスクールアイドルのみんなに笑われるよ!」
ことり「チュンチュン! 穂乃果ちゃんの言うとおりだチュン!」
海未「穂乃果……まったく、あなたって人は」
にこ「よく言ったわ! そうよ! あんたたち、アイドルならここでショボくれてる場合じゃないわよ! やるわよ、今度こそ最高のステージ!」
穂乃果「そしてラブライブに! みんなで叶えよう! わたしたちの夢を! ね、絵里ちゃん!」
絵里「穂乃果……ありがとう。エリチカがんばる」
花陽「凛ちゃんのバカ!」
凛「うっせぇにゃ、デブ!」
真姫「もう、またやってるの!?」
凛「(今度は水筒に仕込んでやるにゃー)」ゴソゴソ
海未「それにしても、秋葉原ですか」
ことり「校内ではやめろチュンチュンって、お母さんが」
にこ「にっこにっこにー♪」
真姫「にこちゃんは生き生きしてるけどね」
穂乃果「やろう! ここからがわたしたちのスタートだよ!」
希「えりち、具合はよくなったん?」
絵里「ええ、なんとか」
希「あれから、ほとんど何も口にしてないやろ? 顔を見れば判るで。水分補給くらいはしっかりしときー」
花陽「水筒ならわたしのが」
絵里「……」
花陽「あ……」
絵里「いいえ。貰っておくわ」
花陽「絵里ちゃん……」
絵里「ありがとう、花陽。ごめんね、私のせいであなたにまで後ろめたい思いさせて。次こそは頑張るわ」
花陽「うん!」
ギュルルルル!!
絵里「(クソおおおおおおおォォォ!!)」
悲しみにとーざされーて 泣くだけのーキーミじゃないー♪
絵里「(糞だけにね。……言ってる場合じゃないわ。次こそはって、花陽に約束したばかりよ……! 持ち堪えないと)」
熱い胸 きっと未来をー 切りーひーらーくーは・ず・さっ♪
絵里「(ふんふフン、ふんふ糞)」
きっとー キットー キミのー ユメノー
ギュルギュルギュルゥゥゥ!!
絵里「(はっ はぁん!)」
チカラー イマヲー 動かすチカラー♪
絵里「(やった! もう終わりよ! はい、おしまい!!)」
しーんじてーるよっ! だかースター……
ヘイヘイッ ヘイ スタートダッシュ
ウオー パチパチパチ
絵里「(やった。やったった!)」
凛「雨上がりのきーぶんでー♪」
絵里「(Bメロ!? ……あっ)」
ブリュリュリュリュリュゥゥゥウ!!
あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )
海未「凛、もう終わりですよ」
凛「あ、そうだったにゃ」
希「えりち!」
パシャパシャ!!
希「あかーん! 撮らんといてー! テレビ消してー!」
穂乃果「また絵里ちゃんウンコ漏らしたの!? どうして!!!?」
絵里「うっうっう~……」
ことり「チュンチュン! また失敗だチュン!」
にこ「……て、テレビ局までやって来るのは誤算だったわね」
凛「にこちゃんが調子乗って宣伝してたからにゃー」
にこ「う、うるさいわね!」
花陽「わたしが水筒渡したから……」
絵里「」
希「えりち……」
真姫「落ち着いてよ、みんな!」
凛「これが落ち着いていられるかあああにゃああああああ!!」
海未「ひっ!」
凛「凛たちは何も悪くなかったもん! 大体、絵里ちゃんがウンチ漏らすのが悪いんだにゃ!? μ'sの面汚しもいいとこだにゃ! そう、まるで糞で顔面を塗りたくるように!」
絵里「……ウゥ」
真姫「ちょっと、言い過ぎよ!」
凛「これくらい言ってやらなきゃ、腹の虫が治まらないにゃ! 絵里ちゃんの!」
真姫「凛、あんた……!」
絵里「いいえ、凛の言うとおりよ」
希「えりち、あんまり自分を責めるのは良くないで」
絵里「実際、私一人の責任よ」
凛「うんうん!」
絵里「もうこれ以上、みんなに迷惑は掛けられない……私、μ'sを辞めるわ!」
花陽「ええ!?」
絵里「みんなに罪がないことはネットを通じて世間に報せるから……安心して。ごめんなさい! さようなら!」
希「えりち!」
穂乃果「待って!」
絵里「離して!」
穂乃果「イヤだ! 絶対に離さないよ!」
絵里「ごめんなさい、穂乃果……こんなこと言う資格なんてないと思うけど、私、もう疲れたの。みんなの負担になることも、人前で醜態を晒すことも……」
穂乃果「だったら、ここで負けちゃダメだよ!」
絵里「穂乃果……」
穂乃果「ほら、何度でも諦めずに探すことが穂乃果たちの挑戦、そうでしょ? 失敗は続いたけど、たったの二回だよ。ここで逃げ出したらこれから先ずっと後悔するよ? 穂乃果はμ'sが、絵里ちゃんにとっての嫌な思い出になるなんて、絶対にイヤだよ!」
海未「フフ……絵里、もう少しだけ頑張ってみませんか」
絵里「海未……」
にこ「あたりまえじゃない。ったく、事あるごとに毎回こんな茶番やらせる気? いい!? にこたちはアイドルなのよ!? 舞台に立つ時以外でも、周りに笑顔を振り撒くのが仕事よ。たとえ、何があってもね」
絵里「にこ……」
穂乃果「ね。絵里ちゃんは一人じゃない。穂乃果たち全員が一緒だよ。この九人でμ'sでしょ!? だから、一人で抱え込まないで。みんなでこの絶望を乗り越えてチャンスを掴もうよ!」
凛「ヒートアップしてるとこ悪いんだけど、実際問題どうするんだにゃ? 学校どころか、校外でも活動を禁止されたにゃ」
?「クックック……話は聞かせてもらったっぺよ」
ことり「誰だチュン!?」
ツバサ「我輩だ」
にこ「……あ、A-RISEのツバサ!?」
ツバサ「あなたたちが良ければ、我が校の特設ステージを貸してあげてもいいわ」
花陽「UTXのステージ……」
真姫「待ってよ、話が急すぎて意味解んない」
ツバサ「μ'sの胸を打つライブ、そして仲間との熱い友情、これで確信したわ。可愛いだけの自分を魅せたい、上っ面だけの三流アイドルとは異なる情熱を垣間見た! あなたたちこそ、A-RISEのライバルに相応しい!」
穂乃果「ツバサさん……」
ツバサ「学園長と大会本部には、私から話を付けておくわ。どう?」
穂乃果「お願いします!!」
ツバサ「待ってるわよ。必ず勝ち上がってきなさい。絶望を乗り越えて、ね……!」
花陽「ぁああぁぁあああん!! 凛ちゃんのバカぁああぁああああぁぁぁぁ!!」
凛「黙れブタああああアアアアア!! にゃあああああああ!! 殺すぞおおおおおブタァァァァアアアッ!!」
海未「……ま、真姫。いいんですか、止めなくて」
真姫「もう放っておくわ」
凛「(チッ! いい加減にしてほしいにゃ! 次は、このカ○リーメイトに今までの二十倍の量を盛っておくにゃ。むしろカロメの形に練った下剤とすり替えてやるにゃ。死ぬかもしれないにゃ。むしろ、死ねっ!)」
穂乃果「ここが、A-RISEのステージ……」
ことり「緊張するチュンチュン」
ツバサ「来たわね」
穂乃果「はい、よろしくお願いします」
ツバサ「見届けさせてもらうわ。どんなことがあっても諦めないアイドル、μ'sの、その真骨頂を……!」
希「えりち」
絵里「心配しないで、希。もう何があっても絶対に漏らしたりしないわ」
希「……」
絵里「だって、私には、こんなに素敵な人たちが側にいるもの。支えてくれるメンバー、そして応援してくれるみんな。今までにないくらいの自信と勇気で満ち溢れているの」
希「……そか。そなら、安心やな」
絵里「ええ。だからこそ、花陽」
花陽「へ?」
絵里「その携帯食、私にくれないかしら」
花陽「え!? でも……なんで?」
絵里「おかしいでしょ? これまであなたから貰った食べ物でお腹を下して失態を招いているのにも関わらず、また同じ過ちを繰り返そうとしている。だからこそなの。敢えてこの困難に立ち向かって、乗り越えてこそ、私はもう一度みんなと対等の立場になれると思う。信じてくれたみんなの期待に応えたい。たとえ、漏れそうになっても我慢してみせる。もう挫けたりしないわ」
花陽「ぐすっ……わかったよ、絵里ちゃん! はい!」
絵里「スパシーバ、花陽」
……
アーメン
絵里「」
穂乃果「みなさん、今日は集まってくれてありがとう!」
ギャュュュュリュルルルルルルルル!! ギギギギギィッ!!
絵里「(いやいやいやいや)」
穂乃果「わたしたち、μ'sのキャッチフレーズは『みんなで叶える物語』です! わたしたちは今、色んな人たちの協力があって、このステージにいます!」
ギュゥゥゥゥゥウウウウウウ!!!
絵里「(これはもう、耐えるとか、我慢するとか、そういう次元じゃないわ。もう……出そう……)」
グルン グルン
絵里「!?」
穂乃果「これは……」
ツバサ「言ったでしょ。特設ステージだって。今回、あなたたちが歌う曲、ダンスに合わせて九人全員の立ち位置を独立して回せるように設備を設けたわ。そう、まるでウェーブスインガーのようにねっ!」
凛「粋な計らいだにゃー!」
絵里「(余計なことを……なんで!? どうして!?)」
グルン グルン
絵里「(まだ曲も始まってないのに……ぁあ、もう、ダ……メ……)」
ブリュッ
穂乃果「いくよ! μ's ミュージック、ス──」
あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )
……そう、まさしく、こうしてミュージックスタートしたのにゃ
360度、半径数十メートルに至るまで、絵里ちゃんのウンチが雨あられのごとく、
UTXの屋上を埋め尽くように降り注いだのにゃ
集まった有象無象の悲鳴によって奏でられる死のレクイエム。
団長も血の気が引くほどの、凄惨なその演奏が終わるまでに数分も掛からなかったけど、
そこにいる全員に苦痛を与えるには十分な時間だったにゃ
絵里ちゃんは大量のウンチを浴びせ、クレーンを破壊し、空中に放り出され、
そのままツバサさんの顔面に着地し、噴射口からゲリピーをぶちまけ続けたのにゃ
花陽「ウッウッウッ……!」
希「花陽ちゃん、もう泣かんで」
花陽「わたしが、わだじがぁ……」
海未「絵里ですが、命に別状はないようです」
真姫「そう。よかったわ」
凛「よくないにゃあ。ぜーんぜんっ、よくないにゃあ~。ゲリまみれになった凛たちの方がよっぽど悲惨だにゃー」
海未「……ただ、しばらく便漏れの状態が頻発するそうです」
凛「オエー」
穂乃果「……」
ことり「ほのかチュン!」
海未「穂乃果! そっちは!?」
穂乃果「ツバサさんが……死んだ」
花陽「うわああああああん!!」
海未「そ、そんな」
希「嘘……や……」
凛「名実ともに、絵里ちゃんは今日から人殺しだにゃ!」
穂乃果「ううん。あの事件はあくまで、事故として処理されるみたい」
真姫「どうなるの、わたしたち……?」
穂乃果「どうもこうもないよ」
にこ「待ってよ、μ's は!? ラブライブは!?」
穂乃果「だから知らないよそんなの!!!」
にこ「ぅわ!?」
穂乃果「馬鹿じゃないの!!? にこちゃん、人が死んでるんだよ!!? それなのに、まだアイドルアイドルって!!」
ことり「ほのかチュン?」
穂乃果「……」
ことり「チュンチュン、チュンチュンだよ?」
穂乃果「」ヒュッ
バキィィッ
ことり「スパチュン!!」
海未「ことりー!」
穂乃果「もういいよ、全部。なにもかも。穂乃果、疲れちゃったよ……」
海未「ことり、しっかりして下さい!」
ことり「PSVITA専用ソフト……絶対絶望少女……発売……チュン………」フッ
海未「ことりぃぃぃいい!!」
穂乃果「あーあ、ホント、ばっかみたい。うん、きっと穂乃果のせいだね。絵里ちゃんが辞めるって言った時に引き止めなきゃよかったんだ。それが死人まで出して、身の程知らずが夢なんて見るもんじゃないね」
海未「そんなこと……」
穂乃果「だって、そうじゃん。学校を存続させるためにって、頑張った結果がこれだよ? 学校どころか沢山の人たちの一生を台無しにしちゃったんだよ!?」
海未「あなたのせいじゃ、ありません……」
穂乃果「じゃあ、誰のせい? 絵里ちゃんのせい? ツバサさんのせい?」
凛「かよちん、また太ったにゃー」
花陽「凛ちゃん、わたし、人を死なせちゃったよぉ……」
海未「誰か一人の責任じゃありません! 穂乃果、あなたも言ってたじゃないですか。みんなが一緒です! こんな時だからこそ助け合うべきなんです!」
穂乃果「ふーん……で? どうするの? 方法は? みんなで助け合って協力したらツバサさんが生き返るの?」
海未「それ……は……」
穂乃果「ほら、海未ちゃんも口だけの大言壮語じゃん。みんな糞だよ、穂乃果も糞だよ。糞が集まったところで、何もできない役立たずの糞以下だよ」
海未「……」
穂乃果「あっはっはっはっはっはっ!! クソライブの始まりだあああああああ!!」
凛は糞猫、はっきりわかんだね
穂乃果「ていうか、あれだよね。海未ちゃんって穂乃果に負けず劣らず、頭の中がお花畑だよね」
海未「……どういう意味ですか」
穂乃果「ほら、海未ちゃんが書く歌詞って、直向きがどうだの、熱い心がどうだのって、いちいち暑苦しいよね。普通、女の子のアイドルユニットってラブソングとかが主流じゃん? なのになんで、そんなに童貞クサイ夢見がちな詞ばっかなの?」
海未「夢見がちだと、いけないんですか……?」
穂乃果「そうだよ、現実なんてそう簡単に上手くいくわけなんだから。あれあれ? どうしたの? さっきから威勢がないよ? 言い返せないから? ほらほら、か~べ~は、ハイハイハイ! 壊せるものさ! ハイハイハイ! 倒せるものさ、だよ? ほらほら、頑張ってぇ」
バチン!!!
凛「にゃあ!?」
希「……」
にこ「海未……」
海未「はぁはぁ……! 私は……あなたみたいに、一生懸命な人になりたいと、そう思いながら、今までやってきたのに……」
穂乃果「……」
海未「あなたは、最っっっっっっ低ですッ!!!!」
穂乃果「ていうか、あれだよね。海未ちゃんって穂乃果に負けず劣らず、頭の中がお花畑だよね」
海未「……どういう意味ですか」
穂乃果「ほら、海未ちゃんが書く歌詞って、直向きがどうだの、熱い心がどうだのって、いちいち暑苦しいよね。普通、女の子のアイドルユニットってラブソングとかが主流じゃん? なのになんで、そんなに童貞クサイ夢見がちな詞ばっかなの?」
海未「夢見がちだと、いけないんですか……?」
穂乃果「そうだよ、現実なんてそう簡単に上手くいくわけないんだから。あれあれ? どうしたの? さっきから威勢がないよ? 言い返せないから? ほらほら、か~べ~は、ハイハイハイ! 壊せるものさ! ハイハイハイ! 倒せるものさ、だよ? ほらほら、頑張ってぇ」
バチン!!!
凛「にゃあ!?」
希「……」
にこ「海未……」
海未「はぁはぁ……! 私は……あなたみたいに、一生懸命な人になりたいと、そう思いながら、今までやってきたのに……」
穂乃果「……」
海未「あなたは、最っっっっっっ低ですッ!!!!」
唐突なうみみ批判
真姫「まだ帰らないの?」
穂乃果「……」
真姫「んもう、花陽といい、凛といい、あんたといい、世話が焼けるわね。落ち込むのも仕方がないけど、リーダーがいつまでもそんなんじゃ、まとまるモンもまとまらないわよ」
穂乃果「いいもん、穂乃果、もうスクールアイドル辞めるから」
真姫「本当にメンドくさいわねぇ。ケンカで後腐れなんて、小学生じゃないんだから。とりあえず、今日のところは家に帰って休んで、頭冷やしてきなさい」
穂乃果「じゃあ、真姫ちゃんはどうしたらいいと思うの? 穂乃果はもう判んないよ」
真姫「そんなの自分で考えなさいよ。私がここで口から出任せにテキトーなこと言ってもしょうがないでしょ」
穂乃果「……」
真姫「あーもー! じゃあ、判んなくていいんじゃないの? 私だって、こんなの意味解んないし。だけど、解らないことでも、解るようになるまでの過程だと思って進み続けるしかないのよ」
穂乃果「……」トボトボ
真姫「まったく、なんでここまで話がこじれるのよ。ウンコって恐ろしいわ」
数週間後
絵里「久しぶりの学校ね。この私専用の高伸縮排泄物パック交換型車椅子があれば、かろうじて通えるそうよ。ハラショー。……この病気がいつ治るか判らない。人を死なせた罪悪感からも逃れられない。ああ、私の人生、これからどうなるのかしら? いっそのこと開き直って、ロシアの乱交クラブに通い、スカトロの世界で頂点を極めようかしら」
花陽「絵里ちゃーん!」
絵里「花陽……凛……」
凛「どの面下げて戻ってきたんだにゃ!?」
絵里「そうね。許してくれないかもしれないけど、ちゃんと謝らなきゃいけない人たちが大勢いるから」
真姫「それもいいけど、少し付き合ってくれない? 絵里に見せたいものがあるの」
絵里「私に?」
絵里「ここは……講堂?」
バンッ
穂乃果「絵里ちゃん、退院おめでとう! そして、おかえり!」
絵里「……穂乃果」
海未「待ってましたよ、絵里」
絵里「海未……」
にこ「仕事を肩代わりしてやったんだから、ありがたく思いなさいよ、生徒会長さん」
絵里「にこ……」
希「ご無沙汰やな。と言っても、三日前にお見舞い行ったばかりやけどな」
絵里「希……」
ことり「チュンチュン!」
穂乃果「さあ、一緒に踊ろう、絵里ちゃん!」
絵里「え、私が? ……気持ちは嬉しいけど、無理よ、こんな身体じゃ。車椅子から離れると、元のウンコ垂れになっちゃうわ。根本的な異常だから……治す方法も解らないそうなの」
穂乃果「いいんだよ、それで!」
絵里「え?」
穂乃果「解らなくてもいいんだよ。学校の廃校も決まっちゃったし、ツバサさんの命も帰ってこない。他にも迷惑を掛けた人がいっぱいいる。どう償えばいいか、穂乃果にも解らないよ。でもね、それでいいんだよ。解らないことでも、解るようになるまでの過程だと思って進み続ければいいんだよ!」
海未「穂乃果……」ウルッ
凛「さっすが、穂乃果ちゃん! いいこと言う~!」
真姫「……」
穂乃果「さあ、今は進み続けるために頑張ろう! 頑張って頑張って、その先で素敵なことが起こるよ! μ's、ミュージックスタート!」
穂乃果の声を皮切りに、曲が流れ出し、一斉にみんなで踊り始めた
そして私も、ゴム製のオムツを膨張させながら踊る
しばらくして、すぐに破裂し、ステージに糞尿をぶち撒けた
それでも構わず、みんなでダンスを続けた。クソミソまみれになりながらも
その瞳には淀みが無く、迷いのない真っ直ぐな視線は、その先の道を進むための標となるのだろう
メンバーの輪から外れ、客席の中央に座っている凛が、こちらに向け、中指を立てながら微笑んだ──
おしまい
凛アンチの書くSSってほんと小学生レベルだよな
完結しましたので、html化依頼に出しておきます
こんなふうにやっててあれだけど、ラブライブでは穂乃果ちゃんが一番一生懸命でかわいいと思います
脱水症状になりそう
えりちかの脱糞シーンで正直興奮した
クソワロタ
クズ凛ちゃんなんかすき
このSSまとめへのコメント
やべぇにゃやべぇにゃ
なんか知らんがおもろかった
凛うぜえええwwwwww