コエンマ「あんなものが人間界に出回ったら大変な事になるぞ!」
ぼたん「どうするんですかコエンマ様!?」
コエンマ「霊界探偵の・・・アイツに任せるしかないな」
ぼたん「では、呼び出しますね」
コエンマ「ああ。アイツが神崎かおりのavを取り戻せなかったら・・・」
ぼたん「取り戻せなかったら?」
コエンマ「その時は、人間界が終わる・・・!」
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仙水忍「霊界探偵・仙水忍、参りました」
コエンマ「おお、来たか仙水!」
仙水「何でも、人間界にとってマズイ映像が盗まれたとか?」
コエンマ「そうなんだ。お前には必ずやそのdvdを奪い返してもらいたい!」
仙水「お任せくださいコエンマ様」
コエンマ「頼んだぞ!」
コエンマ「それとな仙水」
仙水「・・・何か?」
コエンマ「dvdを取り戻した場合、絶対に中身を見るんじゃないぞ」
仙水「それは何故ですか?コエンマ様」
コエンマ「アレは人間が見るべきものじゃないからだ・・・!」
仙水「・・・わかりました」
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妖怪「ぐぁー!!」
仙水「追い詰めたぞ、盗賊め!!」
妖怪「ま、待ってくれ!dvdの場所は言う!だ、だから・・・!」
仙水「・・・案内しろ」
妖怪「ここだ、この屋敷の中だ」
ギィ・・・
仙水「お前が先に入るんだ」
妖怪「へ、へへっ、お前見たら驚くぜ。霊界探偵さんよぉ」
仙水「どういう意味だ?」
妖怪「・・・この部屋だ」
ガチャ
仙水「!!!」
仙水忍が見た光景はおぞましいものであった
神崎かおりのあられもない姿と、それを鑑賞する多くの人間たち
そのどちらもが醜悪で、仙水のこれまでの価値観を覆すには充分なものであった
彼はその場にいた人間、妖怪を皆殺しにしてどこかへと消えた
神崎かおりのdvdは後に『黒の書』と呼ばれるようになり、その行方はわからない
だが、おそらくは仙水が持ち去ったものと思われる
コエンマはやむなく仙水忍を霊界探偵から解任
黒の書の存在を秘匿し、捜索することも禁じた
元霊界探偵・仙水忍の消息は、今もなお掴めていない
終わり
^p^…
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