みなみけのSS
○○○はいつか安価でSS書いてみたいので
今回は原作のあの話の続きを自分なりに
じゃあ始めます
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420425405
2getズザー
チアキ「ハルカ姉さま、男女が一緒にいると起こるおかしな事とは何ですか?」
ハルカ「えっ…?」
チアキ「以前尋ねた時には結局分からず仕舞いだったので」
ハルカ(以前って、10年近く前の事じゃない…)
チアキ「それで、おかしな事とは何なのでしょうか?」
ハルカ「え、えっと、それは…」
カナ「何だ、またおかしな事の話か」
ハルカ「あっカナお帰りお使いご苦労さまそれじゃあ夕飯の支度をしましょうか」
カナ「待つんだハルカ」ガシッ
ハルカ「えっ…?」
カナ(よく考えても見ろ、仮にチアキがこのままおかしな事を知らずに育ったとしよう。
そうしたら、おかしな事をしたがるおかしな奴に引っかかってしまうとは考えないのか?)
ハルカ(そ、それは…)
カナ(いくらチアキがまだ小学生だとしても、今はネットでおかしな事が簡単に調べられる時代だ。今の内におかしな事を教えて、対策をしておくべきだろう)
ハルカ(だ、だったらカナが教えてあげなさいよ!)
カナ(私が教えて、チアキがそれを素直に信じるとでも? ハルカが教えるのが一番いいんだ)
ハルカ(ううっ…)
チアキ「カナ、何をこそこそと話してるんだ」
カナ「いや何、ハルカに心の準備をさせていた所さ。それじゃ、夕飯の支度は私に任せて、後はごゆっくり~」
ハルカ「あっ、待ちなさいカナ!
…普段は自分からお手伝いなんてしないのに、こういう時に限って…」
チアキ「ハルカ姉さま」
ハルカ「あっ、ごめんチアキ!
それで、えっと、おかしな事の話よね…」
チアキ「はい」
ハルカ「…いい、チアキ? おかしな事って言うのはね…」
チアキ「…」
ハルカ「…えっと…」
チアキ「…」
ハルカ「実を言うと、私も少ししかおかしな事を知らないの。だからちょっと調べさせて。わかったらちゃんと教えてあげるから」
チアキ「ハルカ姉さまにも分からないことがあるのですね。わかりました、ではハルカ姉さまが教えて下さるまで気長に待ちます」
カナ「待てチアキ、こういう事はきちんと期限を決めてからでないと、いつまでも先延ばしになるぞ」
ハルカ「ちょっとカナ、口を挟まないで!
それに、鍋から目を離しちゃだめじゃない!」
カナ「安心しろハルカ。今作ってるのは前にも作った事があるクリームシチューだから、見ていなくてもその様子くらい分かるのさ!」
チアキ(あれをクリームシチューにカウントするのか…?)
カナ「そういう訳でチアキ、一週間後に返答を聞くというのはどうだ? お前も約束を反故にする姉などみたくはあるまい?」
ハルカ「ちょっと、勝手に…」
チアキ「カナに心配されなくとも、ハルカ姉さまは約束を破るような方ではない」
ハルカ「えーっと…」
チアキ「ハルカ姉さま、一週間後を期待して待っています」
ハルカ「は、はい…」
-翌日、教室-
ハルカ「はあ…」
マキ「ハルカー、ため息なんてついてどうしたの?」
ハルカ「何でもない…」
アツコ「とてもそんな風には見えないけど…」
ハルカ(カナったら余計なことを言って…。どうすればいいのよ~!)
アツコ「あっ、あの…。もし私たちにも話し辛いような事だったら、ネットとかで聞けばいいんじゃないかな?」
ハルカ「えっ、ネット?」
アツコ「そう。内容にもよるけど、匿名だから質問したのがハルカだって特定される事もないし」
マキ「へ~、アツコもネットで質問したりするんだ? 知恵袋みたいな?」
アツコ「う、うん、たまに…。
そういう事だから、もし力になれることがあったら言って」
ハルカ「アツコ…。うん、わかった。
それじゃあ、早速今日の放課後に頼んでもいい?」
アツコ「うん、任せて」
>ハルカ(以前って、10年近く前の事じゃない…)
↑コレはメタネタってことでおk?年齢でちょっと混乱した
-放課後-
アツコ「…そうそう。後はここに質問の内容を打ち込むだけだから」
ハルカ「なるほど。ありがとう、アツコ」
アツコ「どういたしまして。それじゃあ、私は帰るから。また明日ね」
ハルカ「うん。また明日。
…さて、それじゃあ早速尋ねてみましょうか」
ハルカ『妹に男女のおかしな事について聞かれたのですが、どう返事をすればいいのでしょうか?』
ハルカ「…これで後は返事があるのを待つだけか。う~ん、何だかそわそわするわね。
とりあえず、夕飯の支度をしちゃいましょうか」
-深夜、カナとチアキは熟睡中-
ハルカ「さて、回答はあったかしら…。えっ、これって…」
***さん『おかしな事って何ですかー?』
***さん『逆に私たちが聞きたいですー』
***さん『とりあえず、質問主と妹のスペックはよ』
ハルカ「何これ、ぜんぜん回答になってないじゃない。アツコはあんな事言ってたけど、やっぱりネットは当てにならないわね…。
あら? これは…」
支援
>>7 メタです ハルカたちの年齢は原作通り
カレーの妖精さん『男女が二人でいても、おかしな事など何も起こらん。愛し合う二人が同じ空間を共有すれば、そこで起こる事柄全てが愛の生産物!
俺も今愛する女性と愛を育んでいる所だが、おかしな所など何も無いぞ。
だが、あえて質問主さん向けに回答するなら、「妹さんに好きな人ができればわかる。そしておかしな事など存在しない事がわかる」だろう。
納得してもらえるか定かではないが、俺が言えるのはこれくらいだ』
ハルカ「なるほど、きちんと答えてくれてる人もいるのね…。こっちの人は…」
魔性の女さん『それはセイコウの事だと、きちんと説明するべきではないでしょうか? 妹さんの年齢によっては言い出しづらいかもしれませんが、嘘やごまかしはいつかは気づかれるものです。
妹さんを傷つけない為にも、辞書的な意味だけでも教えてあげるべきかと。なんなら実践も…』
ハルカ「じ、実践!?
ま、まあそれはともかく、確かにごまかすのは良くないわよね。それでこっちの人は…」
バレー部の酒豪さん『やっぱヤッて見せた方が早くなーい?』
ハルカ「この人も実践派かー。それはできるだけ避け…と言うかムリ!」
火の神様さん『実践がダメなら、その手の資料を借りると言うのはどうっすか?
ご自分で持っていればそれでもいいし、なければ知っている男性からと言う手もありだと思うっす』
ハルカ「なるほど、資料を借りて見せる…ってつまり、そういう事よね…。
いやいや、それはダメでしょ! 私もチアキも18歳未満だし!
まあそんな事を言い出したら、おかしな事を話すのもダメなんだろうけど。他には・・・」
お気楽少女さん『自分で口に出せるなら魔性の女さん、ダメなら火の神様さんの意見って所じゃないかな?
今は18歳未満の制限なんてあってないようなもんだし。保健の教科書やコウノトリでごまかすのも古いしね~』
ハルカ「う~ん、お気楽少女さんの意見も最もだとは思うけど・・・。ここはカレーの妖精さんの意見ね。よし、明日チアキに説明してみよう!」
-翌日、期限まで残り5日-
ハルカ「…と言う事なの。いつかチアキにも分かる時がくるわ」
チアキ「なるほど、そういう事ですか。納得しま カナ「ちょっと待った!」
ハルカ「カナ、今度は何!?」
カナ「ハルカ、それでは回答を先延ばしにしたのと同じだろう!? 姉として妹の疑問をはぐらかすとはどういう事だ!」
ハルカ「だっ、だって、おかしな事なんて何も無いって私も教えられたんだもん!」
カナ「いいや、おかしな事はあるね! 少なくとも、高校生になって知識が無いなんてあり得ないね!
と言う訳で、やり直し!」
ハルカ「なんでカナに言われなくちゃいけないのよ!?
チアキはさっきので納得してくれたよね?」
チアキ「…すみませんハルカ姉さま。いまいちよくわかりませんでした」
ハルカ「ええ~っ・・・」
カナ「ほ~ら見ろ! さあ、頑張っておかしな事を研究するんだ、ハルカ!」
ハルカ「ううっ…」
-深夜-
ハルカ『カレーの神様さんの意見を実践させて頂いたのですが、上手くいきませんでした。
自分ではとても説明し辛いので、何とか資料を入手して見てもらう方向で行こうと思っています。
そこでまた相談なのですが…。そういう資料を借りる場合、どのように切り出せばよいのでしょうか?
さすがに自分で買いに行くのは恥ずかしいので…、お願いします』
ハルカ「これでよし、と。返事が来るまで、勉強でもしてましょうか。できれば同じ人が答えてくれるとありがたいんだけど…」
マコちゃんはよ
ハルカ「さて、何かいい回答は来てるかな…」
魔性の女さん『それは残念でしたね…。
しかし、資料を借りると言う選択肢はちょっとどうかなと思います。
男性もそういう事を聞かれるのは恥ずかしいと思いますし、借りるよりは買う方がハードルが低いと思います。
まあ、質問主さんの身近にそういう会話に抵抗が無いチャラ男がいるなら話は別ですが…』
バレー部の酒豪さん『だからヤッて見せた方が早いって~』
お気楽少女さん『そんなのパッと言ってシュッと借りれば一発だよ~』
ハルカ「なるほどね…。他の人はともかく、魔性の女さんの言う通りかも。
あっ、火の神様さんからも回答が来てる」
火の神様さん『間を取って、身近な男に資料を買ってきてもらうというのはどうっすか?
買うでもなく借りるでもなく、男の面目も保てるアイディアだと思うっす。
後は男への交渉ですが、真剣さを相手に伝えれば分かってもらえるんじゃないかと』
カレーの妖精さん『口惜しい。俺が君の近くにいれば手を貸してあげられたものを。
今となっては応援する事しかできないが、妹さんに納得してもらえる結末になるよう祈っている』
ハルカ「資料を買ってきてもらう…、これね!
ありがとう火の神様さん! それとカレーの妖精さんも応援ありがとう。
でもだれがいいのかしら。年齢的に大丈夫なおじさんには話し辛いし、だからと言って話しやすい男の人と言ったら…」
-期限まで残り4日-
ハルカ「ナツキくん、ちょっといいかな?」
ナツキ「何すか、ハルカ先輩?」
ハルカ「えっと、ここじゃちょっと話し辛いから…」
ナツキ「あ、はい」
…
ナツキ「それで、何の御用でしょうか?」
ハルカ「えっとね、その…」
ナツキ「はい」
ハルカ「男女のー、そのー、いわゆるゴニョゴニョなあれを持ってきて欲しいんだけど…」
ナツキ「?」
ハルカ「だからー、えーっと…」
速水「ハルカちゃん、こんな所で何してるの? それも男と二人きりで」
ハルカ「速見先輩!
ちょうど良かった、ちょっとお願いが…」
速水「ふんふん、なるほどね…。
わかったわ、私に任せなさい!」
ハルカ「ありがとうございます!」
速水「うむ、苦しゅうないぞ。
でー、ナツキくん」
ナツキ「はい」
速水「ハルカがね、エロ本買ってきて欲しいんだって」
ナツキ「」
ハルカ「ちょっと、速見先輩!
もう少しオブラートに包んで下さいよ!」
速水「だって、包んだら中身が分からなくなるし。
それより、どうしてそんな物が必要なの? そういう時期?」
ハルカ「違います!
妹に男女のおかしな事を聞かれたんですけど、自分の口で説明するのは恥ずかしくて…」
速水「何それ?
じゃあ私が妹ちゃんに教えてあげれば解決じゃない?」
ハルカ「えっ…(お願いできるならそれもいいかもしれないけど、でも何かしら、この嫌な予感は…?)」
ナツキ「待って下さい。やっぱ男の俺がその手の物を調達してくるのが一番自然だと思うんで、後は任せて下さい」
ハルカ「えっ、ほんとにいいの? お願いしておいてなんだけど」
ナツキ「大丈夫っす」
ハルカ「ありがとう! それじゃあ、明日までにお願いできるかしら?」
ナツキ「任せて下さい」
-放課後-
保坂「どうしたナツキ、部活に出てくるとは珍しいじゃないか」
ナツキ「保坂先輩、実は折り入ってお願いが…」
保坂「…なるほど、事情は理解した。
部室に来てくれ、ちょうどその手の物を持っているから、お前に貸してやろう」
ナツキ「かたじけねえっす」
そして部室
保坂「確かこの辺りに…。
あったぞ、ほれ」
ナツキ「えっと…。『秘密の放課後~バレー部マネージャーと夜のスパイク練習~』『人妻は女子高生』『年下彼女を落とす為のテクニック講座』ですね。
後日きちんと返させて貰います」
保坂「別にそのままくれてやっても構わんぞ。部員から没収したものも含めて、家には後三部ずつあるからな。はっはっは!」
ナツキ「いえ、自分はこういうの使わないので…。
ともかく、ありがとうございました。では、失礼するっす」
保坂「待てナツキ、せっかく来たんだから練習を…」
ナツキ「すいません、飯作らないといけないので」
保坂「むっ、そうだったな。
ではご家族によろしく」
ナツキ「ウッス」
だいたいカナが悪い
-残り3日-
ハルカ「本当にありがとう、ナツキ君。助かったわ」
ナツキ「どういたしましてっす」
ハルカ「それにしても…。最近のこの手の書物って凄いのね。刺激が…」
ナツキ(そういえばこの本の女優、ハルカ先輩に少し似てる気が…)タラッ
ハルカ「あれっ、夏樹君大丈夫!? 鼻血出てるよ!」
ナツキ「えっ」
ハルカ「ちょっと待ってて…」フニッ
ナツキ(ハッ、ハルカ先輩、お気持ちはありがたいですが、何やら柔らかい物が当たって止まる所じゃ!)
ハルカ「おかしいわね、いつまでたっても止まらない…」フニッ フニッ
ナツキ(も、もう限界…!)バタッ
ハルカ「あれ、ナツキ君? ナツキくーん!?」
で、みなみ家
ハルカ「ただいまー。あれ、マコちゃん来てたんだ」
マコちゃん「おじゃましてます、ハルカさん!」
カナ「お帰りハルカー。あれ、何だその袋は?」
ハルカ「えっ!? こ、これはね…」
カナ「…はは~ん、なるほど。
マコちゃん、ちょっと私の部屋に行こうか」
マコちゃん「何でだ? 別にいいけどさ~」
カナ「よし、それじゃあハルカ、チアキはその内帰ってくると思うから…ごゆっくり♪」
ハルカ「うるさい!」
チアキ「ただいま戻りました、ハルカ姉さま」
ハルカ「お、お、お帰りチアキ!」
チアキ「ハルカ姉さま、どうなさったのですか? 何やら慌ててるようですが」
ハルカ「あ、あのね…(お、落ち着くのよ私…)」
チアキ「?」
ハルカ「チアキ、この間のおかしな事の話なんだけど。
資料を見てもらった方が早いと思って借りてきたから、それを見てもらえる?」
チアキ「はい、わかりました。
それでは『秘密の放課後~バレー部マネージャーと夜のスパイク練習~』と言うのから」
ハルカ「…」
チアキ「…」ペラッ
ハルカ「」ドキッ!
チアキ「…」ペラッ ペラッ
ハルカ(自分でやっておいてあれだけど、本当にいいのかしら。
妹にその手の本を薦める姉って…)
チアキ「ハルカ姉さま」
ハルカ「は、はひっ!」
チアキ「おかしな事が男女が裸になってする何かだと言う事はわかりましたが、肝心の所にモザイクがかかっていてよくわからないです。
ここはどうなっているのでしょうか?」
ハルカ「ええっ!?
そ、それは男の人に見せてもらわないと…って何言ってるのよ私!」
チアキ「男、ですか…。
では、マコちゃんにでも頼んで来ます」
ハルカ「えっ、何でマコちゃんなの? あの子は女の子なのに」
チアキ「確かにマコちゃんは女の子ですが、男らしい部分もあるので何か知っているのではないかと」
ハルカ「ああ、なるほどね。
マコちゃんは今カナと一緒にいるから、ちょっと頼んでみましょうか」
チアキ「はい、マコちゃーん」
マコちゃん「どうしたチアキ!?」
チアキ「ちょっと、服を脱いで見せてくれないか?」
マコちゃん「えっ」
カナ「えっ♪」
ハルカ「ちょ、ちょっとチアキ! ダメよそんな直球で頼んじゃ!」
チアキ「そうなのですか?」
マコちゃん「そうだぞチアキ!
大体なんでその、いきなり服を脱げだなんて…」
チアキ「男女のおかしな事について勉強していたんだが、重要と思われる所がよくわからなかったんだ。
で、男らしいマコちゃんなら何か知っているかと思って」
カナ「なるほど~。それは友人として期待に応えてやらないとな、マコちゃん♪」
マコちゃん「い、いや、ちょっと待って…。カナ!」ぐいっ
カナ「お、おおい、何だよ~」
マコちゃん(わかってるのかカナ、俺は二人の中では男として通ってるんだぞ!)
カナ(ちょうどいいじゃないか。このままごまかし続けるのも何だし、この機会にマコちゃんの正体をばらしたらどうだ?)
マコちゃん(いやいや、今更それはムリだって!)
カナ(しかし、この場を脱がずに上手く切り抜けられるのか? お前が)
マコちゃん(そ、それは…)
チアキ「マコちゃん」
マコちゃん「はいっ!?」
チアキ「その、すまなかった。いきなりこんな事を頼まれても困るよな…」シュン
マコちゃん「チアキ…。
わかった、俺…じゃなくて私も覚悟を決めるよ!」
チアキ「なんと、さすがマコちゃん、男らしい」
マコちゃん「でも、やっぱり脱ぐのは勘弁してくれないか? ほら、脱いだら寒いし!
だから、説明だけで許して欲しいと言うか…」
チアキ「なんと、マコちゃんはおかしな事をよく知っているのか。それは心強い。
ではよろしく頼むぞ」
マコちゃん「おう、任せとけ!」
カナ(ちぇっ)
チアキ「では早速、これを見て欲しいのだが」バサッ
マコちゃん「わわっ!」
カナ「おお、これはなんと過激な…」
チアキ「マコちゃん、ちゃんと見ないと上手く説明できないんじゃないか?」
マコちゃん「う、うん//」
チアキ「それでここなんだが、女性のここに何かが入ってるように見えるのだが、これは何だ?」
マコちゃん「そ、それはあれだ、アレだよ」
チアキ「あれ?」
カナ「マコちゃん、ちゃんと言わないと分からないぞ?」
マコちゃん「だ、だって…」
チアキ「マコちゃん、そのあれって保健の教科書に載ってたりするのか?」
マコちゃん「ナイスだチアキ! ちょっと待って!
えっと…。ほら、これだよ、これ!」
カナ(チッ)
チアキ「ほほう、男の人にはこんなものがついてるのか。
そして、これが女の人のここに入ってるのか。なるほど」
マコちゃん「理解できたか? チアキ」
チアキ「うむ、よくわかった」
マコちゃん(ほっ)
チアキ「それで、これがなんでおかしい事なんだ?」
マコちゃん「…そ、そこまで説明しないとダメか?」
チアキ「ああ、よろしく頼む」
マコちゃん「つ、つまりだな…。
男のアレがナニしてああすると、子どもができるんだよ」
チアキ「子どもができるのがおかしな事なのか?」
マコちゃん「そ、そうじゃなくて…。
ええっと、ほら、風呂とか以外で裸になるのはおかしいだろ? だからおかしな事って言うのさ!」
チアキ「なるほど、そういう事だったのか…。
ようやく疑問が解決したぞ。ありがとう、マコちゃん」
マコちゃん「ど、どう致しまして!」
チアキ「ハルカ姉さまも、ありがとうございました」
ハルカ「い、いえいえ。大した事はできなかったけど…」
チアキ「そんなことはありません。
…さて、それでは来るべき日の為に、私も勉強しておくとするか」
ハルカ マコちゃん「「えっ」」
チアキ「教科書とこの本を照らし合わせると…ふむふむ、なるほど…。
なんと! ここにこんな…」
マコちゃん(ど、どうしますハルカさん、チアキがおかしな本に熱中し始めちゃいましたよ!?)
ハルカ(チアキの真面目さがあだになったわね、何とかチアキの興味をおかしな事からそらしたいんだけど…)
カナ(なんだなんだ、またヒソヒソ話か?)
ハルカ(カナ、お願いだからこれ以上余計な事はしないでね?)
カナ(わかってるよ~。さすがの私でも、これ以上引っ掻き回したりはしないって~!)
ハルカ(…その三の字の口元が信用できないけど。
まあいいわ。取りあえずマコちゃん、今日の所は引き上げてもらえないかしら?)
マコちゃん(わかりました! チアキが無事おかしな世界から脱出できますように!)
バタバタバタ…
ハルカ「さてと。
私は部屋でやる事があるから。くれぐれも余計な事はしないでね!」
カナ「は~い」
ハルカ(取りあえず、いつもの通りネットで聞いてみよう)
-ハルカの部屋-
ハルカ「『妹がおかしな事に興味を持ちっぱなしで、このままだと取り返しのつかないことになってしまうのではと心配で す。
何度も申し訳ございませんが、知恵をお貸し願えないでしょうか?』と。これでよし」
ハルカ「はあ~ぁ…。何でこんな厄介な事になっちゃったんだろう。
それもこれも、カナが余計な事をするから…」
ハルカ「確かに、おかしな事の知識が身についていない事による危険は否定できないけど、あの子の場合は完全にこの状況を楽しんでいるだけなのよね…」
チアキ「ハルカ姉さま」
ハルカ「ん、どうしたの、チアキ?」
チアキ「突然のお願いで申し訳ないのですが、一緒にお風呂に入っていただけないでしょうか?」
ハルカ「え。まあ別にいいけど…」
チアキ「ありがとうございます。
では先に入ってお待ちしております」
ハルカ「うん」
ハルカ「…今の状況から考えて、ただお風呂に入って終わりって訳じゃなさそうだけど…。
いやいや、ここでためらってちゃダメよ、私。
大事な妹をおかしな世界から引き離す為にも、できる事は何でもやって見せないと!」
支援ー
かぽ~ん
チアキ「ふう…。
良いお湯ですね、ハルカ姉さま」
ハルカ「そうだね~、疲れがみんな吹き飛んでいくかのような…」
チアキ「はい」
ハルカ「…」
チアキ「…」
ハルカ(み、見てる。
チアキなりに悟られないようにと気を使っているようだけれど、それでも全身をくまなく見てる!)
チアキ「ハルカ姉さま!」
ハルカ「ひゃ、ひゃい!
どどうしたのチアキ!?」
チアキ「?
おかしな事を勉強していて思ったのですが、女性の体と言うのは肉付きに差はあっても、構造までは変わらないの でしょうか?」
ハルカ「う、うん、そうだよ。
あ、もちろん、第二次性徴…年齢によって女性の体のシステムが完成しているかどうかは変わるけど、そんなのは 時間の流れで解決しちゃうものだし」
チアキ「なるほど、そうですか」
ハルカ「…あのさ、チアキ。
チアキはその~、ああいう本を見て、ああいうことしたいって思ったりしたのかな?」
チアキ「いえ、私は別に。特にそういう事をしたい相手もいないですし。
そもそも、おかしな事は知識として興味があっただけなので、別に実際にやってみようとは思いません」
ハルカ「そう…。
でもねチアキ、おかしな事の知識って言うのは、あんまり無い方がいいと、私は思うよ?」
チアキ「え、なぜですか?
知識はあるに越した事は無いと、多くの偉人や著名人が言っていますが」
ハルカ「もちろん、普通の知識はね。でも、おかしな事の知識はちょっと違うの」
ハルカ「保健の授業でやる基本的な事はさておき、実践的な知識を得るという事は、つまりそういう相手がいて、そういう 気持ちになった時って事じゃない?」
ハルカ「だからその時に、どっちかにそういう知識が偏ってたりしたら、主導権がその人の方に行ってしまう。
つまり、二人でやるおかしな事を、一人でやるのと同じ事になってしまうのよ」
ハルカ「おかしな事って言うのはね、二人が本気で愛し合っていますって言う事を証明する為の、言わば儀式なの。
だから大事なのは、二人でスタートラインに立って、二人で悩んで、二人で乗り越える事だと思う。
その過程があって初めて、おかしな事がおかしな事じゃなくなって、その行為が意味を持つようになるんじゃない かな?」
チアキ「…なるほど、流石ハルカ姉さまです。今の私は、神の導きを受けた子羊のような気分です」
ハルカ「やーね、大げさよ~」
チアキ「そんな事はありません。
ハルカ姉さまのおっしゃる通りに、おかしな事に触れるのは、それにふさわしい人ができた時にしようと思います」
ハルカ「うん、それがいいと思うよ。
チアキは可愛いから、きっとすぐそういう人ができると思うけど」
チアキ「そんな、ハルカ姉さまこそ…」
…
ハルカ「ふう…。
いつもよりゆっくり入ってたから、ちょっとのぼせちゃったかな」
ハルカ「とにかく良かった、チアキをおかしな事から守る事ができて」
ハルカ「あ、そうだ。無事解決しましったって書き込んでおかないと。ネットの皆さんにはお世話になった事だし」
ハルカ「…ん?」
カナ『…』
ハルカ「あ、カナったら。こんな夜遅くに部屋を暗くしてパソコンだなんて、目を悪くするじゃない。
ちょっと、カナー」ガチャ
カナ「うわっ!
な、何だよハルカ、いきなり部屋に入ってくるなよ!」
ハルカ「何だよじゃないでしょ、部屋真っ暗にして、目を悪くするわよ~」
カナ「だ、大丈夫だから、出てってくれよ!」
ハルカ「何よその態度~。
…あれ? その画面…」
カナ(まずい!)
ハルカ「何々…。
バレー部の酒豪『取りあえず妹押し倒して、体に教えとけば間違いないって~』
お気楽少女『もうこうなったらヤるしかないでしょー』
火の神様『ちょっと待つっす。こういう事はまず異性から相手をする方が…』」
カナ「」チーン
ハルカ「…ふーん。
つまり、私はカナにネットで遊ばれてたって事…?」ゴゴゴッ
カナ「…はっ!
いやいや、これはたまたまネットで見つけて、面白そうな話だなーって思って」
カナ「それでちょっと真似してみよーって思っただけで、ほんと偶然だから、偶然!」
ハルカ「…あ、もしもしアツコ? 夜遅くにごめんね。
ちょっと聞きたいんだけど、前教えてもらったサイトの投稿履歴とかって見れるのかしら?」
カナ(あ、これ終わったわ)
ハルカ「…へえ~、なるほどね。
つまり、チアキがおかしな事を聞いてきた時点で、こういう事を思いついてたって事か~」ゴゴゴゴッ
カナ「…」
ハルカ「人が散々苦労して恥ずかしい思いして、それを影で笑ってたわけね、ふ~ん」ゴゴゴゴゴッ
カナ「ご、ごめんなさい!
たまたまなんだよ出来心なんだよ初犯なんだよ!だからどうか、どうかお慈悲を~!」
ハルカ「許して欲しいの?」
カナ「どうか、この通りでございます!」
ハルカ「…そうね。
どうせいつかは通る道だったんだし、それがたまたま今回になったって事で」
カナ「ほっ」
ハルカ「ただし」
カナ「へっ?」
ハルカ「せめて同じくらい恥ずかしい思いはしてもらわないと。
と言う訳で、明日藤岡くんを呼んできなさい」
カナ「藤岡を? 何で?」
ハルカ「まず、藤岡くんにおかしな事について尋ねる事。きちんと答えてくれるまでしつこく聞かないとダメよ?」
ハルカ「次に、藤岡くんにおかしな本を買ってきてもらう事。これに関しては、大人とか他の人の協力をあおいでもいいわよ」
ハルカ「最後に二人っきりでおかしな本を読んで、おかしな事について二人で知識を深める事」
ハルカ「これが出来たら、カナを許してあげる。後で藤岡くんに確認を取るから、ごまかしはダメよ?」
カナ「ちょ、ちょっと待った!
それだと巻き込まれる藤岡が可哀想だし、それにいくら藤岡が相手でもそれは…」
ハルカ「無理なの?
でもそれだと、しばらくカナのご飯だけおかしな事になるけど」
カナ「やります、やらせて下さい!」
ハルカ「うむ、よろしい。
それじゃあ、結果を楽しみに待ってるから♪」
カナ「うう~っ//」
ハルカ「あ、それと」
カナ「うん?」
ハルカ「藤岡くんでもカナでも、どっちかに手抜きが認められたら、もっと恥ずかしい罰を追加するから、きちんとやるようにね?」
カナ「…はい」
―END―
だいぶ短いけど予定していた所に落とせた。
一応安価でやる第2段とか、結局恥ずかしい罰を実行できなかったカナへの罰とか考えたけど、それは気が向いたらやろうと思う。
では。
乙!
ハルカ姉さまそれでっかい幼女とナツキにもやったげて
ナツキの出てくるssは貴重
乙
貴重なみなみけssをありがとう。
このSSまとめへのコメント
最後らへん春香が暴走気味なのは何故だw